第140章



「それじゃあ、内容確認に入ろうか。
 この前は、希ちゃんと美奈ちゃんのクリトリスを調べる前に邪魔されたからな。
 まずは、クリトリス検査からだね。
 ほら、結衣香先輩の一番いやらしいお豆を剥き出しにしてください」

「いや、面倒だから、一緒にオマンコとお尻も確認しよう。
 結衣香先輩、そこでマングリ返しになって、全部を剥き出しにしてください。
 僕は膣と尿道を確認するよ」

「それじゃあ、俺は結衣香先輩のお尻の穴ね。
 いっぺんに調べるのなんて初めてじゃないか?
 まあ、生徒会長様だから特別仕様ですね」

 男子生徒たちが、好き勝手な言い分で、結衣香に恥辱のポーズを命令する。
 しかし、今の結衣香にその命令を拒むことは許されない。
 今、ここで校則を破ってしまえば、今後の学園生活における「生徒会長特権」さえも否定することになりかねない。
 特権を維持するために、結衣香は誰よりも校則に従順であることが求められるのである。

 床の上に仰向けになって身体をふたつに折り曲げる結衣香。
 結衣香の乙女の恥じらいは、すべてが剥き出しになった。
 しかし、それだけでは終わらない。
 確認作業を円滑に進めるために、結衣香は、自分の指でその秘密のヴェールを開かなければならないのである。
 5本の指で柔らかい秘肉を引っ張り、女の子のすべてを明るみに晒す。
 乙女にとって、最も恥ずかしく惨めなポーズのひとつである。
 しかも、自らの手で、恥部を晒す羞恥心は、はかりしれない。

「よしよし、結衣香先輩、言うこと聞いているね。
 すっごく生々しいピンク色で、生徒手帳の写真とおんなじ色ですよ。
 さぁ、今から結衣香先輩のクリトリスと尿道と膣と肛門をいっぺんに調べてあげますからね」

「この特製ノギス……先輩、我慢できるかな?
 いいですか、確認中に動いたら、即違反ですからね。
 さぁ、結衣香先輩の全貌を見せてください」

「…………」

 結衣香は、憎しみのこもった視線で男子生徒たちを見つめながら、歯軋りする。
 しかし、秘部を晒す指先は動かさなかった。

 そんな剥き出しの結衣香の股間に、凶悪な検査器具が向けられる。

 クリトリスをノギスの刃で挟み込む。
 尿道口に、細身のノギスの刃を差し込む。
 膣口に、肉厚のノギスの刃を差し込む。
 肛門に、棒状のノギスの刃を差し込む。

 まずはじめに、男子生徒のひとりが、肛門に差し込んだノギスのスイッチをオンにした。

「はぁぅっ!!」

 途端に、測定器具であるはずのノギスの棒状の刃が、回転し始めたのである。
 それは、結衣香の直腸壁の襞を巻き込みながら、グリグリと回転し、あらぬ刺激をつきたてる。
 そのまま、ノギスの刃を広げていき、結衣香の肛門の穴を広げるようにしながら、その大きさを測定しようとしていた。

「あれ〜、結衣香先輩のお尻の穴、こんなに広がっちゃってるよ。
 生徒手帳に書いてあるのより、随分大きいなぁ。
 もうちょっと締めないと、生徒手帳どおりの数字にならないよ?」

 続いて、膣口に挿入したノギスのスイッチをオンにする。

「ぐっ……ぁ……」

 結衣香のヴァギナの肉壁を割り開いていたノギスの先端が、大きな音ともに振動し始めた。
 性器の敏感な肉襞を押し広げながら高周波の振動を流し込んでくる特製ノギスの仕打ちに、結衣香のヴァギナは痙攣するように震え出す。
 どれだけ気を強く持とうとも、女の子の中心を剥き出しにされて責め立てられては、声を漏らすことは避けられない。
 たとえ、普段どれだけ凛々しく振る舞い、女子生徒たちの尊敬を集め、男子生徒を見下している結衣香であっても、まだまだ年端もいかぬ14歳の少女に過ぎないのである。
 蜜襞への直接的な刺激に、結衣香の蜜壷の中では、恥じらいの蜜が湧き上がる。
 次第に、バイブノギスの振動音に、湿った音が混じり始めていった。

「こっちの穴も、生徒手帳に書いてあるのより大きく広がっているよ。
 それに、中から汁が溢れてきた。
 結衣香先輩、この汁、何ですか?
 僕たち、結衣香先輩の身体を計っているだけなのに、どうしてこんなふうにオツユが出ちゃうんですか?」

 男子生徒たちは、無防備に身体を晒し、校則によって身動きを取れなくされて恥態を晒している結衣香をからかうように、呼びかける。

「う……うるさい……さ、さっさと……終わらせろ…………」

 結衣香は、そんな男子生徒の言葉をつき返すように、一言つぶやく。

「それじゃあ、続きをするよ。
 今度は尿道だよ、結衣香先輩。
 これはちょっと大変かもね」

 男子生徒はいやらしい笑みを浮かべながら、尿道に挿入したノギスのスイッチを入れた。

「あぐぁっ!!」

 結衣香の尿道に挿入されていた2本の細い棒状の刃が、大きく円を描くように回り始めたのである。
 本来、何も入らないほどに小さな穿孔であるはずの尿道口を、丸く広げるように回る2本の棒の刺激に、さすがの結衣香も耐え切れずに乙女らしからぬ声を上げてしまった。

「こっ……こんなっ……や、やめ……ろっ!!」

 あまりの仕打ちに、結衣香は抗議の声を上げ、今まで秘唇を開いていた指で、その破廉恥極まりないノギス棒を押さえようとした。

「あれっ、もしかして結衣香先輩、『生徒手帳検査』を妨害するの?
 今回、特製ノギスを使っているけど、これはれっきとした『生徒手帳検査』の手順に沿った、公式な作業ですよ。
 『生徒会長特権』がない状態でそれを妨げるというのは、重大な校則違反になりますよ♪」

「……くっ…………」

 結衣香は、思わず動いた指先を辛うじてとどめ、恥じらいの花弁を開き続けた。
 しかし、どんなに強がって見せようとも、何も好転するわけではない。
 結衣香の股間では、肛門の中を穿り回され、膣の中を震わされ、尿道の中を掻き回されているのである。
 とても、まともな女の子が受けて耐えられる仕打ちではない。
 それは、結衣香の心を砕くように責め立てるとともに、身体に望まぬ淫悦を呼び起こそうと責め立てる。
 女の身体が、いかに快楽に弱いものか……結衣香自身も2年間以上も、この聖女学園で過ごしてきた経験から身に染みてわかっている。
 そして、身体の屈服はさらなる心の屈服へとつながっていくこともわかっている。
 乙女の矜持を守るためには、心だけではなく身体の屈服にも耐えなければならないのである。
 それでも、容赦なく女の快感を喚起する刺激が加えられていく。
 しかし、結衣香は、そんな男子たちに責められて歓喜によがるなどという醜態を晒すことは、決してできない……と心に決めていた。
 それは、この聖女学園に入学し、生まれてはじめての辱めを受けて以来、心に抱いている決意であり、生徒会長に就任してからは、より強く抱いてきた思いだった。
 男子たちの卑劣な手で、教職員による容赦ない責めで、そして学園の淫ら極まりない仕打ちで、幾度となく女の矜持を砕かれてきた結衣香だったが、思いは今も変わらず抱き続けている。
 身体は屈しても心は屈しない――そう言いきれるほど女の心は強くはない。
 心を守るためには、身体も守らなければならないのである。
 決して心も身体も屈しない……。
 それが、生徒会長の任を自らに課した結衣香の決意だった。

 結衣香が心と身体で葛藤と淫辱に耐え忍んでいるさなかに、男子生徒のひとりがさらなる追い討ちをかけてきた。

「結衣香先輩、それじゃあ次はクリトリスですよ。
 これ、耐えられるのかなぁ?」

 結衣香の肉豆を挟み込んでいたノギスの先端を揺さぶって、淫らな充血を強いていたところで、ノギスの根元にあるスイッチに男子生徒の手が触れた。

「ひぎぃぅぅぁぁぁぁっっっっ!!!!!」

 その瞬間、マングリ返しという苦しい姿勢で、ほとんど身動きできないはずの結衣香の身体が、大きく跳ね上がった。
 結衣香の性感帯のかたまりを挟み込んでいる刃の先端から、パチパチという放電音が鳴り響いている。
 このノギスは、特製電極ノギスだったのである。
 それは、気力や決意で耐えられる類の陵辱ではなかった。
 敏感な肉芽に電気を流された刺激に、結衣香は理性ではなく本能の反射で反応せざるを得ない。
 
 もはや、男子生徒たちにも、「生徒手帳内容確認」をまじめにやろうなどという建前は残っていなかった。
 普段、「生徒会長特権」によって自由にならない高嶺の花たる先輩の恥態を弄ぶことが目的であることを、隠そうともしない。

「さすがの結衣香先輩でも、クリトリス電気責めには耐えられないんですね。
 まあ、これをされて悲鳴を上げない女の子なんていないんですけど。
 でも先輩、通電するたびに、膣から愛液が飛び散らんばかりに溢れてきますよ。
 もしかして、こんなことされて、感じちゃっているんですか?
 こんな変態みたいな責めに、感じちゃうんですか?」

「でもすごいなぁ、さすがは結衣香先輩。
 こんな目にあわされているっていうのに、まだ体勢を崩さないでオマンコ広げているよ。
 さすが生徒会長。
 この間、確認した瑞穂ちゃんとは大違いだ」

 これだけの仕打ちをされても、身体を動かさないように必死に身を強張らせている結衣香に、男子たちのからかいの声が浴びせかけられる。
 しかし、そんな嘲笑の声に、さすがの結衣香も反応するだけの余裕はないのだった。


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