第136章



「ちょっ……あなたたち、美奈ちゃんをいじめるのやめなさいよっ!」

 自分の隣でつぶらな乳首を弄ばれている美奈の姿に、我慢できなくなった希が声を上げる。
 しかし、それ以上のことは希にもどうすることもできなかった。
 手を出して男子生徒の「測定」と称する「いたずら」の邪魔をしてしまえば、間違いなく処罰を受けてしまう。
 場合によっては、希自身だけではなく、美奈にもその累が及ぶ可能性がある。
 希は、手を握り締めながらも、ただ、後輩が男子生徒たちにいたずらされている姿を見つめることしかできなかった。

「希ちゃんも、美奈ちゃんのことを気にしている場合じゃないね。
 希ちゃんの測定も始めようか」

「……………………」

 希は、男子生徒を無言でにらみつける。
 しかし、「生徒手帳検査」という確固たる校則に則っている男子生徒は、涼しい顔でそれを受け止める。

「もう少し明るいところで測ってあげるよ。
 そこの芝生のベンチのところなんかいいね。
 ほら、こっちにおいで」

 男子生徒は、希を玄関の脇にある芝生へと促す。

「美奈ちゃんはスリーサイズの測定をしているみたいだから、希ちゃんはちょっと違ったところを測ろうね。
 希ちゃんは、オマンコの割れ目の長さを測ってあげるよ。
 いいよね、希ちゃん」

「……す……好きに測ればいいでしょ……」

 希には、その男子生徒の問いかけに対する拒否権は与えられていない。
 「生徒手帳検査」をしている男子生徒の「検査」には、女子生徒は必ず「協力」しなければならないことが決まっている。
 ここで、希が「検査」に「協力」しなかったら、男子生徒たちは嬉々としてその「違反行為」を教職員に報告し、今以上の辱めを受けることになるだろうことは、経験によってよく知るところである。
 この「生徒手帳検査」が始まった以上、聖女学園の女子生徒である希は男子生徒の言いなりになる以外に術はないのだった。

「それじゃあ、オマンコの割れ目が測りやすい格好になってもらおうか。
 両手は、頭の後ろで組んでね。
 そして、片脚をそこのベンチの上に乗せて股を大きく開くんだ」

「……くっ…………」

 希は、男子生徒に言われるままに、両手を頭の後ろで組み、片脚をベンチの上に乗せて、股間を大きく開く格好を取った。
 そうなると、胸も股間も、女の子として隠さなければならない恥じらいの部分がすべて無防備に晒される。
 いつも自分たち女子生徒の身体を辱めているクラスメイトの男子生徒の前に、そんな無防備な身体を晒すことに、希は屈辱と不安を禁じえない。
 それでも、希には男子生徒の命じる格好を崩すことは許されなかった。

「よしよし、いい格好だ。
 希ちゃんのお毛々もじゃもじゃ割れ目が丸見えだよ。
 さーて、それじゃあ、きょうはちょっと変わった道具を使って割れ目の長さを測ってみようか」

 そう言って男子生徒が取り出したのは、不思議な形をしたロープを張った器具だった。
 3つのローラの間を、緩くロープが、三角形にかけられている。
 一見すると、何の道具なのかわからないようなものである。

「これは、女の子の割れ目の長さを測るために作った道具だよ。
 きょうのために、用意したんだ。
 使い方は、このロープを女の子の割れ目に食い込ませて、ロープが食い込んでいる長さから、女の子の割れ目の長さを測定するんだ」

「……また、訳のわからないものを…………」

 希は、そのただ女の子を辱めるためだけに作られた道具を一瞥して、楽しそうに説明する男子生徒から視線をそらしながらつぶやいた。
 希の考えているとおり、このような道具は、身体を測定するために作られたものではない。
 ただ、「測定」にかこつけて、女の子に恥ずかしい思いをさせるためだけにつくられた、「おもちゃ」でしかない。
 しかし、どんな理不尽な測定方法であろうとも、「測定」という建前がある以上、それを拒むことはできないのだった。

「ようし、それじゃあ測定を始めるからね。
 希ちゃん、その格好から動いちゃダメだよ」

 男子生徒は、その割れ目測定器を手に希に近づき、三角形に張られたロープの一辺を希の股間の割れ目にムニッと食い込ませた。

「……っ……」

 割れ目を分け入って食い込んでくる異物の感覚に、希は一瞬、目元をゆがませる。
 ロープが希の人一倍敏感なクリトリスを真上から押し潰すようにあてがわれ、そのまま尿道口、膣口に沿って圧迫する感覚が希の心をかき乱していく。
 それでも、それだけであれば、希はその感覚を無視してやり過ごすこともできたであろう。
 しかし、男子生徒たちが作ったこの三角ロープにはひとつの仕掛けが組み込まれていた。

「それじゃあ、ちょっと割れ目に馴染ませるために動かすよ。
 スイッチオン!」

「んひっぁぁっっっ…………んぅぅっっっ………………」

 それまで、平静を保とうとしていた希の表情が、その瞬間に大きくゆがんだ。
 男子生徒が三角ロープの取っ手を操作すると、ローラーのひとつに組み込まれていたモータが回転し、ロープがループ状に回り始めたのである。
 もちろん、ロープは希の敏感な部分にあてがわれたままに。
 敏感な部分をロープにとらえられている希は、その不意の刺激に恥ずかしい嗚咽を漏らしてしまう。

「ただ食い込ませるだけじゃあ、割れ目に馴染みにくいと思ってね。
 ロープが回転して割れ目にしっかりと馴染むようになっているんだ。
 これで、希ちゃんの割れ目もほぐれて柔らかくなるから、きちんと測れるようになるでしょ」

「……な……んっ……くはっ…………っ……」

 敏感な器官が集中する割れ目の中の粘膜を、ロープによって擦り回され、希は襲いくる望まぬ快感に殺しきれない喘ぎ声を口から漏らす。
 特にクリトリスが敏感な希は、割れ目の頂点でロープに嬲られ続ける豆真珠の刺激に、全身を震わせていた。
 まだ、ロープのスイッチが入ってからわずかしかたっていないが、希の股間からはおびただしい量の愛液が滲み出していた。

「どうしたの、希ちゃん?
 太ももが震えて、今にも閉じようとしているよ。
 まさか、測定の邪魔をしようっていうつもりじゃないよね。
 ほら、頭の後ろで組んでいる手が今にも離れそうだよ。
 そんなに腰を引いていないで、胸を張って、測りやすいように股間を前に突き出すんだ」

「……くっ……ん……なっ…………はぅっ……」

「そうそう、そうやって割れ目をこっちに突き出して。
 そうすると……ほうら、もっとロープが食い込むじゃない」

 希は、必死に男子生徒の指示に従おうとするが、身体の方はいうことを聞かず、少しでも気を抜けば腰が逃げ出しそうになる。

「……こ、こんなの……で……んぅ…………本当に測れるの……か……っ……つっ……」

 希は、必死に搾り出すような声で男子生徒に言葉を投げる。
 しかし、返って来た言葉は、あまりにも理不尽な言い草だった。

「希ちゃん、馬鹿なんじゃないの?
 こんなので正確に測れるわけないじゃん。
 これは、固くなった希ちゃんの割れ目をほぐして測りやすくするためにやっているんだよ。
 後でメジャーで測るから、その下準備♪」

「……なっ!!!…………くぁっ……」

 希はその男子生徒のあまりの言い草に、怒りの目を向けたが、同時にロープの回転数を一気に上げられて、淫らなベールで目を霞ませてしまう。

「いいかい、希ちゃん。
 これはあくまでも『測定のための下準備』だからね。
 邪魔したり抵抗したりしたら、『違反行為』になっちゃうから気をつけるんだよ。
 ほら、あっちでも美奈ちゃんが、きちんということを聞いて『検査』に『協力』しているよ。
 美奈ちゃんは、どうやらヒップの測定に移っているみたいだね。
 乳首の次は、クリトリスをメジャーの繊毛に絡まれちゃって、身悶えながらお尻を測られているよ」

 希が美奈の方を振り向くと、男子生徒が言うように美奈が腰周りのサイズ測定をされていた。
 とはいえ、ただのヒップサイズの測定ではありえない。
 美奈の股間の前にしゃがみこんでいる男子生徒は、美奈の腰に巻いたメジャーを右に左に大きくグラインドさせて遊んでいるのである。
 その動きに合わせて、健気に両手を左右に大きく伸ばしている美奈が、腰を揺らせて喘いでいる。
 何しろ、ヒップサイズを測るのに、股下にメジャーの端を通す理由が、希にはわからなかった。
 きっと、美奈もかつて「生徒手帳検査」の際に「違反行為」をしてしまい、罰を受けたことがあるのだろう。
 そんな惨めな辱めを受けながらも、必死に身体を動かさないように頑張っているのだった。

 いつごろからだったろうか、このように「生徒手帳検査」で変な道具を使い始めたのは……。
 1年生のころは、普通の道具を使って測定をしていた。
 それでも、女の子の恥ずかしい部分を徹底的に露にされ、弄り回されての測定に、少女たちは耐え難い恥辱を味わわされたのである。
 しかし、それも少し時間がたつとエスカレートしてしまい、2年生になると、このように怪しげな道具を使って、女の子たちをおもちゃにして弄ぶようになるのである。
 3年生の男子生徒になると、さらにエスカレートして、もはや測定とは言えない辱めの数々に翻弄させられてしまうことも多い。
 相手が2年生男子というのは、まだましな方かもしれない。
 とはいえ、とても女の子が耐えられるような仕打ちではないことには変わりない。


「さて、そろそろ希ちゃんの割れ目も、しっかりほぐれたかな?
 それじゃあ、この透明メジャーで、濡れ濡れになっている割れ目の長さを測ってあげるね」

 男子生徒は、ようやくロープ股縄回しを終えて三角ロープを希の割れ目から引き抜くと、多量の愛液の糸が希の股間とロープとの間に橋を結ぶ。
 それに前後して、透明なビニール製のメジャーが取り出され、まだ愛液でビショビショに濡れそぼっている希の割れ目にあてがい、割れ目の長さを測り始めたのだった。
 股間に冷たい感触を感じて、一瞬身体を強張らせる希。

「やっぱり、柔らかくほぐれていると、測りやすいね。
 こうやって、メジャー越しに割れ目をなぞると、熱く火照っているのがよくわかるよ。
 さーて、希ちゃんの割れ目の長さを測ってあげるから、動かないでね〜♪」

 希は、ただ股を広げたまま、股間を男子生徒にゆだねることしかできないのであった。
 広げられた股間に、濡れてほころんびを見せている希の割れ目が、あてがわれた透明なメジャー越しに、男子生徒の目前に晒される。
 希の割れ目の長さを測っている男子生徒は、そのビニールメジャーを柔らかな肉裂に押し当てて、その奥に潜んでいるクリトリスにまで密着させていく。
 濡れた陰毛を巻き込みながらメジャーを押し付け、女の子のもっとも恥ずかしい亀裂を間近で見つめる男子生徒の視線に、希は怒りと羞恥に燃え上がりながら も、何一つ抵抗することも許されず、ただ、男子生徒たちのなすがままに身体を、股間をゆだねることしかできないのだった。


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