第128章



 綾は、既に走ることができるような状態ではなく、コースの真ん中で膝をついてしまっていた。

「……あっ……も……もう……えぐっ……ぐっ……んぅぅっっっ!!」

 もはや何段階レベルアップしたかもわからないほど激しく動き回るローターに胎内を弄ばれている綾は、呼吸すらも苦しそうに腰を震わせて悶えていた。
 両手でブルマの上から股間を押さえ、少しでも刺激に耐えようと身体を強張らせるが、そんな努力も無駄に終わるほどの痺れるような刺激に、もはや身動きがとれず、喘ぎ声を漏らすだけである。

「あらあら、綾さん、もうみんなゴールしているっていうのに、ひとりあんなところで……。
 もう……仕方がないわねぇ」

 京香がグラウンドの真ん中で身悶えしている綾の方へと歩み寄る。
 綾は、地面にうずくまるように丸くなり、全身を震わせていた。

「綾さん、どうしたんですか?
 まだ残り3周も残っていますよ。
 ほら、そんなところで寝ていたらいつまでたっても終わらないわよ。
 それに、そんなはしたない格好をしちゃダメって、何度も言っているでしょ!」

 京香がうずくまる綾のそばに寄り、股間を押さえている両手を取り上げるようにして、ビショビショに濡れて透明に成り果てたブルマを露にした。

「やっ……ダ、ダメッ……ひぅっ!」

 手のガードが外された綾の下腹部は、無毛の割れ目をブルマのセンターライン越しに姿を晒した瞬間、胎内で暴れまわるローターの動きとあいまって、綾の身体が小さく跳ね上がった。

「あらっ……綾さん、今ので軽く逝っちゃったかしら?」

「うっ……あぅっ……」

 綾は、顔どころか全身を真っ赤に紅潮させ、京香から顔を逸らすようにしながら涙を浮かべていた。
 今、小さな波を迎えた綾だったが、既に今までの間に3回の絶頂を迎え、トラックのところどころに恥ずかしいシミを残している。
 いろいろな意味で、既に綾の気力も体力も限界を超えてしまっていた。

「……う〜ん……こんな状態じゃ、自力でゴールなんて無理ね。
 でも、リタイヤなんて絶対に許しませんからね」

 京香は、ちょっと厳しい顔つきになって、綾に妥協を許さない口調で言った。
 この聖女学園において、性感を理由としたリタイヤは、決して許可されることはない。
 逆に、性的な刺激を伴うときこそ、あらゆる仕打ちに耐え抜かなければならないことが、聖女学園の女子生徒には義務付けられているといってもいい。
 当然、今の綾の状況は、膣内で動き続けるローターの刺激に耐えられなくなったことが要因であり、決してリタイヤの理由とはなりはしない。

「……とはいえ、もう自分の脚で走るっていうのはできそうにないわね。
 それじゃあ、仕方ないから男子たちに手伝ってもらいましょうか。
 いいですね、綾さん」

 京香は、男子生徒に用具室からいくつかの道具を持ってくるように頼んだ。
 そして、喜び勇んで男子生徒が運んできた道具というのは、キャスターがついた台車と、T字状のハンドルのようなものだった。

「はい、ありがとう。
 さぁ、綾さん、今から男子のみんなに手伝ってもらって、残りの3周走ってもらいますからね。
 まずはみんな、綾さんを台車の上に乗せてちょうだい。
 格好は、あぐらをかかせるように足首をまとめて、あと一緒に手首もまとめて縛ってしまっていいわ。
 ほらっ、綾さん、暴れないの。
 今さら走れるなんて言ってもダメよ」

 男子生徒たちは、京香に言われたとおりに、数人がかりで綾にあぐらをかかせて両足首をゴムバンドで留め、さらに両手首も一緒にまとめて縛り上げてしまった。

「やっ……やだっ……やめっ……あんっ!!」

 綾は、男子生徒にされるがままにされつつも、か弱い力で必死の抵抗を試みようとしていた。
 しかし、ただでさえ腕力に差がある上に、疲労と官能で力が入らない状態で、さらに多勢に無勢とあっては、何一つ抵抗らしい抵抗はできなかった。
 おまけに、男子生徒たちは綾の自由を奪いながら、綾の恥ずかしくて敏感な場所にちょっかいを出すことを忘れない。
 既に全身が性感帯のように過敏になってしまっている綾にとっては、さらに繊細なところを責められると、もはや力など入れられる訳もなく、なすがままとなるのだった。
 いとも簡単に綾を縛り上げた男子生徒たちは、さらに京香に言われたとおりに、綾をうつ伏せにして台車の上に乗せ、ゴムバンドを使って綾の身体を台車にしっかりと固定した。
 あぐらの体勢で両手首と足首をまとめて縛られてうつ伏せにされてしまった綾は、必然的にお尻を高く掲げて、肩と膝で身体を支えるような格好を強いられてしまう。
 それは、今や大量の汗と蜜で濡れて透け透けになっているブルマのセンターライン越しに、綾の恥ずかしい部分がすべて露にされていることを意味していた。
 後ろから見ると、綾のツルツルの割れ目から小さなお尻の穴までが、すべて丸見えとなっていた。
 いまだにヴァギナの奥ではローターが絶え間なく蜜壷をかき回しているために、綾の幼い割れ目はヒクヒクと小刻みに震えて、奥から次々と蜜を滴らせている。

「さっ、綾さん台車の上にうまく乗れたかしら?
 綾さん、今からこの台車に乗って、男子のみんなに手伝ってもらいながら、残りの3周を走ってもらいますからね。
 でも、このままじゃちょっと押しにくいわよね。
 ……という訳で、このT字型のハンドル、これで押してもらってくださいね」

 京香はそう言うと、綾の後ろに回り、ブルマに手をかけたかと思うと、そのままグイッと引き下ろし、綾のお尻の穴のところまで一気に剥き出しにした。

「きゃぅっ!」

 突然の仕打ちに綾が悲鳴を上げる。
 しかし、その悲鳴に戸惑いすらせず、京香はT字型ハンドルの先端を綾の菊花のような窄まりにあてがう。
 T字型の先端は、先端が丸く膨らんだ鉄棒になっており、ところどころに節がついていた。
 そのコブつきの棒をグイッと根元まで一気に押し込んだ。

「あぁぁぁんぅぅぅっっっ!!!!」

 突然、お尻の穴に異物を挿入され、直腸の奥まで突きつけられた綾は、心ならずも大きな悲鳴を上げてしまう。
 
「さっ、これでハンドルがついて押しやすくなったわね。
 どう?
 女の子のお尻の穴には、こんな使い方もあるって知っていたかしら?
 このハンドルを持って、男子のみんなに押してもらいながら、残り3周すること。
 いいわね」

「そ、そん……なっ……んっ……」

「せっかく男子に押してもらうんですから、押してくれる男子にサービスしないとね。
 押してくれる男子に、綾さんのいやらしくヒクつく割れ目ちゃんをしっかり見せてあげながら、押してもらうのよ。
 男子は、このハンドルを持って、綾さんのエッチなオマンコ見ながら3周、押してあげてね」

 男子生徒が綾に寄ってきてハンドルに手をかける。

「はぅっ……んぅぅ……」

 ハンドルを手にした男子生徒が、綾の肛門に入り込んでいる棒をねじるようにひねって綾に望まぬ刺激を送り込む。

「綾ちゃんのお尻台車か。
 これはおもしろそうだな。
 ハンドルを押したり引いたりすると、綾ちゃんのお尻の穴がヒクヒク動くぞ。
 綾ちゃんも、このぐらい走りきれるようにならないとダメだなぁ。
 残り3周、しっかり押してあげるからね、がんばってね」

 そう言うと、男子生徒はハンドルに力を込めて、綾の身体を台車ごと前に進めた。

「うぐっ……うぅぁぁぁんぅぅぅっっっ…………」

 お尻の奥から身体を押し出される異常な感覚に、綾の卑猥な声が漏れ出してくる。
 それは、あまりにも恥ずかしすぎる人間台車だった。
 女の子としてありえないほどに恥ずかしく濡れそぼった股間を突き上げるようにして後ろに晒し、かつブルマを中途半端に下されて、お尻の穴にハンドルを突き刺されて、手押し車にされてしまっているのである。
 当然、ハンドルを持つ男子生徒の目には、綾のあらゆる恥部が丸見えとなり、さらにいやらしくヒクつく様子まで手に取るようにわかってしまう。
 ときおり、男子生徒はハンドルをねじ込むようにひねったり、腸壁を刺激するように巧みに操作しながら綾の身体を前に押していく。
 しかも、グラウンドも凹凸があり、台車が揺れるたびに綾はその振動を肛門で受けてしまうのである。
 おまけに、いまだに綾のヴァギナの中ではハイペースでローターがうごめいている。
 とても、まともな女の子に耐えられるような羞恥と恥辱ではないものであった。
 しかし、それから逃れる術は、聖女学園の女子生徒である綾にはない。
 この聖女学園の女子生徒である限り、ありとあらゆる、ありえない恥辱に日々耐えていかなければならないのである。

「どうかしら、綾さん、これならあと何周でもできそうでしょ。
 男子のみんなは、順番に交代しながら押してあげてね。
 あ、そうそう1周回るごとにローターのレベルを上げることになっているわね。
 綾さんのローターのリモコンを貸しておいてあげるから、あとは自分たちでできるかしら?」

 京香は、そう言って綾のローターリモコンを男子生徒に渡してしまった。
 リモコンを手にした男子生徒は、本当に動くかな……などとわざとらしく口にしながら、好き勝手に操作し始めた。

「ひぅっ!……あっ……やっ……やめっ……やっ……あぅぁっ……んぅぅぅぅっっっっ!!!」

 もはやルール無用で男子の好き勝手に操られるリモコンローターの刺激に綾のお尻が跳ね上がった。
 しかし、お尻を穴の中から押さえつけられている綾にとって、お尻を振る自由すら与えられず、その衝動は、直腸で受け入れざるを得ない。
 そうして、ときに速く、ときに焦らすような速度で、綾の恥辱台車がトラックを回っていくのだった。


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