第123章
この日の体育の授業は長距離走で、2000m走であることを京香が告げた。
グラウンドの200mトラックを10周である。
普通の学校であれば、体育の授業で行われる長距離走などは生徒たちのやる気をそぎ、不満が出るところなのだが、この聖女学園においては、少なくとも男子生徒たちから不満
げな表情は見られなかった。
男子生徒たちは、この長距離走が実に楽しみな種目であることを知っているためである。
長距離走に先立ち、まずはじめに準備運動が行われた。
準備運動では、いつものように女子生徒5人が前に立って見本となるよう、京香が指示を出す。
京香の指示に従って列の先頭に立って男子生徒たちの方を向いた女子生徒たちは、準備運動で生徒たちの見本を見せる格好になる。
これは、聖女学園では定番ともいえるスタイルであり、体育の授業ではいつものことである。
そして、股間部にスリット穴が開いた紺色のブルマを着用し、体育館で授業が行われるときには、女子生徒たちは皆、体育館の床から突き出した体操補助具と
呼ばれるディルドー棒をヴァギナに突き刺した状態で準備運動をさせられるのだが、穴の開いていない赤ブルマをはいて、なおかつグラウンドで授業を行う際に
は、そのよ
うな仕掛けは用いられない。
とはいえ、少女たちの羞恥心は救われるわけではなかった。
「みんなそろったわね。
きょうは長距離走だからしっかり、入念に準備運動に力を入れるのよ。
それでは、準備運動開始」
男子生徒たちと、その前に立った女子生徒たちは、京香の号令とともに準備運動を開始した。
きょうの授業は長距離走ということで、いつも以上に入念な準備運動が必要である。
京香の号令に従い、股関節から膝、足首と、下半身を中心にストレッチを繰り返す。
それは、まじめな準備運動であると同時に、ブルマをはいた下腹部を男子たちに見せつけるような格好になることを意味している。
今、女子生徒たちが身に着けているのは赤い襟元のTシャツとブルマで、そのTシャツは紙のように薄く、ただでさえ、身に着けている少女の素肌が透けて見
えそうなほどの生地でできているのである。
しかし、そのTシャツ以上に特徴的なのは、下半身を包むブルマであった。
女子生徒がはいている赤いブルマには、前から後ろまで股間の真ん中に、手のひらほどの幅の1本の白い帯が走っている。
そして、その白い帯は上半身のTシャツの生地と同じ素材でできており、やはりその中身がうっすらと透けて見えそうだった。
そんなふうに、股間部をうっすらと浮かび上がらせた薄布一枚で覆っただけの姿で、男子生徒たちの前で身体を開き、股を開いてストレッチ運動をさせられる
女子生徒。
少女たちの心は穏やかではなかった。
さらには、表面上からはうかがい知ることのできない仕掛けが、少女たちの身体を蝕んでいる。
一見するとブルマばかりが特徴的のように見えて、Tシャツは至って普通に見える。
実際、赤い襟口のこのTシャツは、紺色Tシャツのように身体に密着フィットして女子生徒たちの発育途上の身体のラインをつぶさに晒しているわけではない。
しかし、この赤色Tシャツには紺色Tシャツとはまったく異なる特徴が備えられているのである。
程よくゆとりを持ったTシャツの布地は、少女たちが準備体操をする動きに合わせてかすかに揺れ動いている。
その揺れこそが、少女たちの敏感な身体を蝕んでいた。
この赤色Tシャツのちょうど胸の先に当たるところの裏地に、毛羽立った起毛がついており、Tシャツが揺れるたびに少女たちの敏感な乳首をサワサワと刺激するのである。
下着を身に着けることが許されない女子生徒たちは、その刺激を直接肌で感じなければならない。
体操で身体を右に左に前に後ろに動かすたびに、その動きに合わせて起毛に撫で回される乳首は、少女たちに小さくも無視しがたい快感を呼び覚まさせる。
身体を動かす少女たちの吐息が次第に熱を帯びているのは、単に身体を動かしているせいだけではない。
準備運動を始めてから数分――少女たちが前屈に続いて上半身を後ろに反らせたときには、5人の少女全員の乳首は硬く勃起し、Tシャツの上からでもわかるほどに、はっきりとその存在を浮き上がらせていた。
男子生徒全員が、そのうっすらと桜色に透けて見える胸のポッチを見つめていた。
少女たちもまた、自分の乳首の状態など誰よりもよくわかっているが、努めてそれを無視するように羞恥に耐えているのだった。
そして、少女たちの心をかき乱しているのは乳首の刺激だけではない。
今は動きを止めてはいるものの、依然として女の子の身体の中でも最も敏感で恥ずかしい穴の中に、ローターが入れられており、身体を動かすたびに、胎内の中で位置を変え、襞を刺激しているのである。
紺色の体操服が少女の身体を晒すための仕掛けがふんだんに盛り込まれた体操服であるのに対し、この赤色の体操服は少女の身体を弄り回すことに主眼を置かれた体操服なのであった。
そして、そんな破廉恥な体操服に身を包み、体育の授業で身体を動かすこの異常極まりない状況こそが、聖女学園の日常と言えた。
「はい、次は脚を開いて屈伸運動よ」
身体の各所を微熱に浮かされたような少女たちは、京香の指示に従い脚の屈伸運動に移っていく。
脚を大きく左右に開いて、片脚を屈曲させながらもう片方の脚を伸ばして腰を落としていった。
股関節と脚を屈伸させる運動である。
きょうは、長距離走ということで、いつも以上に念入りな準備運動となっており、ゆっくりと時間をかけて身体をほぐしているようである。
そのうち、うっすらとではあるが少女たちの発汗が促されてきていた。
すると、このTシャツとブルマの特徴がより顕著になっていく。
汗を吸った白い布地が少しずつ色を薄くしていき、その向こう側の肌色が浮かび上がってくるのである。
Tシャツの布地は、胸の部分がより薄くつくられているために、まずはじめに透け出すのは、胸の先に色づく桜色となる。
5人の少女の小さなさくらんぼは、既にうっすらと顔を出していた。
これまでに起毛に刺激されてきた乳首は、色も形もTシャツの上にその姿を浮かび上がらせる。
そしてそれは、ブルマの白布もまた同様だった。
股間をまっすぐに走り、少女たちの最も大事な部分を覆っている白生地は、徐々に透け始めていく。
少しずつ色を失っていくブルマの白線は、中の様子を映し出し始めていた。
そんな状態での開脚屈伸運動。
男子生徒の目には、列の先頭に並んでこちら向きになってストレッチ運動している女子生徒たちの股間の割れ目が、うっすらと見えていた。
自らのブルマの状態に気がつき、その恥ずかしさに思わず手で広げた股間を隠そうとする由紀。
しかし、その瞬間、由紀を含む女子生徒全員の身体がビクッと震えた。
「ダメよ、由紀さん、両手は膝に当てていないと。
きちんとした運動姿勢をとるまで、みんなのローターのスイッチはオンのままですからね。
みんなも、ローターの動きが止まるまで、そのままの格好で待機。
由紀さんがきちんとした姿勢をとるまで待っていなさい」
女子生徒たちのヴァギナの中に埋め込まれたローターが京香の操作により、振動し始めたのである。
突然の刺激に由紀は思わず股間を手で押さえた。
しかし、胎内で振動するローターはどうすることもできない。
「ぁ……やっ…………んっ……」
由紀の口から甘いうめき声が漏れてしまう。
しかし、それは由紀だけの声ではなかった。
クラスメイトのほかの4人もまた、ローターを震えさせられ、股間にいやらしい振動が響いているのである。
辛うじて由紀以外の女子生徒は体勢を崩さずに股を広げた格好でストレッチの姿勢を保っている。
とはいえ、腰が細かく震えることを隠すことはできない。
しかも、京香の指示により体操の動きを停止させられ、両脚を大きく開いて腰を落とした格好……、すなわち股間を大きく開いて剥き出しにする格好を維持しなければならない。
多感な少女たちにとって、これ以上ない恥ずかしさを伴う姿であった。
自分のせいでクラスメイトたちが辱められているという事実に、由紀は真っ赤な顔のまま両手を膝に持っていった。
そうして、股間を露にしたところで、ようやくローターの振動が止まる。
しかし、既に手遅れとなっていた。
わずかな汗でさえうっすらと透けていた布地は、ローターの刺激によってにじみ出た少女たちの蜜液によって、しっとりと濡れ、その割れ目を中心に完全に色
を失うまでになっていた。
もはや少女たちの股間の割れ目を隠すものは何もなく、正面に立つ男子の目には、はっきりと女子生徒全員のスジ割れが確認できるようになっていた。
そうしてようやく準備運動が再開される。
しかし、それからは恥部を剥き出しにしながらのストレッチ運動となってしまった。
どの少女たちも股間を恥ずかしい汁で濡らしてしまい、恥肌に張り付いた白布がその中の色形をはっきりと透かせしまっていた。
一見すると、少女たちが股間の恥ずかしい割れ目の部分だけを剥き出しにしているかのようである。
そんな格好と成り果てた少女たちは、まだまだ続く準備運動という名の恥部晒しストレッチ運動を男子生徒たちの目の前で繰り広げていく。
身体を動かすに合わせて揺れる乳首と、脚の動きに合わせて形を変えながら合わさり開く股間の割れ目を布地越しに晒しながら、少女たちの羞恥ストレッチは
続けられていった。
戻る