第122章
その日の体育の授業は、屋外のグラウンドで行われた。
グラウンドに整列する生徒たち。
各列の先頭には、女子生徒が並んでいる。
女子生徒は皆、赤い襟と袖口のTシャツと、赤色のブルマを着用していた。
この赤い体操服は、もう一対の紺色の体操服とともに、聖女学園女子生徒の正式な体操服となっている。
この体操服にはいくつかの特徴がある。
そのTシャツは、身体に張り付くようなフィット感の高い紺色体操服のTシャツとは異なり、割とゆとりを持った一見普通のTシャツである。
しかし、その生地は紙のように薄く、ただでさえ、身に着けている少女の素肌が透けて見えてしまいそうなほどである。
さらに、そのTシャツ以上に特徴的なのは、下半身を包むブルマであった。
女子生徒がはいている赤いブルマには、前から後ろまで股間の真ん中に1本の白い帯が走っている。
そして、その白い帯は上半身のTシャツの生地と同じ素材でできており、やはり中身がうっすらと透けて見えそうであった。
そんな体操服を身に着けた少女たち5人を先頭に、5列になってグラウンドに整列している生徒たち。
その生徒たちの前に、京香がポロシャツとショートパンツ姿で立っている。
発育よく膨らんだ胸元がポロシャツの生地を押し上げ、すらり
と伸びた脚がショートパンツから伸びていた。
体育教師である京香は、女性教師の中でもスカートをはかずにいることができる数少ない教師のひとりなのである。
しかし、聖女学園の女性教師として、完全に下半身を隠すことは認められていない。
当然のごとく、下着の着用は教師であっても禁止されており、ショートパンツをはいている京香であっても、それは守らなければならない。
さらに、ショートパンツのファスナーは取り外されており、閉められないつくりになっているのである。
そのため、一見すると何一つ不自然なところのない服装ながら、京香の脚の動きに合わせて揺れる小さな布の合わせ目の隙間から、京香の肌と陰毛とがチラチラと垣間見えるのだった。
男子生徒たちは、目の前に立つクラスメイトの女子生徒たちのブルマから透けかかったお尻を見ながら、京香の大人のたたずまいを見逃すまいと、目をあちこちに光らせている。
そんな男子生徒たちの視線を、少なくとも表面上は気にしていないような様子で、京香は、目の前に並んだ生徒たちに向かって立ち、出欠を取ることを告げた。
しかし、京香は声を出そうとはしなかった。
「……っ……は……はいっ!」
にもかかわらず、瑞穂が返事をした。
しかし、その返事の声は震えている。
「っ……はいぃ」
続いて、綾が小さく声を上げた。
綾もまた、声を震わせ、おまけに身体も強張っている。
そんなふうに、身体を震わせながら突然返事をする女子生徒の姿を、少女たちの後ろに並んでいる男子生徒は楽しそうに、そしていやらしい視線で見つめてい
た。
この体育の授業で身に着けている赤色のブルマを着用するときには、ひとつのルールが決められている。
それは、このブルマをはくときには必ずローターを膣の中に挿入した状態でいること……というものである。
したがって、今グラウンドに並んで立っている女子生徒5人のヴァギナの中には、ローターが埋め込まれているのだった。
そして、そのローターの操作スイッチは、担当教師である京香が持っている。
京香は、女子生徒全員がきちんと決まりを守ってローターを胎内に仕込んでいることを確認するために、この赤ブルマをはいてくるように指示したときには、
女子生徒の出欠確認の際に少女たちの名前を呼ぶ代わりに、少女たちのヴァギナに埋め込まれたローターを起動させていくのである。
女子生徒は、自分の大事な部分の中に挿入したローターが震える動きに反応して、返事をするように指導されている。
つまり、返事をした少女の股間では、京香によって操作されたローターが振動し、その子の敏感な粘膜をかき回しているということなのである。
無言のままに呼ばれて、自ら恥ずかしい仕打ちを受けているということを自白するように返事をさせられる少女たちの羞恥心は、はかり知ることができない。
「…………は、はい……」
綾に続いて希が返事をした。
不意に動かされるローターの振動に、どうしても声が詰まってしまうことは避けられない。
「……ん……はいっ!」
希の次に返事をしたのは真由美だった。
お尻を震わせ、表情を羞恥と屈辱にゆがませながらも、凛とした声を上げる。
「んぁっ…………は……あぁぁっっ…………」
そして女子生徒の最後に、由紀が身悶えた。
口元を中途半端に開き、唇を震わせる。
「あら……返事が聞こえないわね……。
それなら、これでどうかしら?」
「あっあぁぁっっっ!!!」
さらに一段階高い声で、由紀の喘ぎ声がグラウンドに響いた。
由紀の秘穴の中に埋め込まれたローターの振動が京香の言葉とともに跳ね上がったのである。
「えーっと、由紀さん、かわいい声を上げてくれるのはうれしいんだけど、返事は『あぁぁ〜』じゃなく、『はい』って言いなさい。
ほら、もう一度……はい」
「んぁっっっ……は……はひっ!!」
ブルマの上から股間を押さえた由紀が、悲鳴のような声で返事をした。
「こらっ、勝手に姿勢を崩さない!
両手は横に、脚と背筋をピシッと伸ばして、返事をしなさい。
ほかの子は、みんな両手を動かさなかったわよ。
はい、もう一度」
「あぅっ……んっ……は……はいぃぃっ!!!」
由紀は、強張ってきつく握った両手を、辛うじて身体の横に添えたまま、わずかに脚をくの字に寄せながら、震える声で返事をした。
「まあ、きょうのところはその返事でいいわ。
でも、この体操服を着るのも初めてっていう訳じゃないんだから、もう少しきちんと返事をしてほしいわね」
京香の言うとおり、確かにこの体操服に身を包むことは、由紀にとって初めてというわけではない。
きょうで2回目だった。
とはいえ、この刺激に慣れることなど、到底あり得ないと由紀には感じられた。
女子の出欠をローターでとった後は、普通に名前を呼び上げながら男子生徒たちの出欠をとる。
そうして体育の授業が幕を開けるのだった。
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