第109章



「続いて、長さや重さが違う場合にどういうふうに揺れるか見てみましょう。
 佐藤さん、高瀬さん、あなたたちも前に出なさい」

 由紀に続いて、さらに希と真由美が玲子に呼ばれた。
 2人とも、由紀に心配そうな視線を送りつつ、自分たちの身に降りかかる不安に表情を曇らせていた。

「さぁ、佐藤さんはこのおもりの重さは同じで糸の長い振り子つきバイブ。
 高瀬さんは糸の長さは同じで、重さが2倍のバイブよ。
 ほら、早く準備し水野さんと同じ格好で横に並びなさい」

 2人の少女は、それぞれ玲子から振り子を受け取った。
 それは、今、由紀が受けている辱めと同じような振り子つきバイブである。
 希と真由美は、目を伏せ唇を噛み締めながら、そのバイブレーターを自らの秘唇の中に埋めていく。
 2人とも、これまでの学園生活で似たような「実験」を何度か経験していた。
 そのどれもが、思い出したくもないほど恥ずかしく、そして惨めな実験であった。
 そして、またその実験をさせられようとしているのである。
 しかし、それを拒むことはできない。
 それが、この学園での少女たちに課せられたルールである。

「さぁ、みんなよく見ていなさい。
 まずは、おもりの重さが同じで、長さが2倍の振り子がどういうふうに揺れるか。
 ほら、佐藤さん、振り子を振りなさい」

 玲子はそう言って希のお尻を軽く叩いた。
 あくまで口調は、理科の実験をしているというスタイルである。

「……は……はい………」

 希がゆっくりと腰を前後に振り始めた。
 次第に揺れが大きくなっていく振り子、そしてその横ではなおも由紀の股間で振り子が大きく揺れいている。
 だんだんとタイミングが合ってきて、希の股間でも振り子が大きく振れ出した。
 その揺れの周期は、明らかに由紀のものよりもゆっくりとしたものであり、由紀が3回腰を振る間に大体2回ぐらいの割合で揺れている。

「どう? みんな。
 揺れの周期が違うのがわかるかしら?
 重さが同じでも、糸の長さが違うと、こういうふうに揺れる速さが違うのよ。
 そして、糸が長い方がゆっくりとした周期になるのよ」

 玲子は説明しながら由紀と希の間に立つと、左右に手を伸ばして2人のスカートの裾をピラリと捲り上げた。

「きゃぁっっ!!」

「やっ!」

 突然の玲子の行為に悲鳴を上げて両手を下ろそうとする2人に、

「手は頭の後ろ!」

 と鋭い叱責が飛んだ。
 ビクっと身体を強ばらせて、下ろしかけた手を再び頭の後ろで組み直す2人。
 
「誰が姿勢を崩していいって言ったの?
 まったく、理科の実験も満足にできないの?
 クラスのみんなに、振り子の糸の長さが本当に違うことを、吊り元を見てもらうことで確認してもらおうとしただけでしょ」

 玲子は、改めて2人のスカートを大きく捲り上げ、由紀の無毛の割れ目と希の陰毛に彩られた割れ目をクラス全員の前にさらけ出した。
 それぞれの割れ目の中にはバイブレーターが挿入されており、その端部がわずかに股間のスリットから覗き見える。
 その端部から振り子の糸が吊り下げられている様子も見て取れ、確かに糸の長さがはっきりとわかるのだった。
 しかし、スカートなどめくらなくても糸の長さが違うことぐらいは一目瞭然である。
 由紀の振り子が膝上で揺れているのに比べて、希の振り子はふくらはぎぐらいで揺れているのである。
 それでも、玲子は捲り上げたスカートをそのままに、少女たちの恥ずかしい下腹部を晒したまま、いくつかの説明を続けたのだった。 

「次は、高瀬さんの番よ。
 ほら、手は頭の後ろ! 両脚をしっかり開いて!
 それじゃあ、振り子を振って見せなさい」

 真由美は、下唇を噛み締め、屈辱に耐えるようにして腰を前後に振り始めた。

「みんな、よく見ているのよ。
 高瀬さんの股間にぶら下がっている鉄球の重さは、約400グラム。
 水野さんや佐藤さんがぶら下げている玉の、2倍の重さがあります。
 そして……」

 玲子は、由紀と真由美の間に移動すると、今度は由紀と真由美のスカートの裾をめくりあげた。

「きゃぁっっ!!」

「………っ……!」

 再び悲鳴を上げる由紀と、さらにきつく唇を噛み締める真由美。
 辛うじて2人とも両手を頭の後ろから動かさずに耐えることができていた。
 2人のパイパンの股間が、全クラスメイトの前に露になる。

「……水野さん、今度は我慢することができたみたいね。
 高瀬さんも、以前に比べれば、随分聞き分けがよくなったわね。
 いつも、そういう態度でいるのよ」

 玲子は2人を見下ろしながらそうささやく。
 言葉とは裏腹に、反抗を許さない冷徹な口調だった。
 そして、打って変わって明るい口調で、

「はい、みんな、見てわかるように振り子の糸の長さは、水野さんのものと同じですね。
 さぁ、どういうふうに揺れるのか、みんなで見てみましょう」

 とクラスの、特に男子生徒の注目を2人の股間に集めさせる。

「ほら、なにぼうっと突っ立っているの?
 さっさと振り子を振りなさい!」

 玲子は、真由美のお尻を軽く叩いて、腰を振るように命令する。
 真由美は、無言で腰を振り始めた。
 次第に揺れ幅が大きくなっていく真由美の股振り子。
 そしてゆれが安定したところで、隣で腰を振る由紀と真由美の動きが同期した。

「みんな、わかったかしら?
 水野さんと高瀬さんの振り子は、同じ周期で揺れていますね。
 そして、ひとりだけ長さが違う振り子をぶら下げている佐藤さんだけが、揺れの周期が違います。
 このことから、振り子の周期は、おもりの重さには無関係で、糸の長さによって決まるということがわかりますね。
 糸は、長くなればなるほど周期が長くなって、ゆっくりと揺れます」

 玲子は3人の少女たちに、股下で振り子を振らせながら説明を続けていく。
 その間、3人の少女たちは淫猥な腰振りを継続することを強いられ、少しでも振り子の揺れが小さくなると、玲子の厳しい叱責が飛び交うのだった。

「いいかしら、みんな?
 今回はわかりやすいように、毛のない水野さんと高瀬さんのふたりの振り子の周期が同じで、毛のある佐藤さんの振り子の周期がひとりだけ違っているというふうにしてみたんだけど、わかったかしら?
 毛が伸びると周期が変わるっていうふうに覚えておきなさい。
 でも、本当は陰毛の有無は振り子の周期とは無関係だから、間違ってはいけませんよ」

 そんなからかい混じりの玲子の説明に、3人の少女たちは羞恥に唇を噛み締め、そして男子生徒たちは楽しげに笑うのだった。


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