第100章


 制服をクリーニングセンターに提出し、5人そろって靴下と上靴だけという全裸になった少女たちは、ようやく帰途につくことにした。
 しかし、その姿は少女たちにとって、余りにも恥ずかしく、屈辱的で耐えがたいものであった。
 何しろ、全身何一つ隠すことのできないオールヌードの素っ裸で、廊下の三角棒に跨って進んでいくのである。
 三角棒の上では、両手で身体を支えながらでないと前に進むことはできないため、手で身体を・・・恥部を隠すことはできない。
 その上、両脚は三角棒の斜面に沿って大きく開かれてしまうため、隠すことのできない秘部を、さらに大きく割り開かなければならないのである。
 その姿は、14歳の乙女たちにとって、この上ないほど耐えがたい羞恥と屈辱を感じさせるのだった。

 週に一度の割合で公開されるこの全裸三角棒行進は、週末の男子生徒たちにとって、極上の目の保養となる。
 あられもない姿で三角棒に跨る姿は、何度目にしても飽きることはない。
 この全裸での股裂き行進は、格別なのである。
 5人の初々しい裸身を余すところなく晒しながら、少しずつ前進していく少女たちは、どこから見ても男子たちの目に無上の喜びと嗜虐心を与えるのだった。
 前から覗き込むようにすれば、産毛すら生えていないうぶな割れ目に三角棒を食い込ませながら、先頭を進む綾の割れ目がよく見える。
 後ろから眺めれば、広げられたお尻の割れ目の奥に、前屈みになっているせいで顔を覗かせている、最後尾を進む真由美のアナルが手にとるように見れる。
 そして、普段とは違い上半身が剥き出しの裸になっているために、薄っぺらいペタ胸から、柔らかそうに膨らむ乳房まで、ひと目で眺めることができるのである。
 必死に前進するために両手を駆使している少女たちに、身体を隠す術は何もない。
 男子たちの好色な視線を、全身で受け止める以外に方法はないのだった。

 そんな少女たちに、男子生徒たちは思い思いの声をかける。

「綾ちゃん、ほら、もうすこしでコブを乗り越えられるよ。
 頑張って! 今ちょうどオマンコの穴を通り過ぎるところかな?」

「希ちゃん、きのうまで全部丸出しだったんだから、今さら隠すことないでしょ。
 ほら、きのうみたいに身体の奥の奥まで気持ちよくしてあげようか?」

「由紀ちゃんの裸、直に見るの初めてだね!
 きのうお風呂場で見たときは、鏡越しだったからな〜。
 ここだと、小さな胸の先が、もう尖ってきているのがよく見えるよ」

「瑞穂ちゃん、そんなに恥ずかしがっていたら、いつまでたっても帰れないよ。
 ほら、どうせ、どんなに頑張ったって全部見られちゃうんだから、今さら隠さない、隠さない」

「ねぇねぇ、真由美ちゃん。
 このお尻の穴にいたずらしたら、すっごく気持ちいいんでしょ?
 お尻の穴をかき回されるのって、どのぐらい気持ちいいの?」

 男子たちのからかいと辱めの言葉に、少女たちは頬を赤らめながらも、無視して全身を続ける。
 しかし、三角棒から滲み出してくる媚薬を股間の粘膜に塗りつけられ、羞恥の行進を続ける少女たちの口から、ときおり喘ぎ声とも呻き声とも言えぬ恥声が漏れてしまうことだけは、どうすることもできなかった。
 クラスの異性の前で全裸で辱めを受けるという、本来であれば異常極まりない状況に、多感な少女たちは普段以上の苦悩を強いられるのだった。

 それでも、なんとか前進を続けていたが、あとわずかで外に出られる・・・というとき、由紀の動きが止まってしまった。
 生まれて初めて全身の素肌を人前に直接晒したという羞恥心が、身体を敏感にさせてしまったのか、身体が望まぬ快感に苛まれ、動けなくなってしまったのである。
 
「・・・だ・・・だめ・・・・・・あっ・・・ん・・・もう、もう・・・・・・動け・・・ない・・・・・・んはっ・・・」

 由紀が、身体を震わせながら、前を進む希にもたれかかってしまった。

(・・・あぁ・・・希ちゃん・・・・・・熱い・・・)

 希の肌の熱さに、今さらながら自分たちの置かれている状況を再認識してしまう。
 
「ゆ、由紀ちゃん・・・もう少し・・・んっ・・・・・・だから、頑張って・・・」

 希はそう言いながら、自分も前進を止め、由紀を休ませてやる。
 希の背中に、由紀の熱い吐息と震える胸元が押し付けられる。
 希は、黙ってその熱く震える小柄な身体を背中で受け止めていた。
 そして、小さく上下する由紀の背中を、後ろから瑞穂がそっと撫でて落ち着かせようとしている。

「はぁ・・・はぁ・・・、ん・・・ふぁっ・・・・・・」

 荒い吐息を鎮めようと呼吸を整える由紀を見守るように、三角棒の上で小休止を入れる5人の少女たち。
 由紀よりも前にいる綾と希は、前進することもできたのだが、由紀を気遣い、そして男子たちの不埒な攻撃から守るためにも、一緒に見守る。
 素っ裸で股を濡らしながらも身を寄せ合う少女たちは、余りにもはかなげな存在だった。

 2〜3分の間、そうして小休止をとっていた少女たちだったが、この三角棒の上では、ただじっと座っているだけでも股間の割れ目から浸入してくる媚薬の効果で、不本意な官能に身体がくすぶらされてしまう。
 ましてや、今は全裸でその瑞々しく汗で濡れ光る裸体を男子たちの目の前に晒しているのである。
 これ以上、ここに長居することはできなかった。

「由紀ちゃん、どう?
 動ける?」

「由紀さん・・・もう少しですから、頑張ってください」

 希と瑞穂に励まされた由紀は、まだ耐えがたい官能に火照っている身体をわずかに起こした。

「・・・う・・・うん・・・・・・わたし、大丈夫だ・・・から、もう・・・んっ・・・いい・・・よ」

 あまり大丈夫そうには見えない由紀の様子だったが、これ以上ここに居続けても、事態は好転しそうにない。
 5人の少女は、またゆっくりと前進を再開したのだった。

「由紀ちゃん、わたしにもたれていいから。
 ゆっくり行こう」

 希は、由紀にそうささやき、由紀の身体の負担を軽くしながら、進んでいった。
 

「ひゃぁぁぁっっっんっっっ!!!」

 もう少しで玄関に着く・・・そんなとき、由紀がひときわ高い声で鳴いた。
 三角棒の上のコブに乗り上げるときに、不用意にクリトリスがその突起に弾かれてしまったのである。
 余りの異常なシチュエーションに人一倍感度が昂ぶってしまっていた由紀は、この刺激に耐えられなかった。
 嬌声とともに、仰け反りながら軽いアクメを迎えてしまったのである。
 そして、その拍子に、もたれかかっていた希の背中を勢いよく押す形になってしまった。

「えっ・・・あっ・・・んっっっ・・・や、やだっ・・・ん・・・んぅぅぅぅっっっっ!!!」

 今、まさにコブを乗り越えようとしていた瞬間に背中を強く押された希は、全体重を一点で支えている股間に、予想外の刺激を受けることになってしまった。
 その刺激が、希を軽いアクメへと追いやってしまったのである。
 身体を強ばらせて全身を駆け巡る快感を受け止める希。

 結局、ふたりそろって、三角棒の上であられもない姿を晒してしまった希と由紀は、さらなる男子生徒たちの嘲笑のタネにされて、より一層の羞恥を味わわされる。

「由紀ちゃんの全裸絶頂シーン、しっかりと見させてもらったよ!
 今の仰け反り方、かわいかったなぁ」

「希ちゃんも、由紀ちゃんに付き合ってイッちゃうなんて、仲がいいねぇ。
 きのう、あんなにイかせてあげたのに、まだ足りないの?」

 希と由紀は、今まで以上に濡れた股間をいたわりながら、その嘲笑の中を進んでいったのだった。
 

 ようやく玄関に降り立った少女たちは、濡れた股間を気にしながらも、外へと歩いていった。
 皆、素っ裸で外に出ることに不安を感じ、胸と股間を両手で隠しながら玄関から出ていった。
 特に、由紀は希の陰に隠れるようにして歩いている。
 何しろ、裸で外を歩くなどということは、生まれてこの方経験などあるわけもなく、そして、これまで想像もしてこなかった由紀である。
 突然、こんな状況に置かれて、平静でいられるはずがなかった。
 あの、ほとんど身体を隠す役に立っていなかったはずの制服が、どれだけ心強かったかということが身に染みる思いだった。
 布一枚身につけることと、何一つ身につけないことの差は、余りにも大きかったのである。

 晴天の青空の下、少女たちが靴下と靴以外の服を身につけることなく歩いている。
 その周りを取り囲むように、幾人もの男子生徒が、そんな無防備極まりない美少女の裸身を眺めているのだった。
 何しろ、類稀な美少女たちの全裸野外露出姿が見られるのである。
 週に一度のこのチャンスを逃そうと思う男子はいない。
 少女たちは、そんな男子たちの目から逃げるように、早足で寮を目指して歩いていった。


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