翌朝、希は疲れ果てた様子で浅い眠りにまどろんでいた。
朝6時30分・・・希が目を覚ます様子はない。
と、そのとき、希のクリトリスにつながれたワイヤーがかすかに震えた。
その瞬間、
「・・・ひっ・・・ひゃっ・・・あぁぁぁぁひぃぃぃぁぁぁっっっ!!!!」
普段の希であれば決して発しないような情けない悲鳴をあげた。
希のクリトリスにクリップでくくりつけられ、天井から吊り下げられたワイヤーが、朝6時半になると同時に、今までにない強さで巻き上げられたのである。
眠りに落ちていたところに、信じられないような刺激を局部に受けた希は、抵抗の意思を覚醒させる前に、みっともない嬌声を上げさせられてしまった。
このクリ糸引き上げは、反省室に入った女子生徒が規則正しい生活を送れるようにと施された目覚まし時計を兼ねていたのだった。
夜遅くまで悶々とした身体と心をもてあました少女たちは、朝、自力で目を覚ますことはほとんどない。
したがって、この反省室で眠る少女たちは、毎朝、このような破廉恥かつ屈辱的な目覚まし方法によって、眠りから覚めることになるのである。
もっとも、仮に希が6時30分より前に目が覚めたとしても、首輪の鎖とクリトリスワイヤーによってベッドから下りることができないため、結局のところ、朝の目覚まし豆吊りの刑から逃れることはできはしない。
ただ、眠っているときにはできない心の準備をすることができるだけである。
そうして、3分の間、少女の目を覚ますために、緩急をつけて敏感な肉芽を引き絞ったところで、ようやくクリトリスは、朝のお仕置きから解放された。
その後、2分ほど、希が荒い息を整えていると、反省室の中に恵理子が入ってきた。
「あらあら、希さん、こんなにシーツを汚してしまって!
おもらしでもしてしまったのかしら?」
恵理子はベッドに横になっている希の様子を見るなりそう言って希の股間のあたりを覗き込んだ。
「・・・・・・」
希は、何も答えず顔を反らした。
そんな少女の様子を見てかすかに微笑んだ恵理子は、一晩中希の愛液を染み込ませた掛けシーツをめくり、ようやくクリトリスに掛けられていたクリップを外したのだった。
「んふぅっ・・・」
クリトリスからクリップが外されるとき、希の口から悩ましい吐息が漏れる。
一晩中いじめられ続けた希の肉豆は、もはや破裂しそうなほど充血し、敏感になっているのである。
そんな希の股間の惨状を無視して、恵理子はフッとその部分に軽く息を吹きかけた。
「ひぁぁっっっっ!!」
予想外の刺激に、希がまるで飛び上がるように仰け反り、腰を突き上げたブリッジを見せた。
「こんなに生意気に尖ってしまって、まだまだ、あなたのここは反省が足りないみたいね」
恵理子はそう言いながら、希の首輪からつながった鎖をベッドの枕元から外した。
それで、ようやく希は身体を起こしてベッドから立ち上がることができた。
寝起きにもかかわらず、既に疲れきった様子である。
そんな希をせかすように、恵理子は声を掛けた。
「さぁ、朝の身だしなみをしますよ。
こっちに来なさい」
恵理子は、そう言うと部屋の壁になっている鏡の方を指差し希を促すと、いまだ希の首にかかっている首輪から伸びる鎖を、鏡の上のほうに引っ掛けて固定した。
これで、希は鏡の前から動くことができなくなった。
その鏡というのは、いうまでもなくマジックミラーで、こちらから窺い知ることはできないが、その裏側からは男子生徒たちがこの部屋の中を覗き見ることができるのである。
そんなマジックミラーの前に両手を背中で拘束された状態で立たされた希は、何一つ身体を隠すこともできず、ただ、鏡にその裸身を晒してしまう。
全身を汗と愛液で光を反射させ淫靡に輝かせた身体をマジックミラー越しに男子に晒しているという状況に、希は羞恥に頬を赤らめる。
希をそのままに、恵理子はお湯をはった洗面器とタオルをもってきた。
そして、そのタオルを絞ると、希の身体を隅々まで拭き清めていくのである。
きのうの夜、入浴とは名ばかりの淫辱の全身洗浄を受けたが、その後のクリトリス緊縛の悶え寝を過ごした希は、全身に汗をかき、そして股間は愛液で太ももまで恥ずかしい汚れを広げている。
両手の自由を奪われた反省室の入室者は、毎朝その身体を恵理子にきれいに正してもらうのである。
ただし、それはマジックミラーの真ん前で行われる羞恥の儀式であった。
恵理子は、タオルを絞って希の顔から首すじと、丁寧に拭いていく。
そして肩から胸元へとタオルが動いていく。
「・・・んっ・・・」
恵理子の持つタオルが、希の乳首をかすめた瞬間、希の口から不意のうめきが漏れた。
通常の倍の濃度の催淫剤が漂うこの反省室の中で一晩を過ごし、かつ、一晩中身体の疼きに焦らされつづけてきた希の身体は、いつも以上に敏感になっているのである。
そんな希の身体を、恵理子は丹念に丹念に拭き清めていく。
その動きは、単に希の身体をきれいにする以外の意図を含んでいることは、明らかだった。
恵理子は、タオルを指に巻きつけて、丁寧に希の乳首の回りをこねくり回しながら拭きまわる。
「・・・ふぁっ・・・くっ・・・」
「なんですか、希さん、身体を拭いているだけなのに、感じてしまっているの?
ほんとに、いやらしい子ね」
恵理子はからかうように微笑みながら希の反応を見つめ、そしてさらに官能を追い立てていく。
「さぁ、ここが一番汚れているわ。
きちんと、きれいにしますからね」
そう言いながら恵理子が手を伸ばしたところは、一晩中、愛液が滴り濡れそぼっている希の股間だった。
「んくっ・・・」
「あら、どうしたの希さん。
もしかして、我慢できないの?」
希は真っ赤になった顔を反らして無言を通す。
しかし、そんなささやかな抵抗も、恵理子の前では無力だった。
「何ですか、その反抗的な態度は?
やはり、反省が足りないようですね・・・。
それでは、希さんの朝の一番搾りを見せてもらいましょうか」
希がハッとする間も与えず、恵理子の指先とタオルが、希の股間で踊りだした。
「ふぁぁぁっっっ・・・・んぅぅ・・・ぁぁぁ・・・・きゅひっ・・・」
その途端、先ほどまで無言を守ろうとしてきた希が、あられもなくよがり出す。
少しでも恵理子の魔の手から逃れようと、腰を引き、揺すり出してしまうが、両手を戒められ、首輪と鎖で壁にくくりつけられた希が、恵理子の指先から逃れることは不可能である。
希は、なす術もなく恵理子の手練を、敏感な粘膜で受け止めることしかできないのだった。
この「一番搾り」というのは、ときおり、この反省室の朝の清めのときに、恵理子が行う非公式の私刑・・・すなわちイタズラのことである。
特に反省のメニューの中には含まれていないのだが、恵理子の気分次第で、その餌食にされる女の子は後を絶たない。
場合によっては、反省期間中に、この「一番搾りの刑」を受けずにすむことも、稀ではあるがある。
しかし、逆に恵理子の気分次第では、毎朝、このイタズラを身に受けこともあるのである。
そして、この「一番搾り」というのは、言うまでもなく、少女たちの朝一番の潮吹きのことなのだった。
どんなに気丈に振る舞っている子であろうとも、この催淫剤の濃度が高い反省室の中で、一晩中官能を溜め込んだ身体で、恵理子の容赦のない指技の前では、いくら我慢を重ねようとも、悶え声を殺し、恥辱の絶頂を避けることは絶対に不可能である。
恵理子は、タオル越しに希の陰唇を割り開くと、クリトリスから尿道口、膣口・・・と、順番に刺激していく。
そのたびに、希の口からははしたない吐息が漏れ、羞恥に顔をゆがませる。
そして、恵理子の指先が希のヴァギナの中に侵入した瞬間、
「くひっ!」
希の喉が悲鳴を上げた。
恵理子も、指先の違和感を感じ、一瞬不思議そうな顔をしたが、すぐに納得した表情に戻り、
「あら、希さん、まだペットボトルのふたを入れっぱなしにしていたの?」
と言うと、指先を使って、ヴァギナの中でペットボトルのふたをかき回した。
「はぁんっっ・・・と・・・取って・・・もう・・・・」
恵理子の柔らかい指先とペットボトルの硬い感触が交互に膣皮膜を刺激し、希は気が狂いそうになるほどの快感に股間を痺れさせる。
「だから、きのうから言っているでしょ。
取りたかったら、自分で取りなさいって。
一晩中入れておくなんて、希さん、よっぽどこれが気に入ったのね。
・・・そういえば・・・じゃあ、こっちも?」
恵理子はちょっと思いついたように、指先を動かすと、
「あくっぅぅ!!」
「やっぱり、お尻の穴にもふたが入ったままですね。
希さんがそんなにエッチだったなんて、わたしも知りませんでした。
それでは、きょうの奉仕活動も、希さんが気に入るようなのを用意しておくようにするわ。
楽しみにしていなさい」
そう言いながら、恵理子の指先は、希の股間を縦横無尽に駆け巡っていった。
6分後、希は首輪の鎖をいっぱいに引き絞り、股間をマジックミラーに突き出すように仰け反りながら、屈辱的な潮吹き絶頂を披露することになった。
希の股間の割れ目から吹き出した潮は、愛液とともに糸を引きながらマジックミラーに降りかかり、淫らな雫を撒き散らした。
ぐったりと崩れかかった希だったが、首輪の鎖が膝を着くことを許しはしない。
希は、中途半端に膝を曲げた格好で脱力し、そのまま恵理子のタオルに身をゆだねたのだった。
恵理子は、なおもしつこくクリトリスをタオル越しにこねまわして、脱力した希の身体をヒクヒクと反応させる。
そうして、ようやく満足したのか、希が滴らせた汗や愛液、そして潮をタオルで拭き取ると、脚の先まで拭いて希の全身をきれいにしたのだった。
その、艶かしい朝の身支度は、全てマジックミラーの直前で行われているため、その淫らな姿が男子寮側に、余すことなく露にされていることは、希も恵理子も、そして男子生徒も、皆知っている。
そして、存分に希を乱れさせた後、ようやく髪をとかしたり、リップクリームを塗ったりと、ほんとうの身支度を始めたのだった。