特別浴場で繰り広げられた淫浴の後、いまだ意識を朦朧としている希を反省室のベッドの上に寝かせた恵理子は、ベッドの枕もとから首輪を取り出すと、希の首にかけた。
その首輪は、ベッドの枕もとと30cmほどの鎖でつながっている。
これで、希は行動の範囲を首輪に制限され、ベッドの上から下りられないような状態になった。
当然、両手を使うことができない希に、その首輪を外すことは不可能である。
そうして、希の自由を奪った恵理子は、希の叢に覆われた割れ目を指で開き、その中に隠れるクリトリスを露にした。
「あらまぁ、かわいいクリちゃん、きれいになったわねぇ〜。
それに、こんなに硬くしてしまって」
つい先ほどまで全身洗浄という名の局部陵辱を受けていた希のクリトリスは、その刺激によって硬くしこっている。
「・・・あぁ・・・うぅ・・・」
まだ、はっきりと意識を覚醒させていない希は、気だるそうに、だが敏感に感じて声を漏らす。
そんな希の様子に構うことなく、恵理子は小さなリングのようなクリップを手にすると、そのクリップで希のクリトリスの根元を挟み込んでしまった。
「んぁっっっ!!!!」
さすがに、身体を硬直させてその刺激に反応する希。
そして、恵理子がそのクリップから手を離すと、緩やかな力でそのクリップが上へと引き上げられていった。
そのクリップは細い糸のようなワイヤーで天井につながっており、さらにそのワイヤーが天井へと巻き取られる仕組みになっているのである。
「あ・・・んっ・・・ん・・・」
ワイヤーが引き上げられ、そのたるみがなくなると、その引き上げの力が直接、希のクリトリスに力を伝えてくる。
その力は、それほど強いものでもなかったが、身体の中でも最も敏感な、しかもつい先ほどまで徹底的にいたぶられた淫豆を引き上げられれば、耐えがたい官能の刺激が湧き上がることは避けられない。
希の腰は自然と上にせり上げるような格好になってしまった。
両手が使えないために、クリトリスにはめられたクリップを外すことはできない。
首輪が枕もとにつながれているため、起き上がることも立ち上がることもできない。
そして、弱い力とはいえ常に上に向かって引き上げられているクリップは、希のクリトリスに淫らな刺激を与えつづける。
ワイヤーは緩い力で天井に巻き取られているだけなので、希が動けばワイヤーを引き伸ばしてある程度動くことはできる。
しかし、その動きは絶えずクリトリスへの刺激を伴うものであり、そのたびに淫らな痛痒を感じてしまう。
その上、ワイヤーの伸びる長さには限界があって、希がうつぶせになるには、その長さは足りないのだった。
したがって、希は、常に自分のクリトリスを上または横に向けることしかできず、うつぶせになってこのクリトリスへの刺激を止めることは許されていないのである。
これが、今回反省室に入れられた希に課せられた就寝の体勢、すなわち「就寝時陰核懸架」の処置であった。
そうして就寝の準備ができた希の身体に、ほとんど透明といってもいいほどに透けたシーツをかぶせる。
しかも、そのシーツは上下2枚に分けて用意されており、股間と天井を結ぶ一本の糸を避けて身体にかぶせ、それぞれのシーツの端部についた紐で互いに結んでずれないようにする。
そうして、全ての用意が終わると恵理子は、
「それじゃあ、おやすみなさい」
と言って、反省室から退室したのだった。
そして、希の苦悩が始まった。
この反省室の中は、希に課せられた罰則のひとつとして、通常の寮内に散布されている催淫剤の2倍の濃度の催淫剤が充満しているのである。
そんな中では、ただ部屋の中で黙っているだけでも、身体が火照り、アソコが疼いてしまうことは避けられない。
その上、身体中でもっとも敏感な性感帯のひとつであるクリトリスに常に刺激を受けつづけていては、その火照りは収まるどころか、青天井で積もっていくばかりである。
しかし、両手を背中でまとめられ、自由を奪われている希には、その疼きを鎮める術は、何一つ残されてはいない。
「・・・んっ・・・ふ・・・ふぁ・・・・・・くっ・・・」
全身を駆け巡るもどかしい奔流が、希の身体と心を溶かすように蝕んでいった。
既に、希の股間の割れ目からは、決して少なくはない量の愛液が染み出している。
その蜜液は、希の下に敷かれたシーツと、希の上にかぶせられた薄いシーツとに、恥ずかしすぎるシミを広げていくのだった。
敷きシーツは、シミではっきりと変色し、掛けシーツは、もともと透けていた生地がさらに透けて、透明に成り果てる。
希が寝ているベッドのすぐ横はマジックミラーになっており、そこからは、いつでも男子生徒が反省室の中の様子を見ることができるのである。
そんなところで、催淫剤で身体の性感を疼かせて発情させられ、なおかつそれを発散させることもできずに悶え、あまつさえ、クリトリスを吊り絞られてさらなる官能をかき立てられるという惨めで恥ずかしすぎる姿を晒すというのは、気が強くプライドの高い希にとって、何にも増して耐えがたいことだった。
そんな希ができる抵抗は、必死に身体の火照りに耐え、少しでも浅ましい姿を見せないようにするという、はかない努力以外には、何もない。
そして、その努力がすぐに無駄な抵抗になるということも、この学園で長い月日を過ごし、何度かこの反省室の中で過ごした経験のある希は、思い知らされている。
それでも希は、必死に身体と股間を駆け巡る淫らな淫火に耐えるのだった。
30分後・・・、希の身体は本人の意思に反して、淫ら極まりない状態に成り果てていた。
クリップと吊り糸で緊縛されたクリトリスは硬くしこって脈打つように快感を送り出し、勃起した乳首は、シーツと擦れて甘い官能を疼かせる。
股間からはおびただしい量の蜜汁が溢れ出し、まるでおねしょでもしたかのように、シーツにシミを広げている。
そして、希の全身は快感と官能に震え、股間が刺激をむさぼるように空腰を振りたてていた。
腰を上下に振り立てる動きは、吊り絞られたクリトリスに、直接激しい刺激が襲い掛かる。
その刺激が更なる官能と疼きをもたらすことがわかっていながら、希の身体は、その動きを止めることができずにいるのだった。
「くぅ・・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・・んぁっ・・・くひっ・・・ふぅ・・・ふぁっ・・・んぅぅ・・・・・・んぐっ・・・はぁ・・・」
希の甘く激しい吐息と喘ぎ声だけが、反省室の中にこだまする。
かつて、何度も経験したことがある、狂おしくも、もどかしい疼きと快感、そして羞恥と苦悩・・・しかし、希には、いやこの学園の少女たちは、この淫らな仕置きに耐えることはできないのだった。
耐えることができない淫ら地獄・・・にもかかわらず、少女には、耐える以外の道は残されていない。
希は、ただ喘ぎ悶えながら、羞恥と恥辱のベッドの上で身体と心を辱められる。
そして、快感に疲れ果てて意識が途絶えるまでその苦しみは続くのであった。
数時間後・・・淫夢にまどろみながら熱い吐息を漏らして悶えながら眠る希の姿があった。
眠りながらも、身体は震え、ときおり激しく腰が揺すられる。
そして疲れ果てて、ぐったりと身体が弛緩する。
そんな姿が、何度も何度も繰り返されるのだった。