第86章


 瓶運びを始めてから25分が経過したころ、希は8本目の瓶運びを完了していた。
 少しずつペースアップして、順調に本数を重ねていく希。
 しかし、瓶運びが進むに連れて、希の身体に変化があらわれていた。
 いくら、作業であるといっても、何度も何度も性器に異物を出し入れを繰り返しているため、身体は正直に反応を示してしまう。
 乳首は硬く勃起し、そして淫裂からは決して少なくはない量の愛液が滴り落ちる。
 愛液が増えれば、瓶を支えるのが難しくなってしまい、これまでに2回、運ぶ途中に瓶を落としてしまった。
 運び終えた瓶も、後になればなるほど、表面にまとわりついている蜜の量が増えており、8本目の瓶には、その中にまで希の恥ずかしい蜜が溜まっていた。

 8本目を終えて、希が9本目に移ろうとしたとき、廊下にもう小瓶は残っていなかった。
 残っているのは、500ミリリットルのペットボトルと、1.5リットルのペットボトルのみ。
 希は、目をうつむかせ、そして近くにあった500ミリリットルのペットボトルを運ぶことにした。
 しかし、いくら小さいとはいえペットボトルは、口の部分から一気に太くなるため、ペットボトルの胴体部分を膣内に入れることはできない。
 したがって、ボトルネックの部分だけを股間に挿入し、できるだけ膣口を締めて、慎重に運ばなければすぐに落としてしまう。
 希は、直径わずか2cmほどのボトルネックの部分をヴァギナの中に挿入し、ペットボトルをぶら下げるようにして腰を上げた。
 立ち上がると、股間の下でペットボトルがブラブラと揺れる。
 希は、その微妙な刺激と、屈辱的な姿に表情をゆがめたが、そのままペットボトルを運んでいった。

 そして、10本目に取り掛かったとき、希の思わぬことが起きた。
 ペットボトルを運んでいるとき・・・、

「・・・・あくっ!!」

 希の声とともに運んでいたペットボトルが床に落ちた。
 しかし、そのペットボトルには、運び始めたときについていたキャップがついていなかった。

(キャップが・・・・わ・・・わたしの中に・・・・そんな・・・)

 運んだペットボトルのキャップが、緩く留められただけになっており、運んでいる最中に抜けてしまったのである。
 そして、抜けてしまったキャップは、希の膣の中にとどまったままになってしまっていた。
 希は、その場に座り込んで、胎内に埋まったままのキャップを出そうとした。

(・・・・・だ・・・出せない・・・・)

 しかし、瓶やペットボトルのように大きく重量のあるものならまだしも、キャップのように小さく軽いものでは、自分の意志でヴァギナから取り出すことができない。
 両手が不自由な希は、膣の力だけでキャップを取り出さなければならないのである。
 希は必死に力を込めてみたが、とうとう取り出すことができなかった。
 希は仕方なく、そのままペットボトルを挿入し、再び運び始めた。
 それからは、歩くたびに膣の中でキャップが右に左に動き回り、硬い感触があちこちの襞をかき回す。
 それ以降、股間から漏れる蜜の量が増えてしまうのは、どうしようもなかった。

 さらに、希が次のペットボトルをヴァギナに収め、運んでいるとき・・・、股間に不思議な感覚が走った。

(な・・・なに・・・・・・なんか・・・痺れて・・・急に熱く・・・・・・ま、まさかっ!)

 希は、その不思議な感覚に、思い出したくない記憶を思い出し、そして戦慄を覚えた。
 そう、希が股間に感じた違和感は、これまでに何度も感じたことのある、催淫剤によるものと同じだったのである。
 なんと、男子生徒たちは、希が股間の割れ目で運ばなければならないペットボトルの先に、催淫効果のある軟膏を塗りつけ、そ知らぬ顔でその瓶を希に運ばせたのだった。
 とっさにその事実に気づいた希だったが、気がついたところで、どうすることもできない。
 ぱっと見ただけでは、どの瓶に薬が塗られているのかはわかる訳もない。
 それどころか、全ての瓶に塗られていてもおかしくはないという状況である。
 その催淫ペットボトルを運び始めた希は、股間から広がる耐えがたい疼きを抑え込みながらも、内股で歩きつづけていた。
 しかし、道半ばで、希の足がふっと止まった。

「はぁ・・・くぅっ・・・・・・はぁ・・・・・・んぅぅっっっ・・・」

 希は、うつむきながら内股で全身を震わせている。
 そして、腰と太ももとが、小刻みに震え、膝が揺れたところで・・・、「ヌルッ」という音とともに、希の膣にぶら下がっていたペットボトルが抜け落ちたのだった。

「あうっ!」

 ペットボトルが抜け落ちる瞬間に、希の眉間が跳ね上がり、膝を交錯させてしゃがみこんだ。
 ペットボトルの口が抜けるとき、希の粘膜に耐えがたい快感が走ったのである。

「はぁ・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・」

 息を整えながら、横目で床に転がるペットボトルを見つめる希。
 そのペットボトルは、上から下までびっしょりと希の愛液に濡れて床に転がっており、とても再び挿入することができる状態とは思えなかった。
 そして、ヴァギナの中に催淫剤を塗りこまれた形になってしまった希の身体も、もはや平静な状態ではいられないのだった。

(く・・・こ、こんな・・・・・・)

 希は、心の中で悔しさを噛み締めたが、それを言葉に出すことはなかった。
 

「・・・はぁ・・・はぁ・・・・・んっ・・・・・はぁ・・・・」

 50分経過時、希は15本目のペットボトルを運んでいた。
 既に、500ミリリットルのペットボトルもなくなり、1.5リットルのペットボトルを運んでいる。
 歩くたびに大きなペットボトルが希の股間の下で揺れるが、その揺れ以上に希の心と身体をかき回しているのは、希の胎内に入っている3個のキャップと、膣の奥深くまで浸透した催淫剤の疼きだった。
 あれから、男子たちはペットボトルのキャップを全て緩めていたのである。
 5本運んだペットボトルのうち、4個のキャップが運んでいる最中に外れた。
 そして、そのうち3個が今も希の膣の中で動き回っているのである。
 残りの1個は、歩いている最中に、膣から抜け落ちた。
 落ちたキャップは、大量の愛液をまとわりつかせながら、糸を引いて床に落ちていったのを希自身目にしている。
 そして、2本に1本の割合で、催淫剤が塗りこまれたペットボトルを運ばされたのである。
 淫裂からは、いまや流れるように愛液が滴り落ち、希の股間と太ももだけではなく、足首までもが濡れている。
 膝と腰の震えも、次第に大きくなっていき、もはやまともに歩けないような状態になっていた。
 そんな状況の中、残り7〜8分で、今運んでいるものを合わせて6本のペットボトルを運ばなければならない。
 1本あたり1分のペースで運ばなければならないのだが、身体中を駆け巡る快感の疼きと大量の愛液のために運ぶペースが落ちている希にとって、それは不可能なことだった。

 15本目のペットボトルを何とか運び終えて、次のペットボトルに取り掛かろうとした希は、一瞬表情を曇らせる。
 そして、意を決したように、これまでと同じように16本目のペットボトルを膣に差し込んだ。
 しかし、そのまますぐに運び始めようとはしなかった。
 希は、わずかの間躊躇した後、16本目のペットボトルをヴァギナに収めながら、17本目のペットボトルへと向かったのである。
 そう、残り時間がわずかしかなく、このままのペースで運んでいても、時間内にノルマを達成することが不可能だと悟った希は、最後の手段として、2本同時運搬という最終手段に臨むことにしたのである。
 しかしそれは、肉体的にも精神的にも、余りにも大きな代償を払わなければならない行為であることは、言うまでもなかった。
 希は、17本目のペットボトルに跨ると、そのまま腰をおろし、その瓶の先をヴァギナよりも後方にあるもうひとつの穴、アナルへと導いていった。
 なにしろ、この瓶運びでつかっていいのは、女性器と排泄器官のみなのである。
 ヴァギナが埋まっている以上、アナルをつかう以外に手はない。
 しかし、瓶の先は思うように肛門へは入れることができなかった。
 希の身体が硬直し、そして心に戸惑いが生まれているのである。
 これまでの間、膣でペットボトルを運んできたが、それに慣れたというわけではなく、もちろん羞恥心が少なくなったという訳でもないが、それでも、お尻の穴にペットボトルの先を挿入するということは、これまでとは違う葛藤と決意が必要だったのである。
 しばらくの間、ペットボトルと希の肛門との静かな、しかし凄絶な闘いが繰り広げられた後、ようやく、希はペットボトルをアナルへと差し込むことに成功した。
 そして、すっと立ち上がった希に姿は、これまで以上に卑猥で、恥ずかしすぎる姿となっていた。
 希は、これまでとは違う感触に淫らな反応を示す身体に鞭を打ち、苦悩と屈辱の表情を浮かべながらふた穴ペットボトル運びを始めたのだった。
 股間の2つの穴を使って瓶を運ぶ希の姿は、これまでとはまた違った趣で男子たちの目を楽しませる。
 これまでは、ペットボトルは股間の真下、すなわち両脚の間でふらふらと揺れていたのだが、今は、それに加えてまるで尻尾でも振るかのように、希のお尻から後ろに突き出たペットボトルが、歩く脚の動きに合わせて、上下左右に振られているのである。
 しかも、そのペットボトルの動きが、その根元をくわえ込んでいる希の肛門を怪しく刺激し、さらなる愛液を誘発させて、お尻の穴に刺し込んでいるはずのペットボトルに、恥ずかしい蜜がまとわりついてたれ流れていく。
 しかし、残りわずか数分で残り5本のペットボトルを運ばなければならない。
 希は、さらに湧き上がる男子たちのからかいと淫らな掛け声を浴びながら、ただ、恥辱のペットボトル運びを続けることしかできないのだった。

 そんな希の努力も空しく、2回目のふた穴ペットボトル運びで18本目と19本目のペットボトルを運んでいるときに、1時間が経過したことを告げるチャイムが鳴り響いた。
 1度に2本を運ぶ苦肉の策に踏み切った希だったが、肛門にペットボトルを刺し込むの手間取った上に、お尻の穴の刺激が加わることで歩く足つきが疎かになってしまい、思うほどの効率アップにつなげることができなかったのである。
 身を切るほどに恥ずかしい思いまでして奉仕活動の延長を切り抜けようとした希だったが、この瞬間、反省奉仕活動の延長が決定した。
 さらに運ぶ瓶が10本追加され、それが終わるまでの時間延長である。
 しかも、これから先は女性器、すなわち膣を使っての運搬は禁止され、肛門のみ使用を許可されるというおまけつき。
 残り1本から残り11本に増え、かつアナルのみを使ったペットボトル運搬を余儀なくされた希は、さらに思い足取りで屈辱の瓶運びを続けるのだった。

 時間延長になって20本目のペットボトルに移る希は、再びアナルへと瓶の先を導く。
 先ほどまでは、ヴァギナにもペットボトルを挿入していた希だったが、もはやその裏技を使うことはできなく、ただ肛門のみで1本ずつ地道に瓶を運ばなければならないのである。
 それは、さらに恥辱の時間が引き伸ばされることを意味していた。
 おまけに、先ほどまで散々に刺激を受けつづけていた女性器は、放置されたままである。
 そのことが、逆に希の身体を蝕んでいくことになった。
 何しろ、希の膣は3個のペットボトルのふたをその中に残しながら、何度も催淫剤つきの瓶を挿入させられて、今もじくじくと熱を帯びた疼きに悩まされているのである。
 これまでは、不本意ながらも瓶を挿入し歩くことで大きな刺激を受けることになり、その疼きをかき乱してくれていた。
 しかし、今、希の膣内で踊っているのは、3個のペットボトルのふたのみである。
 このペットボトルのふたの刺激は、無視するには硬質で耐えがたく、そして刺激としては物足りなくて耐えがたい。
 ただ、女体の疼きをくすぶらせる効果しかないのである。
 希は、まるで熱に浮かされたように頬を紅潮させて、今にも快感に崩れ落ちそうになる身体を支えて、恥辱と屈辱の瓶運びを肛門でこなしていくのだった。

 1時間56分経過したとき・・・当初の予定の20本に10本を追加した30本の瓶運びをようやく終えることができた。
 最後のペットボトルは、上から下までびっしりと愛液が滴っており、これまでの希の苦悩と屈辱を雄弁に語っていた。
 特に最後の15本は肛門をも使っての運搬であり、これは前半の膣を使った運搬以上に希の心と身体を蝕んでいた。
 そして、最終的に、希は膣に3個、肛門に2個のキャップを残した状態で、この奉仕活動を終えたのだった。

 1時間近くも時間超過してようやくきょうの奉仕活動を終了した希は、滴る愛液を拭うこともできず、そして胎内のキャップを取ることもできないままで、男子棟を出ていった。
 男子棟を出たところに、寮長の恵理子が待っており、そのまま希に付き添って反省室まで送っていく。
 希は、膣内と直腸内のキャップを取り出して欲しいと恵理子にお願いしたが、出したければ自分で取り出すことと言われ、キャップを淫孔の中に埋めたまま、反省室へと戻されたのだった。


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