第80章


 由紀がひとり教室に残り、恥辱の掃除当番の指導を受けているころ、学校の外でも、羞恥に涙する少女の姿があった。

 瑞穂は、ひとり寮までの短くも長い帰路についていた。
 その両脚には、音楽の時間からずっと外されることなく取り付けられた磁力リングがはめられている。
 その磁力リングのせいで、瑞穂は、両膝をいっぱいに開いた開脚体勢から、わずかに脚を閉じることもできない格好を強いられていた。
 当然、下着の着用が許されず、そして前後スリット入りの超ミニスカートの着用が義務付けられている聖女学園女子生徒である瑞穂の下半身は、限界開脚のために身体を守る使命を完全に放棄して、太陽の光の中に、その秘められし少女の部分を晒しているのだった。
 強制がに股体勢を強いられている瑞穂は、脚を閉じて恥ずかしい部分をスカートの中に隠すことはできず、そのままでは丸見えになってしまう性器の割れ目とお尻とを、小さな両手で必死に隠しているのだった。

 学校の玄関まで一緒にいて、先ほどのホームルームではしたなく気をやってしまった瑞穂とそして綾を介抱しながら付き添ってくれた真由美は、玄関で靴を履き替えているときに、体育教師の京香に呼び止められ、きょう体育の授業で使った教材の後片付けを手伝うように言われ、綾とともに、廊下の三角棒へと戻らされてしまった。
 はじめは3人でということだったのだが、瑞穂を早く寮に帰して恥ずかしい開脚拘束を解いてあげたいと考えた真由美と綾が、瑞穂の手伝いを見逃してもらうよう京香にお願いし、瑞穂は、ひとり帰寮することになったのである。
 瑞穂は、2人の気遣いに感謝しつつも、これからひとりで寮まで帰らなければならないことに不安を感じていた。
 そして、その不安は瑞穂の予想を上回る形で実現したのだった。

 学校の玄関で、瑞穂にこの磁力リングをつけた張本人である音楽教師、香織が待っていた。
 そして、上着のポケットから小さな玉を取り出して、

「瑞穂ちゃん、これがその磁力リングの解除装置よ。
 ホントは、先生が寮までついていってあげて、外してあげるのがいいんだけど、先生も結構忙しいのよね。
 だから、この解除装置を瑞穂ちゃんに預けるね。
 この解除装置にはね、GPSが入っているの。
 これに、瑞穂ちゃんが寮についたところで、リングの解除信号を出すようにセットしておいたから。
 これを持って寮に行けば、自動的に外れるよ」

「は、はい!」

 瑞穂は、すぐにでもその解除装置を受け取りたくて、香織に手を伸ばした。
 しかし、香織の手は、差し出された瑞穂の手の脇をすり抜け、剥き出しになった瑞穂の股間に伸び、そして指先のスナップを利かせて、大きく開かれた瑞穂のヴァギナの割れ目の中に、ニュポっと押し込んだ。

「きゃっ、あん!」

 突然の出来事に、瑞穂はとっさに反応することができず、香織の指の侵入を食い止めることができなかった。
 しかも、ついさっきまで廊下の三角棒を渡ってきた瑞穂の秘裂は、とろとろに濡れており、解除装置の玉と香織の指を、何の抵抗もなくくわえ込んでしまったのである。
 さらに香織が指先で玉を弾くと、瑞穂の膣内で、玉が揺れながら奥へ奥へと動き出した。

「やっ、な、なに・・・」

 次々と起こる事態に頭の回転がついていかない瑞穂は、パニックに陥っている。
 そんな瑞穂を楽しそうに眺めながら、香織は瑞穂に説明する。

「その玉はね、瑞穂ちゃんの膝についている磁気リングと同じなの。
 中に電磁石が入っていてね、常に膝のリングと反発するようになっているのよ。
 だから、勝手にリングから離れようとして、瑞穂ちゃんの中の奥へ奥へと進むようになっているの。
 こうしておけば、途中で落っことしちゃう心配がないでしょ♪
 磁力の関係で、瑞穂ちゃんのおなかの中でぐるぐる揺れるかもしれないけど、我慢してね」

「そ、そんな、お願いします、こんなところに入れないでください!」

「う〜ん、そんなこといったって、もうスイッチ入れちゃったから、寮につくまで絶対に取れないもん。
 この磁石の強さは、瑞穂ちゃんが一番よく知っているでしょ」

 香織は、妙に似合う子供っぽい仕草でそう言うと、「がんばってね」と言って、学校の中へと戻ろうとする。
 と、そのとき香織のポケットから小さな箱が落ちた。
 それを、ちょうど通りかかった男子生徒たちのひとりが拾い上げ、香織に手渡そうとする。
 と、それを渡された香織は、一瞬受け取ろうとしたが、ちょっと考えて、なにやら言い含めた後、その男子生徒にその箱を渡してしまった。
 その箱を手にした男子たちは、うれしそうな顔をして下校を始めた。
 こうして、瑞穂を先頭に、数人の男子が後ろからついていく形で、瑞穂の下校が始まったのである。
 

 両脚をいっぱいに開いたがに股で、両手で前と後ろの恥ずかしい部分を隠しながら歩く瑞穂。
 その歩みは、普通に歩く速さの半分程度でしかない。
 しかし、そんな瑞穂を追い抜くこともなく、数人の男子生徒たちは、歩調を合わせながら、瑞穂から数メートルほど後ろを、ときおりこそこそと相談をしながら、ゆっくりと歩いている。
 瑞穂の後ろを追いかけている男子たちの目には、両脚を大きく開き、スカートのスリットをはだけて白い素肌のお尻を晒しながら歩いている瑞穂の後姿が映っていた。
 類まれなる美少女である瑞穂が、両脚をがに股に開いて青空の下を歩く姿は、どこから見ても滑稽極まりない。
 通学用のかばんをリュックのように背中に背負い、両手で必死にスカートのスリットからこぼれる恥じらいの亀裂を隠そうとしている。
 しかし、そのささやかな抵抗さえも完全に成功しているとは言えず、細い腕と小さな手で隠せるのは、剥き身の素肌のごく一部に過ぎない。
 辛うじて、身体の中心線にある股間の前の薄い繊毛に彩られた割れ目と、お尻の割れ目を隠してはいるものの、その両脇からは日の光を浴びて白く光る柔らかい素肌が剥き出しであり、また歩くたびにわずかに揺れるからだの動きに合わせて、隠しているはずの部分さえも、チラチラと男子たちの目に届いてしまうのは避けられないのだった。
 しかも、膝につけられた磁気リングの影響で、脚を動かすたびに、胎内のボールが右に左に動き回り、瑞穂の敏感な粘膜を刺激する。
 さらに、膝の磁力に反発するボールは瑞穂の秘奥を突き上げるため、胎内をかき回される感覚に、歩く足元が震えてしまい、不意に恥じらいの蜜を滴らせてしまうのである。
 なんとか、両手でその恥ずかしく濡れゆく股間を隠そうと試みるが、そんな、不完全な防護策を必死で続けている姿すらも、その様子を眺めている男子からは、嘲笑と劣情の種となっていた。
 当然、そんな恥ずかしい姿で歩いていることを誰よりも痛感している瑞穂だったが、顔を真っ赤にして恥らいながら、ただ、その羞恥の時を耐えて帰路を急ぐ以外にできることはない。

 そうして、寮までの道のりの半ばあたりに達したころ、瑞穂の後ろにいある男子たちが、小さな声で互いに言葉を交わしたあと、香織に渡された小さな箱を操作したのだった。

「きゃあぁぁっっっ!!!」

 その瞬間、瑞穂の悲鳴が辺り一帯に響き渡り、それとともに、今まで限界まで開かれていた瑞穂の両膝が、一瞬にしてくっついたのである。
 今まで、閉じようと思っても、少しも寄せることができなかった両太腿に取り付けられた超磁力リングだったが、今度は逆にものすごい力で互いに引き合い、吸着してしまったのである。
 少しでも脚を閉じようとがんばっていた瑞穂だったが、この突然の内股体勢には対応することができずに、身体のバランスを崩してしまった。

「あっ、わっ、いやっ・・・きゃぁぁっっ!」

 両手を振り回し、身体をあわただしく前後に揺さぶったが、いったん崩れたバランスを立て直すことはできなかった。
 瑞穂は、数瞬後に、あっけなく地べたに転んでしまったのである。

 その様子を見つめていた男子生徒たちの顔には、瑞穂と違って驚きや意外な表情はなく、いたって当然の結果を眺めて楽しんでいる様子だった。
 それもそのはずで、瑞穂の磁力リングを操作していたのは、その男子生徒たちだったのである。
 香織から渡された小さな箱は、磁力リングのリモコン装置だったのである。
 香織は、たまたま玄関で落としたそのリモコン装置を、どうせ自分が持っていてももう使い道がないからということで、拾った男子生徒たちに貸してしまったのである。
 男子生徒たちは、香織にそのリモコンを渡されるときに、リモコンの操作で、磁力リングはその磁気の強さだけではなく、極性までも操作することができることを説明されたのだった。
 つまり、今までは瑞穂の両脚につけられたリングは、互いに同極同士を反発させて、瑞穂に羞恥開脚を強いていたのだが、その極性を逆転させれば、反発力は吸引力に入れ替わり、突然がに股から内股へと操作することができるのである。
 そうして、男子たちは、必死にがに股で歩いている瑞穂に向かって、リモコンを使って、その脚を閉じさせたのである。
 当然、そんな操作ができることなど知らず、また必死に淫らな部分を隠しながら、恥ずかしい格好で歩くことに意識を集中させていた瑞穂に、その不意打ちに抵抗するだけの心構えも体勢も整ってはいなかった。
 あえなく、瑞穂は無様にバランスを崩して道の真ん中で転んでしまったのである。
 しかも、盛大に転んだせいで、バランスを崩して身体を揺すったときに捲れあがったスカートが、さらにめくれ上がり、瑞穂のかわいらしく小さなお尻は、太陽の下、その全てを晒してしまっていた。
 
「な・・・何、これ・・・一体・・・・」

 瑞穂は、一体何がどうしてどうなったのか、即座に理解することができなかった。
 ちょうど転んだところは、柔らかい芝のところで、転んでも痛みはないし、怪我もしていない。
 ただ、今までどれだけがんばっても閉じることができなかった両膝が、今度は突然くっついて離れなくなってしまったのである。
 ふと何かに思い至り、後ろを振り返ると、男子たちが、うっすらと笑みを浮かべながら、手にした黒い箱を握っている。
 それを見て、瑞穂はその箱がこの磁力リングを操作するリモコンであることを悟った。
 しかし、たとえいくら事実を悟ろうとも、事態が変わることはない。
 自分の両脚の自由を、男子に奪われてしまっているという状況は、決して変わることはないのである。
 と、そのとき男子たちの視線が、自分の視線とはわずかに合っていないことに瑞穂は気がついた。

「・・・あっっっ!!!」

 そしてその視線の先には、両手のガードも失い、そしてスカートの防護からも見放されたお尻が剥き出しになっていることに気がついたのである。
 とっさに両手を後ろに回し、スカートの裾でお尻をカバーするが、もはや手遅れであることは瑞穂自身わかっていた。
 それでも、隠さずにいられないのが、瑞穂の乙女としての羞恥心であった。

 そして、とりあえず立ち上がろうと手を地面について身体を持ち上げようとしたとき・・・、

「極性反転!」

 という男子生徒の声とともに、今くっついたばかりの両膝が、またもや左右に分かれたのである。

「きゃぁぁぁっっっ!!!」

 突然の再開脚に、瑞穂は驚きと羞恥の悲鳴を上げる。
 立ち上がろうとして両手を地面につけていた瑞穂は、当然ながら下半身の防御がおろそかになっていた。
 瑞穂のお尻には薄く頼りないスカートの生地が1枚かぶさっていただけである。
 そんな状態で、またもやいきなり左右の膝をいっぱいにまで開くほどに開脚させられてしまえば、頼りなくも瑞穂の白桃を隠していたスカートなど盛大にめくれ上がり、そしてスリットによって左右に分かれるスカートは、瑞穂の恥ずかしい部分を少しも隠すこともなくなってしまう。
 そうして剥き出しにされた瑞穂の下半身は、お尻の割れ目の真ん中に穿たれた小さな窄まりと、そしてほとんど見えないような淡い産毛がうっすらと浮かぶ秘められし秘割れが、完全に白昼の日の光の下に晒されていたのだった。
 その格好は、まるで地面に這ったカエルのようなみっともない格好であった。
 おまけに、今や瑞穂の股間の割れ目は、香織に入れられた小さなボールのせいで、はしたない汁を染み出させている。
 その濡れた秘唇を完全に剥き出しにされたのである。

「あっ、やっ、やだ・・・やめてください!」

 瑞穂は、またしても急いでスカートで剥き出しのお尻を隠そうとするが、今度は両脚が水平になるまで開かれてしまっているため、スカートもきちんと下ろすことができず、また、真ん中のスリットも完全に閉じることができなくなっているため、恥ずかしい部分を隠すことができない。
 何度かスカートの生地を引っ張ったりしてみたが、結局どうすることもできず、瑞穂は両手で自分の股間を隠すことしかできなかった。
 両脚を無理やり開かれるという格好は、今までと同じだが、今までは立っていたために、前と後ろを隠すことで何とか核心の部分を見えないようにすることができていたのだが、地面に転んだ姿を後ろから見られるということは、身体を、股間を、真下から覗き込まれるということである。
 そうなると、立っていたときには、辛うじて隠れていた最も恥ずかしい淫裂が、最も見えやすい位置にあることになる。
 その部分は、これまでの学園生活で、何度も何度も男子たちに見られてしまった部分である。
 先ほどの音楽室からの帰りの廊下でも、ラジコンボートのカメラによって、隅々まで観察された。
 しかし、屋外の日の中で、その部分を剥き出しにするなど、瑞穂には考えるだけでも耐えられない羞恥心に襲われてしまうのである。
 聖女学園に入学して以来、屋外で性器を晒したことも、1度や2度ではないし、屋外での放尿や脱糞さえも経験している。
 それでも、瑞穂の羞恥心は少しも小さくなることはなく、恥ずかしい思いをすればするほど、さらなる羞恥心に身を焦がしてしまうのであった。

 何とか立ち上がることができた瑞穂だったが、その間、股間をありとあらゆる角度から見られる視線をさえぎることはできなかった。
 と、苦労して立ち上がった瞬間、またしても瑞穂の両膝がくっついた。

「きゃっ!!」

 今度は、辛うじて転ばずに手と膝を地面につくだけですんだ瑞穂だったが、その格好は、四つん這いと同じであり、聖女学園の制服を着た状態でそんな格好をしてしまえば、先ほどよりもさらに奥までお尻を晒すことになる。
 始終顔を真っ赤にしっぱなしの瑞穂は、さらに頬を紅潮させて膝立ちの状態で両手を後ろに回し、スカートと両手でお尻をガードしようとしたが、上体を起こして両手を後ろに回した瞬間、再び両膝が一気に左右に開かれた。
 またしてもリモコンで磁力リングを操作されたのである。
 膝立ちで両手を後ろに回したところで、いきなり脚を広げられてしまった瑞穂は、もう何度目になるかもわからない悲鳴を上げながら、腰を地面に落とし込んでしまった。
 その瞬間、一瞬瑞穂の身体がビクンと仰け反った。
 芝生に生えていた雑草の茎が、ちょうど落ち込んできた瑞穂の股間のクリトリスを弾いたのである。
 瑞穂は、再三にわたる男子による磁力操作によって翻弄されたが、ようやくなんとか体制を立て直すことに成功した。
 そうして、さらなる羞恥に襲われながらも、何とか立ち上がった瑞穂は、少しでも早く寮にたどり着こうと足を進める。
 しかし、男子たちのいたずらから逃れられるわけもなく、その後、瑞穂が寮に着くまでの間、何度も何度も脚を開かれたり閉じられたりを繰り返し、そしてそのたびにバランスを崩して転んだり、ふらついたりしながら、遅々とした歩みで寮への道のりを進んでいったのだった。
 

 ようやく寮の玄関までたどり着いた瑞穂は、乱した息を整えながら、ロビーに座り込んでしまった。
 そして、瑞穂に続いてロビーに入ってきた男子生徒の方を、チラッと一瞥した。
 男子生徒たちは、楽しそうに瑞穂を眺めている。
 瑞穂は、彼女にしては珍しく相手を責めるような目で、男子たちを見つめていた。
 いかに温厚な性格の瑞穂といえども、今の今まで散々自分を辱めていた男子たちに、いつもの澄んだ瞳を向けることはできはしない。
 と、そのとき瑞穂のおなかの辺りから、「ピー、ピー」という音が鳴り響いた。
 どうやら、瑞穂の膣内に収められたボールが、寮にたどり着いたことを感知したようだった。

(・・・こ、これで、このリングが外れますわ・・・)

 瑞穂は、一瞬の安堵の後、その考えが甘かったことを悟った。

「ふぁっ・・・んっ・・・あぅっ・・・はぁぁぁぁぁんんんんぅぅぅっっっ!!!」

 突然、瑞穂の口から淫らな喘ぎ声が漏れたかと思うと、背が弓なりに仰け反った。
 音とともに、瑞穂の膣の中で、ボールが信じられないほどの勢いで震え、回転を始めたのである。

「あうぅ・・・・んっ・・・・・やぁ・・・だめっ・・・・んぅぅぅ・・・」

 寮のロビーの真ん中で座り込んだ状態から仰け反ったために、仰向けになってしまい、膣奥を突き上げるようなボールの動きに、はしたなく腰を突き上げてしまう瑞穂。
 余りの刺激の激しさに、瑞穂は、今の自分の状況――寮のロビーで男子たちに見られながら悶えている――に気を払う余裕がなかった。
 自分の身体の中心で暴れまわる小さな暴君の動きを取り出そうと、羞恥に耐えながら指を蜜壺に差し入れたが、勢いよく回り、激しく動き回って、なおかつ両膝のから発せられる磁力に反発して奥へ奥へと突き上げてくるボールは、とても取り出すことができはしない。
 結局瑞穂は、ただ胎内の疼きに耐えるために、股間に手を添え、悶え喘ぐことしかできないのだった。

 そして5分後・・・、ロビーに響き渡る瑞穂の悲鳴とともに、股間が一段と高く突き上げられた。
 その瞬間、瑞穂の両膝に止まっていたリングが、「カシャ」という音ともに外れ、床に落ちた。
 たっぷり10秒間、魅惑的なブリッジ姿勢を保った後、ロビーの床に崩れ落ちた瑞穂の蜜穴から、溢れる愛液とともに、粘液をまとった小さなボールがこぼれ落ちたのだった。

 瑞穂は、そのまま意識を失ってしまった。
 男子も女子も、誰もが通る寮のロビー、その真ん中で、仰向けになり、大きく両脚を開いて、濡れた秘唇をエントランスの扉に向けて眠りについてしまった。
 はだけたミニスカートは、瑞穂のおなかの辺りにかぶさるだけで、白い下腹部はロビーの照明に照らし出されている。
 そして、その股間を中心にロビーのカーペットが濡れている、そんなはしたない姿を晒しながら、瑞穂はいまだ頬に赤みの残したまま安らかに目を閉じていた・・・。
 瑞穂に遅れること30分、真由美と綾が寮に戻り、エントランスで大股開きして眠っている瑞穂の姿を見つけて抱き起こすまでの間、瑞穂は、ロビーを通りかかる男子生徒全てに、乙女として見せてはならない姿を晒しつづけていたのだった。


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