最後に、希が三角棒の上にその身を託した。
希は前を向いて、すなわち、階下の方を向いて傾斜三角棒を跨ぐ。
希は、自分自身クリトリスが非常に敏感だということに気がついていた。
そのため、できるだけその多感な突起に刺激が加わらないように心がけているのである。
それに、小学生のころなどは、友達の女の子たちに心配がられ、先生たちにしかられながらも、階段の手すりに腰掛けて、滑り台のようにして降りたりもした希である。
もともと活発な希は、下を向いて滑り降りるその体勢自体には、それほど恐怖心をあおられはしない。
しかし、そんな希も、この階段の三角棒には恐怖を感じずにいられないのだった。
小学校の階段の手すりを滑っていたころは、きちんとスカートやズボンを、そして下着を身に着けていたし、腰掛けるときも、さすがに手すりを跨いだりはせず、脚をそろえて横向きに腰掛けるようにしていた。
そして、何よりあのころの手すりには淫靡で卑猥な仕掛けは何一つなかった。
だが、今、希が腰をおろしている三角棒は、女の子の大切な部分を最大限にいじめ抜くように巧妙な仕掛けが施されており、そして、なにより下着ひとつ身に着けることの許されない聖女学園女子生徒たる身では、女の子の最後の砦たる薄布一枚隔てることなく、直接女の子の大事な部分を、その淫らな三角棒の上に晒さなければならないのである。
希は幼いころ、自分は女の子らしくないと思っていたが、この学園に来てから、自分がどこまでも女の子であるということを、嫌というほどその身に刻み込まれた。
この三角棒もまた、希に自分が女の子であることを思い知らしめる道具のひとつであった。
希は、慎重に、なるべく刺激を受けないように三角棒の上に跨った。
だが、いくら慎重になったところで、両脚を大きく開いて跨らなければならない以上、スカートのスリットはきれいに分かれ、下着を身に着けることの許されない飾り毛に覆われた股間が剥き出しになってしまう。
その魅惑の股間からは、先ほどの廊下渡りのときに溢れ出た蜜液が、今も滴り落ちて、三角棒の上に潤いを染み込ませているのだった。
希は、自らの恥じらいの部分に気を払いながらも、周りの様子を見渡した。
ちょうど今、男子たちは先ほどの瑞穂の放尿滑走と、1階の床にへたり込んだ瑞穂の姿に気をとられていて、自分に対する意識が薄れているところだった。
(今がチャンスだわ。
瑞穂ちゃん、ごめん!)
希は、男子の注目を一身に浴びている瑞穂に申し訳ないと思いながらも、この好機を利用することにした。
どのようにあがいたところで、この傾斜三角棒からの陵辱は免れることはできない。
しかし、その陵辱にさらに男子たちの視線が加わることだけでも、避けようと思ったのである。
希は、身体を支えている両手から力を抜き、三角棒の上を滑り始めた。
「・・・んくっ!」
希は、股間を三角棒の頂点に擦り上げられる刺激に、くぐもった声を上げた。
だが、なんとか声を殺すことができ、男子には気づかれずにすんだ。
「・・・んぐっ・・・・あくっ・・・・・ふぁっ・・・・・」
(だ・・・だめ・・・声を上げたら、気がつかれちゃう・・・・)
「くひぃっっ!!」
だが、3つ目の突起を通過するとき、とうとう希の口から決して小さくはない喘ぎ声が漏れてしまった。
その声で、男子たちが一斉に希の方を振り向く。
2階の方を仰ぎ見た男子たちの目には、スカートを盛大にめくり上げながら階下へと滑り降りてくる希の股間がはっきりと映った。
「なに、もう希ちゃん滑ってるの?!」
「希ちゃん抜け駆けはよくないなぁ〜」
希の気持ちなど考えずに、勝手なことを口にする男子たち。
と、そのときひとりの男子が妖しく笑みを浮かべながら目を光らせた。
「そんな希ちゃんにはお仕置きだ!」
その男子はそう言うと、今、希が乗って滑っている三角棒の支柱を、力いっぱい蹴りつけた。
ビーーーーーーン
という音が階段に響く。
その瞬間、
「くぁぁぁぁっっっ!!」
と、希の口からあられもない嬌声が発せられた。
男子生徒が三角棒の支柱を蹴ったことで、三角棒全体が振動し、その振動が希の股間を直撃したのである。
「お、こりゃおもしろいぞ」
それを見た男子たちが、次々に三角棒を揺すりにかかった。
支柱を蹴る者、三角棒を叩く者、棒全体を揺する者・・・男子たちは、思い思いの方法で希の乗る三角棒に揺さぶりをかける。
「あっ・・・くっ・・・やめ・・・くぁっ・・・んひっ!」
希は滑り初めとは打って変わって、三角棒が揺れるたびに、耐え切れない呻き声、喘ぎ声を漏らしながら、身悶えていた。
それも無理はないことだろう。
三角棒はそれ自体だけでも、少女たちの股間を割り開き、秘密の蜜泉を際限なく責めつづけて、恥辱の絶頂まで突き上げてくる。
その滑らかな頂点と突起に責められながら、さらに振動まで加えられているのである。
それは、廊下の三角棒の上で棒が振動するときの比ではない。
きょう、体育の授業から教室に帰るときに、廊下の三角棒が振動したが、そのときには、その刺激に耐え切れずにその場でうずくまって時が過ぎるのを待った。
しかし、今、この傾斜三角棒においては、たとえ振動に耐えられなくなったとしても、三角棒上の滑走を止めることができないのである。
摩擦と突起と、そして振動・・・それぞれの刺激が、それ単体でも少女たちの官能を揺さぶるには十分な力を持っている。
それが、すべて同時に襲い掛かるのである。
いくら強気に振舞っている希でも、耐え切れるものではなかった。
特に、突起を乗り越える瞬間にタイミングよく揺すられてしまうと、声を殺して耐えることは不可能で、あられもない嬌声を上げながら身を強張らせるのを食い止めることはできない。
そのうち、三角棒の半ばまで到達した。
そこには、希の直前に滑り降りた瑞穂の失禁の跡が広がっていた。
ほんのわずかしか時間がたっていないため、まだ三角棒の表面に妖しく光る恥尿が流れている。
そこに希の股間が滑り込んできた。
勢いよく滑り降りてきた希の股間は、その表面に浮かぶ瑞穂の尿をしぶかせながら三角棒の上を滑走する。
それは、まるで希自身が放尿しながら滑っているかのような光景だった。
希の股間を中心に、黄色く光る飛沫が広がり、希のスカート、セーラー服、そして顔にまで雫が飛び散っていく。
そして、瑞穂のおしっこを股間で受け止めながら滑っていく最中にも、男子たちの棒揺すりは続いていた。
希の股間を濡らしているのは、瑞穂のおしっこだけではなく、自らの蜜壷から流れ出た恥ずかしい汁も多分に混じっている。
あとわずかで三角棒が終わるというところまできた。
しかしそこで、三角棒の上の突起がいくつか連続して続いており、ちょうどよく希のクリトリスと膣、そして肛門とをその照準に収めた瞬間、何人もの男子の力で、三角棒が勢いよく突き上げられた。
「あぐぁぁぁぁぁっっっっ!」
その瞬間、耐えに耐えつづけた希の気力がついに途絶えた。
目を必死に閉じ、そして全身に力を込め、そして次に全身に溜められた力が発散した。
希がイッた瞬間だった。
希は全身が脱力した状態で1階の廊下に降り立ち、座り込んでしまった。
口元は、ハァハァと荒い息を繰り返し、両肩から全身を震わせている。
その全身に瑞穂のおしっこを浴びていたるところにシミを作った姿は、いつものボーイッシュで勝気な希とはとても思えないほどに淫らなものであった。
そんな希を見ながら、男子たちが口々に言葉を交わしていた。
「希ちゃん、抜け駆けしようとするから、バチが当たったんだね」
「そうそう、神様はちゃ〜んと見ているんだよ。
これからは、きちんと僕たちに断ってから滑るようにね。
そうしたら、三角棒の上に山芋の汁を塗るぐらいで、許してあげたのに♪」
その男子たちのからかいとも本気とも言えない嘲笑に、希は潤んだ瞳を震わせるだけだった。
こうして、5人全ての少女たちが、この階段の傾斜三角棒下りで絶頂を迎えてしまったのである。
乙女の恥をさらけ出した5人の少女たちは、みんな廊下の床の上に座り込んで、いまだにひくつく下半身の疼きに心と身体を震わせていた。