次に三角棒の上に腰を下ろしたのは瑞穂であった。
だが、三角棒の上に晒された瑞穂の姿は、他の誰よりも卑猥で、そして恥ずかしいものであった。
瑞穂は真由美や由紀と同様進行方向である1階に背を向けて、上を向く格好で三角棒の上に跨った。
だが、他のクラスメイトたちが三角棒の傾斜面を両膝で挟み込むようにして、少しでも股間にかかる力を弱めようとしていたのに対し、瑞穂の両膝は、限界まで広げられており、三角棒に触れてさえいない。
これは、とりもなおさず香織によって瑞穂の両膝につけられた超磁力リングの力によるものである。
まるで両膝の間に見えないつっかえ棒でも挟んでいるかのように、両膝を1m近くも離すことを瑞穂は強いられており、その磁石の反発力は、この三角棒の上でも健在である。
本来であれば女の子の恥ずかしいところにかかる力を少しでも軽減させてくれるはずの太もも・膝・ふくらはぎの援護は期待することができず、瑞穂は、この三角棒の上で、本当に股間の割れ目の1点のみでその全体重を支えなければならないのである。
その苦痛は、普段の三角棒渡りの比ではなかった。
しかも、この両膝をがに股に開いた体勢は、この三角棒を滑り降りるのに非常にバランスが悪く、希と両手をつないで身体を支えてもらいながら三角棒の上に乗っている今でさえ、右に左にグラグラと揺れるのを止められないのである。
そして、瑞穂の身体が揺れるたびに、三角棒の頂点をくわえ込んだ瑞穂の割れ目がクニクニと形を変え、理不尽な快感が流れ込んでくるのに加え、根元を糸できつく絞り込まれた状態で、身体と三角棒との間にはさみこまれたクリトリスが、電気でも流されたかのように、全身を痺れさせる。
この余りにも不安定な状態では、とても綾のように正面を向いてこの三角棒を滑り降りることはできはしないため、瑞穂は後ろ向きで、三角棒に跨ったのである。
だが、この体勢は、瑞穂の緊縛されたクリトリスが、確実に三角棒の頂点に押し付けられる格好となることにほかならない。
現に、今、まだ滑り降りる前ですら、身体の揺れにあわせて形を変えるクリトリスから、瑞穂の全身を駆け巡るはしたない感覚が送り出されている。
瑞穂は既に切迫した状況に追い込まれていた。
「み・・・瑞穂ちゃん・・・大丈夫?」
希は、余りにも不遇な状況に置かれたクラスメイトに、本当に心配そうな顔でたずねる。
「・・・こ・・・怖い・・・」
そんな希の問いかけに、瑞穂は心底恐怖をあらわにする。
しかし、当の希にも、そんな瑞穂に対して助けの手を伸ばす術はないのだった。
「瑞穂ちゃん・・・いくよ・・・」
希は、瑞穂の身体の落下を食い止めているために、つながれていた両手の指から、ゆっくりと力を抜いた。
「・・・っ・・・!!!!」
瑞穂の身体は、階下へと滑り降り始めたのだった。
瑞穂にとって、悪夢の始まりだった。
身体の落下に伴い、瑞穂の股間を擦り出した三角棒の頂点は、これまで瑞穂が経験したことのないほどの刺激を、いたいけな割れ目に刷り込んでいった。
今までは、たとえほとんど効果が期待できなかったとはいえ、太腿や膝の援護で、辛うじて全体重の何%かを軽減させることができたのである。
たとえ、わずかの重みであろうとも、敏感な割れ目にとっては大きな助けになっていた。
しかし、今、三角棒の頂点は、瑞穂の柔らかい肉唇を割り開いて、いつもより深く粘膜に食い込んでいく。
そして、その状態で瑞穂の股間を擦りあげていくのである。
おまけに、今の瑞穂の性器は、普通の状態ですらなかった。
凶悪な糸をクリトリスの根元に縛り付けられて、ただでさえ、耐え難い刺激が常時瑞穂の股間を襲っている上に、つい先ほどまで、ラジコンボートの凶悪な水責めにあっていたのである。
それに加えて、後ろから前に流れていく摩擦感。
「いやっ、だめ、・・・あふっ・・・だ、だめですっ!!」
身体が滑り始めた瞬間から、瑞穂は泣き喚き出した。
だが、どんなに拒んだところで、この悪魔のような仕打ちから逃れられるわけではない。
瑞穂は、無防備な股間を三角棒に滑らせながら、1階への長い道のりを滑り降りていくのだった。
おまけに、そんな不遇極まりない瑞穂の状況に追い討ちをかけるように、階段に待ち構えているのは、クラスの男子生徒の視線である。
「うっわ〜、瑞穂ちゃんのお尻丸見えじゃん」
「ちょっと、脚開きすぎなんじゃない?
割れ目の襞も全開っていう感じだよ」
「滑り降りてくる瑞穂ちゃんのお尻、かわいいね〜♪」
その言葉は、瑞穂の心にさらなる羞恥心を植え付ける。
「いやぁ・・・お願いで・・・あひっ・・・み、見な・・・ひぐっ・・・・」
瑞穂は、声を振り絞って哀願を重ねるが、その言葉すらも、あまりの刺激に絶え絶えになってしまう。
そして、無数の突起が瑞穂の柔らかな股間に襲い掛かってきたのだった。
「あぐっ・・・・・・・・・・・・んくぅ・・・・・・・・・・ひゃっ・・・・・・あぁぁんっっ・・あぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」
みんなのように、太腿を使ったわずかばかりの減速も期待できない瑞穂は、加速度的にうっすらとうぶ毛に飾られた割れ目に、三角棒の突起を迎え入れていった。
既に、真由美、綾、由紀の3人によって施された愛液のコーティングにより、突起は何の抵抗もなく瑞穂の股間にもぐりこみ、そして柔らかい粘膜を散々にいたぶった後に、とどめとばかりに、今や風船糸の緊縛によって瑞穂の最大の急所に成り果てたクリトリスに最後の一撃を与えていく。
股間を全開に開き、その不安定な身体を支えるために前傾姿勢を余儀なくされた瑞穂に、その攻撃を避ける術も、和らげる方法もありはしない。
瑞穂は、ただ突起の上を通過するたびに、かわいらしくもはしたない喘ぎ声を口から漏らし、背を仰け反らせたり身体をうずくめさせたりしながら、周りを取り囲む男子たちの目を楽しませるのだった。
そして・・・
「んっ・・・だめ・・・で・・あひぃっ・・・・・とめ・・て・・もう・・・・・あふっ・・・だめ・・だめ・ですっ・・・んんんんんんぅぅぅぅぅっっっっ!!!!」
瑞穂の切迫した言葉が途切れた瞬間、瑞穂の身体がうずくまった状態で一瞬強張ったと思うと・・・プシャッという音ともに、瑞穂の開かれた股間から、琥珀の飛沫が広がった。
それは、紛れもなく快感に耐え切れずに絶頂とともに失禁してしまった瑞穂のおしっこの飛沫だった。
尿道の出口を、三角棒に圧迫された状態での失禁のため、おしっこは瑞穂の股間を中心に四方八方に飛び散り、瑞穂の太ももやふくらはぎはもとより、スカートやセーラー服も金色の雫が振りかかる。
そしてその間も、絶えず後ろ向きに落下を続けている瑞穂の前方には、なおも飛沫を上げながら三角棒を彩る恥じらいの噴水が広がりつづけるのだった。
大きく股間を開いて、その股間を三角棒の頂点と突起に押し付けて、おしっこをしぶきを上げながら階下へと落下しつづける瑞穂。
その全身は、今も噴出している黄金の泉の雫を浴びながら後ろ向きにスライドし、今やセーラー服やスカートはおろか、顔や
髪にまでその雫の跡が広がっていた。
全身におしっこを浴びながら絶頂を迎え、いまだ快感の波に打ちひしがれながら喘ぐ深窓の美少女。
本来ありあえないはずの、決して目にすることはできないはずの姿、光景・・・それさえも聖女学園では日常の中で繰り広げられるイベントのひとつに過ぎないのだった。
ようやく傾斜三角棒の呪縛から解き放たれ、1階の床にへたり込んだ瑞穂は、目に涙を浮かべながら自らが粗相した雫が床に広がり、そして目の前の三角棒の端から滴り落ちる光景を呆然と見詰めることしかできなかった。