第71章


 次に、階段の傾斜三角棒の上に跨ったのは、由紀だった。
 由紀は、希に身体を支えられながら、1階にお尻を向ける後ろ向きの格好で、ゆっくりと三角棒の上にいたいけな股間を晒していく。
「の・・・希ちゃん・・・わたし・・・怖い・・・」
 由紀は、ゆっくりと三角棒の上に跨りながら、涙目になりながら希に訴えた。
 それも無理はないことだろう。
 先にこの三角棒を渡った真由美と綾の恥態は、2階から見ていた由紀たちの目に焼き付けられている。
 あの真由美が、そして綾が2人そろって男子の前で絶頂を迎えながら降りていったのである。
 どれほどの刺激が襲い掛かるのかわからない。
 そして、自分がそれに耐えられるか・・・由紀には全く自信がなかった。
 それでも、この三角棒を滑り降りなければならない。
 由紀は、潤んだ瞳で希を見上げた。
 その瞳を見つめ返した希は、由紀の身体を優しく包み込んだ。
「ごめん・・・由紀ちゃん。
 でも、わたしたちは・・・こうするしかないの。
 由紀ちゃんを助けてあげることはできないけど・・・由紀ちゃんだけに恥ずかしい思いはさせないから・・・・だから・・・・」
 希は、気を抜けば目が潤んでしまいそうになるのをグッとこらえながら、由紀の耳元でそうささやいた。
「・・・希ちゃん・・・」
 由紀は、その言葉とともに、身体を支えている両手から力を抜いて、恥獄の滑り台へと滑走をはじめたのだった。

 滑走と同時に、由紀の柔らかい割れ目に潜り込んでいた三角棒の頂点が、敏感な粘膜を擦り始める。
 転校してきて2日目、そしてさきのロープ渡りで再三にわたって水鉄砲で股間をほぐされてしまっていた由紀には、このわずかな刺激さえも、耐えがたい痺れとなって全身を疼かせる。
 だが、それはこれから始まる恥辱から比べれば、序の口のようなものである。
 1つ目の突起が由紀のお尻に向かって突き進む。
 その突起は、由紀のお尻を滑り抜け、そのまま恥じらいの割れ目を2つに分かち、膣口を満遍なくほぐした後、既に充血して勃起しているクリトリスを、力強く弾いて由紀の股間をくぐり抜けていった。
「んひっ!!」
 由紀は、その刺激にたまらず背筋をピンと伸ばして反応したが、そのときには2つ目の突起が由紀のお尻にもぐり込んでいた。
 2つ目、3つ目、4つ目、5つ目・・・・・。
 三角棒の上を滑り落ちていく由紀の股間には、三角棒の上にびっしりと突き出した突起が、容赦なく飛び込んでくる。
 ひとつひとつの突起に敏感に反応する由紀は、ひとつの山を越えるたびに、あられもない声を上げ、髪を振り乱しながら、階下へと滑り落ちていくのだった。
 由紀は、無我夢中で両膝や両手に力を込めて身体の落下を食い止めようとするが、三角棒の表面はツルツルに磨き上げられ、その上その表面にはしみ出した媚薬が膜を張っている。
 それに加えて、先に滑り降りた真由美と綾と、そして今滑り降りている自分自身の愛液で、ビショビショに濡れているため、どんなに力を込めても、その落下を食い止めるどころか、速度を緩めることすらできはしない。
「・・・だめ・・・やだ・・・んぁっ・・・くぅ・・・おねがい・・・・とめ・・・はぁぁっ・・・て・・・・くひぃぃぃっ・・・・」
 由紀は喘ぎ悶えながら、決してかなえられることのない願いを口走っていた。
 なおも、大量の突起が由紀の股間に襲い掛かり、密壷から陰核までを満遍なく愛撫していく。
 次第に、由紀の身体は力なく折れ曲がり、三角棒に抱きつくような格好で滑り落ちていった。
 だが、この姿勢では、敏感なクリトリスが容赦なく突起に押し付けられてしまう。
 それでも、襲いくる快感に脱力している由紀には、その刺激から逃れるために上半身を起こすことはできない。
 そして、下半身の刺激によりさらに全身から力が抜けていくという恥辱の連鎖から逃れることはできなかった。
 快感に全身をゆだねてしまっている由紀の淫裂からは、おびただしい量の愛液が溢れ出し、三角棒の表面を輝かせ、さらにすべりをよくしてしまう。
「すげぇ、すげぇ、あそこから飛沫が上がってるぜ」
「お尻の穴までビショビショだな」
 周りを取り巻く男子から、由紀の惨め極まりない格好に対して、からかいの声がかけられる。
「ひっ・・・だめっ・・み、見ない・・で・・・・あはんっ・・・い・・言わな・・・くはんっ!」
 しかし、男子にどれだけ見られようとも、何を言われようとも、由紀にはただその状況を甘受する以外に何一つできることはない。
 三角棒に跨るために大きく脚を開いているため、ただでさえ左右に分かれてかわいいお尻を丸見えにしているスカートは、さらに滑走の風圧で舞い上がって由紀のおなかのあたりでヒラヒラとなびいてしまっている。
 そのため、突起の刺激に呼応するようにヒクヒクとするお尻の穴から、突起を飲み込んでは汁を滴らせる女の子の割れ目まで、全てを晒してしまっているのである。
 そんな剥き出しの由紀のお尻は、三角棒の上の突起を乗り越えるたびに上下に揺れ、なまめかしい腰振りを披露しながら、1階へと滑り降りていく。
「あっ・・・だめっ・・・・・くひっ・・・・こ、これ以上・・は・・・あひっ・・・だめ・・・だめ・・・とめ・・・て・・・・はふっ・・・あんっ・・あっ・・」
 由紀だどれだけ哀願しようとも、身体の落下がとまるはずもなく、さらに加速をつけて滑っていく。
「も・・・もう・・・・・だ・・・・だめっ・・・・・・あっ・・・ん・・・あ・・・あ・・あ・・・・・・あ・・・あぁぁぁ・・ぁぁぁぁぁああああぁぁんんんんっっっ!!!!!」
 由紀の身体が傾斜三角棒のほぼ真ん中へんに到達したとき、由紀のひときわ高いソプラノが響き渡り、そしてプシュッという淫らな音とともに多量の密を股間から噴き出しながら、絶頂の高みへと突き上げられたのだった。

 しかし、由紀の悪夢はまだ終わりではなかった。
 まだ三角棒の半分を超えたに過ぎないのである。
 由紀の身体は、なおも落下を続けていた。
「あぁっ・・・ひぃっ・・・だ、だめっ・・・だめなの・・・・もう、そこ・・・今はだめっ・・・・くぁっ・・・やぁぁぁっっっ!」
 由紀は、絶頂の余韻に浸る間もなく、さらなる激流に飲み込まれていた。
 たった今、イッたばかりの身体は、全身の頭からつま先にいたるまで敏感になっている。
 そして、さらに過敏になった由紀の女性器が、三角棒の餌食になっているのである。
 イッたばかりで敏感になった由紀の女性器は、なおもとめどなく襲い掛かってくる三角棒の摩擦と突起の攻撃に、完全に屈服を余儀なくされていた。
 三角棒の頂点にパックリと分け放たれた由紀の女陰は、その全貌を男子たちの眼前に晒し、そして次々とその柔肉に飛び込んでくる突起を飲み込んでいった。
 そして、由紀の股間を抜け出てきた突起は、三角棒の媚薬の効果か、それとも由紀の過敏な体質のせいか・・・その表面に大量の愛液をまとわりつかせ、そして由紀の滑り降りた跡を、きらきらと光沢を含んだ蜜で満たしていった。
 もはや、由紀は1度昇り詰めた絶頂の余韻に浸る間もなく、その高みから降りることも許されず、さらなる高みへとそのいたいけな身体を突き上げられていた。
 2回目は1回目よりも高く、そして3回目は2回目よりも激しく、由紀の身体は気を果てさせる。
 今までは一瞬で身体を突き抜けていた快感が、長時間に渡り持続的に由紀の全身を翻弄するのである。
 実際の時間にしてみれば、滑り台を降りるまでのわずかの時間であるが、それは由紀にとって永遠よりも長い絶頂地獄であった。

 そして3回目の絶頂を迎えて由紀の意識が途切れる寸前・・・由紀の身体は、三角棒の端から空中へと放り出された。
 ベチャッ・・・という音とともに、由紀の身体が廊下の床に落ちる。
 三角棒を跨いだ体勢からそのまま廊下に女の子座りの格好で落ちた由紀は、その股間と三角棒の間に大量の愛液飛沫をまき散らしながら、ようやくこの恥辱の階段から開放されたのであった。
 しかし、由紀はもは目から涙を流しながら全身を、そして下半身をヒクヒクと痙攣させることしかできなかった。


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