「お次は、綾ちゃんの番だよぉ〜」
「やっ、やだやだ!来ないでぇ!あっち行ってよぉ!!」
ついに、自分のところまで来てしまった順番に、必死の思いで綾は駄々をこねた。
「こらこら、わがまま言っちゃ、いけませんよぉ、あ〜やちゃん♪」
「あや、わがまま言ってないもん!」
「まったく、綾ちゃんは駄々っ子なんだから」
綾と男子たちの言い分のどちらが正しいのかは別として、どちらに決定権があるかは、誰の目にも明らかだった。
「さて、綾ちゃんは、どこをきれいにしてほしい?
ちっちゃな割れ目の中?それとも、かわいらしいお尻の穴?それとも・・・そのきつ〜く縛られておっきく膨らんでいるクリトリスかな〜?」
男子生徒は、ラジコンボートの砲身の照準を、綾の股間の前から後ろまで、満遍なく移動させながら綾を威嚇する。
そのカメラアイの中には、大きく股を広げた綾のおまんじゅうのようにつるっとした割れ目から、色素の沈着も薄く、うっすらとピンク色に輝く肛門、そして、音楽教師香織の手によって、見事なまでに根元を糸で緊縛され、風船によって上に向かって吊り上げられているクリトリスが、ひとつひとつズームアップされて映し出されていた。
「ほら、早く決めないと、3ヶ所同時洗浄しちゃうぞ〜♪」
「え、や、やぁ!そんなのやだぁ!!」
綾は、男子の言葉に狼狽する。
だが、自分の意思で、恥ずかしい部分のいずれかを決められるものでもない。
と、綾がどうすることもできずに立ちすくんでいると、男子からさらなる声がかかる。
「じゃあ、あと10秒で決めないと、3ヶ所同時に水洗いするからねぇ〜。
10♪」
「え、そ、そんなっ!」
「9♪」
「やだ、おねがい、やめてぇ!」
「8♪」
「あうぅぅぅ・・・・」
「7♪」
綾の気が動転している間にも、男子のカウントダウンは進んでいく。
(や・・・そ・・・そんなのやだよぉ・・・・・。
で・・・でもでも・・・・お豆ちゃんに水かけられるのは・・・・だめぇ・・・・)
「6♪」
(でも、お尻もやだよぉ・・・・・・・でもこのままじゃ・・・・・)
「5♪」
「あ・・・・あそ・・こに・・・・」
とうとう、綾の口から諦めの言葉が漏れ出した。
それは、当然ながら積極的な選択ではなく、消去法から導かれた苦渋の選択である。
「聞こえないから4♪」
「そ、そんな・・・・あ、あそこっ・・あそこです!!」
「『あそこ』じゃわからないから、3♪」
男子がそう言うであろうことは、綾にもわかっていた。
これまでの学園生活で、男子の要求に対して「あそこ」という言葉で許してもらえたことはない。
だが、今まで、何度も言わされてきた言葉ではあったが、それは、今でも決して平気で口にすることはできない言葉だった。
それでも、言わなければさらなる恥辱に追い込まれてしまうのである。
「2♪」
綾は、うつむき、目にうっすらと涙をためながら、淫辱の言葉を紡ぎ出した。
「お・・・おま・・んこに・・・・お願いします・・・・」
「聞こえないよぉ〜、1♪」
「おまんこに、お願いします!!!」
綾は、とうとう大声で恥ずかしいセリフを叫んだ。
もう、目からは涙がこぼれ、顔は耳まで真っ赤である。
年頃の少女が決して口にしてはならない言葉、それを声に出してしまうのは、この学園の生徒であっても、死にたくなるほどの羞恥心を感じてしまうのである。
「りょ〜かい、綾ちゃんは、『おまんこ』をきれいに洗ってほしいんだね。
ぼくは、てっきり脚でも洗ってほしいのかと思ったけど、まさか『おまんこ』を洗ってほしいとはねぇ〜」
綾は、その男子の言葉に愕然とした。
そう、確かに「どこを?」と聞かれただけで、恥ずかしい部分のいずれかを選べと言われたわけではない。
だが、恥ずかしい部分を言わなければ、決して許されはしなかったであろうことは確実である。
そうとわかっていても、男子たちの狡猾な誘導に、綾は、恥ずかしい言葉を口にしてしまったことを悔やんでいたのだった。
「さて、それじゃあ、早速仕事に取りかかろうか」
男子生徒は、綾の心情を無視しつつ、ラジコンボートを操縦する。
その言葉に、綾は、グッと股間に力を込めた。
両脚を閉じることもできず、両手を下ろすこともできない綾には、股間に力を込めて、襲い掛かる水を小さな割れ目で受け止め、その刺激に耐えることしか抵抗する手段がないのである。
と、綾の心の準備ができたところで、その瞬間が訪れることとなった。
「発射っ!!」
「あひゃぁぁぁぁんっ!!!!」
男子の掛け声から遅れることわずか数瞬、綾の悲鳴が鳴り響いた。
綾は、襲い来るであろう淫孔への水撃に耐えるべく、股間に力を込め、恥ずかしい声を上げてしまわないように、唇を噛み締めてその瞬間に臨んだ。
しかし、なんとラジコンボートから発射された水撃は、綾が覚悟を決めた股間の蜜壷にではなく、風船の糸に緊縛され、無防備に全てを晒してしまっている淫豆、クリトリスに叩きつけられたのである。
たとえ、心構えができていたとしても、予告されていた膣口への攻撃に耐えられたかどうか定かではないが、ましてや、一切心構えもしておらず、おまけに根元をきつく引き絞られて、風に舞う風船に自由自在に弄ばれている女の急所、クリトリスに、まさに不意打ちを打ち込まれてしまっては、到底耐えられるわけもない。
綾は、2階のフロア全体に鳴り響くような悲鳴を上げながらも、自分の身に降りかかった事実が何なのか、にわかにはわからなかった。
と、何も考えられない状態の綾に向かって、第2波が襲い掛かった。
「あきゃんっ!!!!」
またしても、股間の淫らな突起に向かって、寸分たがわず狙いをつけ、耐え難い刺激を送り込んでくる。
男子たちは、今までの希、瑞穂、由紀に水を浴びせかけたときのように、砲身から水流をとめどなく放水しつづけるのとは違い、まるで大砲のように、水のかたまりをひとつひとつ、綾のクリトリスに向かって打ちつけてきていた。
それは、継続的な刺激にこそならないものの、1発に込められた刺激は放水の比ではなく、1発ごとに、綾の頭を真っ白にしてしまうかのようであった。
男子は、さらにもう一発、綾のクリトリスに向かって水弾を打ち込んで、綾に悲鳴を上げさせた。
そこで、ようやく綾は、自分のどこに水がぶつけられ、なぜこんな状態に陥っているのかがわかった。
「そ・・・そんな・・・約束が・ちが・・・・ずるいよぉ・・・・・・」
綾は涙目になりながら、悲痛な思いを訴える。
そんな綾に向かって、男子生徒の返事は冷酷だった。
「別に、どこに当ててほしいか聞いただけで、そこを狙うとは言っていないよ」
「そうそう、綾ちゃんがおまんこに当ててほしいって言っただけだもんね」
そう言って、再び水弾を放つ。
「んきゅぁぁぁぁ!!!」
またしても、水の塊は綾の緊縛されたクリトリスに直撃し、そこから一本の糸でつながれた風船が揺れるのだった。