第65章


「さ〜て、次は、瑞穂ちゃんかなぁ〜〜♪」
 一通り希に屈辱の腰振りダンスを晒させてから、男子は、希の前を進む瑞穂に照準を合わせた。
「え、あ、やっ、いやです!!
 許してください!!お願いします!!」
 男子生徒の呟きを聞いた瑞穂は、一気に狼狽して嘆願する。
 それも、無理もないことだろう。
 何しろ、瑞穂は今、このロープ渡りをしている5人の中で、誰よりも恥ずかしく、そして誰よりも不遇な立場に立たされているのである。
 磁気リングによって、強制的に限界まで左右に広げられた両膝、そんな少女の下半身を一切守ることをしてくれないスカート、そして極めつけは、誰よりも清純なイメージの瑞穂の股間の割れ目に覗く、卑猥に搾り出されたピンクの宝玉と、その根元に結ばれた1本の糸につながれた大きな風船。
 普通の女性であれば、そのうちのどれかひとつであっても、人生で最大の羞恥と屈辱を味わうであろう仕打ちを、この清楚な少女は、同時にその身に受けているのである。
 それも、どのような角度から見られても、何一つ身体を隠すことのできない空中で。
「瑞穂ちゃん、大事なところが、変な汁ですごく汚れているよ。
 これって、な〜に?」
「あ・・・そ、そんな・・・・み、見ないでくださいぃ・・・」
 両脚をいっぱいに開いた体勢から逃れることのできない瑞穂は、哀願する以外に、この羞恥から逃れる術はない。
 だが、そんな願いを、男子たちが聞き入れる可能性は、万に一つもあり得ないのだった。
「だって、そんなに脚を広げて、まるで見せびらかしているみたいじゃん。
 ボートのポンプで洗ってほしくて見せつけているんでしょ♪」
「そ、そんな・・・・こ、これは、香織先生に・・・あぁぁ・・・」
 とうとう、瑞穂は目を潤ませて言葉に詰まってしまった。
「そんな瑞穂ちゃんには・・・ここ!!」
 男子の掛け声とともにボートから透明な線がほとばしる。
 そして、その線は、寸分たがわず瑞穂の最も敏感で、そして今、最もみじめな仕打ちにあっているクリトリスへと直撃したのだった。
「あひゃぁぁぁぁぁっっっ!!!」
 深窓の令嬢のような唇からは、絶対に発せられないような淫らで恥ずかしい声が、廊下に響き渡った。
「あっ・・あひっ・・や、やめっ・・・くひぃぃぃっ・・も、もうっ・・・だ・・んぎぃぃ!!」
 次々と、瑞穂の口から漏れ出す、あられもない言葉・・・それは、普段からいやらしい仕打ちを受けているこの学園であっても、瑞穂の愛らしい唇から、ほとんど発せられることがないほどに卑猥な言葉であった。
 剥き出しの上に緊縛された敏感極まりない陰核に、容赦のない水流を叩きつけられたのだから、それも無理はないことだろう。
 その刺激は、とても13歳の少女が耐えられる代物ではないのである。
「瑞穂ちゃんでも、そんな声、出すことがあるんだ〜」
「きょうは、新しい瑞穂ちゃんを発見しっぱなしだね。
 こんなに脚を開いてくれたり、あんなはしたない声出したり」
 口々に瑞穂を批評する声を、不遇な少女はほとんど聞き取ることもできないでいるのだった。
 

「いよいよ、次は由紀ちゃんだね〜」
「お、ここから先は我がクラスのパイパン3人娘の連続登場だな!!」
「あ、ほんとだ。
 希ちゃん、瑞穂ちゃんのお毛毛っ娘の次は、由紀ちゃん、綾ちゃん、真由美ちゃんのつるつるっ娘だ〜」
 男子の少女たちに向けられた股間談義に、由紀をはじめ、綾、真由美、そして希、瑞穂の頬が燃えるように赤くなる。
 少女たちにとって、たとえ生えていようとも、生えていなくとも、決して人目に晒されたくない、そして触れられてほしくはない話題のひとつである。
 生えている少女にとっても、生えていない少女にとっても、そこはコンプレックスと羞恥の渦巻く秘められし部位なのだから・・・。
 だが、この聖女学園にとっては、その少女たちの最大の秘密ですらも、決して守られることはない。
 それは、この学園に来てたったの2日しか経っていない由紀であっても例外ではなかった。
 由紀の真下にラジコンボートが潜り込んできた。
「う〜ん、やっぱりきれいな割れ目♪」
「あ・・・やっ・・・・み、見ないで・・・・・・ぇ・・・・・」
 由紀は、今にも泣き出しそうな顔をして、震えた声を出す。
 何とか、懸命に両膝を合わせて恥ずかしい部分を隠そうと試みるのだが、大きく左右に分かれたロープに足をかけているこの状況では、どうしても両膝を合わせつけることができない。
 おまけに、いまだ足元から吹き上げるつむじ風が、スカートをはためかせており、まさに四方八方からの視線を遮る術は、何一つ残っていないのだった。
「おやぁ?でも、やっぱり由紀ちゃんの割れ目も、お汁で濡れているぞ〜」
「あ、ほんとだ。
 どうして、こんなところが濡れているんだろう?
 不思議だなぁ〜♪」
「ねぇ、由紀ちゃん、ここなんで濡れているの?
 そこについているのが、何なのか教えてくれたら、股間を洗うの、やめてあげてもいいよ」
「え・・・あ・・・・・そ・・・・・・そ・・んな・・・・・」
 由紀の顔が、いままで以上に真っ赤に染まる。
 股間がなぜ濡れているのか、そして何がそこを濡らしているのか。
 それを男子に問い掛けられることで、いままで以上に、股間を濡らしていることを認識させられてしまう。
 そして、今まさにその部分に照準を合わせて狙いを定めているラジコンボートの砲身。
 由紀の後ろを進んでいた希と瑞穂が、その砲身の餌食になっていたときの声を耳にして、その恐怖を心と身体に刻み込んだ由紀は、その砲撃から何としても逃れたかった。
 だが・・・・そのために突きつけられた条件は、さらなる恥辱を伴っている。
 この学園に転入するまで、耳にしたことのなかった数々の言葉、生まれて初めて耳にした言葉の数々、「おまんこ」「アナル」「クリトリス」「愛液」「オナニー」「自慰」「絶頂」「アクメ」「イク」・・・・。
 この1日半の間で聞いた言葉の大半は、これまでの由紀にとっての13年という短い人生で、知らなかった言葉、耳にもした事のない言葉ばかりだった。
 急速に性の知識を詰め込まれつつある由紀だったが、いまだに、男子の言っている卑猥な言葉の意味は、半分も理解できていない。
 だが、意味はわからなくとも、その言葉の語感や口調から、想像するのも恥ずかしい意味であることは、予想がつく。
 その言葉を自分の口から言わされる。
 それはある意味、いままで温室のような世界で生きてきた由紀にとって裸を見られる以上の恥辱を伴う。
 だが、それを言わなければさらなる辱めを受けることは必至である。
 由紀は、長い沈黙を経た後、目を閉じ、うつむきながら口から言葉をつむぎ出した。
「あ・・・・あ・・・あい・・・・・・・」
 由紀はか細い声で恥辱の言葉を紡ぎ出した。
「聞こえないよ〜、もっと大きな声で言わないと」
 少女の羞恥心をさらに煽り立てるように男子が声をかける。
 だが、由紀はその言葉に従う以外に術はなかった。
「・・・・あ・・・・・・あい・・・・んっ・・・・・・・愛え・・・・」
「時間切れ〜〜!!!」
 まさに由紀が恥辱の言葉を口にしようと口を開き、そして震えた声をあげた瞬間、それに覆い被さるように男子たちの無情の言葉が廊下に響く。
 そして、その声と同時に・・・
「んああぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」
 2階の廊下一帯に、少女の悲鳴が響き渡った。
 ラジコンボートの砲身から、強力な水流が吹き上がったのである。
 しかし、その水の砲撃は、希や瑞穂に向けられた一条のピンポイント照射ではなかった。
 ラジコンボートの砲身から、放射状に扇型の水が吹き上げられたのである。
 その扇は、少女たちの進行方向と平行に、すなわち、由紀の股を縦に切り裂くように伸びている。
 その水のナイフは強力な水圧で、かつ非常に薄く吹き上げられており、まさにナイフエッジのような鋭さで、由紀の大股開きで無防備に晒された股間に襲い掛かったのだった。
 そのウォーターナイフは、由紀の股間を、由紀の無毛の割れ目のスジから、お尻の割れ目をに沿って、真っ二つに切り分けるように、絶妙に調整されていた。
 たとえ、由紀がその水流から逃れようと腰を動かしたとしても、すぐにそれに追従して、ぴったりと股間の割れ目を、水の刃物が深く切り込んでくる。
 縦一直線に結ばれた薄刃は、その上に身を委ねる少女の、ありとあらゆる恥ずかしい部分をその餌食にしていた。
 その水刀身は、由紀の割れ目を左右に切り分け、その奥に隠れていた恥辱の器官を、その刃先で弄ぶ。
 音楽の授業の余韻に浸るクリトリスを水圧で弾き、尿道口を的確に刺激し、大陰唇と小陰唇を切り裂いて膣内へと突破した水流は、今にも子宮口に届きそうな勢いである。
 さらに会陰部から肛門まで切り裂くように走り抜け、お尻の割れ目に沿って余った水流を後方へと押し流す。
 それは、まさに刀の上に股間を晒してるかのような、恐怖と快感がせめぎあう刺激だった。
 由紀は、下半身から送られてくる余りに強烈な刺激に、白い喉を反らせながら、息も絶え絶えになりながら喘いでいた。
 しかし、男子のラジコンボートによる攻撃は、とどまるところを知らず、転校2日目の由紀相手であっても、全く容赦がなかった。
「あ・・・んひっ・・・お、おね・・・が・・・・がぁぁぁっ・・・・も、もうやめ・・・あきゅあっ!!」
 不安定なロープの上で、身をよじり、腰を振りながら、必至で水流から逃れようとする由紀だったが、男子の巧みな操縦によってロックオンされた由紀の陰部は、決してその照準から外れることはなかった。
 大きく開いた2本のロープにかけられた脚は、とても閉じることができない。
 おまけに、もはや力が抜けかけている両脚の代わりに、今由紀の身体を支えているのは、手すりロープに捕まった両手である。
 そのため、その両手を使って股間の余りに耐え難い刺激を食い止めることもできはしない。
 由紀は、何の抵抗もできずに、ただ男子たちが由紀の身体に満足するまで、恥ずかしい股間を、男子たちの前に差し出して、そこを自由にいたぶる権利を、男子たちに委ねることしかできないのであった。


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