第62章


 少女たちは、真由美、綾、由紀、瑞穂、希の順で向かって右側のロープの掛け橋に足を踏み入れていった。
 その順番は、恥ずかしいお仕置きを受けている綾と瑞穂を、少しでもかばってあげようという、少女たちの精一杯の努力であった。
 だが、どんな隊列を組もうとも、少女たちはロープの上では、それぞれが孤立無援であり、両手両脚の動きを制限された少女たちは、無防備な身体を廊下の真ん中で晒すよりほかはない。
 そうして、5人の少女たちが順序良く50cmの間隔を持って張られた2本のロープの上に足を乗せていく。
 
 真由美は当然順調に足をロープに乗せていったが、続いて渡ろうとした綾の様子はちょっと違っていた。
 何しろ、今、綾の股間の幼い肉芽には風船に結び付けられた糸が結ばれているのである。
 これまでは両手で風船を押さえ込んで糸をたるませていたが、このロープの上では、両手は横の手すりロープにかけていなければならず、当然風船に手を添えることは不可能である。
 綾は、意を決して両手を風船から離し、手すりを握り締めた。
「あひゃんっ!!」
 突如、綾の口からかわいらしい喘ぎ声が発せられた。
 綾の束縛から逃れた風船は宙に舞い、そして綾の陰核と直結している糸を、ピンと張り伸ばしたのである。
 綾は、自然と腰を前に、そして上に押し出すように背筋を伸ばした格好になってしまう。
 だが、どんな体勢をとろうとも、その分だけ風船は宙に浮かび、決して糸をたるませてはくれない。
 おまけに、その風船の浮力はかなり強いようで、糸を張り詰めると同時に、その糸の通過点である綾のスカートのスリットを根元からパックリと割り開いてしまっていた。
 綾の無毛の幼い割れ目は、ロープに足を乗せる前から、既に明るみに出されてしまい、緊縛された小さくも固く充血したクリトリスとともに、周りの男子たちの熱い視線に晒されてしまっていた。
 そうして、そんな恥ずかしい姿のままで、廊下の掛け橋に足を踏み入れていくのだった。

 目の前でいやらしい声を上げ、恥ずかしい格好でロープの上に乗っていく綾を見つめ、綾の心配をしながらも、由紀はゆっくりと慎重に自分の足をロープの上に乗せていった。
 音楽室に来るときのように、自分のせいでほかの女の子たちに恥ずかしい思いをさせるのはもう絶対に嫌だった。
 その一心で、由紀は、今度は何とかバランスを取りながら足を乗せることができた。

 だが、由紀に続いてロープを渡る瑞穂は、そうはいかなかった。
 何しろ、瑞穂はいまだに超磁力リングによって両膝を限界まで左右に開いているのである。
 そんな状態で50cm間隔のロープの上に乗ることは困難極まりない。
 結局、瑞穂には、足元のロープを1m近くも押し開きながらがに股でロープの上に足を乗せる以外の方法は残されてはいなかった。
「あ・・・や、・・・いやっ・・・・・・・・・・」
 惨めな空中大開脚を強いられてしまった瑞穂だが、ロープの掛け橋の上での羞恥は、それだけにとどまらない。
 このロープの上は非常にバランスを取るのが難しいため、両手を左右の手すりロープにかけなければ、立つことも困難なのである。
 ましてや、今、瑞穂は余りにもバランスの悪い両膝開きの体勢にある。
 もはやかたときも手をロープから離すことは不可能であった。
 その結果、乙女にあるまじき大開脚を強いられ、スカートの助けも受けられない瑞穂の下半身は、最後の砦たる両手すらにも見放され、見るも恥ずかしい姿で前も後もさらけ出されてしまったのだった。
 さらに、瑞穂にはこの強制開脚に加えて綾と同様の風船クリトリス緊縛のお仕置きも受けているのである。
 瑞穂の風船もまた、空中に解き放たれると同時に、自分を束縛している瑞穂の木の芽に結び付けられた糸をいっぱいに張り詰める。
「あんっ、や・・・・・そ、そんなっ・・・・だめぇ・・・・・」
 瑞穂は、ロープの上で無残にも両脚を開きながらの陰核陵辱になす術もなく泣き言を口にし、少しでもその刺激から逃れようと、股間を前へ、上へと突き上げるような格好をとらざるを得なかった。
 そのがに股大開脚状態で自らの秘部を突き上げるような格好は、女の子としてあるまじきはしたなく惨めで、そして破廉恥な姿だった。
 そんな娼婦ですらも顔を赤らめるような体勢を、このクラスで最も純情で清楚で、羞恥心が強い瑞穂がとっているのである。
 周りを取り囲む男子生徒は、もはや乗り出さんばかりに瑞穂の身体を舐め回すように観賞し、そして、少しでもいいアングルを探して前に後ろに移動する。
 後から見れば、瑞穂のかわいらしくも小さなお尻が丸見えになり、そして前に回れば、はしたない開脚を強いられた股間には、産毛のような若草に彩られた未熟な割れ目と、その奥から糸によって引っ張り上げられているクリトリス、そしてその刺激に耐え切れずに漏らしてしまった羞恥の蜜の光が、何にも隠されることなく開陳されているのだった。

 また、瑞穂がロープに乗ったことにより、ほかの少女たちにも影響が出ていた。
 脚を閉じることのできない瑞穂がロープを1m近く間で押し広げているため、既にロープに乗っている真由美、綾、由紀の足元のロープもまた強制的に広げられてしまい、全員そろって1mの開脚を強いられてしまったのである。
 音楽室に来るときには由紀が担ったこの強制開脚装置の役を、今度は瑞穂が引き継ぐこととなったのである。
 しかも、今度は、由紀がやったように断続的に開いたり閉じたりするのではなく、継続的に開かされることとなった。
 その結果、それまでは何とかスカートのスリットが重なり合うギリギリの状態で耐えていた真由美と由紀のスカートも見事に左右に分かれてしまい、前から順番に真由美、綾、由紀の3つの無毛のパイパン割れ目がそろって陳列されることになったのであった。
 真由美は、自分の股間がさらけ出されたことにより股間に集中する男子の視線を汚らわしいもののように感じて目に屈辱の色を宿し、綾は、いまだに風船の刺激に腰をプルプルと震わせ、そして由紀は、自分の股間を改めて晒しものにされてしまったという羞恥心で今にも泣きそうな顔をするのだった。

 そして、最後に既に1mの間隔に広げられ、はじめっから開脚渡りを突きつけられた希は、顔を赤らめながらも、股間になびく陰毛を剥き出しにした状態で、堂々と胸を張ってロープの上に降り立ったのであった。
 

 こうして、5人の少女たちは、来るとき以上に不利な体勢で、無防備な身体を2階廊下の空中に晒しながら、恥辱の綱渡りを敢行するのだった。


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