第60章
ようやく、少女たちの股間からハンドベルが抜かれ、そしてきれいに汚れを舐めとってそれらのベルが回収された。
香織は、そのベルが入った箱を片付けると、再び5人の少女の前に立った。
「はい、みんなのハンドベル演奏はこれで終りね。
みんな、かわいくて、なかなかよかったわよ」
香織は、そう言って少女たちを褒め称えたが、当の少女たちにとってみれば、途方もなく恥ずかしい、そして淫ら極まりない演奏だったのである。
少女たちは、香織の言葉を聞きながら、目を伏せ、そして頬を紅潮させることしかできなかった。
「はい、それじゃあ、みんな席に戻っていいわよ」
香織の言葉に、5人の少女たちが、ようやく淫らな舞台からの退場を許された。
だが、一瞬香織が何かを思い出したような顔になって、
「あ、瑞穂ちゃんと綾ちゃんは、席に戻るの、ちょっと待って」
と言って、2人の少女を呼び止めた。
瑞穂と綾は怯えたような顔で香織を見つめる。
それも当然である。
何しろ、瑞穂と綾、2人の少女たちの股間には、いまだ外されることなく香織の手と直結されたクリトリス緊縛糸がはめられているのである。
このままでは、席に戻ることもできはしない。
既に2人の陰核はこれ以上ないというほどに硬く充血し、ちょっとでも刺激が加われば、全身を貫くような電流が迸るほど鋭敏になっている。
そんな神経剥き出しの器官に成り果てたクリトリスを、繊細な糸で結ばれているのである。
ただ、立っているだけでも、少女たちには地獄のような苦悶が襲いかかってくる。
おまけに、瑞穂は、いまだに磁気リングによって強制開脚状態のままという有様だった。
だが、その恥辱地獄からもようやく開放されるときがきたのである。
だが、香織の口から出た言葉は、2人の期待を完璧に裏切るものであった。
「それじゃあ、今から瑞穂ちゃんと綾ちゃんにはお仕置きをしますね」
「えっ・・・」
「ふぇっ・・・」
瑞穂と綾が驚きと怯えの入り混じったような表情で反応した。
席に戻って椅子に座りかけた由紀も、香織の言葉に反応して、ふっと、いまだ教室の前に立ち尽くしている2人のクラスメイトの方に顔を向けた。
「あら?
わすれちゃったの?
瑞穂ちゃん、自分で脚を開くことができなかった上にベルも鳴らせなかったでしょ。
それに綾ちゃんは、ハンドベルを入れた後、ハンドベルを床にぶつけちゃったじゃない。
そのとき言ったでしょ、『お仕置きをする』って」
香織の言葉に、瑞穂も、そして綾もそのことを思い出したかのように、はっとなった。
確かに、そのとき香織は「お仕置きをする」と言っていた。
「そ、そんな、もうお仕置きは・・・・!!」
瑞穂は、怯えた瞳に、勇気を振り絞って香織にそう告げた。
確かに、瑞穂は、このハンドベル演奏の間、ずっとこの磁気リングによってはしたない開脚を強いられるという耐えがたい仕打ちを受けていた。
これが、お仕置きでなくてなんであるのか。
だが、香織は笑顔で瑞穂に言った。
「あら、そのリングは素直に脚を開かなかった瑞穂ちゃんの脚を開くための道具。
お仕置きとは別よ。
あ、でも、そんなにそのリングでお仕置きをしてほしいんだったら、それもいいかなぁ。
そうだ、恥ずかしがり屋さんの瑞穂ちゃんにはぴったりのお仕置きになりそう!」
香織は、自分の思いつきのすばらしさに、嬉しそうに手を叩く。
「本当は、そのリングは今はずしてあげようと思っていたんだけどぉ・・・、今、口答えした分のお仕置きとして、きょうの放課後まで、そのリングはつけっぱなしね。
そのリングをつけたまま、寮についたら、外してあげる」
「えっ・・・・あ・・・・そ、そんな・・・・・」
瑞穂は、香織の言葉を信じられないような表情で聞いていた。
今から、寮に帰るまで、ずっとこのリングをつけられたままにされる・・・。
それは、その間じゅう、絶えず恥知らずなまでに両脚を広げ、前も後ろも、アソコもお尻も、さらけ出しながら歩かなければならないということである。
「お・・・お願いします・・・・先生、はずしてください・・・」
「だーめ、口答えをした瑞穂ちゃんが悪いの♪」
「・・・・・・・」
結局、瑞穂の哀願は受け入れられることはなく、放課後までこの破廉恥開脚を強いられることとなってしまった。
「さて、それじゃあ改めて、瑞穂ちゃんと綾ちゃんにお仕置きをしましょうね」
「そ・・・そんな・・・ひどい・・・・」
この上さらに恥ずかしいお仕置きをされてしまう。
瑞穂は、香織の言ったことが信じられなかった。
「あら、瑞穂ちゃん、さっき言ったでしょ。
そのリングは口答えした分のお仕置き。
これからが、ベルを鳴らせなかった分のお仕置きよ」
香織は、妖しい笑みを浮かべ、手にしていた瑞穂と綾のクリトリスへとつながっている糸を巻き取りながら、怯えている2人の少女の方へと進んでいく。
そして、ちょうどその糸が少女たちのクリトリスから1mほど伸びたところまで巻き取ると、「プチッ」とその糸をそこで切ってしまった。
そして、いつの間に用意したのか、傍らに置いてある箱のふたを開けると、そこから直径30cmぐらいの風船を2つ取り出した。
風船は、箱から出されると、ふわふわと空中に浮かび、音楽室の中を漂い始める。
香織は、その2つの風船から垂れている糸を手にすると、そのままその糸を、瑞穂と綾の股間から伸びた糸の先に結び付けてしまったのである。
こうして、2人の少女は、自らのクリトリスを緊縛している糸の先に、風船を取り付けられ、常に敏感な木の芽を風船に引っ張り上げられるという、余りにも恥ずかしすぎる格好にされてしまった。
「いやぁ、こんなの・・・・恥ずかしすぎますわ・・・・・」
「こんな・・・・嫌だよぉ・・・・・」
瑞穂と綾は、今にも泣きそうな顔をしながら自らの股間の卑猥な仕掛けを見つめていた。
「さ、これでいいわ。
きょうは、2人ともこのまま教室まで戻ること」
「そ・・・そんな・・・・・」
「うぅぅぅぅ・・・・許してぇ・・・」
瑞穂と綾は、両手で自分の股間を隠して、香織の方を見つめたが、香織は決して許してはくれなかった。
綾は、両脚を内股にくの字に曲げて股間を隠しているが、最も恥ずかしい場所から目の前を通過して頭上まで伸びる糸とその先に浮かんでいる風船は、どうやっても隠すことはできない。
そして、瑞穂はさらに卑猥な格好をしている。
両脚につけられた超磁力リングのせいで両脚を閉じることができないため、思いっきり脚を開いた状態で、その両脚の付け根から、風船が浮かんでいるのが全て丸見えになっているのである。
その2人の少女の姿はどこまでも恥ずかしく、そして淫らであった。
瑞穂と綾は、少しでも股間の敏感な自分の肉豆に加わる刺激が少なくなるように、糸を手繰り寄せ、風船を胸元に抱えるようにして糸をたるませた。
そうしないと、ふわふわと空中をたゆたっている風船の揺れが、クリトリスに絶えずやわらかくももどかしい刺激を与えることになるのだ。
おまけに、綾の場合は、その糸を風船に任せて上に引き上げられると、糸の通り道であるスカートの前側のスリットが上まで割り開かれてしまい、ツルツル一本筋の恥ずかしい割れ目がその奥からさらけ出されてしまうのである。
一方、瑞穂にその心配はなかった。
なぜなら、両脚を磁気リングによっていっぱいまで開脚させられている瑞穂のスカートは、完全にめくりあがり、はじめっから瑞穂の前も後も隠すことはできていないのだから・・・。
そんな恥ずかしい仕掛けを2人のいたいけな少女たちに施した香織は、
「その糸はお仕置きなんだから、教室につくまで外しちゃだめよ。
まぁ、あたしが結んだんだから、そう簡単に解けるわけもないけどね。
教室に戻ったら、あきちゃんに外してもらって。
あきちゃんなら、あたしの糸、解くことができるはずだから」
と言って、2人を開放したのだった。
香織が言う「あきちゃん」とは、由紀たちのクラスの副担任である亜紀子のことである。
香織と亜紀子は、かつての聖女学園時代の同級生であり、大の親友であることは、この学園の誰もが知っている事実だった。
と、2人の股間に風船が結ばれ、瑞穂と綾の羞恥心と被虐心に火がついたところで、授業終了のチャイムが鳴った。
これで、少女たちにとって、長く恥ずかしい音楽の授業は終わったのだった。
「はい、きょうはここまでね。
それじゃあ、みんなまた来週ね♪」
香織は、そう言って音楽の授業を締めくくったのだった。