第40章


 由紀は、斜めに立てられた三角棒に、恐る恐る歩み寄った。
 目の前に、恐ろしげに上を向いた頂点と、その上にピンと張られたロープが、まるで次の獲物を求めるようにして横たわっている。
 そのロープは、かすかに粘りを持つ、きれいな液で濡れていた。
 そう、それはまぎれもなく、今、由紀の目の前でこの三角棒階段を登っていった希の恥ずかしい痕跡であった。
 その汁の量は、明らかに上にいくほどその量を増やしており、階段の中腹あたりでは、表面張力に耐えかねた蜜液が、流れるようにして斜面を下っている。
 愛液を滴らせながら登り続ける希は、今や道のりの3分の2ほどのところまで進んでおり、あと少しで2階にたどり着きそうなところまできていた。
「あぁ・・・うぅぅっ・・・・あひっ!!
 あんっ・・・ふぅ・・・」
 希は、三角棒の上で右に左に身体をのたうち回し、淫らな喘ぎ声を上げながらも、ゆっくりと着実に高さを重ねていく。
 由紀は、そんなクラスメイトの恥態を目にしながら、自らもその身を三角棒の餌食になるべく、その身を悪魔のような階段に捧げていくのだった。
 

 由紀は、ゆっくりと三角棒の上に跨っていく。
 この傾斜三角棒は斜めになっていて、割りと下の方まで棒が延びているため、小柄な由紀でも自分で簡単にその棒に跨ることができる。
 だが、すぐに由紀の脚は床から離れ、そして全体重を三角棒の一点にかけることになった。
「あ・・・うんっ!!」
 棒の先端が、由紀のいたいけな二枚貝を割り開き、少女の最も敏感で恥ずかしい部分をいたぶるべく、その食指を伸ばしてくる。
(あぁ・・・・な、縄が・・・・)
 由紀は、普段の廊下に渡されている三角棒との感覚の違いに戸惑った。
 この傾斜三角棒の上には廊下の三角棒と違ってロープが張られている。
 そのロープは三角棒の頂点の上に沿うように張られているため、そこに跨ってしまえば、ロープは三角棒よりもさらに深く、少女の恥ずかしい割れ目の中へと侵入してくるのだ。
 由紀は、今まで渡ってきた三角棒よりもさらに破廉恥度をアップさせたこの階段の仕掛けに、絶望すら感じていた。
 ロープを咥え込んだ由紀の股間は、今まで以上に感度を増し、全身に痺れるような快感を送り込む。
 ただ、跨っただけでこの刺激である。
 おまけに、この格好・・・。
 由紀の姿を後ろから見ることのできるクラスメイトたちには、実にあられもない姿が目に映っていることは、今まで希の姿を見ていた由紀自身には、火を見るより明らかである。
 

 由紀は、全身を駆け巡るピンクの電流と全身を真っ赤に染め上げるほどの羞恥心に耐えながら、ゆっくりと自分の目の前のロープに手をかけて、それを引っ張り上げた。
「くんっ!!」
 新たな刺激に、由紀の身体が一瞬強ばる。
 そう、ロープを手にして上に登るためには、どうしても上半身を前かがみに倒し込まなければならない。
 だが、その姿勢は、由紀の身体の中でも最も恥ずかしくそして最も敏感ではしたない宝玉を、三角棒、そしてロープへと押しつける姿勢となるのである。
 おまけに、前方のロープを手に持って引き上げると、ロープが10cmほど三角棒から離すことができるのだが、それさえも、ロープを深く淫裂に食い込ませる動作となってしまう。
 だが、このロープ以外に掴まるところがない以上、これ以外の方法でこの階段を上ることはできない。
 この階段では、どんなに辛く、そして恥ずかしくても、三角棒に跨って両脚をあられもなく開き、前かがみになって快感の源たるクリトリスを棒とロープに押しつけ、そしてロープを手で持ち上げて、恥ずかしい淫裂と淫乱な肉芽にさらに食い込ませながら、2階への長きにわたる道のりを進まなければならないのである。
 由紀は、目に涙を浮かべながら、その絶望的なまでに破廉恥極まりない三角棒の上を登り始めた。
「あくぅぅぅ・・・・」
 由紀は、わずか10cmも動かないうちから、背を仰け反らせて喘ぎ声を上げてしまった。
 それほどまでに、ロープの刺激は強烈だった。
 それは、前の授業で受けた縄跳びによる股縄責め以上の刺激を生み出してくる。
 何しろ、いくら由紀が軽いとはいっても、その全体重が股間にかかっているのだ。
 既に、由紀の表情は必死の形相となり、苦悶の表情で眉間に皺を寄せていた。
 

(の・・・登らなくちゃ・・・)
 由紀は、下半身から流れ込む淫ら極まりない刺激に唇を噛み締めながら、上を見上げた。
 そこには、濡れたロープと、そのロープをはさみ込んであられもない姿を晒している希のお尻の中心に淫裂と肛門とが、余すところなく覗き見えている。
(あ・・・あんな格好で登らなくちゃならないなんて・・・うぅ・・)
「は・・はずかしぃ・・・」
 由紀は、思わず心の声をつぶやく。
 そして、自分もゆっくりとした足取りで登り始めた。
「あうぅ・・・・んっ・・・」
 由紀は、ロープに作られた結び目に手をかけるようにして、腕に力を込める。
 手に握るロープをたぐり寄せると、その分だけ身体が持ち上がる。
 そして、その身体が持ち上がった分だけ、股間にはさみ込んだロープが由紀の敏感な粘膜を擦り上げ、恥ずかしくもたまらない刺激を流し込んでくるのである。
 そして、手をかけるときには助けになってくれるその結び目も、それが由紀の股間にとってはまぎれもない凶器へと変貌を遂げる。
「うぐぅっ!!」
 1個目の結び目が、由紀の股間に襲いかかった。
 その結び目は、まず手始めに前かがみになって押しつけられている由紀の最大のウィークポイントである肉真珠に牙をむく。
 廊下渡りによって、既にビンビンに勃起してしまっている由紀のクリトリスは、完全に自身を守ってくれるフードから脱皮し、充血した性感の塊を剥き出しにしている。
 そんな神秘的な突起に、縄の荒々しい刺激が加わってくるのである。
「う、うぐぅぅぅ!!」
 由紀は、傾斜三角棒の上で、呻き声とともに、背筋を伸ばした。
 それとともに、一瞬力が抜けかかった両腕にとっさに力を込める。
「はぁ・・はぁ・・・・・・・」
 既に息を切らせてしまった由紀だが、まだ始まってから30cmしか移動してはいない。
 おまけに、この結び目を越えなければ上への道は開かれないのである。
 そして、その結び目は下から上まで実に30個以上もつくられており、今由紀が直面しているのは、その1個目に過ぎないのだった。

 由紀は、既にほとんど力が入らなくなっている内股に力を入れて、少しでも股間を浮かせるようにし、プルプルと震えながらも、その結び目を越えようとした。
 その間にも、再三に渡り由紀のクリトリスには耐え難いほどのいやらしい刺激がもたらされる。
 その試練に耐えながら、由紀は必死にロープをたぐり寄せた。
 そして、ようやく結び目をクリトリスが越えようとした瞬間・・・
「きゃうっ!!!」
 由紀のちいさな口から、黄色い悲鳴がほとばしった。
 微妙に結び目に引っかかっていた由紀の恥辱の突起が、ロープの結び目を越える瞬間に「ピン」と弾かれたのである。
 そしてそれと同時にクリトリスを責め上げた結び目は、由紀の尿道口を刺激しながら膣口へと、コンビネーションをきめながら入り込む。
「うっ・・あふぅ・・・・」
 その瞬間、由紀の淫裂からは、おびただしい量の蜜液が流れ出した。
(や・・・・やだ・・・・な、中に・・・・い、いやぁ・・・・)
 由紀は、しばらくの間、その状態でもじもじと停止した後、ゆっくりとした動作で身体を進めた。
 すると、「ニュル」という音を立てながら、由紀の淫裂から、肉の唇を割るようにしてロープの結び目が由紀の後ろへと抜け出した。
 由紀の敏感な粘膜を思うがままにいじめ抜きながらようやく外に出たロープの結び目は、テカテカと濡れた光沢を光らせ、たった今勝ち取った勝利を誇るかのように、そして次の獲物を責めるべく自己主張している。
「はぁ・・ふぅ・・・・こ、こんなぁ・・・・」
 由紀は、たった1個の結び目を越えただけだというのに、もはや身体が弛緩し、肩で息をしている。
(こ・・・こんなんじゃぁ・・・・2階まで・・・も、もたない・・・・)
 だが、そんな由紀を待ち受けているのは2つ目の結び目である。
「ひぃっ!!」
 一瞬、気が抜けたところで、その結び目が由紀のクリトリスへと第2撃を与える。
 そう、由紀はこれからこの2つ目の結び目を、再び喘ぎ声を上げ、身悶えながら越えていかなければならないのである。
 しかし、そんな第2のハードルにかかる由紀の身体に新たな異変が襲いかかってきた。
「あっ・・・んっ・・・・・あひっ!・・・・」
 由紀が、小刻みに震えながら身体を揺すり出す。
 それは、階段の三角棒、そしてその上に張られたロープにたっぷりと染み込まれた媚薬が、染み出し、由紀の敏感で淫らなピンクの粘膜へと擦り込まれた結果であった。
(あ・・・わ、わたしの・・からだ・・・・・・いやっ・・・・・んっ!!)
 既に感じすぎてしまっている身体が、さらに激しく疼き出す。
 まだ30cmしか進んでいない由紀の股間の亀裂からは、もはや溢れんばかりの愛液が、滴り落ち始めていた。
 ロープをはさみ込んだ由紀の秘肉は、由紀自身のわずかな動きによって、ロープと、そして三角棒とに擦られ、さらにあられもない姿へと変貌しを遂げていく。
 もはや、由紀にそれを食い止める術はなかった。

 それでも、由紀は前に進まなければならない。
 ここで、立ち止まっていてはほかのクラスメイトたちが登れないのだ。
 由紀は、震え悶える身体に力を込め、気力を振り絞りながら両手でロープをたぐり寄せる。
「んくっ・・・・んぅ・・・・・・あぁぁっ!!」
 由紀の股間が2つ目の結び目を越えるとともに、階段に淫らな声が響き渡る。
 由紀は、顔を左右に振りながら、その身をくねらせる。
(い・・・あ・・・だ、だめ・・・・んっ・・・・・は、はずかしぃ・・・。
 いや、だ、だめぇ・・・・・こ、こんなぁ・・・・ま、まだこんなに・・・)
 2つ目の難関をようやく乗り越えた由紀は、目の前に伸びる縄付き傾斜三角棒の先を見た。
 まだ2つの結び目、すなわち60cmしか進んでいない由紀の股間の先には、まだ何mもの距離が残されている。
「も・・・もうだめぇ・・・・・」
 由紀は、途方に暮れる間もなく、再び次の試練に立ち向かわなければならなかった・・・。
 

 1つ、2つ、3つ・・・。
 由紀は、ひとつひとつ三角棒の上で生贄を待ち受けるロープの結び目に、その身を捧げていった。
「あぁ・・・んぐぅ・・・・くひぃ・・・んっ・・あふぅ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
 だが、登れば登るほど、進めば進ほど、そして擦れれば擦れるほど、由紀は悩ましげな声を押しとどめることもできずに、あられもない姿へと変わっていく。
 由紀の恥丘の前には、媚薬と、そしてついさっきそこを通ったばかりの希の淫液とを表面に滴らせたロープが道を作っている。
 だが、由紀の秘唇が通った後には、さらに大量の聖なる蜜が塗布され、そして三角棒の斜面を垂れ流れていっているのである。
 由紀の淫肉は、希が残していった恥ずかしい汁と媚薬がブレンドされた特製ジュースを飲み込み、さらに熟成したスープを吐き出しながら進んでいく。
 由紀は、階段の中腹あたりに来るまでに、既に膝までビショビショに濡れ果て、まるでおもらしでもしたかのようなはしたない姿に成り果ててしまっていた。
 そんな由紀の姿を、既に階段を上りきった希は、2階から心配するようなまなざしで見つめていた。
 だが、そんな希も、たった今この破廉恥な階段を上りきったばかりであり、いまだに膝が震えていて、くるぶしまではしたない蜜がこぼれてしまっている。
「由紀ちゃん・・・もう少し・・・頑張って・・・」
 希は、訴えるような気持ちで由紀に励ましの言葉を告げた。
 だが、その声を聞くだけの余裕は、当の由紀には到底存在しなかった・・・。
 

 ・・・数分後・・・、階段を上りきった希を除いて、4人の少女たちが階段の棒の上に跨っていた。
 息を切らしながら、ようやく階段の3分の2に差しかかった由紀を先頭に、瑞穂、綾、真由美の順に階段を上っている。
 4人とも、三角棒に跨るために大きく股を開き、上半身を前に倒してロープを頼りに、ゆっくりと進んでいる。
 その姿は、余りにも淫靡で、そして救いようのないものであった。
 少女たちの身を覆っているのは、地肌がうっすらと透けてしまっているセーラー服、そして、前後に根元まで切れ目の入ったミニスカートである。
 特に、スカートの方はこの三角棒の上では、如何なくその機能を発揮して、前も後ろも見事に左右に割り開かれてしまって、その奥に隠されていなければならない部分を、何一つ覆うことなく晒しものにしている。
 その本来隠されなければならない部分というのは、もちろん少女たちの恥辱の源である、割れ目、ヴァギナ、そしてアナルである。
 おまけに、上半身を前に倒した少女たちは、後ろから見ればロープを咥え込んだ秘唇から魅惑的な会陰部、そしてお尻の谷間の中心に穿たれ窄まっている菊の花まで、見事に開陳してしまっている。
 さらに、その秘部の下には、媚薬と自分の前を登っているクラスメイトの愛液とが存分に染み込んだロープと三角木材が挟まれているのだ。
 そんな姿の少女たちの恥じらいは、とどまるところを知らない。
 そして、皆、それぞれに苦悶の表情と喘ぎ声を漏らしながら、必死に階段を登っていくのだった。


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