第36章
由紀は、おずおずと右脚を持ち上げて、ロープを跨ごうとした。
由紀が脚を持ち上げると同時に、クラスの男子がざわめき出す。
中でも、由紀の右側、すなわち脚を持ち上げている方の男子は、今にも席から落ちんばかりに身を乗り出し、由紀の最も恥ずかしい部分を凝視している。
「や・・・やだ・・・・そんなぁ・・・・・・」
由紀は、自分の股間に突き刺さる視線に涙を浮かべながらも、右脚を持ち上げていった。
「おぉ・・・もう少し!」
「由紀ちゃん、もっと豪快に!!」
男子たちは、授業中にもかかわらず、由紀に向かっていやらしい声をかけてくる。
「い・・・いやっ!
見ないでぇ・・・・・・」
由紀は、涙声になりながら左脚1本で立ち、両手で股下のロープが食い込んでこないように抑えながら、右脚を少しずつ上げていった。
しかし、由紀の横にいる男子より先に、由紀の前の席で縄跳びの端を持っている男子から、恥辱のセリフが投げかけられた。
「あ、由紀ちゃんの濡れ濡れ割れ目見ーえた」
そう、由紀自身も脚を上げている方にばかり気を取られてしまい、この制服のスカートの前後のスリットのことを失念していたのである。
右脚だけを持ち上げるような格好をすれば、スカートの前後の切れ目は開いてしまい、その奥に隠れているはずの由紀の恥ずかしい部分が前後から覗かれてしまうのでだ。
「ホントだ、お尻の方からもプックリ膨らんだオマンコちゃんが見える!」
由紀の後ろの席の男子もわざわざ恥ずかしい言葉を使って由紀を辱める。
「やっ!!
そんな・・・・だめっ!!」
由紀は、慌ててスカートの前後を合わせようとしたが、片脚を高く持ち上げている体勢では、無理である。
しかも、スカートを直そうと両手を縄跳びから離した瞬間、それを見計らったように、縄跳びを持つ前後の男子が、阿吽の呼吸によって再びロープを濡れそぼった由紀の二枚貝に食い込ませてきた。
「あっ!!」
ロープの食い込みに気がついた由紀であったが、もう遅かった。
前後の男子は、ロープが由紀の淫裂に食い込むや否や、ものすごい勢いでそのロープを前後に動かし始めたのだ。
「あ、あぁぁぁぁ!!!!」
由紀は、せっかく持ち上げた右脚を床に落として、さらに深くロープを食い込ませてしまう。
由紀は、両脚を内股にくの字に折り曲げて、必死に股間につきつけられる快感に耐えようとするが、男子たちの攻撃はとどまるところを知らなかった。
縄跳びを操る男子たちは、ぴったりと合った呼吸で由紀の股間に渡されたロープを、すばらしく速い速度で往復させたのである。
それは、朗読中に加えられた的確でゆっくりとした責めとは、明らかに異なる強烈な刺激を由紀に送り込むことになった。
おまけに縄の感触に加えて、そこに作られた結び目も一緒に往復して、由紀の割れ目を縦横無尽に行き来するのだ。
「あぁぁぁ!!い、いやぁ!!!!
も・・・・・・もう・・・や、やめ・・・あぁっ、あひぃ、あん、んっ!!!」
この途方もなく破廉恥な刺激に、由紀はあられもない声を上げて涙を流しながら悶え出す。
しかし、男子たちはなおも淫ら責めをやめようとはしない。
たまらず、由紀は次第に脚に力が入らなくなってしまい、のどを反らせて喘ぎながら腰を沈めてしまった。
当然、それはさらに深くロープを食い込ませるだけの結果になり、由紀のいたいけな身体に淫らな刺激を強く与えることになってしまう。
「うぐぅ・・・・や・・・・んくぅ・・・・・んぁぁぁぁ!!」
由紀は、必死に目を閉じて淫らな割れ目に加えられる不当極まりない刺激に抵抗していた。
そして、今にも弾けそうになる意識の片隅に残った理性によって、余りにもいやらしい刺激を突きつけ続けるそのロープを両手でグッと握って止めようとした。
しかし、そのロープを操っているのは2人の男子生徒であり、かつ、ロープは既に由紀自身の淫裂から漏れ落ちた大量の愛液によって、ビシャビシャに濡れてしまっている。
とても、由紀の脱力しきった弱々しい握力で止めることのできるものではなかった。
「あんっ・・・・・や、も、もう止め・・・と・・とめ・・・・あ、だ、だめっ!!」
由紀は、首を左右に振り、快感に悶え喘ぎながら、必死に止めてくれるよう頼み込む。
(こ・・・こんな・・・・お、おかしくなっちゃうぅ・・・・・・も、もう・・・やめて・・・・・あんっ!)
由紀は、自分の限界を感じ始めていた。
(・・・こ・・これ以上されたら・・・・・・・・・・・・・・だめっ・・・あぁぁ!!)
由紀は、目に涙を浮かべながら、自分の身に振りかかる淫らな刺激に抵抗していたが、もう、それも時間の問題となっていた。
これ以上されたら、理性が吹っ飛んでしまう。
そんなとき、突如としてロープの動きが止まった。
しかし、由紀の腰の動きはすぐには止まらなかった。
由紀の股間は、ロープが止まったにもかかわらず、淫らに前後に動き、更なる快感をむさぼっているようである。
(やっ!な、何なの?!と、止まらない!!!)
由紀は、自分の意思とは無関係に腰振りダンスを披露する自らの下半身に戸惑い、しかし、どうすることもできずにいた。
そんなはしたなく乱れてしまった由紀の姿は、クラスの生徒全員の目に晒されてしまっている。
と、突如縄に淫裂を擦りつけている由紀から、ロープが離れていった。
男子生徒たちがロープの高さを低くしたのである。
縄跳びの縄は、大量の蜜に糸を引きながらも、由紀の股間から離れ、そして、空中で腰を振っていた由紀の身体も、数回空振りをした後に、ようやく動きを止めた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
由紀は、もう息が上がってしまい、満足な呼吸すらできていない。
由紀の股間は、既に洪水のような愛液を漏らしており、スカートにまで飛沫が飛び散っている。
由紀は、息も絶え絶えの状態で立ちすくんでいたが、状態は何ら変わっていない。
結局のところ、この股下を通る縄跳びを脚から抜かないと座ることはできないのだ。
由紀は、既にガクガクと震えている下半身に必死に力を込めて、両手でロープが襲ってこないように押さえながら、再び右脚を上げていった。
「また由紀ちゃんの割れ目見ーえた」
「すげー、今度はぬらぬら雫が落ちてるぞ」
またもや、スカートの前後のスリットがはだけてしまい、その奥で淫らな汁にまみれている由紀の無毛の割れ目が前後から覗き見られる。
しかし、由紀は顔を真っ赤にして男子たちのセリフを聞きながらも、両手を縄跳びからは離さなかった。
(だ・・・だめ・・・・手を離したらまた・・・・)
由紀は、縄跳び越しに感じる男子たちの手の動きで、もし手を離したらまたそのロープを股間に這わせるであろうことを感じ取り、それを支える手を離すことができなかった。
当然、スカートははしたなく開き、そしてめくれあがってしまう。
だが、由紀にはそんなスカートの裏切りを、黙認するほかはなかった。
そうして、由紀の右脚が腰の高さまで持ち上がり、縄跳びの高さを越えたところで、周りの男子生徒からも容赦のない声が飛び交ってきた。
「おぉ、由紀ちゃんの大股開き!!」
「うっゎー、あんなに濡れてるぜ。
それにクリトリス、ビンビンじゃん」
「由紀ちゃん、縄跳びとの間に張っている糸がきれいだねぇ」
「そんなビショビショになったオマンコ、おっぴろげて見せて、恥ずかしくない〜?」
由紀は、周りから浴びせ掛ける陵辱の言葉に、泣きそうになりながら、急いでロープを跨いでしまおうと脚を動かし、やっとの思いで、今まで散々由紀の股間を思いのままにいたぶり、由紀を泣かせてきたいやらしい縄跳びから、股間を離した。
それでも、数秒の間は片脚を高く持ち上げた姿勢を維持せざるを得なく、その間両手はロープを押さえるために使っていたため、両手で恥じらいの部分を隠すこともできずに、淫らな汁でいやらしく輝く陰部を右側のクラスメイト全員にさらけ出すこととなってしまった。
ようやく、男子生徒たちの容赦のない縄跳び責めから逃れることのできた由紀は、机に手をついて身体を震わせると、そのままその場にしゃがみ込んでしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・も・・・・・・もう・・・・・・」
再三にわたる意地悪に、由紀は立っていられなくなっていたのだ。
「ゆ・・・由紀ちゃん、大丈夫?」
隣の席の希が本当に心配そうな顔をして、由紀に声をかけた。
「う・・・・・うぅ・・・・・の、のぞみ・・・ちゃん?
はぁ、はぁ・・・・・」
由紀は、返事をするのも大変という感じで、机に持たれかかっている。
次の瞬間、教室に異変が起こった。
由紀の余りにも苦しげなその姿を見ていた希が、今まで由紀をいじめていた男子たちの方にキッと向き直って、
「ちょっと、あんまりひどすぎるんじゃない。
由紀ちゃん、きのう転校してきたばかりなのよ」
と、縄跳びについた由紀の愛液を鑑賞している男子生徒に対して大きな声で抗議したのだ。
その瞬間、教室の中に凍りつくような静寂が走った。
しかし、その静寂は男子生徒の言葉でかき消される。
「え、だって発表中の女子には席を立たなければ何をしてもいいんだぜ。
校則忘れたのか?」
希の抗議を受けた男子生徒は、さも当然という感じでしれっと言い放った。
「そ・・・そうだけど・・・・それにしても、限度ってものがあるわ」
希は、歯を食いしばって食い下がろうとする。
確かに、校則で定められている以上、男子たちの行っている行為は正しいことなのである。
この学園では、男子も女子も校則で定められたことは絶対であり、決してそれを逸脱してはならない。
そのため、女子たちはどんなにいやらしいことをされようとも、唯一セックスからだけは守られているのである。
その校則にのっとった行為を批判する希の行動の方が、ある意味タブーですらあった。
なおも、抗議を続けようとする希に、教壇から声が飛んできた。
「希ちゃん、その子の言うとおりよ。
何も悪いことはしていないわ。
由紀ちゃんは指名されて発表して、男子たちはその間、自分たちの権利を行使しただけよ。
これがこの学園のルールだってこと、忘れたわけじゃないでしょう」
「で・・でも、先生・・・・男子たち由紀ちゃんに・・・あんまりにもひどいじゃないですか!」
「希ちゃん、もうやめなさい」
「だって、だって・・・由紀ちゃ・・・っ・・・うぐっ!!」
必死に亜紀子に語りかける希の声が、突然詰まった。
「あっ・・・うぅ・・・・・」
希は、抗議を中断して机に突っ伏したのである。
それもそのはず、抗議しているまさにそのときに、希の胎内に埋もれている椅子のバイブレーターがとんでもない激しさで動き出したのだ。
それは、いつものように巧みなテクニックで少女たちを追いやるような計算され尽くした動きではなかった。
強引なまでに激しく、そして荒々しく動き回り始めたのだ。
「あぐぅ・・・・うっ・・・・・うぅぅぅ・・・・・んっ」
希の口から抑えきれない呻き声が漏れてくる。
実は、これは教壇に設置されているスイッチを操作した亜紀子の意図的な操作によるものであった。
この椅子のバイブは、通常ランダムに設定されているのだが、教壇にあるスイッチを使って、教師の意思によって操作することも可能なのだ。
今、亜紀子はなおも口答えをする希を注意するために、そのスイッチに手をかけたのである。
当然、希の抗議の声は、はしたない喘ぎ声に置き換わる。
「もうこの話は終わり。
由紀ちゃん、席について。
それから、希ちゃんは、放課後職員室に来るように」
亜紀子は、普段の屈託のない笑顔からは考えられないほど、真剣な表情でそう告げた。
「え・・あ・・・・しょ・・・職員室・・・あっ・・・あうっ・・・・」
希は、椅子による余りにも不意な攻撃に身をくねらせながらも、亜紀子の言葉に一瞬呆然としてしまった。
「希ちゃん、返事は?」
「は・・・・・・・・・・・・・はい・・・・・あうっ・・・・くぅ・・・」
希は、悶えうなだれながらも、小さな声でためらいがちに返事をした。
由紀は、机に持たれかかりながらも、隣で、自分のために抗議してくれた親友が、何か悪いことになろうとしていることを感じ取り不安になった。
(希ちゃん、私のために・・・・・でも、希ちゃんどうなるの・・・)
由紀は、まだ息が整っていなかったが、自分の隣でうつむいて全身を震わせている希に声をかけようと振り向いた。
しかし、
「ほら、由紀ちゃんも、早く席に着いて」
という亜紀子の声にせかされて、何も声をかけることができずに、席に着かざるを得なかった。
由紀の股間は、これ以上にないほどグショグショに濡れてしまっているため、新たに愛液を染み出させることを必要とせず、そのまま椅子のバイブを咥えこんでいった。
「あひぃぃぃっ!!!」
今まで散々いじめられて感じていた由紀の股間が、胎内に広がる新たな刺激に悲鳴を上げる。
椅子に座った由紀は、背を仰け反らせながら、全身を貫く激しい刺激に悶えながらも必死に耐えた。
「んふぅ・・・・・くっ・・・・」
由紀は、ただ椅子に座るだけで今にも逝ってしまいそうになる自分の身体を、必死の思いでつなぎとめ、脚を力いっぱい内股にして、身体じゅうを駆け巡る甘い快感に対抗すべく、身体を強ばらせていた。
「はい、それじゃあもう余り時間がないけど続けるわよ。
まずは、このときのアリスの気持ちだけど・・・・・・・」
亜紀子は、由紀がようやく席に着いたのを確認すると、再び授業を再開した。
授業中、希は椅子のバイブの動きが止まることはなく、絶えずくぐもった声でうめき続けていた。
そして、その隣の由紀は、快感に身を悶えさせながらも、わずかな理性で隣に座る希のことを気にかけていた。
そうして、その後も何度か少女たちの喘ぎ声が鳴り響き、そして3時間目の授業は終わりを告げた。