第30章


 少女たちは、苦しみながらもどうにか自分たちの列に戻ることができた。
 由紀も、希に手を引いてもらって、何とか列の先頭まで来ることができたのだが、その間、脚を動かすたびに胎内で微妙に位置を変え、刺激を送る淫棒に例えようのない不安と快感を与えられ、歩くだけで息を荒げてしまっていた。
 少女たちは、5枚のマットの前に授業が始まるときと同じように各列の先頭に立ち、その後ろに男子生徒が並んだ。
 気をつけをして列の先頭に立っている少女たちは、上半身が完全に透けたTシャツを着て、股間からは、ブルマーを突き破って頭を出しているピンク色の棒の先端が丸見えである。
 度重なるいやらしい仕掛けによって、少女たちの乳首は痛いほどに勃起しており、透明で身体にぴったりとフィットしたTシャツを力の限り押し返している。
 また、股間の棒の存在は、どんなに脚をぴったりと閉じたところで隠すことはできはしない。
 結局のところ少女たちは、後ろから突き刺さるような男子の視線を一身に受けながら、恥ずかしい姿のままで整列するしかないのであった。
 

 整列した生徒たちの前に京香が立つ。
 京香もまた、股間からピンクの棒の頭を突き出させ、そのままの格好で生徒たちの前に立っている。
 しかし、京香は、わずかに頬を赤らめただけで、至って普通に歩いていた。
 だが、たとえ普通に歩いていたといっても、淫靡な格好には変わりがない。
 生徒の誰もが見とれるような身体と、そして淫らな棒を突き刺したままの股間をさらしたままの格好で、京香は説明を始めた。
「はい、みんな準備ができたわね。
 それじゃあ、きょうの後半の授業はマット運動よ。
 前転と開脚前転、最後に伸膝前転ね。
 これが滑らかにできるように頑張るのよ。
 前回の授業でもやったから、大丈夫よね」
 その言葉を聞いた少女たちは、皆曇った表情になる。
 由紀もまた、絶望的な表情を浮かべていた。

 由紀は、前の学校にいたときでも、体育が苦手というわけではなかった。
 いや、むしろ得意な部類だったと言ってもいい。
 身体の柔らかさと、機敏な身のこなしで大抵の運動は人並み以上にできる方だった。
 当然マット運動も例外ではない。
 身体の柔らかい由紀はマット運動が得意であった。
 さっき京香が言った前転、開脚前転はもとより、伸膝前転も大丈夫である。
 しかし、それはあくまでも普通の状態であればの話だ。
 普通に前転をする場合でも、どうしても起き上がるときにお尻をマットにつけなければならない。
 そして、それは当然由紀の股間に突き刺さった棒を押しつぶすことになるのだ。
 その瞬間、この淫らな棒は、暴れ出すということを先ほど経験している。
 それも、かなり激しく・・・。
 そして、次の開脚前転。
 前転を脚を開いて行うのだ。
 限界近くまで脚を開いた状態でお尻をマットに押しつけなければならない。
 そしてその股間には淫らの棒が・・・・・。
 最後の伸膝前転。
 これは、脚を前に伸ばして勢いよく起きあがらなければならない。
 しかし、脚を伸ばして前転したら、棒は必ず動き出す。
 そんな状態で、脚を伸ばしたまま起きあがれるほどの勢いをつけることができるだろうか。
(そんな・・・・・全部の運動で棒が動いちゃう・・・・)
 由紀は、京香が説明した運動の全てにおいて、股間をマットに押しつけ、淫らな棒を作動させなければならないということに気がついて、気が遠くなる思いがした。
 それに加えて、今でも既に、歩いたときの刺激で秘裂から蜜が漏れ出してきているのだ。
(・・・耐えられる訳がない・・・・・)
 これまでのこの学園での生活で、自分の身体がどんなに敏感かを思い知らされている由紀には、とてもそれだけの刺激に耐えられる自信がなかった。
 

「さ、まずは先生が見本を見せますから、みんなよく見ておくのよ」
 京香は、そう言うと5本並んでいるうちの真中のマットの端に立った。
 ちょうど瑞穂の列の前にあるマットである。
 そして、生徒に背中を向けてマットの前でしゃがみこんだ。
 それと同時に、お尻のところで真っ二つに分かれているスパッツが見事に開き、京香の熟れきったお尻が丸見えとなった。
 その剥き出しになったお尻の奥、股間の中央からピンクの棒が飛び出している。
 目の前に立っている瑞穂からは、その棒の先端が京香の淫蜜で濡れてテラテラと光り輝いているのがわかった。
 
「それじゃあ、まずは前転ね」
 京香は、そう言うとゆっくりとした動作で、マットの上で前転を開始した。
 両手をマットにつき、脚で少し勢いをつけるようにして身体を回していく。
 京香が前転を開始した瞬間、スリットの入ったスパッツからは、京香の秘密がすべて丸見えとなった。
 身体を丸めているために、お尻の肉は既に開ききっている。
 その間にあるアヌス、そしてその下でピンクの棒をくわえ込んでいる秘裂が完全に剥き出しになり、全て露になった。
「京香先生のアヌスだ!」
「棒も濡れてる」
 男子生徒たちは口々にいやらしい言葉を発するが、当の京香は聞こえないふりでもしているのか、それに反応することなく、同じようにゆっくりとした動作で前転を進めていく。
 前転の最中、京香の剥き出しの股間は、ゆっくりと回転して生徒たちの方から天井、そして前の方へと位置を変えていき、満遍なくいやらしい部分を晒していった。
 男子たちはそれを見てうれしそうに興奮し、逆に少女たちは顔を赤くして直視できずにいた。
 なにしろ、これから自分たちは京香と全く同じことをしなくてはならないのだ。

 前転が終わろうとして、京香のお尻が再びマットに触れたとき、突然「ヴィーーーーン」という音が体育館に響いた。
 マットに押しつけられた京香の股間に埋もれたバイブが作動したのである。
 一瞬、京香の身体全体がビクッとしたように強ばった。
 しかし、それでも京香は回転を止めることなく前転を終え、再び両脚でマットの上にしゃがみこんだ。
 股間がマットから離れた瞬間、バイブの音は消え去り、代わりに、マットの上の京香の股間が触れた部分に恥ずかしい染みが残された。
 それは、表情にはほとんど表さないものの、京香の身体が感じている証拠であった。

「つ、次は、開脚前転よ」
 さすがに、ちょっと口調が上ずった感じでそう言うと、京香は再び前転を開始した。
 先ほどと同じように、ぐるり1周、満遍なく京香の秘部を晒して前転していく。
 そして、お尻がマットにつく瞬間、京香は思いっきり脚を開いた。
 そしてそのままの状態で股間がマットに押しつけられる。
 ヴィーーーーーン。
 再び、体育館にいやらしいモーター音が響き渡る。
 さっきと同じように一瞬身体を震わせた京香だったが、やはり同じようにゆっくりとした動作で身体を起こして、股間をマットから持ち上げた。
 しかし、脚をほぼ水平全開に開いたままの状態で身体を起こしたため、再び顔を出したバイブがその根元まで丸見えとなった。
 バイブは、京香の陰唇からピョッコリと頭を出しており、その周りの秘肉をむりやり押し広げている。
 そんな卑猥な京香の股間が、最大限に広げられ、生徒の方に向いているのだ。
 そして、2回目の刺激を受けた京香の股間からは、1回目以上の蜜が溢れており、股間をマットから持ち上げるときに、3本の蜜の糸がマットと京香の陰唇の間に引かさった。
「すげー、濡れたマンコから糸引いてら・・・丸見えだ・・・」
 1人の男子生徒のつぶやきが漏れた。
 今の京香の姿は、マットの上で股間を濡らしてバイブを突き刺しながら、上半身を前に倒し、大開脚で立っているのである。
 スパッツは既に何も隠してはおらず、上半身を前方に倒した京香の股間は、わずかに綻んだ大陰唇とその奥の小陰唇、そしてそのわずか上方の肛門までもが、全て生徒の目前に晒されていた。
 ピンと左右に伸ばされた京香の両脚は、生徒からはよくわからないが、かすかに震えていた。

「最後は伸膝前転よ」
 ちょっとだけ、頬を上気させた京香は、そう言うと再び前転を開始した。
 脚を開いたままで身体を回していく。
 全開の股間は、今までの前転以上に、全てをさらけ出した状態で回転していく。
 そして、前転が終わろうというとき、今まで全開に開いていた両脚が、ピタッと閉じて、まっすぐに伸ばされる。
 そして、お尻がマットにつき、「ヴィーーーーン」という音が響いた瞬間、京香の両手がマットを勢いよくたたき、その反動で身体を思いっきり持ち上げた。
 完璧なまでの身のこなしで、京香は脚を伸ばしたままマットの上に立ち上がった。
 しかし、生徒たちの目には、立ちあがる瞬間、いや京香の股間がマットから離れる瞬間、何本もの淫らな糸がマットと京香の割れ目の間に引き伸ばされ、そして切れたのが、はっきりと映っていた。
 よく見れば、マット上にはちょうど京香のお尻が着いた3箇所の部分に、丸い染みができあがっている。
 そして、それは進むに連れて、少しずつ大きくなっていっていた。
 

 京香は、演技を終えた後、何度か深呼吸をした後、生徒たちのほうに向くと
「いい、今みたいに伸膝前転はきちんと勢いをつけて立ち上がらなくちゃだめよ」
 と、いたって普通の説明をしながら、生徒の方に歩いてきた。
 だが、その顔がはっきりと紅潮しているのは隠しようがなかった。
「はい、それじゃあ各自の班のマットで、練習始め。
 まずは、先頭の女子からね。
 先生が見ていてあげるから、始めてちょうだい」

 とうとう、少女たちに宣告が下された。


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