第26章


 体育館に先生が入ってきたことで、今まで思い思いに散らばっていた生徒たちが、体育館のステージの前に整列しはじめた。
 由紀たちも、ステージの前に並ぶ。
 由紀が希たちに聞いたところによると、体育のときは女子の人数分だけの班に分かれるということだった。
 今は、由紀が転入してきたことでクラスの女子は5人のため、5つの班に分かれることになる。
 したがって、体育の時間の整列では、まず5人の女子が列の先頭に並び、その後ろに男子生徒が思い思いに並んでいくのだ。
 一応、みんな好きなところに並んでいいのだが、各班の人数は同じにしなければならないことになっている。
 男子たちもそのことをわかっているようで、別にいちいち班を決めなくても、なんとなく同じ人数ごとに並んでいくのだった。

 由紀は、希の隣に並ぶことにした。
 5人の少女たちが並んだ後ろに、男子生徒たちが並んでいく。
 大して話し合いもすることなく、全員が均等に列に並んでいった。
 このクラスは総勢25人。
 そのうち5人が女子のため、結果1班につき女子1人、男子4人とい構成になる。
 そして、列の一番先頭に並んだ女子たちは、その班の班長ということになっている。
 生徒たちが、きちんと並んだところへ、体育の先生が歩いてきて、生徒たちの前に立った。
 

 由紀たちの目の前に現れた体育教師は、ショートカットで割りと愛嬌のあるの女性の教師だった。
 身体は細身なのだが、スポーツで鍛えられたその肉体はピシッと締まり、無駄な贅肉の一欠けらもなさそうである。
 しかし、筋肉でごつごつしているという感じは全く受けない。
 引き締まった中に女性としての柔らかさを含んだような、見事なプロポーションの女性だった。
 その体育教師の名前は、斉藤京香。
 もちろん、この学園の卒業生である。
 今は、その引き締まった身体をジャージの中に隠して、背筋を伸ばして生徒たちの前に向かい合って立っている。

 京香が生徒たちの前に立ち、ぴしっときをつけをすると、列のどこからか、日直の声が響く。
「きをつけ、礼!」
 全員がお辞儀をし、体育の授業が始まった。

「みんな、おはよう。
 朝早くてまだ眠いと思うけど、思いっきり身体を動かして、しゃきっとするわよ。
 それじゃあ、まず、準備運動をするからみんな用意して」
 京香の指示で、生徒たちは運動ができるぐらいまで広がっていく。
 そして、みんながぶつからずに動けるところまで広がったところで、京香が女の子たちに指示を出した。
「それから、きょうは女子は紺色のブルマーだから、体操補助具を使うわよ。
 今、出すからね」
 そう言うと、京香はジャージのポケットからリモコンのようなものを取り出し、操作を始めた。
 すると、各列の先頭に立っている女子たちの足元の床から、あの忌々しい棒と似たようなものが伸びてきた。
 しかし、あの集会のときに出てきた棒とは少し違うようである。
 その棒は、床から1mぐらいまで伸びたところでその動きを止めた。

 由紀は、目の前に伸びてきた棒を見て、あの恥辱の瞬間を思い出していた。
(い、いやぁ・・・・ま、またこれ・・・・・)
 暗い表情になって棒を見つめていた由紀だったが、その棒があのときの集会に使われた棒とは少し違うということに気がついた。
 あのときの棒は、床からまっすぐに伸びて身体を貫くものだった。
 しかし、今目の前にある棒は、シリンダーのようになっていて、棒の先端を押すと、引っ込むようになっている。
 これなら、貫かれた後抜けなくなってしまうということはない。
 そして、上から30cmぐらいのところがゴムになっていて、そこから先がかなり自由に曲げることができるようになっていた。
 ただ、その先についているのは、あのときの棒と同じく男性器を模したディルドーである。
 

 由紀は、目の前に伸びてきた棒をどうすればいいのかわからないままに、ボーっと突っ立っていた。
 そこへ、京香の指示が飛ぶ。
「それじゃあ、準備運動を始めるわよ。
 班長の女子は、後ろを向いて」
 京香の声を聞いて5人の少女たちは回れ右をして後ろ、つまり男子たちの方を向いた。
 どうやら、女子たちが体操の見本をやらされることになっているらしい。
 5人の少女たちは、はっきりと形をあらわにしているTシャツの胸元をかばうように腕で隠しながら男子たちにその小さな身体を向け、舐めるような視線に晒された。
「まずは、女子、挿入!!」
「え、そ、そうにゅう?!」
 京香の掛け声に、由紀は戸惑った。
 今、確かに京香は挿入と言った。
 だが、由紀はにわかにその言葉の意味を図りかねた。
 よくわからないままに、由紀がふと隣の希を見ると、希は既に了解していたかのように、男子生徒たちの目の前で、その棒を自らの淫らな秘裂に導いている。
 ほかの3人の少女たちも同じだった。
(こ、これをあそこに入れるの・・・・・そして、そのまま・・・・・・た、体操?!)
 確かに、上下左右にかなりの伸縮性・柔軟性を持つこの棒であれば、膣に挿入したままでかなりの動きをすることは可能であろう。
 しかし、それは可能というだけで、容易というわけではない。
 それでも、由紀以外の少女たちは、今まで1年間この授業を受けてきた経験からか、うつむきながらも抵抗せずに、その棒を淫らな穴へと収めていった。
「ほら、由紀さんだったわね。
 早く挿入して。
 転校してきたばかりだから戸惑うかもしれないけど、運動の前には、きちんとあそこをほぐしておかないとだめなのよ。
 そうしないと、あなたのかわいいプッシーちゃんが、思わぬ怪我をすることになるわ」
 京香は、別に怒るというわけでもなく、どちらかと言えば、やさしく語り掛けるような口調で由紀を促した。
「で・・・でも・・・」
「でも?なに?」
「い、いえ・・・・・は、はい・・・わかりました・・・」
 由紀は、うつむきながらうなずき、男子たちの方を見ないようにしながら、その棒に手をかけた。
 

 その棒は、片手で押すとゆっくりとシリンダーが沈んでいく。
 手を離すと今度はシリンダーが伸びてくる。
 何か、空気か何かの力で押し返されるような感じである。
 ちょうど、空気圧式の椅子のピストンのようなものだ。
 由紀は、その棒を自分の股間よりも10cmほど押し下げると、少しの間赤い顔をして戸惑いを見せた後、ゆっくりとその棒の真上へと自分の身体をもっていった。
 由紀は、その棒を真下に跨いだ形で止まった。
 今は、手でその棒を押さえているが、その手を離せば、ブルマーのスリットを突き抜けて、由紀の股間の奥に潜むいやらしい淫裂に入りこむのは確実である。
 横を見ると、既に棒を股間に突き刺した希が、股間に手をやり自分の身体をいたわるようにしながら、心配そうに由紀を見つめているのが見えた。
 希は、無言で由紀にうなずいて見せた。
 希と目が合った由紀は、おびえた目をしてうなずき返すと、目をしっかりとつむり、覚悟を決めた様子で、棒を押さえていた手の力を抜いていった。
 手の力が抜けるに連れて少しずつ棒が上へせり上がってくる。
 棒がブルマーに触れると、棒はブルマーの股間のスリットを分け入るようにしてさらに伸び上がっていく。
 そのうちブルマーのスリットを抜け、とうとう由紀の股間に隠された秘密の花園へとその先をつけた。
 しかし、それでも棒はどんどん伸びていき、その亀裂を割って由紀の胎内に侵入していく。
「んあぁ・・・・だ、だめ・・・そんなに伸びちゃ・・・・」
 棒が肉襞を分け入って侵入してくる瞬間、由紀の切ない吐息が漏れた。
 しかし棒は、由紀の意志など構うことなくどんどん膣の奥の方にまでその体を伸ばしていった。
 ついさっき廊下の三角棒を渡ったばかりの由紀の淫裂は、既に内部から淫らな蜜を滲み出ているため、大した抵抗感もなく、棒は奥へ奥へと容赦なく進んでいく。
 そして、その奥に突き当たったところで、ようやくその動きを止めた。
「くぅ・・・・・ん」
 しかし、棒の伸びが止まったとはいえ、常に空気の力で上へと押し上げられているのである。
 ただ、由紀の体重がその伸長を食い止めているに過ぎない。
 由紀は、子宮口にまでぶつかって、さらに上へと伸びようとするその棒の刺激に、耐えきれなそうに、切ない声を上げてしまった。
 

 股間に体操補助具と呼ばれる淫棒を挿入された状態で、由紀は列の先頭に立つことになった。
 脚の真中に棒が立っているため、わずかに脚を広げて、両手は、足の付け根の前と後ろを隠すようにしている。
 そして、耳たぶまで真っ赤に染め上げた顔をしかめて、身体じゅうを震わせていた。
「はい、それじゃあ準備運動を始めるわよ。
 きちんとやらない子には、あとで罰をしますからね。
 しっかりと身体を動かすこと。
 特に、女子。
 絶対に手を抜いちゃだめよ。
 しっかりと、身体とヴァギナをほぐすこと、いいわね」
 京香が生徒たち、特に女子に念を押した後リモコンを操作し、体育館にラジオ体操第1の音楽を流し出した。
 

 由紀たちクラスの女子は、この棒を股間に収めたままの状態で、体操をしなければならないのだ。
 しかも、目前から男子たちの好奇の視線が突き刺さる。
 その視線が見つめているのは、明らかに少女たちの股間にブルマーを通して突き刺さった棒の入り口だ。
 今はまっすぐに直立しているため、その秘密の部分ははっきりと見ることはできない。
 しかし、ひとたび体操が始まれば・・・・。
 これから起こる破廉恥な体操による羞恥心と、股間に埋もれている淫棒から与えられるHな刺激に震えている由紀だったが、恥ずかしいのは由紀だけではなかった。
 ほかの4人の少女たちも、今まで何度もこの恥辱の体操をやらされたとはいえ、恥ずかしさを消し去ることも、股間に送り込まれる淫らな快感に耐えることも、決してできていないのである。
 ましてや、男子たちと面と向かって顔を合わせている。
 恥ずかしい表情や、細かな動き、そして今にも起きあがりそうな胸の先の小さな突起までも、決して隠すことはできないのだ。
 希も、綾も、瑞穂も、そして真由美も、この拷問のような体操に身を震わせておびえていた。
 しかし、京香が言ったように、体操で手抜きをすることはできない。
 この学園において、ルールを破るということは恐ろしいほどのタブーとなっているのである。
 そして、その罰則も並大抵のものではない。
 由紀も、うっすらとだがそのことを聞いていた。
 少女たちは、股間をいやらしく責め立てられながらも、一切の手抜きをすることなく、体操をやり遂げなければならないのである。
 

 体操が始まった。
 まずは、背伸びの運動である。
 両手を上に上げて、ゆっくりと下ろす。
「んっ・・・・」
 由紀の股間に埋まった淫らな棒は、そんな些細な上半身の動きでさえも由紀の身体に甘美な刺激を与えていた。

 続いて、手足の運動。
 これは、棒を股間に入れたまま運動している少女たちには、かなり辛い運動である。
 両手を振りながら、腰を上下させるのである。
「くんっ・・・んあぁ・・・・うくっ・・・」
 腰を下げると、それに従いピストンが沈んでいくのだが、かなりの抵抗感があり、子宮の奥まで棒で貫かれるような激しい刺激にさいなまれる。
 そして、腰を持ち上げると、ちょっと遅れてピストンが伸びてくる。
 少女たちの淫らな穴から抜けそうで抜けない微妙な遅れで、棒が伸びるのだ。
 何ともじれったいようなくすぐったいような感触が、少女たちの膣の襞に送られる。
 その動作を何度も繰り返さなければならないのである。
 もう、ここまでで由紀の淫裂からは、恥ずかしいほどの量の蜜が滴っている。
 そのいやらしい蜜は、ブルマーを濡らし、そして、棒を伝って、ゆっくりと粘りを持って落ちていくのだ。
 そしてそれに伴って、Tシャツの裏でつつましく潜んでいた乳首が、主人の意思に反してぷくっと立ち上がってくる。
 身体にぴったりとフィットした薄いTシャツしか身につけていない少女たちの上半身では、起きあがったピンク色の突起の形が、はっきりと晒されてしまう。
 しかし、体操の最中ではそんな恥ずかしい姿のどこも隠すことはできない。
 少女たちは、恥ずかしい反応を示す体を男子たちに見せつけながら体操を続けなければならないのである。
 

 そうして、体操はどんどん進んでいく。
 上半身を前に倒すと、棒が膣壁の後側の襞を的確に押しつけるように刺激する。
 さらに、前屈した姿勢になると、京香の方からはブルマーのスリットを割って少女たちの股間に突き刺さっている淫らな棒の入り口が丸見えとなる。
 棒が突き刺さっているために、少女たちの股間を隠すはずのブルマーは、そこだけ広げられてしまうのだ。
 その状態で身体を前に倒せば、当然お尻を突き出すようになり、いやらしく濡れた淫裂を思いっきり後ろに晒すことになる。
 京香は、目の前に並ぶ5人のかわいらしくも淫らに濡れるあそことお尻を見ながら、満面の笑みを浮かべて、満足そうにうなずいていた。
 続いて、上半身を後ろに反らせる運動のときは、棒が膣壁の前の方を押しつけるように刺激する。
 そして今度は、前の方から恥ずかしい部分が丸見えとなってしまうのだ。
 前屈したときと同様、少女たちの淫らな股間は棒をくわえ込んでいる部分を包み隠さず晒していく。
 しかも、今度は男子生徒たちの方にである。
 男子生徒たちからは、少女の股間に深々と刺さった張型のその入り口と、その周りを伝って落ちていく、少女たちの恥ずかしい汁がはっきりと見えていた。
 まじめに体操をしている男子はほとんどいない。
 皆、目の前で恥辱に耐えながら恥ずかしい姿を見せてくれる少女たちの、淫ら踊りを目に焼き付けるべく凝視している。
 そんな男子たちの股間は、全員が隆々と勃起しており、誰一人その状態を隠してはいなかった。

 この学校では、男子たちの股間を起きあがらせてくれる材料には事欠かない、とうよりは、勃起が収まっていることはほとんどないと言ってもいい。
 しかし、女子とのセックスを許されていないため、その溜まりに溜まった怒張は、朝学校に来てから寮に帰るまで、ほとんどの者が硬くなりっぱなしである。
 はじめは恥ずかしがって隠していた男子生徒だったが、そのうち誰一人としてその状態を隠すものはいなくなっていた。
 

(い、いや・・・こんな格好・・・みんな見てる・・・)
 そんな男子たちが見守る中、由紀は自分がとっている破廉恥極まりない体勢に身を焦がして震えていた。

 しかも、少女たちがどんな体勢をとったとしても、ピストンで上下運動し、ゴムによって全方向に屈曲可能な張型は絶対に少女の穴から抜けることはない。
 どんな身体の動きにも的確に追従し、そのときの抵抗によって少女たちに甘く淫らな刺激を与えるのである。

 身体を左右に曲げれば、穴の中で棒が側壁を刺激する。
 そして、身体をねじるような運動をすれば、膣に収まっている棒がその中でねじられ、少女たちにとんでもない快感を与えるのだった。
「あふぅ・・・んぁ・・・・くっ・・・そ、そんな・・・な、中で回るぅ・・・・・あぁぁ・・・」
 由紀をはじめとして、5人すべての少女たちは、身を回すたびに淫らな声をあげ、身体を震わせながら体操を続けていた。
 上半身を大きく回す運動のときには、少女たちは自分の身体の最も敏感な内壁を360度ぐるりと刺激される。
「あひぃぃぃ・・・・うくぅぅぅぅ・・・・」
 もう、少女たちの股間は大洪水となり、淫らな蜜を滝のように流している。
 先ほどの廊下の棒についていた媚薬の残りが効果をあらわし、体操補助棒との相乗効果によって、少女たちの媚肉をいたぶっているのだ。

 体操の大詰めのジャンプでは、股間を突き上げられるような刺激に、ほとんどの少女が満足に飛びあがることができていない。
「くあぁぁぁ!!・・・あひっ!」
 由紀も、ジャンプして身体が落ちるときに、股間を突き上げられるような刺激に耐えきれなくなり、頤を反らせて、嬌声を上げていた。

 最後の深呼吸では、少女たちはみな、この淫らな体操によって乱された荒い息を整えることもできずに、半分窒息状態になり、肩で息をしていた。
 そのころには、身体じゅうは玉のような汗でびっしょりと濡れており、身体に張り付いたTシャツは、その効果をいかんなく発揮する。
 胸の部分をはじめとしてうっすらと透け始めているのだ。
 しかも、今までの破廉恥な体操によって、少女たちの乳首は例外なくびんびんに勃起している。
 少女たちは、股間に棒を差し込んだ状態で、上半身、特に胸の部分のTシャツが透け、ピンクの尖りを晒した状態で男子たちの前に立っているのだった。
 疲れ果てた少女たちは、その露にされた胸を隠すことも忘れているようである。
 

 これで、ようやく恥辱の体操が幕を閉じた。
 

「はい、それじゃあ体操はお終い。
 道具をしまうわね」
 京香は、そう言うとポケットからリモコンを取り出し、操作する。
 すると、今まで少女たちの淫らに濡れきった股間を貫き、いたぶっていた棒が、床の中へと消えていく。
「くあぁぁ!!」
 棒にいじめられていた少女たちは、棒が強制的に抜かれる瞬間に、脚をぐっと内股にして力を入れるようにして、身体じゅうを駆け巡る快感の波に耐えた。
 しかし、由紀だけは、その抜けていく刺激にとうとう耐えられなくなってしまった。
「あひぃぃ・・・・・・あぁぁぁ!!!」
 体育館じゅうに響き渡るほどの悶え声を上げて、腰を抜かしてしまったのである。
 淫らな絶叫を上げて果てた由紀はそのまま床に腰を落とす。
 ベチャ
 という音とともに、今までの体操で由紀の股間から流れ出て床に溜まった大量の愛液の中に、ブルマーに包まれたお尻を落とした。
「うっ・・・・ぅ・・・・」
 由紀は、何とか意識を保っているが、こみ上げてくる涙を止めることはできなかった。
 自分でも、何で泣いているのかわからない。
 ただ、涙だけが流れ出していた。
(どうして・・・・こんな・・・・・恥ずかしい・・・・)
 由紀は、はっきりしない意識の中で断片的な心の叫びを続けるだけだった。


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