第21章


 由紀と希は食堂へ行き、朝食をとった。
 食堂には既にクラスメート3人がおり、きのうの夜、寮内じゅうに2人の淫らな嬌声が鳴り響いていたことを告げられた。
 さすがにこれには由紀も、そして希も顔を真っ赤にし、うつむいてしまった。

 食堂から戻ってきてから、顔を洗い、髪型を整えて身支度をしていく。

 そうして部屋に戻ってくるともう7:45になっていた。
「さ、急がないと遅刻しちゃうわ」
 そう言って着替えようとする希だったが、由紀がもじもじしながら落ち着かない様子なのに気がついた。
「由紀ちゃん、どうしたの?
 具合でも悪い?」
「え、あ・・・・・あの・・・・あのね・・・・・・・」
 由紀はどうにも歯切れが悪い。
 少しの間由紀は黙っていたが、しかし、とうとう我慢できなくなり、恥ずかしいがりながらも自分の身体の状況を言った。
「あ、あのね・・・・・わたし・・・・・・おトイレに行きたい・・・・・・・」
 由紀は、顔を真っ赤にしてようやくそこまで言った。
「あ、そうね・・・・・。
 朝起きてからまだ行っていなかったわね。
 そういえば、わたしも・・・・・・・」
 希は、そう言ってから、
「それじゃあ、一緒に行きましょ」
 と、つけたした。
 しかし、まだ由紀はもじもじとしている。
「どうしたの、由紀ちゃん。
 恥ずかしいのはわかるけど・・・・、行かなきゃ。
 きのうも行けたでしょ。
 我慢しよ」
 希は、由紀がトイレに行くのを恥ずかしがっているのを見て、由紀を促す。

 このとき、希は少し誤解をしていた。
 由紀が、単にトイレに行くのをためらっていると思ったのだ。
 確かに、由紀はトイレに行くのをためらっていた。
 しかしそれは、ただ単にあの破廉恥なトイレで用を足すということを恥ずかしがっているのではない。
 もっと、別の理由があるのだ。
 そう、とても我慢できないような理由が・・・。
 とうとう、耐えきれなくなり、由紀は希に自分が恥ずかしがっている理由を告げた。
「あ、あのぉ・・・・・・・わ、わたし・・・ね・・ちっちゃい方じゃないの・・・・・・・・・」
 顔を真っ赤に染め上げ、うつむき振るえながら由紀は言った。
 希は、一瞬よくわからないような顔をしたが、すぐにハッと気がついた。
「え、あ、そ、そうだったの・・・・・・・。
 わたし、・・・便秘がちだから気がつかなかったわ・・・・・・・・ごめんね」
「ううん、いいの・・・・・・で、でも・・・・・・・・・」
「うん・・・・・・・・でも・・・・・それでも行かなきゃ・・・・・。
 学校で、周りを男子に囲まれながらするよりは、少しはましよ。
 だから、みんな大きい方はなるべく学校ではしないようにしているの。
 でも、たまにどうしても仕方なく学校でしちゃうこともあるけど・・・・・・そのときは悲惨よ。
 もし、学校のあのトイレでおっきい方をするなんてことになったら、周りにたくさんの男子が集まってきて、みんなで、恥ずかしいことやHな言葉を投げかけてくるわ。
 そんな中で、しなくちゃならないの。
 みんな、し終わった後に大声で泣いてしまうわ」
 希の恐ろしい説明を聞いて、由紀は身体が震えた。

 そう、学校で用を足すためには周りをたくさんのギャラリーに囲まれながらしなければならない。
 そして、そのときにいやらしい言葉を投げかけられるのは、既に経験済みだ。
 あのときはおしっこだった。
 それがもし、うんちに変わったとすれば、想像するのも恐ろしい光景だった。
「わ・・・・わかった・・・・・・・行く・・・・・・・」
 由紀は、目に涙を浮かべてのどの奥から声を絞り出すように言った。
 

 2人は、手を取り合いながらトイレへと行った。
 しかし、トイレはきのうの夜とは状況が全く違っていた。
 さすがに朝ともなれば、みんなトイレに行く。
 きのうの夜のように、自分たちだけで用を足すというわけにはいかなかった。
 2人が行ったとき、トイレには既に4人が入っていて、便器が全て埋まっていた。
 もちろん、ガラス張りのドアのトイレで、それぞれの便器の仕切りはない。
 自分が排泄している最中にも、そのすぐ横で、別の少女が恥ずかしい排泄を行っている。
 そんな、普通では決して見ることのできない淫靡な光景がそこには広がっていた。
 4つ並んだ洋式便器に座りこんだ少女たちが、顔を真っ赤にし、震えながらも用を足しているのだ。
 そのうち2人はガラスドアの入り口側、つまり由紀たちの方を向いている。
 しかし、交互に向きを互い違いにした便器に座っている残りの少女たちは、向こう側、つまり男子寮とつながっているはずのマジックミラーの方を向きながら、排泄していた。
 トイレが満員状態である以上、自分の自由な向きですることはできないのだ。
 

 便器に座っている少女たちのうち、2人はおしっこをしていた。
 おしっこをしている2人のうち1人は、由紀たちの方を向いており、顔を真っ赤にしてうつむきながら、自分の恥ずかしい割れ目の前方に隠れている小さな穴から、金色の小水を噴き出していた。
 透明な便器に腰掛けながら用を足している少女たちの恥ずかしい姿は、余すところなく周りの人間に晒される。
 恐らく、用を足している少女たちは、同性の女の子にそんな姿を見られるのも、恥ずかしいだろう。
 しかも、この場には女の子しかいないが、背後の鏡からは・・・・ほぼ間違いなく男子の目が光っているはずなのである。

 もう1人のおしっこをしている少女は、向こう側、つまりマジックミラー側を向いていた。
 たとえ、向こうを向いているとしても、マジックミラーに映った恥ずかしい姿は、由紀や希の方から丸見えである。
 鏡に映った少女は、鏡の方を決して見ないようにしっかりと下を向き、身体を震わせながら排泄の瞬間を待っている。
 数瞬の後、その少女の股間の割れ目から、勢いよく水流がほとばしった。
 力強いその水流は、ほとんど一直線に便器の壁に当たり、水飛沫を上げている。
「あぁ・・・いや・・・・・」
 放尿をしているその少女は、思わず声を上げる。
 しかし、一晩中彼女の体内に溜めこめられた恥ずかしい黄金水は、そう簡単には止まらない。
 ジョジョーという音を周りに響かせながら、長々と放尿を続けていった。
 

 そのおしっこをしている少女の隣には、こちら向きに便器に座っている少女がいる。
 その少女の便器の中には、既に汚物が落ちている。
 まだ、流されていないガラス便器の底には、茶色い固形物があった。
 そこに座っている少女は、両手で顔を覆って、身体を震わせながら、たった今自分が行った、女の子として最も恥ずかしい排泄行為と、そして姿を同年代の少女たちに囲まれて晒すという恥辱に、必死に耐えていた。
 しかし、その少女の恥辱はまだ終わっていない。
 しばらくすると、うんちをし終わった少女の股間から、透明なおしっこが流れ出した。
 少女の股間から流れ落ちるおしっこは、緩やかな放物線を描いてガラスの便器に当たり、そして、先ほど自分の体内から出したばかりの排泄物の周りに溜まっていく。
 その一部始終がガラスの便器を通して、順番を待っている女の子たちにも、そしてマジックミラーを通して見ているであろう男子たちにも、丸見えとなっているのだ。
 とうとう、その少女の目に溜まった涙が流れ出し、顔を覆っている手の隙間から、一筋の光がほおを伝って落ちていった。
 

 一番端っこに座っている少女は、マジックミラーの方を向いていた。
 その少女の便器には、まだ何も溜まっていない。
 まだ、下半身を晒した状態で便器に腰掛けているだけだった。
 由紀は、マジックミラーに映ったその少女の顔を見た。
 それは、顔を真っ赤にして恥辱に耐えるように唇を噛んでいる、クラスメートの真由美だった。
(あ、真由美ちゃん・・・・・やっぱり、恥ずかしいんだ・・・・・・)
 真由美は、さっき食堂で会ったときと同じ、白に紫のチェックが入ったパジャマを着ていた。
 そのズボンと、ショーツを膝まで下げて、便器に腰を落としている。
 しかし、その表情は険しく、また、屈辱に耐えているようでもある。
 真由美は、身体を震わせながら、全身を強ばらせていた。

 そんな真由美の姿を見た由紀は、今、これから真由美がしようとしていることがはっきりとわかった。
 そして、それを裏付けるように、ガラスの便器越しに由紀の方に向けられた真由美の肛門がヒクヒクと動いている。
「んくっ!」
 真由美の口から、わずかな声が聞こえた瞬間、真由美の肛門は、少しずつ開いていった。
 真由美は、後ろからクラスメートに見られているということには気づいていない。
 たとえ、気づいていたとしても、どうしようもなかっただろうが・・・。
 真由美は全身を震わせながら、体内の汚物をひり出そうと力んでいる。
 その姿は、たとえ同性にも見られたくはない姿だった。
 しかし、今の真由美にはそれを隠す術は一切ない。
 恥ずかしくすぼまった肛門から、うんちを垂れ流すという、最も惨めで屈辱的な姿を、誰が見ているとも知れないこの空間で晒さなければならないのだ。

 次第に真由美の肛門が開いていく。
 そして、開いた真由美の肛門の奥から、茶色い、とても美少女の体内に入っていたとは思えないような汚物が、顔を出してきた。
 その茶色い固形物は、どんどん太さを増していき、少女の肛門がここまで広がるのかと疑ってしまうほどの太さで、その長さを増やしていった。
 もう、真由美は、うつむいて顔を左右に振っている。
 恐らく、自分のこんな姿を否定したのだろう。
 しかし、そんなことでこの恥辱は終わらない。
 真由美のお尻から伸びていく茶色い物体は、少しずつ長くなっていき、あるところでブツッと切れて、便器に落ちた。
 ベチャという音とともに真由美のうんちが透明な便器に落ちる。
 真由美は、切れて中途半端な長さになって垂れているうんちをお尻から生やすという、この上なく情けない姿を晒すことになった。

 一瞬途切れた集中力に、真由美は、ふと顔を上げた。
 そして、鏡に映った2人のクラスメートの姿を見つけてしまった。
 真由美は、ハッとして鏡から視線を外す。
 こんな姿は、同性の友達に見られるのも耐えられないだろう。
 真由美は、必死に震える身体を抑えながら、顔を苦痛と屈辱にゆがませていた。
 それは、普段気丈な態度で振舞っている真由美とは思えないほどに、弱々しい姿だった。
(わ・・・わたしも、こんなことをしなくちゃならないの・・・・・・・・)
 由紀は、未来の自分の姿をダブらせて、顔を曇らせた。
 

 真由美は、クラスメートが後ろにいるということを知り、さっき以上に顔を真っ赤にさせ、湧き上がる羞恥心に耐えながら、また、排泄を再開せざるを得なかった。
 中途半端にお尻から垂れているうんちが、再び伸びていく。
 そして、今度はお尻の穴の根元からプツッと落ちた。
 先ほどよりも、少し小さな汚辱の塊が便器に落ちる。
 どうやら、大便は終わったようだった。

 真由美は、少し安心したような表情になったものの、まだ立ち上がろうとはしなかった。
 再び、顔を赤らめうつむくと、今度は、真由美の無毛の割れ目の奥の方から、黄金色のしぶきが飛び出した。
 一晩中、真由美の体内を駆け巡ったその恥ずかしい液体は、勢いよく流れ出し、便器の中に溜まっていく。
 真由美の座っている便器の中には、黄色い恥辱の液体に浸った茶色い屈辱の固体が残された。
 ようやく、すべての羞恥の排泄、排便と放尿を終えた真由美は、少し荒くなった息を整えながら、便器の横についたボタンを押した。
「くっ!」
 かなり強めに設定されているウォッシュレットの水流が真由美の股間を襲う。
 ウォッシュレットは、まず真由美の肛門の周辺を洗い流していく。
 その水流は、微妙に強弱をつけ、また小刻みに震えるように肛門の周りを満遍なく清めていく。
 しかし、その水流がただ単に洗い流すために出ているわけではない。
 この洗浄水には、きのうの夜、この寮にいるすべての女の子を官能の海に誘った催淫剤が混じっているのだ。
 その水流は、真由美の肛門の周辺を洗い流した後、まるで、狙いすましたかのように、彼女のおしりの中心、肛門の中央に、さらに強烈に、勢いよく噴きつけた。
「くあぁ・・・・」
 ウォッシュレットの強力な水流が、肛門の中、直腸の入り口まで侵入してくる感覚に、真由美は不意に声を上げてしまった。
 このウォッシュレットは、ときおり、このように少女たちをいじめるような動きを見せるのだ。
 この動きは、全くのランダムである。
 通常ならば、ここまでいやらしくいじめるような動きはしないのだが、たまにこのようにして、不意打ちをすることがあるのである。
 少女たちは、ウォッシュレットを使う際は、淫らな動きをしないようにと祈りながら、ボタンを押すのだった。
 

 真由美は、久しぶりにウォッシュレットの洗礼を受けた。
 しばらくの間、ウォッシュレットを使うときに、それほど淫らな仕打ちを受けたことがなかったので、安心していたのだ。
 そんな真由美は、お尻に与えられた強い刺激に、一瞬背筋を伸ばして反応した後、その水流から逃れようと、身体をずらそうとした。
 しかし、ウォッシュレットは、その動きをまるで見透かすように、お尻への攻撃を中断すると、今度は前の方に伸びてきて、真由美の無毛の割れ目の奥に潜んでいる最も敏感な突起に向かって、一斉射を敢行した。
 お尻への攻撃を避けようと腰を前の方にずらそうとした真由美は、不意をついて襲ってくる前からの攻撃に、カウンターを食らってしまった。
「んあぁぁぁ!!!!」
 真由美は、突然現れたクリトリスへの刺激に大声を上げて仰け反った。
 そして、そのまま便器のふたの方に寄りかかってしまった。
 うまく、真由美の動きを止めたウォッシュレットは、まるで意志があるかのようにその照準を真由美の淫裂の中心に定めていく。
「あふっ!ん!ん!ん・・・・んーーーーー!!!」
 真由美は、淫裂の中心に拭きつけられるウォッシュレットの刺激に、とうとう喘ぎ声を上げてしまった。
 周りには何人もの女子がいる。
 ましてや、クラスメートまでいるのだ。
 そんな中で、真由美は自分の身体から沸き起こる淫らの波を抑えきることができなかった。
 

 ウォッシュレットの水流は、水圧をさらに上げて真由美の蜜壷の中へと侵入していく。
 既に、真由美の膣内はウォッシュレットの催淫剤入り洗浄水で満たされてしまっていた。
「んあぁっ、ひぃ!!
 も、もうやめ・・・・・あっ!」
 真由美は、必死に脚を閉じて抵抗しようとしているが、便器に座って下から拭きつけられる水流からは、そんなことをしても何の意味もなく、全く逃れることはできない。
 しばらく、下から突き上げられるような強い刺激に身悶えていた真由美は、とうとう我慢の限界を越えてしまった。
「んあぁぁぁぁぁ!!!!!」
 真由美の背筋がピンと伸び、今まさに果てる。
 そんな瞬間、今まで真由美に恥辱の責めを加えていたウォッシュレットの洗浄が突然終わってしまった。
「え・・・あ・・・・あ・・・・そ、そんな・・・・・・」
 絶頂を迎えようと身体を強ばらせ準備した真由美は、突然引いた波に自分の身体の欲求を追従させることができなかった。
 限界の直前まで追い詰められた真由美の身体はどうしようもないほど火照っている。
 しかし、もうウォッシュレットの責めは終わった。
 真由美は欲望に任せてもう一度洗浄ボタンを押してしまいそうになった。
 しかし、みんなに見られながら乱れただけでも恥ずかしいのに、また、さらに自分の手で乱れることはできない。
 それに、もう一度ボタンを押したところでHモードのウォッシュレットは出ないだろう。

 真由美は、膣の中に溜まった洗浄水がまるでおしっこのようにして流れ出した後、気力を振り絞って立ち上がり、身体を震わせながら、トイレットペーパーで股間を拭いた。
 ウォッシュレットによって洗浄されたはずの真由美の股間には、尿でも、洗浄水でもない、明らかに真由美の体内から湧き出した淫らな蜜が糸を引いていた。
 真由美は、情けない気持ちになりながら、糸を引きながら粘つく股間を拭き続けた。
 しかし、催淫剤入りのウォッシュレットを存分に浴びた股間からは、次から次へと新たな蜜が流れ出してくる。
 仕方なく、真由美はすべて拭き取るのを諦め、一通り拭き取ったところで、トイレットペーパーを便器に投げ入れ、先ほど排泄したうんちとおしっこをようやく流した。
(わたし、これを見せたままあんな恥ずかしいことしてたんだ・・・・・)
 真由美は、自分の排泄物を晒しながら悶えていたということに気がついて、暗い顔になった。
 

 ショーツとパジャマを上げて、ようやく下半身を隠した真由美は、ふと周りを見まわした。
 希は、既に自分とは反対側の端の便器に座ってガラスドアの方を向いて放尿していた。
 由紀は、希の隣で鏡の方を向いて便器に座っている。
 その表情からは、由紀がこれからしようとしていることがはっきりとわかった。
 なにしろ、自分がたった今経験したばかりなのである。
「由紀ちゃん・・・・・」
 真由美は、小さな声でつぶやくと、少女たちの恥辱が渦巻くトイレを後にした。
 

 真由美の股間はなおも淫らな蜜を流しつづけ、ショーツのシミを広げていっていた。


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