第3章
しばらくして、再び廊下が騒がしくなった。生徒たちが、体育館に向かっているのだ。
やはりその雑音の中にも、さっきと同じように、女の子の激しい息遣いが聞き取れる。
(一体廊下では何が起こっているんだろう)
由紀はさらなる不安を掻き立てられながら職員室の中で待っていた。
と、廊下がやっと静まったあたりで亜紀子が声をかけてきた。
「じゃあ、そろそろわたしたちも体育館に行きましょうか」
「はい」
満面の笑顔でかけられた言葉に対して、不安げな顔で返事を返し、由紀は亜紀子について廊下へ出て行った。
廊下を歩いていると、由紀はちょっとした変化に気がついた。
学校に来たときには廊下に走っている2本の三角棒は何の変哲もなかったはずだ。
それなのに、今は、その表面がぬめぬめと湿っているのである。
それも、かなり粘り気のある液体だ。
(これって一体なんだろう?
朝来たときはきれいに磨かれたみたいにぴかぴかで、乾いていたはずなのに・・・)
そのころには、周りに人がいないせいか、恥ずかしい制服のこともあまり気にならなくなり
−−とはいえ、いまだに足は内股気味だったが−−
少し気楽な気分で亜紀子の後ろを歩いていった。
しかし、廊下のいたるところにある鏡が目に入ったとたんに、また、急に恥ずかしくなってしまった。
壁の鏡には、由紀のかわいらしくも、恥ずかしい姿が映っている。
しかし、それにも増して、由紀を辱めたのは床にある鏡だった。
(や、やだ、この鏡・・・・
これじゃ、全部見えちゃう・・・・)
その鏡は、由紀の何も遮るもののない股間の恥ずかしい部分を惜し気もなく大写しにしているのである。
由紀は、何とかして股間を隠そうと努力したが、所詮股下5cmで前後にスリットが入った超ミニスカートではどうすることもできなかった。
(今は、周りに亜紀子先生しかいないけど・・・)
真っ赤になってもじもじ歩く由紀の前を、亜紀子はどんどん、体育館に向かって進んでいく。
由紀は、ちょっと気になって、亜紀子の足元の鏡を覗きこんだ。
当然、亜紀子のスカートの中身が鏡に映し出されている。
しかし、何とそこには黒々としたいやらしい縮れ毛が見えたのである。
そして歩くたびに、女性の恥ずかしい割れ目が見え隠れしている。
(先生も、学校の中では下着を着けちゃいけないんだ・・・)
由紀はさらに顔を赤くしながら亜紀子の後をついていき、体育館の入り口の扉までやってきた。
「さ、ここが体育館よ。
ちょっと待っていましょうね」
しばらく、体育館の入り口の扉の前で待っていると、体育館の中から
「きょうから皆さんといっしょにこの学園で生活をともにする女の子が来ています。
それでは、水野由紀さん、お入りなさい」
という声が聞こえてきた。
それはさっき会った理事長の声だった。
「さあ、由紀ちゃん、体育館にお入りなさい」
亜紀子がやさしくささやいてくれた。
(この、制服でみんなの前に出るんだ・・・)
一瞬由紀は躊躇したが、ここまで来たら後戻りはできない。
意を決して、扉を開け、体育館の中に入っていった。
体育館には生徒が80人ぐらい並んでいた。
ほとんどは男子で、皆、黒い普通の制服を着ている。
しかし、所々にやけに身長の高い人がいる。
それも、全部女の子だ。
大体、14〜15人の女の子達だけが男子の中で、頭一つ分ぐらい飛びぬけている。
(あれ?
女の人ってみんな背が高いのかな?)
ちょっと小柄な部類の由紀は、おかしいなと思いながらも亜紀子に促されるままに体育館の中央付近に歩いていった。
近づくにつれて、背の高い女の子は皆、顔が赤く染まって、何かに耐えるような表情をしているのがわかってきた。
さらに近づいたとき、由紀は見たのである。
女の子たちの背が高くなっている理由と、顔が赤くなっている理由とを同時に。
(何なのこれ!!!)
それは、異様な光景だった。
女子は皆、20cmぐらい高くなった壇の上に爪先立ちをしており、そして、その壇の中央から突き出した長い棒によって、股間を貫かれているのである。
かろうじて腰周りを隠すはずの超ミニスカートも、一段高くなった壇上で背伸びをしている女の子を見上げれば、もはや何も隠してはいなかった。
一本の長い棒が女生徒の小さな割れ目に深々と刺さっており、その脇から、幾筋かの恥ずかしい液体が垂れているのが丸見えである。
由紀の目の前の女の子はショートカットでボーイッシュな感じのかわいい女の子だったが、まるで身体を抱えるように、腕を回し、赤い顔をうつむかせながら、この淫らな責めに耐えていた。
由紀はボーっとしてその少女を見ていた・・・。
と、後ろから亜紀子の声が響いてきた。
「さあ、由紀ちゃん、あれがあなたの棒よ。
手伝ってあげるから、来てちょうだい」
由紀ははっとし、周りを見渡してみた。
大部分を占める男子は皆、普通の制服を着ているのだが、その中に混じっている女の子は全員、自分と同じくシースルーのセーラー服とスリット入り超ミニスカートという制服を着て、この棒の恥辱を受けている。
そのうち、男子たちの視線が自分に向けられているのに気がついた。
「おい、今度の子もかわいいなあ」
「ああ、当たり前さ。
この学園は容姿端麗な女の子しか入学できないからな。
あの子も、僕らの前でいい顔を見せてくれるんだなあ」
「いいねえ、あのちょっとロリコン気味の体型なんかそそられるじゃないか。
胸だってかわいいピンク色しているぜ」
由紀はそんな男子たちの自分への批評を聞いているうちに、自分の恥ずかしい制服姿を思い出し、身をこわばらせた。
「さあ、早くいらっしゃい」
なおもやさしく呼びかける亜紀子に導かれて、由紀はほかの女子たちと同じように棒の立っている壇上に登らされた。
それはまた、周りの男子たちにスカートの中を覗かれるということでもあった。
「お、この子お毛毛が生えてないぜ。
ツルツルの割れ目ちゃんが丸見えだ!」
「あ、ほんとだ。
いいねえ〜、やっぱ女の子はこうでなくっちゃなあ」
由紀は自分でも気にしていることを同年代の男子に指摘されて、
「お願い、見ないで!
お願いだから!!」
と叫びながら、耳まで真っ赤にして、一生懸命にスカートのすそを伸ばす努力をした。
その努力は、全く報われることはなかったが・・・。
由紀の上った壇はほかの娘たちよりも高く50cmぐらいあった。
その上に立っている棒も、壇上の床から50cmぐらいの高さしかなく、これでは、由紀が真上に立ったところで、由紀の股間には届かない。
人より高いところへ上げられ、恥ずかしい思いをしながらも、
(あ、私のは短いんだ。
これならあそこに入ることはないわ)
と少しだけ安堵した。
しかし次の瞬間、今、登った壇がどんどんと床に沈んでいったのである。
「えっ!何!
これどうなっているの?!」
由紀は慌てて壇から降りようとした。
そのとき、後ろから伸びてきた手に脇を支えられて、動けなくなってしまった。
「さ、手伝ってあげるわ。
由紀ちゃん、腰を動かさないで」
その手と声の主はほかならぬ亜紀子であった。
そう、亜紀子がさっき「手伝う」と言ったのはこのことだったのである。
どんどんと、壇が沈んでいき、少しずつ股間に棒の先端が近づいてくる。
まだ、性の知識の少ない由紀には、その棒の先端の形が男性の性器を模倣して作られたものだということすらわからない。
ただ、自分のあそこを貫かれてはならないという直感だけがあった。
「わ、わたし、まだ処女なんです!
やめてください!
お願いします!!」
由紀は叫ぶようにして、許しを請う。
しかし、誰も止めてはくれなかった。
周りにいる男子たちは、皆興味津々といった様子で由紀の股間に棒が近づいていくのを見ている。
「由紀ちゃん、この学校ではねえ、処女だとだめなのよ。
確かに処女は大事だってこともわかるけど、ここでは、だめなの。
だから、まずはじめにここで、みんなの処女膜を破るのよ。
大丈夫、この棒にはローションが塗ってあるから、あまり痛くないはずよ。
私も、そしてほかの生徒たちも、みんなこうして処女をなくしたんだから。
みんないっしょよ」
亜紀子の言葉は、由紀には何の慰めにもならなかったが、それでも容赦なく床は沈んでいく。
とうとう、棒の先端が、亜紀子に支えられ動けない由紀の堅く閉じられた蕾に届いた。
「あああーー!!
やめて!やめて!!!
痛い痛い!!」
男性器を模したその棒は、由紀のいまだ誰にも触れられたことのない清らかな割れ目に触れると、少しずつその中へと侵入していく。
由紀は、固く股間を閉じ、その侵入を拒もうと努力したが、ローションですべりのよくなった棒は、そんなことで食い止められるわけもない。
棒は由紀の花弁を押し分け、彼女の未知の穴への侵入を成功させた。
「い、痛い、裂けるーーー!
もう、止めて!!!」
由紀の膣はその棒を受け入れるにはあまりに未発達で、小さかった。
小さな割れ目を引き裂かれる痛みに涙を流し、髪を振り乱しながら許しを請う少女を尻目に、棒はさらなる侵入を続けた。
そして、とうとう、そのわずかに奥の方にある薄い膜、乙女の証に触れたのである。
「あ、だめ・・・それだけは!!!
あああぁぁぁぁーーー!」
そこからは一瞬だった。
由紀の最後の砦は自らの体重によっていとも簡単に突破され、少女の割れ目間からは、少量ながら破瓜の血が流れ出した。
そんな由紀の処女喪失の瞬間を、周りの男子たちは、無言でじっと見詰めていた。
(ああ、わたしの恥ずかしいところが・・・
あぁ、みんな見てる・・・)
しかし、棒の侵入は止まらなかった。
足元の床は由紀の処女膜を突き抜けた後もどんどん沈み続け、血染めの棒が由紀の穴の奥、子宮の入り口に到達し、由紀が爪先立ちになるまでその沈下を止めなかった。
床が止まったころには、由紀は身体の奥まで棒を刺し込まれたまま必死に背伸びをし、もう、自分では伸び上がることも、ジャンプすることもできな状態となっていた。
既に彼女に自力で棒をはずす術は全くない。
こうして、由紀の処女喪失の儀式を終え、彼女を貫いたまま朝礼は続いていった。
(これが、先生の言っていた通過儀礼っていうことだったのね・・・)
破瓜の痛みに耐え、涙を流し、放心したまなざしで、由紀は先ほどの玲子の言葉を思い出していた。
しばらく放心した状態で、理事長の話も聞いていなかった由紀だったが、次の瞬間、目を見開いて声を上げた。
「ああーーー、な、なにこれ!!
どうなってるの!!」
そう、この棒は単に少女の汚れなき花びらを貫くだけのものではなかったのである。
突然、その棒は振動を開始した。
棒を股間に差し込まれ、動くこともままならない由紀には、どうすることもできなかった。
「ああ〜、や、やめて、い、痛い!!痛いのー!」
処女を貫かれたばかりの由紀の女陰はそのわずかな振動でさえも、苦痛を伴った。
しかし、棒は全く意に介さず、黙々と少女の恥ずかしい部分を責め立てる。
「う、う、痛い・・・・
抜いて、抜いて!
お願い・・・もう・・・」
必至に苦痛に耐える由紀は、そんな苦しみの中に、何か別の感覚が生まれてくるのを無意識に感じていた。
「い・・・いたい・・・
あ・・あ、う、うぅ・や、やめ・・・
ん、んふぅ・・はぁ」
しばらくすると、少女の口から、苦痛とは異なる声が聞こえ始めた。
(な、なに?この感覚!
痛いはずなのに・・・な、なんか・・変・・き、きもち・・・)
「あふぅ、ああ、うぅん・・・んふぅ・・・はぁ、はぁ・・」
もう、由紀は痛がってはいなかった。
「あら、もう、媚薬が効いてきたのね。
さっきのローションには、破瓜の痛みを和らげようと思って、即効性の媚薬を混ぜておいたの。
どう?もう気持ちいいでしょう」
ずっと由紀の横に立っていた亜紀子が声をかけてきた。
しかし、もう、由紀はそれに答えることもできないぐらい、身体に沸き起こるはじめての性の感覚に戸惑い、そして悶えていた。
(あぁ、なに?何なの・・この感覚・・・
恥ずかしいのに・・・
こんな姿見られるの恥ずかしいのに・・・)
少女の思いとは裏腹に身体の方は棒の動きに正直に応えていた。
「おい、あの子、すごいぜ。
もう、あそこからマン汁をだらだら垂らしてるぞ」
「ホントだ!すっげーーー!」
「亜紀子先生の使う媚薬はすごいからなあ〜。
あれを使われたら、どんな女だって、ひとたまりもないって話だぜ」
「ふーん、まあ、途中から転校してきたから、少し情けをかけたんだろうな。
でも、ほんとにすごい乱れようだな。
ほんとに処女だったのかよ。
ほかの女でも、あの媚薬使ったら、あんななるのかな?」
男子たちは、目の前で恥態を披露している由紀を見ながら、口々に勝手なことを言っていた。
その言葉は由紀をさらに辱めることとなった。
その言葉のとおり、由紀の股間からはとめどなく淫汁が流れ出している。
その汁は、棒についていた破瓜の血と混ざり合い、ひざのところまで垂れ流されていた。
(なんなの・・・これってどうなっているの・・・)
性の知識に乏しい由紀は、自分の身体の変化に頭がついていっていない。
まだ自分でオナニーすらもしたことがなかった由紀である。
にもかかわらず、彼女の身体はいやらしい棒に責め立てられるままに恥ずかしい反応を示し、棒の振動に合わせて腰を淫らに振りつづけるのだった。
しばらく、由紀は意識も朦朧となりながら恥ずかしい裸踊りを見せていたが、そのうち彼女の動きに変化が現れた。
ちょうど、棒の振動が止まり、その代わりに、ちょっと高くなっている壇の床が上下に振動したときである。
棒の振動に身を委ね、恥ずかしい声を上げて腰を振りたてながら悶えていた由紀だったが、足元が急に上下に揺さぶられて、まるで、下から勢いよく突き上げられるような刺激に変わったとき、由紀は、生まれてはじめての感覚に襲われた。
「な、何なの・・・やめ・・・
あっ・・・と、飛んじゃう!飛んじゃう!!
・・だめ!だめ!
んっ、んあああぁぁぁーーーー!!!」
由紀は意味不明の言葉を発しながら、息も絶え絶えという感じで喘ぎ、背をのけぞらして、足の先をピンと伸ばした。
それが由紀の生まれてはじめて絶頂を迎えた瞬間。
はじめてイッた瞬間だった。
それと時を前後して、体育館の数ヶ所から似たような喘ぎ声や、叫び声が聞こえてきた。
由紀のほかにも、何人かこの朝礼中にイッてしまった生徒がいたようである。
(なに・・・今の感覚・・・・
自分の身体が、自分じゃないみたい・・・
目の前が真っ白・・あぁ、わたし・・・変わっていく・・・)
はじめから、そう、入学を決心したときから、わかっていたことなのに、いざ、自分の身で体験するまでは、なかなか実感がわかなかった。
(わたし・・・これから、ここで過ごすんだ・・・)
由紀は、激しい絶頂感の後の薄れゆく意識の中で、自分の運命を再確認したのだった。