睡眠学習のススメ After
〜翌日の風景 真由美の受難編〜



 2年生の女子生徒に対する睡眠特別授業が行われた翌日、校庭 の掲示板には1枚の写真が飾られていた。
 それは、教室で居眠りをしている全裸の真由美の乳首とクリトリスの突起に、三角定規を引っかけ、さらに膣とアナルにコンパスと定規を挿入した状態で、オ シッコを噴き上げているという、被写体である少女にとって、救いようもないほどに恥ずかしくみっともない写真であった。
 そんな破廉恥極まりない写真が、額に入れられ、さらに「優秀作品」ということで講評つきで掲示板に飾られているのである。

 しかし、その被写体である真由美自身は、今、校庭に設置された演台の上に立たされていた。
 その壇上に立つ真由美の姿は、制服を身に着けていない全裸の上に、両手を背中で拘束されるという、恥ずかしくそして不自由なものであった。
 全校生徒が集まる朝礼の中、全裸の真由美は副担任の亜紀子に付き添われて、壇上で裸身を晒していた。
 その理由は、抜き打ちで実施された服装検査において、違反したためである。
 服装検査の場に、制服を一枚も身に着けずに全裸で登校してきた真由美は、即座に服装違反と認定されることになったのだった。
 当然、真由美としても好きで全裸で登校した訳ではない。
 朝、登校するときに寮の玄関で寮長に制服を脱ぐように命じられ、制服を奪われて全裸にされた上に両手を背中で拘束され、そのまま登校させられてしまったのである。
 それは、前日に亜紀子が言っていたように、「もっとも恥ずかしい姿を写真に収めてもらったお礼」として、一日全裸で、かつ両手を背中で拘束した姿で過ご すという約束を実現するためであった。
 学園の決定事項に加えて寮長の権限として脱衣を命じられた真由美に、それに抵抗する権利はなかった。
 そのため真由美は、形のいい曲線を描く胸元も、くびれた腰からいまだ彩りの産毛すら生えていない股間の割れ目、そして初々しい桃のようなお尻といった、少女の裸体 すべてを晒しながらの登校を余儀なくされたのである。
 そんな真由美待ち構えていたのは、全校朝礼の場で行われた、抜き打ち服装検査だった。

 この聖女学園において、抜き打ちであろうとなかろうと、服装検査における判定は絶対的なもの であり、一切の事情は考慮されない。
 それは、たとえ学園行事や指導、校則などの理由によりやむを得ない事情があって制服を正規に 身に着けられずに登校した場合であっても、例外ではない。
 この日、真由美が全裸で登校させられた理由は、前日の授業中、睡眠薬で眠らされている最中に男子生徒に よって撮影された破廉恥写真が、優秀作品として選ばれてしまったことで、授業中に亜紀子が宣言した通り、強制的に全裸登校をさせられてしまったため である。
 当然、そこに真由美の意思は介在することもなければ拒否権もなく、理不尽なまでの不可抗力の 結果であることは言うまでもない。
 しかし、これも亜紀子が前日に男子生徒たちに言ったとおり、教師の指示で制服を脱がされたに もかかわらず、聖女学園の原則に従って服装検査では違反と見なされることとなった。
 そして、服装検査違反の罰を受けるために、この全校生徒が集まる朝礼の中、全裸で壇上に上が らされたのである。

 さらに真由美の隣には、同じく2年生の希が壇上に立たされていた。
 こちらは、一見すると普通に制服を身に着けており、何ら服装違反をしているようには見えない出で立ちをしていた。
 しかし、その希の膝は、ときおり不意に震えて内股気味に強張る様子が、全校生徒たちの目に映っていた。
 真由美は、着用すべき制服を身に着けてこなかったことを理由に服装違反者に仕立て上げられたが、逆に希は、着用してはいけない衣服を身に着けてきたこと を理由に服装違反者と見なされたのだった。
 それは、希がきのうの放課後から着用させられてしまっている貞操帯であった。
 希は、前日に行われた「睡眠学習における身体検査」という、自分の意識のない間に行われた破廉恥極まりない淫辱競争で成績が悪かったという理由で、眠っ ている間に下半身に貞操帯をはかされ、そして自分の意思では脱ぐことができないように鍵をかけられてしまっていた。
 その貞操帯を着用してきたことが、下着の着用を禁止している聖女学園の服装検査において違反とされたのである。
 真由美と同様、希もまた、自分自身の意思で違反をした訳ではなく、またその服装違反を回避する手段のひとつも残されていないままに、登校させられた完全 な不可抗力の状態であった。
 しかし、希もまた例外は認められないという聖女学園の服装検査のルールに則り、服装違反と判定されることとなった。
 しかも、希が今はいている貞操帯には、クリトリスと尿道、アナル、そしてGスポットという4か所を責め立てるバイブレーターが内蔵されており、尿道と 膣、そして肛門といった3つの穴の中にバイブが挿入され、さらにクリトリスを挟み込むように配置されたローターが、希の肉芽を咥えるように圧迫しているの である。
 そんな、女のあらゆる弱点を責め立てるような仕掛けを持つ貞操帯をはかされた希は、ロックを解除する鍵を与えられない限り、その貞操帯を脱ぐことはでき なく、そしてその4つのバイブを操作するリモコンスイッチは、それぞれ別の男子生徒の手に委ねられ、今も全校集会で並ぶクラスメイトの男子生徒たちの手中 にあるのだった。
 そして、希が今、壇上で全校生徒の前に立たされているにもかかわらず、そのリモコンスイッチにコントロールされたバイブは、何度も希の敏感な柔肉をかき 回し、痺れさせるような刺激を与えるべく、不意に動き出すのだった。
 壇上に立つ希が、ときおり内股になって震えるのは、股間のあらゆる性感帯を刺激するように埋め込まれたバイブを操作されているためであった。
 

 真由美は、服装検査において制服を身に着けてこなかったという違反を犯したことにより、この 朝礼の場で罰を受けることとなった。
 そして希は、服装検査において下着を身に着けてきたという違反を犯したことにより、この朝礼 の場で罰を受けることとなった。
 もちろん、無理やり裸で登校させられたり、知らないうちに貞操帯をはかされたりした上に、そ れをもって服装違反とされるという、このあまりに理不尽な状況に、真由美や希をはじめとした女子生徒たちが抗議をしたが、学園の決定事項には何ら影響を与 えることはなかった。

 真由美と希が受けることになった罰は、この全校生徒の前で行われる性感帯への即効性催淫剤塗布であった。
 全裸のまま壇上に上げられ、胸も割れ目も露にしながら、両手を背中で拘束されているために、 身体の一切を隠すことができない真由美の性感帯、すなわち乳 首、クリトリスから尿道口、膣前庭、膣内に至る女性器、さらに会陰部から肛門の中まで、真由美の敏感な部分すべてに、強力な催淫剤が塗り込まれていった。
 一方、身体の拘束は受けていないものの、自分自身の手で下半身の性感帯に触れることができな いように貞操帯をはかされた希にも、性感帯への催淫剤塗布が行われた。
 制服を身に着けている希は、セーラー服の裾から女性教師に手を差し込まれ、胸の膨らみから乳首の先に至るまで、丹念に催淫剤を塗布された。
 そして、貞操帯に覆われてしまっている下半身に対しては、貞操帯の特殊な仕掛け穴を通して、貞操帯の中に催淫剤を注入されることになった。
 それは、貞操帯の後ろ側に開けられた小さな穴で、その穴は貞操帯の中を通じてそれぞれのバイブの中に通された導管につながっており、その穴に注入された 液体は、そのまま尿道バイブ、Gスポットバイブ、アナルバイブの先端およびクリトリスバイブの表面からあふれ出るようになっているのである。
 各部とつながった弁を操作することによって、任意の場所へと液体を導くこともできるようになっており、貞操帯を着けたまま浣腸や催淫剤注入などができるよ うにという理由で設けられた仕掛けである。
 希は、この仕掛け穴を使って、アナルの奥深くから、膣内――特にGスポット周辺、そして尿道の奥、クリトリス全体へと、あらゆる性感帯……その中でも特 に敏感な部分に、強力な催淫剤を流し込まれてしまったのだった。
 そして、壇上に立つふたりの少女に施された薬責め――その効果は1分と待たずにあらわれたのだった。

 壇上に立たされた真由美は、身体じゅうを駆け巡るもどかしくも激しい疼きに、全身を震わせ た。
 しかし、両手の自由を奪われてしまっている彼女に、その疼きを鎮めるすべはない。
 はじめは、視線を全校生徒からそらして歯を食いしばりながら、細かく身を震わせていた真由美 だったが、次第に呼吸が荒くなり、肩を上下させながら身を捩り始めたのだった。
 だが、どれだけ身体を震わせ捩らせようとも、全身を駆け巡る暴力的なまでの切ない疼きは、決 して静まることはなく真由美の性感を昂ぶらせていく一方である。
 傍らに立つ亜紀子に身体を押さえられ、壇上で身動きをとれなくされた真由美は、催淫剤塗布か ら3分も経過したころには、「くの字」をかたどるように力を込 めて内股にした脚を小刻みに動かし、腰を前後に振り立てそうになるのを必死に抑え込むように耐えながらも、股間からあふれんばかりの愛液を足首まで滴らせ る という、淫らな姿を全校生徒の前に晒す羽目になった。
 それは、普段の勝ち気な少女の姿からは程遠い、淫らでみっともない女の子の姿であった。
 さらにそんな真由美の隣では、希が真由美と同じ苦悩に、身体を捩って耐えようとしていたの だった。
 希は、片手をセーラー服の上から胸を隠すように回し、もう片方の手をスカートの上から股間を抑え込むように押し付ける格好で立ち尽くしていた。
 熱く痺れ、火照り尖った乳首がセーラー服の布地越しに全校生徒の目に触れるのを隠しつつ、もどかしい疼きを手の平で押さえつけるようにしながらも、胸の 膨らみを鷲掴みするようにするしぐさを止められなかった。
 しかし、半端ながらも自らの手で刺激を与え鎮める術のある胸元とは違って、下半身の方は何ひとつ希の自由になるものはなかった。
 下半身へと向けた指先が触れられるのは、冷たい金属製の貞操帯だけであり、熱を帯び疼き震えている自らの柔肌に触れることはかなわない。
 芯から性感に飢えさせられた秘部に唯一触れているのは3つの穴に挿入されたバイブと肉芽を挟み込んでいるローターのみである。
 今、それら機械仕掛けの淫具は動くことなくただ敏感な部分に触れているだけであった。
 もし、今これらの淫具が動き始めたならば、希はなす術もなくあられもない悶え姿を全校生徒の前に晒すことになっただろう。
 しかし、もしかしたらその方が希にとっては救いだったかもしれない。
 希の敏感な性感帯に注ぎ込まれた催淫剤は、決して耐えられないような疼きを身体の最奥部に生み出し、そしてその燃えるような性感の昂ぶりは、鎮めるすべ が一切ない状態で希の心と身体を蝕んでいるのだから……。
 希は、決して触ることのできない熱源たる自らの下半身を貞操帯の上から抑えるようにして、身を捩りながら悶える姿を、全校生徒の目の前に晒すことしかで きなかった。

 そうして、トレードマークのポニーテールを振り乱しながら、壇上で身悶えた真由美は、まるで おもらしのように恥蜜を垂らしながら、震える声で服装違反について反省の言葉を述べさせられ、そしてその身体の疼きを鎮められないまま、演台を降ろされた のだった。
 同じように希も、スカートに隠れてはっきりとは見えないにもかかわらず、くるぶしまで恥ずか しい汁を垂らしてしまっていることから、あふれ出る愛液を貞操帯の脇から漏らしてしまっていることを全校生徒に確信させながら、理不尽極まりない 服装違反に対する反省の言葉を発表させられ、演台を降りていったのだった。



 〜真由美の受難編〜



 朝礼後、教室に移動するまでの間に、真由美はさらなる辱めを受けることになった。
 強力催淫剤を塗り込められ火照りきった身体は、真由美の意思をもってしても制御がきかなかった。
 全裸の上に両手を背中で拘束されて不自由極まりない体勢を強いられた真由美は、廊下の三角棒もまともに渡ることができない。
 そんな真由美のもとに、前の日に亜紀子が言った「きちんと手伝ってあげて、しっかりサポートしてあげて」という言葉を忠実に実践するべく男子生徒たちが 寄ってきて、両手の自由がきかずうまく三角棒を渡ることができない真由美を、「手伝って」あげるという光景が繰り広げられたのだった。
 しかし、それはとても心温まるような光景とはなり得ない。
 当然、「手伝い」とは名ばかりの、明らかな辱め責めのために男子生徒たちは寄ってきたのだが、両手を封じられ、その上全身の性感帯を昂ぶらせて身体の自由もきかない真由美には、その男 子生徒たちの手を拒む手段は残されていなかった。
 男子生徒たちは、三角棒の上に跨る真由美の両脚を持って左右に大きく開かせ、真由美の股間の割れ目に、より深く三角棒の頂点を食い込ませると、そのまま 前後に揺すりながら、真由美の身体を前に進めるべく引っ張ることで、三角棒渡りを「手伝って」あげたのだった。
 それは、催淫剤で敏感にされた秘粘膜、さらには性感の塊であるクリトリスを、三角棒に押し付けるようにして擦り上げる仕打ちにほかならず、三角棒の上の 突起を股間が乗り越えるたびに、真由美の口からあられもない嬌声が廊下に響き渡ることとなった。
 普段、強気な態度で振る舞っている真由美からは想像もできないような乱れようであった。

―― くっ……あ、脚を離せっ!

 え、なに言っているの? 真由美ちゃん。
 ひとりじゃこの三角棒を渡れないだろうから、先生の言うとおり手伝ってあげているだけじゃない。

―― ひっ、ひとりで渡れっ…………んぁっ!

 ほら、ひとりじゃ渡れないじゃない。
 両手が背中で縛られているから、腰を思うように動かせないでしょ。
 だから、僕たちがこうやって、両脚を大きく開いて持ってあげて、三角棒と股間の接点を小さくして、摩擦抵抗が小さくなるようにしているんじゃない♪
 もっとも、そのせいで真由美ちゃんの割れ目に、三角棒の頂点が深く食い込んじゃっているけどね。

 あはっ、真由美ちゃんのパイパンオマンコ、パックリ開いて三角棒を咥え込んじゃっているよ。
 うんうん、こうやって真由美ちゃんのオマンコを刺激してあげると、潤滑液がたくさん出てくるから、より滑りやすくなって引っ張りやすくなるんだね。
 だから、よりたくさんお汁が出るように、この真由美ちゃんの赤くプックリ膨らんだクリトリスを、三角棒のコブのところに擦りつけてあげるよ。

―― くぁっ……や、やめ…………んっ…………。
―― そんなところ、なっ……何度も押しつけっ…………あくっ!

 あ、もしかして、今の三角棒のちょっと尖ったコブのところ、気持ちよかったのかな?
 大丈夫、クリちゃんが通過したら、次はうまくオマンコの穴に潜り込むように押しつけてあげるからね。

―― や……やめろっ……い、今はっ…………!!
―― あぐっ!
―― そ、そこはっ…………あぁぁっっっっ!!

 あ、ゴメンゴメン、オマンコの穴の前に、ついうっかり、バッチリピンポイントで、尿道口にはまり込んじゃったよ♪
 ちょっと小さめの突起だったから、ちょうど尿道にはまるのにピッタリだったみたい。
 あれ? どうしたの、真由美ちゃん、そんなところで仰け反って悲鳴あげちゃって。
 もしかして、今の尿道ジャストミートで、逝っちゃった?
 てっきり、次はオマンコに刺激が来ると思って、そっちに意識を集中させて耐えようとしていたのに、突然オシッコの穴に刺激が来たから、不意打ちになっちゃったのかな?
 だったら、真由美ちゃん、ちょっと注意不足だよね。
 女の子の股間には、いろんな性感帯ポイントがあるんだから、いつでもどんな刺激にも耐えられるようにしておかないと、立派な聖女学園の女子生徒とは言えないよ。

 さぁ、まだまだ教室まで距離があるんだから、真由美ちゃん頑張ろうね。
 僕たちも、精一杯手伝ってあげるから……ね! 

 教室にたどり着くまでの間に、男子生徒たちの目の前ではしたない絶頂を3度も迎えさせられた真由美は、なおも昂ぶりの収まらない疼いた身体のままに教室に足を踏み入れることと なった。

 火照り続ける真由美の身体は、授業中にも意思の制御を離れ、みっともない恥態を晒すこととなった。
 椅子のバイブレーターが動き始めると、その裸身を押さえつけることができないほどの快感が真由美の身体を駆け巡るのである。
 本来、絶頂まで昂ぶらせることなく焦らし責めをするはずのバイブの動きを超える勢いで、身体が淫悦を求めて駆け上がり、そして真由美自身の意思に反し て、惨めな絶頂を迎えさせられるのだった。
 そんな真由美の身体の疼きと絶頂の連続波は、1時間目の授業が終わるまで絶え間なく続いたのだった。



 1時間目の授業に迎えた幾度もの絶頂を経て、ようやく身体の昂ぶりが収まってきた真由美だったが、そんな彼女にさらなる試練が待ち構えていた。
 前日に亜紀子が言っていたように、この日は体育の授業があるのである。

 本来なら体育の授業ではTシャツとブルマに着替えることになっているのだが、きょう一日、「写真を撮ってくれた男子生徒への感謝の気持ち」を示すため と称して全裸で過ごすことを強要されている真由美は、体育の授業であってもそれらの衣類を身に着けることは許されていなかった。
 おまけに、両手の拘束も解かれることはなく、全裸後ろ手縛りという、あまりにもはしたなく不自由な姿のままで、体育の授業を受けることとなったのである。
 そして、その不自由な身体を「サポート」するのは、クラスの男子生徒たちとされたのだった。
 この日、体育の授業では体育館で「器械運動」をすることになり、平均台、跳び箱、マット運動を一連のコースと見なし、アスレチックのように連続して演技しながら越えていく こととされた。
 平均台の上ではジャンプと片脚バランス、跳び箱では開脚跳びと台上前転、そしてマット運動では前転、後転に続いて開脚前転、開脚後転を連続で行うことで 1セットとし、それを繰り返し実施していくことが体育教科担当の京香から説明された。
  体操服も身に着けられず、身体の恥ずかしい部分のすべてを露にし、かつ両手を戒められている真由美にとっては、この上なく困難極まりない授業内容である が、真由美個人のこの特殊な事情については、「男子生徒がサポートするので特に問題はない」という一言で片付けられたのだった。
 この「男子生徒のサポート」こそが、真由美にとって大問題となるのであり、そして、この「男子生徒のサポート」によって、真由美のこの日の体育の授業は さらに困難度と恥辱度が格段にレベルアップしたことは言うまでもない。

―― せ、先生、わたしこんな格好で、器械運動なんて……!

 あぁ、真由美さん、あなたのことは亜紀子先生から聞いているわ。
 きょうは一日、男子のみんなへの感謝を込めて、両手を縛った上に裸で過ごしているのよね。
 確かに、両手が不自由な状態で器械運動をするのは難しいかもしれないけど、大丈夫。
 きょうは、男子のみんながあなたのことをサポートしてくれるんでしょう?
 だったら、何の問題もないわ。

―― も、問題がないなんてっ……そ、そんな訳ありませんっ!

 ……あら、なにを言っているの? 真由美さん。
 そもそも、真由美さんがそんな格好をしていることと、体育の授業とは何の関係もないわ。
 裸で授業を受けたいというから認めてあげていますけど、裸だと運動しにくいからって、そのために授業の内容を変えるっていうのは、ちょっと筋違いというものよ。

 真由美さん、朝には、全校集会で服装違反の罰を受けていたでしょう。
 学校に登校するときは制服を着なければいけないのに、裸で登校するから罰を受けたのよ。
 そして本来なら、体育の授業には体操服に着替えてこなくちゃいけないんだから、この体育の授業でもあなたは服装違反をしていることになるの。
 それは、着替えをサボったんだから、朝の服装違反とは別ものと考えないといけないわ。
 真由美さんが、きのうの写真の感謝をしたいとか、先生公認で裸で過ごすことにしたとか、そういうのは関係なく、本当だったら体育の授業に裸で来たということ自体が違反なの。
 それを、亜紀子先生の特別な計らいで、ペナルティなしで体育の授業を受けさせてあげようっていうんだから、これ以上のわがままは聞けないわよ。

―― ……わ、わがまま……って……。

 あなたは男子生徒たちに感謝の気持ちから、そんなおっぱいもお尻も、そしてツルツルの割れ目も丸見えの格好をしているのでしょう?
 亜紀子先生から、特別にそのままの格好で体育の授業を受けさせてあげてほしいという依頼があったから、特例として認めてあげているのよ。

―― ……………………

 それに、さっき男子に聞いたら、真由美さんのサポートを、みんな快く引き受けてくれたわよ。
 男子がサポートしやすいように、道具のレイアウトとかはちょっと工夫しておいてあげますから、真由美さんは気にせず安心して器械運動をして構わないわ。
 せっかく、男子のみんなが厚意で手伝ってくれるっていうんだから、真由美さんも男子のみんなに感謝しなさい。

―― そ……んな…………。

 いいわね! 真由美さん。

―― ……は……はい……。


 そして……、真由美の破廉恥器械運動アスレチックがスタートしたのだった。


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