希と真由美 ダブル懲罰


プロローグ
 


 「真由美ちゃん、希ちゃん!
 何度言ったらわかるの?
 いいかげんにしなさい!」

 亜紀子の声が教室に響いた。

 昼休み、またしても女子と男子との間に、争いが起こっていたのである。
 

 希が、午後の授業の宿題のノートがなくなっていることに気がついたことが始まりだった。

(男子の誰かが隠したんだ……)

 以前にも似たようなことがあった。
 この聖女学園では、女子に対する規律は、男子に対するそれと比べて著しく厳しい。
 男子が忘れ物をしたり、宿題をやってこなかったとしても、それほど厳しく咎められることはなく、せいぜい口頭で注意を受ける程度である。
 しかし、それが女子生徒となると、話はまったく変わってくる。
 忘れ物には、厳しくも恥ずかしい罰が待ち構えている。
 ましてや、課題として与えられた宿題を忘れたとなれば、その仕打ちは単なる忘れ物の比ではない。
 希は、その仕置きを受ける自分の姿を想像すらしたくはなかった。
 しかし、その女子たちの恐怖とは裏腹に、それは男子生徒にとって楽しみのひとつでもある。
 そのため、ときどき、女子生徒のものを隠したりして、強引に「忘れ物」をさせることがあるのである。
 希もこれまでに似たようなことを、何度かされた記憶があった。
 初めて物を隠されたときには、授業が始まるまでそのことに気がつかず、必死の弁明も功を奏することなく、授業中にみんなの前で3度の絶頂を強要された。
 少し前に、物を隠されたときには、事前に気がついて男子に詰め寄ったところ、偶然にも隠されていたものを発見して、事なきを得た。
 そして、今、自分の宿題がなされたノートが見当たらないことに気がついた希は、すぐさま男子に詰め寄り、文句を言いながら返すように迫ったのだった。
 その騒ぎを見た真由美もまた、自分の宿題のノートが見当たらないことに気がついた。
 真由美の行動も早かった。
 希の男子たちへの抗議に加わり、すぐに自分のノートを返すように詰め寄っていった。
 しかし、当然のように男子たちは、自分は取っていないと言い放ち、取り付く島もない。
 そんな男子たちの態度にヒートアップした希と真由美は、さらに口調を荒げて男子生徒を罵り、そして、教室全体が騒然となるほどの争いが発生したのだった。
 そんなところに、亜紀子が通りかかって、この騒ぎに気がついて諌めたのである。

「一体なにがあったっていうの!」

 亜紀子の問いかけに、

「わたしの宿題のノートを男子たちが取ったんです!」

「わたしのも男子たちが取っちゃって、なくなっているんです!」

 希と真由美が声を荒げて、訴えたのだった。
 それに対して、男子たちも、

「そんなの取っていないよ」

「真由美ちゃんのノートなんて知らないよ」

 と、無実を主張していた。
 この聖女学園では、男子と女子の言い分が食い違った場合には、基本的に男子の意見が尊重される。

「ほら、男子のみんなは、知らないって言っているわ。
 それに、そんなことぐらいで喧嘩するもんじゃありません!」

 当然のように、責められるのは、希と真由美の方だった。
 しかし、宿題のノートがなくなっているというのは、彼女たちにとって切実な問題となる。
 女子生徒に対する罰則の厳しいこの聖女学園において、女子が宿題を忘れるということは、それだけで厳罰に値するのだから。
 宿題を忘れたことで次の授業で罰を受けるか、今、ここで男子たちからノートを奪い返すか……少女たちに残された道は非常に少なく、そして険しいものとなっていた。
 それに、ここで争ってノートを奪い返せればまだいいが、それが果たされない場合には、男子たちとの間に無用な争いを起こしたということで、罰を受けなければならない可能性が高い。
 最悪、ノートの奪取に失敗すれば、言い争いと忘れ物という二重のペナルティを受けることもあり得るのである。
 だが、確実に待ち受ける罰を覚悟するよりは、わずかでも残された可能性にかけたほうがいい……そう考えた2人の少女は、なおも男子たちに食らいついたのだった。

 教師の目前という余りに不利な状況の中、真由美と希は、最後のチャンスにかけて、男子たちに詰め寄った。
 しかし、男子たちも知らないの一点張りで、何も得るものはなかった。

「あなたたち、ちょっとやりすぎよ!
 取っていないって言っているんだから、素直に宿題を忘れたことを認めなさい!
 それに、自分が忘れたことを男子生徒のせいにするなんて、絶対にやってはいけないことよ。
 ましてや、それを理由に、クラスメイトを問い詰めるなんて……。
 しかも、教師である私の目の前で。
 見てしまった以上、なかったことにすることはできません。
 あなたたち2人には、この争いの責任を取って、罰を受けてもらいます」

 こうして、最後のチャンスに負けた真由美と希は、そろって男子たちとの争いにおける責任を取って罰を受けることになったのだった。 



第1幕
 懲罰 

 亜紀子は、真由美と希に教室の後ろまで来るように言った。

「2人とも、ちょっとここで待っていなさい。
 あなた方の処分について、担任の北島先生と相談してくるから」

 亜紀子はそう言って、一旦教室を後にした。
 そして、5分ほどでまた教室に戻ってきて、なおも教室の後ろで立っている2人の少女に向かって、言ったのだった。

「今、ほかの先生方ともあなたたちの処分について相談してきたわ。
 真由美ちゃん、希ちゃん、いい?
 確かに、もしかしたら男子の誰かがあなた方の宿題のノートを取ったのかもしれないわ。
 でも、だからといって、確実な証拠もなしに男子を責めるのは、やっぱり女の子としてあってはいけないことなのよ。
 この聖女学園では、女の子はもっと慎み深くなければいけないの。
 男子のみんなは、取っていないって言っているんでしょ。
 だったら、それを信じてあげないとダメ。
 それなのに、男子を疑って言い争いをするなんて、もってのほかよ。
 ほかの先生方の意見も、ほぼ同じだったわ。
 それに、北島先生からも言われたんだけど、あなた方2人は特に、前々から男子生徒に対する態度がよくないわ。
 事あるごとに衝突して……少なくとも、聖女学園の模範的な女子生徒とは言いがたいわね。
 そういうことも踏まえて、先生方で相談した結果、今回は、そういうこれまでのあなたたちの態度も含めて反省してもらうために、罰を受けてもらうことに決まりました」

 亜紀子の言葉に、真由美と希は返事もすることなく、無言で俯いていた。
 聖女学園では、女子を辱めるためであれば、このような理屈がまかり通るのである。

 一方、亜紀子の言葉を聞いた男子生徒の間には、いやらしい喜びが広がる。
 真由美と希のダブルお仕置きが見られるのである。
 普段から、生意気な2人の女子生徒のどんな姿が見られるのかと、今からうきうきとしていた。

「さぁ、2人とも、うちの学園で女子が反省するときの格好はわかっているわね?
 そうよ、その制服を脱いで、裸で、自分の一番恥ずかしい部分を晒して、謝罪するのよ。
 さ、脱ぎなさい」

 亜紀子がそう促すと、それまで黙っていた希が声を上げた。

「でもっ、男子が取ったに間違いないんです!」

「希ちゃん、何度言ったらわかるの?
 今は、本当に男子が取ったかどうかを問題にしているのではないの。
 あなたの、その男子に楯突くような態度そのものを、戒めているのよ。
 男子たちは取っていないって言っているのでしょう。
 そうであれば、その言葉を信じ、自らの非を認めることが、本当の女性としての慎み深さというものよ。
 仮に、万が一本当に男子が取ったのだとしても、あなた方には、男子にそういうことをさせるだけの落ち度があったということなの。
 それを省みることも必要なことよ」

 理不尽極まりない言い分であるが、これが聖女学園での一般的な女子に対する扱いであった。
 つまり、女子が男子にいたずらをされるということは、男子がそういう行動をするに足るだけの原因が女子の方にあるという理屈である。
 その原因を作り出した女子生徒の方にこそ、責任を追及することになる。

「さ、2人とも早く脱ぎなさい。
 それから男子の誰か、用具棚から、棒とロープを持ってきてくれるかしら?」

 その言葉に、男子たちが動き回り、そしてようやく真由美と希も制服を脱ぎ始めた。
 といっても、この学園の制服は全裸になるためにはたった2枚脱ぐだけで済む。
 2人は、セーラー服を脱ぎ、そしてスカートを下ろしただけで、靴下と靴以外、完全な素っ裸となったのだった。

「ほら、あなたたち、何、脚をそろえて突っ立っているの?
 聖女学園の女の子は、性器で謝罪と反省を表現するのでしょう?
 しっかり股を開いて、反省しなさい。
 それから、手で身体を隠さない!
 両手は背中で組んでいなさい」

 真由美と希は、亜紀子に言われるままに、両脚を大きく開いて股を晒し、両手を後ろで組んで身体の一切の部分を隠さない屈辱的な姿となった。
 真由美の無毛の股間の割れ目が、そして希の叢に彩られた下腹部が教室の後ろで見事に晒された。
 それを見ていた男子生徒たちの間には、うれしそうな、そしてからかうような声が広がっている。

「どう?恥ずかしいかしら?
 でも、その恥ずかしさが反省の証なんですからね。
 女の子が反省するときには、おっぱいも、乳首も、お尻も割れ目も、どこも隠していてはダメ。
 もちろん、ヴァギナもアナルもクリトリスもよ。
 それが、ここ聖女学園のルール。
 そして、あなたたちが生きている……そしてこれからも生きていく世界のルールなのよ。
 ……あ、棒とロープ、ありがとう」

 亜紀子は、2人の少女を諭し、そして用具棚から棒とロープを持ってきてくれた男子生徒に礼を言って、それらを受け取った。

「さぁ、真由美ちゃん、希ちゃん、そのままでいなさいね。
 あなた方の手足をロープで縛るから。
 これも、罰の一環よ」

 ロープを手にした亜紀子は、2人の少女の後ろに回り、背中で組まれた両腕にロープをかけていった。
 そして、両腕をしっかり緊縛すると、余ったロープを、天井のフックにかけて引き絞った。
 これで、真由美と希は、教室の後ろから動けなくなってしまった。
 それから、亜紀子はさらに男子生徒の手を借りて2人の膝上のあたりに棒をあてがうと、大きく開いたままの少女たちの太ももにロープを巻きかけて棒と一緒に縛り込み、真由美と希が、どうやっても脚を閉じられないように縛り付けたのだった。
 こうして、2人の少女は、教室の後ろから動くこともできず、両手は背中で、両脚は大きく開いた格好のまま、一切の自由を奪われ、身動きができなくされてしまった。

「さぁ、できたわ。
 どう? 2人とも、ロープはきつくない?
 うん、ちょうどいいみたいね。
 これぐらいなら、縄の痕も一日ぐらいできれいに消えるわ。
 これでもう、動きたくても動けないでしょ。
 それに、恥ずかしいところを隠すこともできないわね。
 いい?
 それが、女の子としての反省の姿なのよ。
 悪いことをしたら罰を受ける。
 罰を受けるときには、女の子は恥ずかしい目にあわせる。
 恥ずかしい思いをしたくないから、今度から悪いことをしないように心がける。
 女の子を躾るためには、恥ずかしい罰を与えるのが一番効果的なのよ。
 わかっているわよね」

 自分たちは何一つ悪いことをしていない……希も真由美も、その思いでいっぱいだったが、もはや口答えする段階は終えている。
 ただ、無言で亜紀子のなすがままにされるだけだった。

「その格好のまま、きょうの放課後までここで磔よ。
 その間に十分反省するのよ。
 それから、普段の反省であれば、こうして裸で晒すだけで済ますことが多いんだけど、今回は特別にこのバイブレーターを挿入することに決まりました。
 これも、あなた方の普段の生活態度が悪いからよ。
 これに懲りたら、これからは、もう少し男子たちと仲良くなりなさい。
 それじゃあ、入れるわね」

 亜紀子は、そう言って2本の極太バイブを手にすると、真由美の童女のような割れ目の膣に、そして対照的に大人の雰囲気に近づきつつある希のヴァギナに、そのバイブをゆっくりと挿入していった。

 こうして、2人の美少女の全裸開脚拘束バイブ串刺しの図が完成したのだった。

「さぁ、スイッチを入れるわね」

 亜紀子が手に持っている2つのリモコンを操作すると、真由美と希の股間から、「ヴ〜〜〜〜〜ン」という振動音が鳴り響く。
 
「くっ……」

「んっ……」

 それと同時に、これまで無言を通してきた2人の少女の口から、小さな呻き声が漏れた。
 女の子の最も敏感で恥ずかしい穴の中に、太いバイブレーターを挿入され、振動させられたのである。
 いくら強気な女の子であっても、反応せずに済ますことはできない。
 それでも、できるだけ平静を装おうと、真由美も希も悲鳴などを上げたりはしなかった。

「どう?
 これで、しっかり反省できそうかしら?
 反省できそうだったら、きちんと謝罪の言葉を言って、そして腰を振ってお詫びしてみせなさい」

 亜紀子が2人に、そう問い掛けたが、2人とも返事をしようとはしなかった。
 当然であろう。
 自分たちが悪くもないのに謝った上に、無様に腰を振ってみせるなど、プライドの高い真由美と希にできるはずもない。
 しかし、その態度こそがふたりの長所でもあり、そして懲罰の原因でもあった。

「う〜ん、やっぱり先生方が予想したとおりの反応ね。
 真由美ちゃんと希ちゃんには、反省の意志が足りないから、素直に反省の言葉を言わないだろう……って。
 素直に謝れば、罰を軽減しようかっていう意見もあったんですけどね……。
 仕方ないわね、それじゃあこっちも予定通りの罰を与えることにするわ」

 亜紀子は、手元のリモコンのボリュームを、「弱」から一気に「最強」まで上げた。

「くはっ!!!」

「んくっ!!!」

 その瞬間、2人の口から、さらに大きな呻き声が漏れた。

「まずは手始めに、この『最強モード』で10分間のウォーミングアップね。
 これでたっぷり濡れ濡れにした後は、『ランダムモード』への切り替えをするから。
 あ、あと、これはあくまでもあなたたちの反省を促しているんですからね。
 それを忘れて、気持ちよくなったりしちゃダメよ。
 気持ちよくなって、イッちゃうなんて、反省中にあるまじき行為をしちゃ絶対にダメですからね。
 厳粛に股間で罰を感じて、全身で反省の意を示すのよ。
 いい?」

 亜紀子のその言葉を聞いていた真由美と希だったが、既にそれに応じるだけの余裕は消えていたのだった。
 しかし、亜紀子はそんなふたりをただ黙って見ているだけではなかった。

「ほら、もっと背筋を伸ばして、胸を張って!」

「こら、腰が引けてきているわよ。
 腰はしっかり前に突き出す!
 こう、こうよ」

 亜紀子は、細かくふたりの姿勢を正していく。
 後ろに回って肩に手をかけながら胸を張らせ、腰に手を添えてお尻を掴みながら腰を前に突き出させる。
 そして、反省者の体勢を整え、少しでも体勢が崩れると即座にそれを修正する。
 そうやって真由美と希は、恥ずかしい姿のままバイブレーターの餌食となっていったのである。

   ・
   ・
   ・

 そして、7分が経過したとき……真由美と希は、亜紀子が言ったとおりの「濡れ濡れ」状態になっていた。
 全身は汗で濡れ光り、そして2人の股間からは、おびただしい量の愛液が滴り落ちている。
 どんなに身をくねらせようとも、ほとんど身体を動かすこともできず、両脚すらも閉じることのできない真由美と希には、そのバイブの刺激から逃れることはできない。

「んっ…はぁ……うぁっ………」

 普段の毅然とした態度の真由美らしからぬ艶かしい吐息が漏れ聞こえてくる。

「はっ……くぅぅっ……ふ…ぁ……」

 希の口からも、いつもの快活さとはかけ離れた喘ぎ声が漏れている。

 そして、2人とも股間に埋められたバイブの動きに合わせて、腰を前に後ろに、右に左にと、細かく揺すってしまうことを止められないでいるのだった。

「あらあら、2人とも、気分出しちゃって……そんなに気持ちよくなっていたら、お仕置きにならないって言っているでしょ。
 ほら、しっかり反省するの」

 亜紀子はそう言って、真由美と希のお尻を、パンッパンッと平手で軽く打ちつけたのだった。
 同時に小さく悲鳴を上げる2人。
 お尻を叩かれた反動がバイブを入れられている股間に響き、お尻を叩かれたという屈辱感と重なり合って、さらに身体を痺れさせたのだった。



第2幕
 真相

 そうして、ようやく「ウォーミングアップ」の10分が経過した。
 亜紀子は、2人のバイブのリモコンのボリュームを「最強」から「微弱」に一旦緩めた。

「はぁ……ふぁっ……はぁ、はぁ……ふぁ…」

「あ…んっ………はぁ…はぁ……は…ふっ…」

 ようやく一息つくことができた真由美と希であったが、2人の蜜壷からはバイブが抜かれたわけでもなく、そして微弱ながらも振動が完全に止まったわけではない。
 2人の少女は、むず痒く揺さぶるような刺激に、必死に耐えていた。

「さぁ、2人とも少しは反省できたかしら?
 まだ、ノートを取ったのは男子のせいだって考えているの?」

 亜紀子の問いかけに、希も真由美も無言でうつむいている。
 どう考えても、男子が隠したとしか思えないのだから……。
 

 と、そのとき、亜紀子の耳に、小さな悲鳴が聞こえてきた。

「きゃっ!
 希ちゃん、真由美ちゃん!
 一体何をっ!!」

「希ちゃん、まゆちゃん!
 亜紀子先生、どうしてっ!」

「きゃぁっ!!」

 それは、昼休みに用を足しにトイレに行っていて、今、戻ってきた由紀と綾、そして瑞穂の3人だった。

「先生、一体何があったんですか?!」

 2人の受けている仕打ちに、由紀が亜紀子に詰め寄った。
 亜紀子は、そんな由紀をなだめるように落ち着かせながら、

「実はね、この2人が、午後の授業の宿題のノートをなくしたって言っていたのよ……それで……」

 と、説明し始めたところで、由紀と綾が同時に叫んだ。

「先生!
 希ちゃんは宿題のノートをなくしたりなんかしていません!」

「まゆちゃんも宿題のノート、なくしてないよ!」

 と、由紀と綾が同時に叫んだのだった。
 その余りの反応に唖然とする亜紀子に向かって、由紀は早口で言葉を続ける。

「わたしが今朝、ちょっと確認したいことがあったから希ちゃんからノートを借りていたんです!
 ね、そうだよね、希ちゃん!」

「あっ……」

 希が、はっとしたような顔になる。
 続いて、綾も由紀に続く。

「真由美ちゃん、今日の朝、慌てていたから、間違えて綾の鞄にノートを入れちゃったんだよ!
 綾もさっき気がついて、昼休みに返そうと思っていたの!」

「えっ……」

 真由美が呆然とした表情をする。

「先生、だから希ちゃんはノートをなくしてなんていません!」

 由紀は自分の席に駆け出し、手に希のノートを持って戻ってきた。

「ほら、これが希ちゃんの宿題のノートです!」

「先生、まゆちゃんだってノートをなくしていないよ!
 綾の鞄の中にあるもん!
 ほらっ!!」

 綾も、慌てて鞄の中から真由美のノートを取り出した。

「先生、これで希ちゃんたちが罰を受ける理由はなくなるんですよね!
 早く解放してあげてください!」

「そうだよ、誰も宿題のノートなんか、なくしていないよ!
 だから、早くまゆちゃんたちを許して!」

 由紀と綾は、必死になって2人の解放を訴えた。
 亜紀子は、由紀たちが差し出した2冊のノートを手にとり、中をパラパラと確認した後、そのノートを持って、真由美と希に尋ねた。

「真由美ちゃん、希ちゃん、これはあなたたちのノートに間違いありませんか?
 そして、今、由紀ちゃんと綾ちゃんが言ったことも、間違いない?」

「……は…はい…まちがい…ありません……」

「…………はい、確かに…わたしのノート…です。
 朝…由紀ちゃんに貸していました……」

 真由美と希が、視線を反らしながら、小さな声で応えた。
 由紀たちは、せっかく罪を晴らすためにノートを取り出したはずなのに、亜紀子と真由美、希との間に流れる微妙な雰囲気に違和感を覚えた。

(亜紀子先生、なんだか呆れたような顔をしている……。
 それに、希ちゃんと真由美ちゃんも、なんだか後ろめたい感じ……せっかく無実を証明してあげたのに……どうして?)

 由紀の思いとは裏腹に、どういうわけか、亜紀子は縛られている2人の少女を許そうはしていなかった。
 いや、それどころか、由紀には、亜紀子の表情がさらに厳しくなったようにさえ思える。

「ありがとう、由紀ちゃん、綾ちゃん。
 これでようやく疑いが晴れたわ」

 亜紀子は、由紀たちに感謝の言葉を述べた。

「それじゃあ、2人とも許されるんですね!」

 由紀の問いかけに、しかし亜紀子は首を横に振って、否定を示したのだった。

「え……どうして!」

 由紀のつぶやきに、亜紀子は先ほど中断した説明を再開した。

「由紀ちゃん、そして綾ちゃん、彼女たちは今、ノートをなくしたことや宿題を忘れたことを理由に罰を受けているのではないの」

「……じゃあ…どうして?」

 綾が、ポツリと疑問を漏らす。

「この2人はね、さっき自分たちの宿題のノートが見つからないことに気がついて、それを誰かに取られたと思い込んだのよ。
 そして、その疑いを、あろうことか男子生徒に向けて責め立てて、その罪をなすりつけようとしたの。
 男子が取ったに違いないって……ね。
 男子は誰も取っていないって言っていたわ。
 だけど、真由美ちゃんも希ちゃんも、それを信じようとしないで、男子が取ったの一点張り。
 それで、さっきまで教室でこの2人と男子たちとでいざこざが起きていたの。
 でも、たとえ事実がどうであろうとも、聖女学園の女子生徒が、男子生徒を口汚く罵るなんてことは、決して許されることではないわ。
 それと、この2人の普段の生活態度も鑑みた結果、先生方と相談して、証拠もなく男子たちを疑ったこと、口論や反抗したことの償い、そして日々の生活態度に対する注意として、罰を受けてもらうことに決まったの。
 そして、今その真っ最中というわけよ」

「…え……そ、それ…じゃあ……」

 由紀は亜紀子の言葉に絶句した。
 2人を助けようと思ってとった行動が、さらに2人の立場を悪化させてしまったのである。

「そう、今、由紀ちゃんたちのおかげで、男子たちの身の潔白が証明されたっていうわけ。
 本当に、感謝しているわ」

 顔色が青くなっている由紀と綾に、穏やかな口調で説明した亜紀子だったが、2人の緊縛されている少女たちの方に向き直ると、厳しい口調で問いただした。

「真由美ちゃん、希ちゃん!
 これで、男子たちを疑ったことが、完全な間違いだったっていうこと、わかったわね。
 自分たちの不注意を棚に上げて、男子を責めたこと、何か申し開きはあるかしら?」

「…あ…ありま…せん…」

「…ないで…す…」

 真由美と希が、振り絞るようなかすれ声で返事をした。

「今までは、もしかしたら男子生徒の誰かのせいかもしれないという可能性もゼロではなかったこともあって、少しは手加減することにしていました。
 でも、もはやあなたたちには、酌量の余地はまったくないわ。
 今回の騒動の全ての原因は、あなたたち本人の不注意にあったことが明白になったんですからね。
 男子たちに、濡れ衣を着せた罪、しっかりと償ってもらわなければなりません。
 ペナルティのさらなる厳罰化は、とうてい避けられないわ!
 それから、このノートも証拠物件として押収します。
 したがって、あなたたちは、午後の授業の宿題は必然的に未提出ということになります。
 宿題未提出分の罰則も追加で受けてもらいますから、そのつもりでいなさい。
 いい? これは、普段の生活態度も含めて、全て自分の身から出た錆だということを、よく覚えておきなさい」

 亜紀子は、そこまで言うと、後ろを振り返り、

「男子のみんなも、何か言いたいことがありそうね」

 と、促した。

「そうだそうだ、結局自分たちのせいだったのに、俺たちのせいにしようとして!」

「いつもいつも、僕らに罪をなすりつけようとした罰さ」

「しっかり反省して、2度と刃向かわないようになってもらわなくちゃな」

 男子たちは、口々に、先ほどの濡れ衣に対して不満をぶつけてきた。
 普段の行いからしてみれば、男子たちは疑われて当然なことをしているのだが、この学園ではそれが黙認されていること、そして今回の件が、完全に真由美たちの失態だったことで、鬼の首を取ったかのように声高に2人を責め立てる。

「先生、2人の罰には僕たちの意見も取り入れてください!」

「そうそう、俺たちに罪をなすりつけようとしたんだから、そのぐらいは当然!」

 亜紀子はその言葉を聞いて、ヒートアップする男子たちをなだめようとする。

「はいはい、わかったわ。
 追加処分については、あなたたちの意見も十分に取り入れて反映するようにします。
 それでは、再度職員室で、2人の追加懲罰の内容と、その処分について協議してくるから、2人はそのままで少し待っていなさい。
 それから、意見のある男子生徒は、一緒に職員室に来るように。
 いいわね!」

 そう言って、亜紀子は10人ほどの男子生徒を引き連れて教室を後にしたのだった。



第3幕
 追加懲罰

 それから10分ほどした後、亜紀子と男子生徒が教室に再び戻ってきた。

「真由美ちゃん、希ちゃん。
 あなた方の追加処分の内容が決まりました」

 亜紀子の宣言によって、真由美と希は、さらなる罰をその身に受けることになったのだった。

「まずはじめに懲罰受刑の期間についてですが、当初、放課後までとされていましたが、あなた方の不注意による問題発生の責任を追及することとして、時間を24時間に延長し、明日の昼休みまでとします。
 本来なら、反省室に送られても文句の言えないような事態なのですから、このぐらいで済んでよかったと思うべきところよ。
 なお、拘束場所については、夕方の4時までは、このまま教室で磔。
 その後、特製磔台車を使って、そのままの格好で寮のロビーに移動し、継続とします。
 また、夜10時から明日の朝までは、男子寮内にぬるま湯を入れた水槽を用意しておきますから、同じくその格好のまま、その中で休んでもらいます。
 水中に身体を入れることで、浮力が生まれるから、脚への負担はなくなるはずよ。
 ですが、ただ楽をさせるだけでは罰になりませんので、水槽内には、当学園で品種改良されたウナギを50匹入れることになりました。
 一晩、ウナギたちに自分たちの身体で、たっぷりと遊んでもらいなさい。
 なお、このときはせっかくのウナギたちの遊び場を埋めてしまっては悪いので、バイブレーターの挿入は免除します。
 代わりに、ヴァギナとアナルにイボ付きローターを入れてあげますから、ウナギにも、いい遊び相手になってくれることでしょう。
 いいですね。
 そして、明日の朝8時から期限の昼休みまでは、再度この教室の後ろで、バイブを挿入して磔になること。
 以上のような時間配分とすることが、決められました。
 特に、放課後から明日の朝までの内容については、男子生徒からの強い要望によるものです。
 罪をなすりつけようとした男子たちに謝罪する意味も込めて、男子寮でしっかり反省するように」

 亜紀子の言葉に、真由美も希も言葉を失っている。

「それから、バイブレーターについてですが……えっと、さっきは確か『微弱』にしたままにしてしまっていたわね。
 これからは……」

 そう言って、亜紀子はリモコンのボリュームを「中」に上げた。

「ひうっ……」

「んっ……」

 強まる振動にうめく2人だったが、その様子を意に介すことなく、亜紀子は言葉を続けた。

「……これからは、この『中』を振動の最低レベルに定めます。
 これ以下の振動レベルは今回の罰では使用しません。
 また、上限をこれまでの『最強』から、さらに振動ゲインを増幅させた『ブーストモード』を採用することで、『最強』の3倍の振動まで設定できるようにしました。
 このリモコンは、男子生徒に貸与することにしますので、生徒のみんなで話し合って強さを操作するようにしてください」

 そう言って、リモコンを近くにいた男子生徒に手渡した。

「そうそう、『ブーストモード』は、連続使用時間は10分間までとなっているから、注意してね。
 『最強』までなら、常時連続駆動可能よ」

 その注意は、裏を返せば、ブーストモードが10分間は続けられるということでもあった。
 真由美や希は、その意味を正確に理解して恐怖し、そして男子生徒たちもまた、その意味を理解して笑みを浮かべた。

「あと、真由美ちゃんと希ちゃんには、教室で磔になっているときには、追加で、この糸をクリトリスに結んで天井を通して引っ張ることになりました。
 糸の反対側は、重りを吊るして教室の真ん中へんに垂らしておくから、男子のみんなは、好きなときにこの糸を引っ張ったり揺すったりしてもいいわよ」

 亜紀子は長い糸を取り出し、その一端を、真由美と希のクリトリスへと結びつけた。
 そして、クイックイッと引っ張り、糸がしっかりと結ばれていることを確認しながら、2人の少女を喘がせる。
 その糸のもう一端を天井のフックを通して、教室の真ん中あたりに垂らすと、小さな軽めの分銅を結んで、重りにした。
 弱いながらも、常に斜め前方にクリトリスを引き上げられる真由美と希は、自然に腰を前に突き出すような格好になってしまい、またその刺激に、これまで以上の官能を呼び起こさせられてしまう。
 それは、バイブレーターの振動と共鳴するように、ジクジクと、2人の身体の快感中枢を犯していくのだった。

「うふっ、どう?
 随分、反省者らしい格好になってきたわね。
 わたしだって、昔ここの生徒だったころは、もっともっといやらしくて恥ずかしい罰を受けたこともあるんだから、このぐらいは頑張るのよ」

 亜紀子はウィンクをしながら、2人を励ましたが、さらに続けて罰則を告げた。

「そして、追加懲罰の最後の決まりごとよ。
 今回、あなたたちは、男子生徒のみんなに、あらぬ疑いをかけたことと、理不尽にそれを責め立てて争いを起こしたこと、そしてその原因が全て自分たちの不注意だったということから、男子に多大な迷惑をかけたわ。
 したがって、この懲罰の間、真由美ちゃんと希ちゃんの身体は、全て男子のみんなに貸し出し提供することで、謝罪してもらうことになりました。
 今から24時間、あなた方の身体はあなた方のものであって、あなた方のものではなくなります。
 つまり、あなた方の身体の所有権は、一時男子に委譲することになったの。
 男子みんなの共有物というわけよ。
 そういうわけで、その身体に傷をつけたり強い痛みを与えない限り、男子には、あなた方の身体をどう触ってもいじっても構わない、完全に自由にしていいという権利が与えられることに決定しました。
 もちろん、あなた方に拒否権はないわ。
 これは、反省の一環なんですからね。
 当然、男子のみんなが身体に触れてくるのも反省を促すためですから、身体を触られたりいじられたりしたら、きちんとお礼を言うの。
 そうね、例えば、希ちゃんが乳首を摘んでもらったときには、
 『希の乳首を摘んでくださり、ありがとうございます』
 とか、真由美ちゃんのお尻の穴に指を差し込まれたら、
 『真由美のアナルに指を入れてくださり、ありがとうございます』
 っていうふうにね。
 いい? これも、男子のみんなに迷惑をかけた償いなんですからね。
 きちんとお礼を言うのよ。
 もし、身体をいじってもらって、お礼を言わなかったことが、わたしの耳に伝わってきたら、無条件で1週間の反省室入りと、掃除当番従事を言い渡しますからね。
 そのときは、ノートの紛失に関係のあった、由紀ちゃん、綾ちゃんにも連帯責任を取ってもらうことになると思うから、絶対に決まりを破ったらダメよ。
 いいわね」

 そこまで一気に話し切ると、亜紀子は男子たちの方に向き直り、

「男子のみんなも、わかったかしら?
 今から24時間、この2人には何をしてもいいわよ。
 ただし、絶対に怪我をさせたり、過度に痛い思いをさせちゃダメ。
 いいわね。
 ……そうね、とりあえず……」

 と言いながら教卓の方に向かい、机の引出しから幾つかのものを取り出すと、

「……とりあえず、2〜3種類のローターと、アナルバイブ、刷毛、クリキャップ…、あと、イチジク浣腸も4つほど渡しておくわ。
 足りないものがあったら、職員室まで取りに来るように。
 これは、あなたたち男子が強く望んだ罰則ですからね。
 あなた方の手で、しっかり真由美ちゃんと希ちゃんを反省させてあげなさい」

 と男子生徒に告げた。
 それに応えて、男子たちからは歓喜の声が沸き起こる。

 こうして、真由美と希は、これまでに受けた中でも最も辛いもののひとつになるであろう懲罰を、その身に受けることになったのだった。

   ・
   ・
   ・



第4幕
 謝罪

「さて、真由美ちゃんに希ちゃん、先生のお墨付きももらったところで、僕たちが反省の手伝いをしてあげようか」

「ところで、結局、真由美ちゃんと希ちゃんのノートがなくなったのは、誰のせいだったのかな?
 はっきりと教えてほしいなぁ」

 亜紀子が後にした教室で、男子たちが2人の緊縛少女に寄ってくる。

「…ん……はぁ………」

「……ふ……はっ……」

 だが、真由美も希も、股間の中でうごめいているバイブの刺激に耐えるので、精一杯であった。
 もう、かれこれ20分以上も、バイブの振動を受け止めつづけている。
 しかも、今は振動レベルが「中」になっており、先ほどまでの刺激とは比べものにならない痺れが襲っているのである。
 返事をしない2人の様子に、問い掛けた男子生徒が、教室の真ん中あたりにいる仲間に合図を送る。

「ひぁっっ!!
 あぁぁっっ……」

「くひっ!……んっ…」

 2人の少女の呻き声が響いた。
 教室の真ん中の男子生徒が、2人のクリトリスに結ばれた糸を、ちょんちょんっと、引っ張ったのである。
 真由美と希は、ともに腰を突き上げるようにして仰け反って、その刺激を敏感すぎる股間の一点で受け止めざるを得なかった。

「ほら、聞いているんだよ。
 返事してよ。
 誰のせいでノートがなかったの?」

「………ん…」

「……………」

 2人の少女は、ともに口をつぐむ。
 確かに、今回の件に関しては、男子たちに非はなかったが、それは、単に「今回はたまたま」ということに過ぎない。
 この学園で起こる問題の9割以上は、何らかの形で男子生徒たちのいやらしいいたずらが絡んでいるのだから。
 そのことが身にしみている少女たちは、たまたま今回の件で男子が絡んでいなかったからといって、素直にそれを謝罪する気持ちになどなれる訳もなかった。

「ほら、誰のせいだって聞いているんだよ。
 早く返事しないと、このクリ糸いじり、やめないからね」

 そう言って、何度もクリトリスに結ばれた糸を引き絞った。

「あぁぁっっ!!やめっ…やめてっ!
 言う、言うからっ!
 それ以上されたら、おかしくなるっ!」

 ついに、希が叫んだ。

「真由美ちゃんは?」

 そう言いながら、なおも2人の糸を揺すり続ける。

「連帯責任で、2人とも言わないと、この糸いじりはやめないよ」

「あうっ…んぁっ……わかった…わかったから……。
 言うから、もう、その糸を引くのは…くひっ!……やめ……んぁっ!」

 真由美も、折れる。
 自分が意地を張ることで希にも苦しみを与えることになってしまう……。
 そして、それ以上に自分自身ももう我慢できなくなってしまっていた。
 これまでの経緯は別にして、今回の件に関しては自分たちに非があることは、納得し難いこととはいえ認めざるを得ない。

「それじゃあ、言ってもらおうか。
 誰のせいだったのかな?」

「……わたしの…わたしたちの不注意でした」

 希が答える。

「…わたしたちの勘違いが原因でした」

 真由美もそれに続いた。

「それだけ?
 僕たちのこと疑っただけでほかには何もなし?」

「……く……う…疑って、申し訳…………ありま…せん……」

「…わたしたちが、間違えていました………すみま…せん……」

 真由美と希が、ともに悔しそうに唇を噛み締めながら、うめくように、謝罪の言葉を吐き出したのだった。

「そうそう、そうやって素直に謝ってくれればいいんだよ。
 いつも、そうだといいんだけどね」

 そのとき、真由美のそばに立っていた男子生徒のひとりが、真由美の胸に手を添えて揉みはじめた。

「んっ、さ、さわっ…!」

 真由美はとっさに、「触るな!」と叫びそうになり、何とか声を押し殺した。

「ん? なに、真由美ちゃん。
 『さわ…』の次は、何て言おうとしたのかな?
 それより、言うことがあるんじゃないの?
 フフフ」

 真由美は、悔しさに身が焦げそうになる。
 しかし、言わなければ、自分の身だけではなく、他のクラスメイトにも塁が及んでしまう。
 真由美は、身を裂く思いで言葉をつむいだ。

「ま…真由美の、胸を……も…揉んで…いただき、ありがとうござい…ます……」

「はい、よくできました♪
 これも、真由美ちゃんの反省のためだから、ぼくも精一杯のことをしてあげるよ」

「…う……あ……んっ…………」

 バイブとクリトリスの刺激に加えて、胸まで揉まれ始めて、真由美の全身は、性感が昂ぶるばかりである。
 そのとき、希も似たような状況にあっていた。
 男子のひとりが、希の後ろに立って、希のお尻の肉を左右に開いてお尻の穴を剥き出しにしたのである。

「希ちゃんも、きちんと反省しようね〜。
 希ちゃん、お返事は?」

「く……、の…希のお尻を…触っていただき、ありがとう…ございます……」

 希も、声をかすれさせながらも、振り絞ってお礼を言った。
 しかし、その男子生徒は、それでは満足しなかった。

「違うでしょ、希ちゃん。
 僕は今、希ちゃんのお尻を左右に開いて、お尻の穴を剥き出しにしているんだから、はっきりそう言ってくれないとねぇ〜」

「く………」

「ほら、早く言い直して」

「……希のお尻を開いて……お尻の穴を…剥き出しにしてくださり………………ありがとうございます…」

「よろしい」

 こうして、2人の少女は、そろって屈辱の言葉を言わされたのだった。

   ・
   ・
   ・



第5幕
 お仕置き

 そんなことをしているところで、昼休みもいつの間にか終わっており、教室に玲子が入ってきた。

「ほら、みんな授業の時間よ。
 席について」

 玲子の掛け声で、それまで真由美と希の周りを取り囲んでいた男子生徒も自分たちの席に戻っていった。
 そして、教室の後ろで後ろ手開脚で拘束されている真由美と希の姿が、玲子の目に映り込んだ。

「あぁ、高瀬さんと佐藤さんは、懲罰の最中でしたね。
 先ほど、職員室で紺野先生にいろいろ相談されました。
 まったく、あなたたちも進歩がないわね。
 いつになったら、その生活態度は改まるのかしら?」

 そう言いながら、玲子は教室の後ろで戒められている2人の方に歩いていった。
 そして、2人の目の前に立つと、おもむろに玲子が真由美と希の、糸に引き絞られて剥き出しになったクリトリスを摘み上げた。

「ひぅっっっ!!!」

「くひっっっっ!!!
 なっ…なにをっ……」

 狼狽する2人の様子を意に介さず、玲子は、

「あら、身体を触られたときは、お礼を言うんじゃなかったのかしら?」

 と、冷ややかにつぶやいた。

「確かに決まりでは、『男子に触ってもらったら……』ということだったかもしれませんが、だからといって、教師に触られたときには関係ないなんてことはないのよ。
 それぐらいは気を利かせたらどう?」

 なおもクリトリスを摘み、微妙なタッチでその肉豆を揉みほぐす玲子。
 わずかな沈黙の後、

「……ま…真由美の…………ク、クリトリスを摘んで…いただ…き、ありがとう……ございます…くひっ!」

「…希の………クリトリ……スを摘んでいただき、ありがとうござい……………ます……………んぁっ!」

 2人が礼を言い終わると同時に、玲子は摘んだクリトリスを軽く捻ってから、ようやく2人の敏感すぎる肉芽を解放した。

「まだまだ、反省者としての心構えが足りていないみたいね。
 今回の罰で、その身体にみっちりと、聖女学園の女子生徒としての慎みの心を養わせてもらいなさい」

 玲子は、そう言ってきびすを返し、

「それじゃあ、授業をはじめるわよ。
 みんな、前を向いて」

 と、教卓へと戻りながら言った。

 そうして、いつものように授業が進められていく。
 しかし、いつもとは違うところもあった。
 絶えず教室内に鳴り響いているバイブレータの振動音と、その音の高さに合わせるようにして、うめき、喘いでいる真由美と希の荒い吐息だった。
 男子生徒が、リモコンを使って2人のバイブレータの動きを操作しているのである。
 2人の生意気なクラスメイトの女子を、ボリュームひとつで自在に悶えさせることのできる男子生徒は、面白がって、振動の強弱を操っていた。
 そして、その動きに合わせて、不本意ながらも身体が反応してしまう真由美と希であった。
 玲子は、そんな淫靡なBGMのことなど、まったく無視するように、淡々と授業を進めていく。
 そんないつも以上に異様な雰囲気が、教室に広がっていた。



 授業時間も半ばを過ぎたあたり……

「それでは、ここで、この前出した課題の提出をしてもらいます」

 と、玲子が宿題の回収をはじめた。
 次々に提出される課題のノート。
 そして、そのノートが集まったところで、玲子は教室の後ろに向かって言った。

「ほぼ全員が提出したみたいね。
 ところで、佐藤さん、高瀬さん、あなたたちのノートはどこかしら?」

 バイブの刺激に声を殺して耐えている真由美が、喘ぎ声の合間に、辛うじて答える。

「……んぁっ……あ…亜紀子せんせ……ん…い…が、持っていってしまい……くひっ……ました……」

「佐藤さんも?」

「……ん……は…はい…………くぁっ!…」

「2人とも、本当に課題はやったのかしら?」

「…は……はいっ………やりまし……ん…た…」

「…ん………わ…わたし…も…………………」

 息も絶え絶えの様子で答える2人の言葉に、玲子は軽くうなずいたが、

「そう……、課題はやったけど、今ここにはノートがないというわけね。
 紺野先生が持っていった……と。
 まあ、今回の問題の発端になったノートですものね。
 証拠品として預かるのは、当然の処置だわ。
 でも、たとえどのような理由があろうとも、今、ここで提出を求められたノートがないという事実には変わりがないわね。
 本当に課題をしていたのかどうかも、今、ここでは確認することもできないし、あやしいものだわ。
 したがって、あなた方2人は、課題未提出として扱うことにします。
 この処置については、紺野先生からも聞いているはずよね」

「…………」

「…………」

 真由美も希も、声を出すことができずに、玲子のいう言葉を聞いていた。

「課題の提出を忘れた女子生徒には、それ相応の罰を受けてもらわなければならないわね。
 もちろん、今、受けている男子との争いに関する罰とは、別のものよ。
 そうね……どんな罰がいいかしら?」

 玲子は、そう言って指先をあごに当てて少し考えるそぶりを見せると、冷ややかな笑顔で言った。

「まあ、いつもであれば忘れ物の罰としては、浣腸をしてアナルプラグを着けさせて、授業中我慢させるっていうのが一般的かしら。
 宿題の課題を忘れたときには、浣腸の上、オナニーさせて3回果てさせる……ぐらいがいつもの相場ね。
 でも、浣腸はともかく、その格好じゃあとても自慰をさせることはできそうにないわね…。
 そうねぇ……どうせ、オナニーできないんだったら、オナニーしないことそのものを罰にするのがいいかもしれないわね」

 玲子は思い出したように、持ち歩いていたハンドバックの中からクリームの入った小瓶を取り出した。

「これ、今、開発中の特製媚薬の試作品なのよ。
 ちょっと強力すぎるのが難点で、ちょっと塗ったら最低でも3時間は疼き続けて、その部分をいじらずにはいられないっていう代物だから、いまいち使い勝手がよくなかったのよね。
 何しろ、その間、オナニー以外のことは何ひとつできなくなってしまうんだから……。
 この前、試しに3年生の子にこの媚薬を使ったときには、その子、ずっとオナニーをやめられなかったのよ。
 授業が終わって放課後になっても、その場から動くこともできずに、泣きながら、ずっとアソコをいじりつづけていたわ。
 もう、何回イッたかもわからないぐらい。
 結局、2時間ぐらいしてから、いっしょにもらっていた中和剤を使って、ようやくオナニーをやめさせることができたけど、もし中和剤を使っていなかったら、あと2時間ぐらいはそのままだったかもしれないわね。
 こんなに強力じゃあ、うかつには使えないと思って、どうしようかと思っていたんですけど……。
 ……けど、『お仕置き』っていうことなら、これを使うのもいいかもしれないわね。
 今、塗ったら、そうねぇ……夕方ぐらいまでは効果が続くかしら?
 でも、前に使ったときは、その子、オナニーすることができたからまだよかったけど、今のあなたたちは、オナニーすることもできないわね。
 大丈夫かしら?
 まあ、その生殺し感が『お仕置き』なんですから、我慢してもらわないとダメね」

 そう言って、クリームの入った小瓶のふたを開けながら、教室の後ろの真由美と希の方へと歩いていった。

「や、やめてください、先生!
 そんな薬使うなんてっ!」

 玲子の説明に、たまらず希が叫んだ。
 今、この状況でそんな恐ろしい薬を敏感な陰部に塗られることなど、想像すらできない。

「そうです、先生!
 わたしたち、宿題はきちんとやってきたんです!
 亜紀子先生に聞いてください!
 ノートがあるんです!」

 真由美も、その悪魔の薬が自分たちに使われることを必死に止めようとした。

「高瀬さん、聞いていなかったのかしら?
 たとえどのような理由があろうとも、今、ここにそのノートがない以上、未提出とする……そう言ったはずよ。
 あなたたちが、宿題をやってきていようが、そのノートを紺野先生が持っていようが、この場では関係ないわ」

「そ、そんな……」

 真由美は、自分を見詰める玲子の目を見て、もはや何の抵抗も無駄であることを悟ったのだった。

 そして、玲子が2人の少女の後ろ側に立った。
 真由美と希も、その玲子の動きに警戒し目を後ろに向けるが、それ以上の抵抗は一切できない。
 
「さて、2人とも、今からこの特製媚薬を塗ってあげますけど、前と後ろ、どっちに塗ってもらいたいかしら?」

 玲子は、そう2人に問い掛けた。
 しばし、無言の2人。

「どうしたの、返事はないの?
 そしたら、どっちがいいかわからないから、前と後ろ両方に塗るわよ。
 それでもいいかしら?」

 その言葉に、真由美と希は観念したように小さくつぶやいた。

「ま…前に……」

「う、後ろに…してください……」

 真由美は前を選び、そして希は後ろを選んだのだった。

 もともとアナルが敏感であり、この学園での生活でさらにその性感を開発されてしまった真由美には、そんな途方もない作用を持つ薬を、後ろの穴に塗りつけられるなど、想像したくもない。
 もし、そんなことになったら、これまで辛うじてつなぎとめていた理性の糸が切れ、この教室のみんなが見ている中で、浅ましく尻を振り、絶対に見せてはいけない無様な喘ぎ姿を晒してしまうことになるだろう。
 それだけは、絶対に避けなければならなかった。
 それに、今、アナルには何の刺激も受けていない。
 3年生の上級生ですらオナニーをやめられなかったそんな薬を塗られて、そのままその部分を放置されたら、気が狂ってしまうかもしれない。
 ましてや、自分の中で最も恥ずかしく敏感な肛門に……など、あり得ない状況だった。
 前の方であれば、バイブの刺激で少しでも媚薬の効果を紛らせることができるかもしれない……分が悪い賭けであることは確かだが、真由美にはそれ以外の選択肢はなかった。

 一方、希も自分の身体を少しでも守るために、敢えてお尻に塗られることを選んだ。
 希は、自分の身体の中でクリトリスが人一倍過敏な器官であることを、身に染みて思い知っていた。
 特に、今、糸に緊縛されて引き絞られているクリトリスや、強すぎる振動にかき回されているヴァギナにそんな悪魔の薬を塗りつけられてしまったら、ただでさえ敏感な女性器が一気に暴走して全身に快感を流し込み、バイブや糸の振動と共鳴して、見るに耐えない姿を露にしてしまうだろう。
 そんなことになったら、今、必死の思いで耐えて維持している緊張が一気に反転し、自分の身体が一体どうなってしまうのか、想像もできない。
 とても、今の自分を維持することはできないであろう。
 きっと、イクことを止められず、このクラスメイトが見詰める真っ只中で、あられもなく淫らな絶頂姿を何度も何度も晒してしまうことになる。
 そんな確実な恥態を晒すよりは、まだ何も刺激を受けていないお尻の穴で、新たに襲い掛かる疼きに耐えた方が、まだ「まし」に思えた。
 もちろん、それすらも、きっと耐えがたい恥獄の始まりであり、どんな乱れ姿を晒すことになるかはわからない。
 それでも、希は自らの敏感すぎる女性器に、その媚薬を受けるわけにはいかなかった。

「はい、わかりました。
 高瀬さんは前に、佐藤さんは後ろに塗ってほしいのですね。
 それでは、高瀬さんには後ろのお尻の穴に、佐藤さんには、前の性器とクリトリスに、この媚薬を塗ることにします」

「なっ、そんなっ!!」

「ど、どうしてっ!!!」

 真由美と希は、大きく目を見開いて、信じられないものでも見るような表情で、自分たちの後ろに立つ玲子の方を見た。
 一方、玲子も呆れたような表情で2人を見返す。

「どうして……ですって?
 まだ、わからないの?
 それは、これがあなたたちに与える罰だからです。
 罰というのは、当人がしてほしくないことをしてこそ、効果があるものです。
 ……どうやら、まだ反省者としての心構えができていないようね。
 罰を受けるということは、自らが犯した罪を償い、そして反省するということなのよ。
 そのために、自分の身に与えられる仕打ちに対しては、たとえそれがどのような罰であろうとも……、いえ、自らにとって苦しい罰であればあるほど、真摯な思いでその施しを受け止め、それをもって反省の糧とすることが、反省する者の正しいあり方なのよ。
 それを、『なぜ』とか『どうして』という疑問を持って、与えられる罰を素直に受け止めず、ましてや意見するなどもってのほかです。
 そんなことで、恥ずかしいとは思わないのですか?」

 玲子は、口を挟んできた真由美と希をそう言って戒め、そして、指先に媚薬クリームをすくい取ると、

「それでは、塗りますからね。
 2人とも、お尻を後ろに突き出しなさい………もっと、もっとよ。
 クリトリスの糸が何だというの?
 そんなに気になるようだったら、誰かに糸を引っ張ってもらうわよ。
 そうなったら、もっとお尻を突き出しにくくなるのではなくて?」

 と言って、真由美たちに薬が塗りやすい体勢を取らせた。

 真由美と希が、目をきつく閉じ、必死の思いで腰を引いて、玲子の方に向かってお尻を突き出した。
 両脚を開いた格好で真由美と希が腰を引くと、後ろ側に立つ玲子からは、ヒクヒクと震えるアナルも、今も振動を続けているバイブレーターをくわえ込んでおびただしい量の愛液を垂らして震えているヴァギナの穴も、糸で縛られたクリトリスも、全てひと目で見ることができた。
 
「まずは、高瀬さんからよ。
 高瀬さんは、後ろでしたね」

 玲子は、人差し指にたっぷりとすくい取った媚薬クリームを、真由美のお尻の穴に突き入れた。

「んぁっっっ!!」

 耐え切れずに、真由美の口から声が漏れた。

「ほら、反省中なんですからね。
 変な声、出さないのよ」

 玲子は、そのまま人差し指を真由美のアナルの中でぐるりと回して、中に満遍なくクリームを塗りつける。
 さらに、抜いた指先にまたクリームを取り、次は、指を真由美のお尻の穴に何度も抜き差しして刷り込んでいった。

「あ…うぁ……んぁっ………」

 玲子の指の動きに合わせて、小さいながらも確かな呻き声が漏れる。
 そして、仕上げとばかりに、玲子は再度すくったクリームを、真由美のお尻の割れ目の谷間から、蟻の門渡りまで、満遍なく塗りつけたのだった。

 続いて玲子は希のお尻の前に移動し、

「次は佐藤さんよ。
 佐藤さんは前ね」

 と言って、指先に取ったクリームを、親指と人差し指でクリトリスを挟みながら塗りつけた。

「ひっ…あっ………やっ……」

 糸に縛られた根元から、肉芽の先まで、何度もしごくように満遍なくクリームを擦りつける。
 続いて、一旦、振動し続けるバイブレーターを希の膣から抜き取ると、人差し指と中指ですくい取ったクリームを、ヴァギナに入れて隅々まで塗り回す。

「やっ…だ…だめっ…………あうっ!……」

 これまで、散々バイブの刺激に苛まれた蜜穴が、繊細な指先で撫でまわされる感覚に、希は一瞬理性が飛びそうになる。
 さらに、玲子は、鉤型に曲げた指先で、希のGスポットにクリームを塗りつけながら擦り上げた。

「ひっ…ひぁっ!!……」

 逃げることも脚を閉じることもできない希は、その淫らな性器虐待に、なす術もなかった。
 そうして、最後にもう一度すくい取ったクリームを、尿道周りから膣前庭、陰唇の裏側までも、粘膜全体に塗り広げてから、再び振動を続けるバイブレーターを希の蜜壷に挿入し直したのだった。

「あっ……がっ…………」

 希は、既に、限界を超えたような表情で固まってしまっている。

「あら、佐藤さん、もうギブアップなのかしら?
 まだ、お仕置きは始まったばかりよ?」

 玲子はそう言いながら、真由美のほうに目を向けると、真由美もまた、声は出していないものの、荒い吐息でお尻を小刻みに震わせていた。



(あ…ダ…ダメっ……お、お尻が…お尻が…う、疼く…こ、こんな……耐えられ…………)

 真由美は、今にも乱れそうになる身体の欲求をギリギリの理性で抑え込み、全身を駆け巡る痒みにも似た疼きに耐えていた。
 それでも、小刻みに震える尻の動き、腰の動きは、真由美の意識ではもはや止められるものではなかった。
 バイブを挿入されている蜜穴からは、今まで以上に多量の蜜が溢れ出す。
 痺れるような股間の振動、肉豆の刺激、そして掻痒感のような耐えがたいパルスを送ってくるお尻に、一瞬、表情を淫らに崩してしまう。
 もし、両手が自由であったならば、きっと自分の指先で、熱く脈打っているお尻の穴をかき回してしまう衝動に耐えられなかったであろう。
 それは、真由美の強固な意志を持ってしても決して逃れることのできない欲求だった。
 にもかかわらず、真由美の両手両脚は完全に戒められ、一切の自由が与えられていない。
 どれほど気丈な心を持っていようとも、ミドルティーンの少女が耐えることはできないのだった。

 希も切羽詰った表情で歯を食いしばっている。
 クリームを塗る際にいじり回された秘唇、蜜穴、淫豆が、ドクンドクンと脈動するように熱を帯びている。

(こ、こんなの……無理…耐えられる…わけ…………あぁっっっ……もう、我慢……でき…………)

 大量の愛液をバイブと媚肉の隙間からジクジクと滴らせ、股間の割れ目をヒクヒクと震わせながら、希は振り絞った精神力で、自らの意識をつなぎとめていた。
 しかし、それも決して長く続くものではない。
 熱く疼きを帯びた女性器とクリトリス。
 ただでさえ敏感なそれらの性感帯が、今、暴力的なまでの催淫剤に疼かされ、そしてさらにそれに追い討ちをかけるように、バイブと緊縛糸がその部分を刺激している。
 わすかでも気を抜けば、一気に正気を失いかねない欲情を叩き込まれた希は、拘束されてほとんど動かすことのできない脚をわずかによじり、両腕を震わせながら縄をきしませ、全身を震わせながら、気を保とうと食い下がる。
 しかし、もはや希の腰つきは、意志の力でどうにかなるレベルを超えていた。
 はしたなく腰を前後左右に振り立て、床に愛液を振り撒いていく。
 その動きは、いつもの凛々しい姿からは想像もつかないほど淫らではしたない。
 それでも、希にはその動きを止めることは不可能だった。

 そんなギリギリの状態で、もはや周りの状況など目に入っていない2人の哀れな少女の後ろで、玲子は、何やら取り出すと、それを真由美と希のお尻に向かって同時に突き刺し、そして一気にそれを指先で押しつぶしたのだった。

「えっ、あっ、な、な……なんでっ!!!…………あぁぁぁっっっ!!」

 今まで必死に声を殺そうとしていた真由美が、教室中に響く声で悲鳴を上げた。

「なっ、やだっ! い、入れないでっ! やぁぁっっっ!!」

 希も、真由美と同時に叫び、そして仰け反った。
 玲子は、2人のお尻の穴に、それぞれイチジク浣腸を注入したのである。

「あら、言ったでしょ、『浣腸はともかく』って。
 あれは、浣腸をしないっていう意味じゃなくて、浣腸ならそのままの体勢でもできるから、考えなくてもいいっていう意味で言ったのよ。
 別に、浣腸を免除してあげたわけじゃないわ。
 言ったでしょ、課題を忘れたときの相場は、『浣腸にオナニー絶頂3回ぐらい』って。
 この媚薬は、オナニーの代わりに与えた罰よ。
 浣腸のほうは、従来どおりというわけだから、気にすることはないわ」

「そ…そん……なっ…こんな状況で……んぁっ…………我慢できるわけ…………」

「んっ……はぁ、はぁ……ダメッ……もう…………」

 真由美と希が、うめきながら悲壮な言葉を漏らす。

「いいですか、これは罰ですからね。
 我慢すること。
 今は、たまたまアナルストッパーの持ち合わせがないから、そのままにしますけど、だからといって授業中におもらしなんてしたらダメよ。
 もし、授業中にこのお尻から汚いものを出して教室を汚したら、そのときは、この媚薬の中和剤はあげませんからね。
 授業が終わるまで浣腸を我慢できたら中和剤を塗ってあげますから、それまではしっかりと我慢しなさい。
 いいこと?
 中和剤がなかったら、あなた方は最低でも3時間…いえ、4時間はこの疼きに苛まれますからね。
 自分の手で発散できるならまだしも、その状況だと、地獄の生殺しが続くことになるわよ。
 それが嫌だったら、頑張って耐えなさい」

 そう言って、玲子はこの授業中の2人の少女の排泄を禁じた。

「そんなっ……む…無理ですっ……あひっ……先生、……中和剤を………トイレに……あぅぁっ……」

 希は、ろれつの回らない口調で、玲子に許しを請う。
 もはや、性感の昂ぶりと排泄欲の塊が全身を支配したような状態の希は、決して弱みを見せたくはない男子の前であるにもかかわらず、必死に玲子に訴えた。

 真由美にも変化が生じる。

「……あ…………あぁぁぁぁっっっ!!!!
 ダメッ…もう、我慢……でき…ないっ…………こ、壊れる……先生……助け……許して……くだ…んぁぁっっ!!
 これ以上…されたら…ダメにな……る……あうっ…で、出る………あぁ………」

 真由美も、玲子が媚薬を塗ってから、わずか数分で、一気に陥落してしまった。
 もう、真由美には玲子にこの身体から沸き起こる疼きを鎮めてもらうことと、トイレに行かせてもらうことしか考えられなくなっていた。
 周りの男子に無様な姿を晒していることに、気を回す余裕すらない。

「だから2人とも、授業が終わるまでは我慢しなさいと言っているでしょ。
 あと、たったの15分よ。
 それまでしっかり反省していなさい」

 しかし、玲子はそんな切羽詰った2人をあっさりと見放し、そのまま教卓まで戻ってしまったのだった。

 授業が終わるまであと15分…………。
 だが、真由美も希も、あと1分も排泄欲と性欲とに耐えられる自信はなかった。

「せ…せめて……この…疼きを……んぁっ……」

「……疼きを……鎮めて…………もう耐えられ……くぅぅぁっ!!」

「そんなに身体の疼きを鎮めてほしかったら、男子に頼みなさい。
 あなた方自身では、自分の身体も慰められないでしょうけど、男子のみんなは、あなた方の身体を自由にする権利があるのですからね。
 きちんとお願いすれば、頼みを聞いてくれるかもしれないわよ」

 玲子の言葉に、一瞬真由美と希の表情が強ばる。
 この状況に至っても、やはり、男子生徒への嫌悪感は拭い去ることができないのだった。

「それから、女子のみんな。
 今回の件は、彼女たちの罰のためにやっていることですからね。
 あなた方が彼女たちを助けることは、許しません。
 彼女たちのお仕置きが終わる明日の昼休みまで、あなたたちが彼女たちの身体に指一本触れることを禁じます。
 もし、それを破った場合は、2人の罰をさらに1日延長するとともに、連帯責任として、このクラスの女子生徒全員に、彼女たちと同じ罰を受けてもらいます。
 いいですね」

 これまで、真由美と希が受けるひどすぎる仕打ちに言葉を発することもできなかった由紀たちは、その言葉で我に返り、そして呆然としてしまった。
 確かに希たちを助けてあげたいと思う。
 そのためであれば、たとえひととき恥ずかしい思いをしたとしても、自分たち女子の手で彼女たちの性欲を発散させることが、唯一の解決策だったかもしれない。
 しかし、玲子の言葉でその手立てを完全に失ったのだった。
 助けようとすれば、逆に罰の延長という形で希たちがさらなる辱めを受けることになるのである。
 しかも、ほかのクラスメイトの女子たちも連帯責任で巻き込んで……。
 もはや、由紀たちに希たちのためにできることは、祈ること以外何ひとつ残されてはいないのだった。

 そんな由紀たちの心配をよそに、真由美と希がいつになく激しく身悶え出した。
 2人とも、クリトリスに結ばれた糸が弾けるのにも構うことができず、大きく、そして時に細かく腰を揺すり振り立て始めていた。

「あぁぁっっっ!!
 だ、だめぇ……んぁぁっっ…が、我慢……でき………お、お尻……お尻……がぁぁっっっ……ひぃぃぃっっっっ!!!」

 由紀は、真由美がここまで恥も外聞もなく喘ぎ泣く姿を見たことがなかった。
 いつも凛々しい真由美の姿はもはやそこにはない。
 真由美は、浅ましく腰を前後左右に振り立て、必死にお尻の疼きを鎮めようと懸命になっていた。
 しかし、特製媚薬で作られた疼きは、そんなことで鎮まるわけがない。
 そうと知りつつも、無様な空腰をやめることができないのだった。

「う……がっ……ぁ……あ、あそ……アソコが………も、もうやめっ……あぁぁぁっっっ!
 な、中も……そ、外も………ひぃぁっっ!!
 あんっ……んぁっ………やぁぁぁっっっ!!」

 希もまた、腰を大きくグラインドさせながら情けなく泣き出していた。
 膣とクリトリスを中心に粘膜全体に塗りこまれた媚薬が、希の敏感な性感を波立たせているのである。
 腰の動きに合わせて、クリトリスに結ばれた糸が希の思考を飛ばそうとする。
 しかし、そんな刺激さえも、さらなる疼きの呼び水にしか過ぎず、腰を動かせば動かすほどどんどん官能の刺激が高まっていくのだった。
 それでも、希は腰を振り立てることをやめることができない。

 これほど浅ましく官能をむさぼり喘ぐ真由美と希の姿は、クラスの男子生徒もほとんど見たことがなかった。
 しかも、2人とも今まさに官能の疼きとともに排便の苦しみとも戦っているのである。
 13歳の少女がその身に受ける仕打ちではあり得なかった。

 玲子が由紀たちに釘を指して、再び2人の虜囚に目を向けて、そのあまりの悶えように納得の表情を浮かべた。
 もう真由美も希も気が狂ったかのように激しく腰を振り立て、身悶えている。
 玲子もこの2人がこんなにも乱れ狂うとは思っていなかった。
 今、手にしている特製媚薬の効果を改めて知った瞬間だった。
 その効果を身体で実感している少女たちには、まさに地獄のような快感と焦燥が駆け巡っていた。

「せ、先生っ!
 ……も、もうっ……ダ、ダメッ……ト、トイレ………トイレに……っっっ!!」

 真由美の口から発せられたとは思えない情けない叫びが教室にこだました。

「ちゅ……中和…剤をっ!!
 だめっ……も、漏れちゃ………う…………ぅぅぅっっっ!!
 ゆ、許して……お、お願い………」

 希も、切羽詰った声で中和剤を求める。
 この状況で、中和剤をもらえないというのは絶望以外の何ものでもない。

 しかし、玲子は冷淡にもそれら2人の少女の心の叫びをサラリと受け流した。

「さぁ、みなさん、授業を再開するわよ。
 後ろの2人も、あと10分ちょっと、聖女学園の乙女なら、たったそのぐらいの時間、淑女のたしなみとして涼しい顔でやり過ごせるようでなくちゃ……」

 玲子が、2人に対してその乱れっぷりをたしなめるような言葉を紡いだとき………、教室内に、激しい破裂音と水流が噴き出す汚れた音色が響き渡った。

―――ブバッ…ブビビビビビィィィィィィィィィィーーーーーーーー!!!!!!!―――

―――ビュッ…………ブビッ……ブリブリブリッ………ブバァァァァーーーーーッッッッ!!!!!!―――

 それは、真由美と希、2人の尻の穴が奏でた、恥辱と汚辱の二重奏だった。
 2人のうら若き乙女のお尻から、少女のものとは思えないような汚濁が噴き出している。
 はじめ茶色い水飛沫が上がったかと思うと、次第に色濃い濁流と、柔らかい半固形の塊が混じり出し、彼女たちの後ろの壁と、足元の床に、汚辱の跡を描いていく。

「あぁぁっっ!! ダメッ…ダメ…とま…止まらな……いっっ………あぁぁぁっっっ………」

「…もう……ダメ……出ちゃう……どんどん……出ちゃ……もう、もう許してぇぇ…………」

 いつも凛々しく快活な真由美と希とは思えない状況と泣き声に、クラスの男子生徒が、皆満足そうな表情を浮かべている。
 真由美も希も、脱糞している最中さえも腰の動きを止めることができず、尻を振り立てグラインドさせながら、教室に汚物を撒き散らかしていっていた。
 そして、3人の女子生徒は、もはや2人の姿を見ることもできず、ともに涙を流していたのだった。

「2人とも、言ったそばからもう漏らしてしまったんですか?
 まったく…………それじゃあ、とても反省とは言えないわね……。
 約束どおり、この中和剤の使用は認めません。
 薬の効果が切れるまで、身体の疼きに耐えてよく反省しなさい」

 こうして、玲子が浣腸してから、わずか3分足らず……真由美と希の短くも激しい闘いは、彼女たちの敗北と、恥辱地獄への片道切符という形で幕を閉じたのだった。



 そこからは授業の間、真由美と希の鳴き声が止むことがなかった。
 あの勝気な希が、気丈な真由美が、涙を流して嗚咽を漏らしている。
 そして、2人とも股間を駆け巡る淫らな疼きにもはや耐えられなくなり、前に後ろに空腰を振り乱していた。
 男子たちは、残りわずかの授業時間のほとんどを、そんな姿を教室の後ろに見ながら過ごしていたのだった。

「あっ…あぁぁぁぁんっっっっ!!!!」

「んくっ…くひぃぃっっっ!!」

 ときおり2人の嬌声が高まる。
 それは、2人の少女のヴァギナに埋め込まれたバイブレーターの振動強度を、手元のリモコンで操作したときと連動していた。

「やっ…やめっ……それっ…あぁぁぁっっっ…つ、強す…ぎ……あぁぁぁっっっ!!」

「だ、だめっ……そん…なっ………んぅぅっっ………も……もれ…………漏れ………………」

 息も絶え絶えの様子を見せる希と真由美だったが、リモコンを持つ男子生徒は、そのボリュームを下げようとはしなかった。
 残りの授業時間もわずかということで、玲子ももはや教科書を閉じて、クラスの生徒たちの様子を、そして2人の懲罰生徒の嬌態を眺めている。
 もはや、2人の少女は男子生徒たちにとって、格好の見世物だった。
 自分たちと同い年の、世間的には、まだまだ年端も行かない少女たち……いや、美少女2人が、見るも淫らな辱めを受けているのである。
 しかも、普段勝気で生意気な口をきいてくるクラスメイトの女の子。
 それが、今、目の前であらゆる恥をかかされているのだ。
 目が離せる者などいるわけもない。
 それだけでは飽き足らず、さらにその見世物を盛り上げるために、バイブレーターのリモコンを巧みに操作する。
 2人の少女たちの腰の動きがさらに艶かしく震え出す。
 それを見守る男子たちにとっては、極上の光景だった。

 そんな2人の身体に、さらに小刻みな震えが帯びた。

(あ……ダ、ダメッ…………だっ……い、今は………も…………れる…………)

 その思いを先に抱いたのは、希だったか、真由美だったか。
 先ほど盛大に脱糞してしまった余波からか、今度は2人の膀胱の疼きが無視できなくなっていた。
 生理現象としては、ごく当たり前の欲求。
 しかも、それに加えて絶えず下腹部の奥を熱い振動でかき回されているのである。
 さっき塗りこまれた媚薬と合わさり、どんどん下半身から力が抜けていく。
 真由美も希も、もはや自分の腰がゼリーになって溶けてしまったかのような錯覚さえ覚えていた。

(……あぁぁっっっ………ち、力が………ダメ……い、今………もら…し……た………ら…………)

 真由美が、気力を振り絞って霞がかる思考をつなぎとめる。
 今さっき、大きな粗相を玲子に叱責されたばかりである。
 またさらに新たな粗相を重ねようものなら、玲子はどんなことをしてくるかわからない。
 
(……んぅぅっっっ……せ……せめ…て、やすみ……時間…まで……………が、がま……ん………ぅぅぅぅっっっっ!!)

 希も切羽詰った身体の生理現象を、振る絞った思いで食い止める。
 せめて、この授業が終わって玲子の目がなくなるまで……少なくともそれまでは耐えなければならない。
 希は、ギュットつぶった目を薄く開けて教室の時計を見た。

(……あ、あと、8分………)

 それは普段であればわずかな時間。
 しかし、一分一秒の瀬戸際で踏みとどまっている希と真由美にとっては、無限にも等しい時間だった。
 そして、そんな2人の思いをあざ笑うかのようにヴァギナの中で暴れまわる極太バイブ。
 その振動が、膀胱から尿道にかけて裏から刺激を加えて、今にも決壊させようと踊り狂っている。

(……んぁぁっ……い、いいかげんに………し………くひぃぁぁぁっっっ!!!)

 先ほどから、振動レベルが下がってくれない。
 「強」と「最強」の間を行ったり来たりしている。
 今回のお仕置きの最低レベルである「中」にすら下げてくれないのだ。
 希は、声にならない思いで悪態を投げつける。
 しかし、そんな気持ちを知ってか知らずか、男子生徒のバイブコントロールは凄惨を極めていた。

「も……もぅ……こ、これ以上はぁぁぁっっっ!!!」

 真由美がこらえきれずに悲鳴を上げた。
 あごを仰け反らせ、何かに耐えようと身体を強ばらせている。

 そして、男子生徒が持つ真由美と希のバイブレーターのリモコンの目盛りが、まるでシンクロしたかのように同時に「最強」にレベルが合わされた。

「んぅぅっっっっ………………………あぁぁぁぁっっっっ!!!!」

「や………ぁ……………………………んぁぁぁぁっっっっ!!!」

 わずかに息が詰まった悲鳴を漏らした後、2人の切羽詰った喘ぎ声とともに、

―――プシャァァァァッッッッ―――

―――ジョロロロロロロロロッッッ―――

 という水音が教室の後ろで鳴り響いた。
 それは、先ほどの排便によって催され、そして今、バイブレーターの強力な刺激によって誘発された尿意が決壊した音だった。
 真由美と希の糸に結ばれたクリトリスと、極太バイブをくわえ込んでいる割れ目の間の小さな隙間から、ともに琥珀色の噴水が流れ出たのである。
 震える身体とバイブの揺れが重なって、2人の股間から湧き出した水流は、小さく飛沫を撒き散らしながら、教室の床へと注がれていった。

(……あ、あぁっ………が、我慢……できな………か………た)

(ダ、ダメッ……も、もう止められ……な………い……)

 真由美も希も、無様な姿で放尿してしまった自らの恥態に、全身を紅潮させてしまっていた。
 先ほどの暴力的なまでの排便とは違って、耐えに耐え抜いて漏らしてしまったのである。
 しかも、だらしなく漏らしてしまった姿を、最も嫌悪するクラスの男子生徒たちに見られている。
 その羞恥心たるや、さきほどの排便に引けを取るものではなかった。

 それは、2人の決意には程遠い……、授業終了まで、残り5分を切るか切らないかというところだった。


―――バンッ!!―――

 教室の前の方から、何かを叩く大きな音がした。
 そこには、教鞭を教卓に強く叩きつけた玲子がいた。
 玲子は、机の間を通りながらツカツカと2人の反省者の方へ歩いていくと、

「あなた方、先ほど排便しただけでも許し難いことだと言ったにもかかわらず、排便のみならず、排尿までするなんて、どういうつもり?!」

 と、教鞭を指先で振り回す。
 
「仮にも今は授業中で、しかも重大な罪を犯した罰として反省している最中だというのに、そのみっともない様は一体何なの?!
 動物みたいに、ところ構わずおもらしして…………それでも、慎みある聖女学園の女子生徒という自覚があるのですか!
 あなた方の臭い糞尿の匂いをかがされるクラスメイトたちの身になってみなさい!
 ほらっ、あなた方は、今、叱られているんですよ。
 アンアン言って、よがりながらオシッコを垂れ流すんじゃありません!」

 玲子は、教鞭で目の前に伸びる2本の糸を勢いよく弾いた。

「あひぃっ!!!」

「きゃうっっ!!」

 その糸は、希と真由美のクリトリスに直結している。
 2人は、腰を突き上げながら、情けない声を上げて喘がされてしまった。
 いまだ2人の股間から溢れ流れている尿の雫が腰の動きに合わせて飛沫を上げる。
 しかし、もはや2人の少女は絶頂の紙一重手前のところまで、上り詰めており、玲子の言葉もどこまで耳に届いているかわからないような状態になっていた。
 その様子を見て取った玲子は、

「一度、限界を超えた方がいいかもしれないわね」

 と言って、男子生徒に振り返った。

「あなたたち、今から授業が終わるチャイムが鳴るまでの間、バイブレーターをブーストモードで動作させてあげなさい。
 この子たちは、イキたくてイキたくて、我慢できないみたいだわ。
 望みをかなえてあげなさい。
 ただし、チャイムが鳴るまでの間、この子たちが何を言っても、絶対にパワーを落としてはいけませんよ。
 それでは、はじめなさい」

「やっ、やめっ!!!」

「ダメッッッ!!」

 真由美と希のわずかに残る理性が、とっさに拒否の言葉を発する。
 しかし、その言葉は何の意味も持たなかった。
 男子生徒は、即座に玲子の指示どおりに行動をとった。

「きゃぁぁぁっっっっ!!!!!
 ダメッ、ダメッ……やぁぁっっっ!!!
 んぁっ、んぁっ、あぁっっっ、はぁ、はぁっ……がぁぁぁっっっ!!!」

「あっ、やめっ……あ…んぁぁっっ!!!
 ひっ…やっ、あぁぁああぁぁぁっっっっ!!!!
 ひ…ひぃっっ! くぁぁぁぁっっっっ!!!!!」

 途端に、希と真由美の身体がはじけるように仰け反ったかと思うと、張り裂けんばかりの声でよがり出した。
 もはや、さっき男子たちと言い争いをしていたときの2人の姿はない。
 女の弱点という弱点の全てを、薬とバイブと糸と言葉とで責められて、ただ泣きながら腰を振り回して悶える姿は、かつて見たこともないほどの乱れようだった。

「あ…あぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!」

「ひぃぃぃっっっんぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!」

 バイブがブーストモードになって1分もたたないうちに、2人の少女は、崩落の恥叫を上げたのだった。

「ふふっ…イッたみたいね。
 でも、まだチャイムが鳴るまでは3分ぐらいあるわよ。
 それに、まだ疼くでしょ。
 その媚薬は、何度イッても収まりはしないわよ。
 いえ、イケばイクほど、さらに効果が強まって、火照りが熱くなっていくのよ」

 玲子が小さくつぶやく。

「……はぁ…はぁ……んっ…と…とめ…止めて…………今は…ダメッ………もう……んぁぁっっっ、とめ…止めてぇぇぇっっっ、あぁぁぁぁんんぅぅぅぅっっっ!!」

「…やだ……ダメッ………また…また来る……来ちゃう………んぅぅぅぅぅっっっ……やっ…はぁ…もう………あぁぁぁぁぁっっっ!!!」

 玲子が指示したとおり、イッてもバイブの振動が弱まることはなく、再度突き上げるような官能が2人の身体を駆け巡る。
 全身を汗だくにし、股間からは今や滝のような愛液を床まで垂らしている美少女たちは、尻と性器に塗り込まれた特製媚薬との相乗効果を伴って、さらなる高みへと突き上げられていた。

 そして………、チャイムが鳴るまでの短い時間の間に、もう一度、性の限界を極めさせられてしまったのだった。
 

 目の前で、2回激しく絶頂を迎えた2人の少女たちの姿を目にした玲子は、

「いいこと、これに懲りたら、私の授業中におもらしするなんてみっともないこと、するのではなくてよ。
 さぁ、あとは男子のみんなにかわいがってもらいなさい。
 まだ、疼きは収まらないでしょ」

 と言いながら、教壇に戻り、そのまま帰りのホームルームへと移行した。
 そして、夕方の4時までは、2人の懲罰者はこのまま教室に残して、磔にしておくこと。
 その間、男子生徒は、2人の身体を自由にしていいこと。
 残りの女子生徒対は、速やかに帰寮すること。
 4時になったら、職員が特製台車を持ってきて、希と真由美を、寮まで運搬すること。
 寮内では、男子生徒が責任を持って2人に反省を促させることを指示して、ホームルームを締めくくったのだった。

   ・
   ・
   ・



第6幕
 放課後の恥獄

 放課後、女子生徒は全員帰るように言い渡され、教室に残っているのは真由美と希、そしてクラスの男子生徒だけとなった。
 男子生徒たちは、高圧ジェット水流で先ほど2人の粗相により汚物が撒き散らされた教室と2人の身体を、きれいに洗い流して改めて2人の周りを取り囲む。
 そんな男子生徒たちに、希と真由美はまだわずかに意志の光を残す瞳を向けていた。
 先ほどの授業中にかかされてしまった恥の数々……。
 思い出したくもないことだが、事実として起こってしまったこと……それを引き起こしたのは、紛れもなくこの目の前にいる男子とそして玲子の冷酷な指示の結果である。
 とても、平静な気持ちでいられるものではなかった。
 しかし、いまだ2人の肢体は、玲子によって塗りこまれた媚薬によって、熱い火照りに悩まされ、気を引き締めていてさえも、腰がフルフルと震えてしまうことを止められない。
 そして、今もなお2人の蜜壷の中では溢れる愛液をかき混ぜるように、バイブレーターが「強」で動作しているのだった。

「うぅ……う…あ…ぁ…………」

 どちらともなく漏れる嗚咽に、男子生徒たちはいやらしいまなざしを向けながら、冷笑を称えている。

「真由美ちゃん、希ちゃん、一体どうしたのかな?
 そんなにお尻を震わせちゃって。
 トイレにでも行きたいの?」

「そんなわけないだろう!
 さっき、あれだけたっぷりと出したんだから。
 ハッハッハッハッハ」

 男子たちの声に、言葉なく顔を赤らめる2人。
 しかし、股間の疼きと刺激は、休むことなく少女たちの身体を蝕み、そしてどんどん強くなっていく。
 このままでは、またいくらもしないうちに、破廉恥極まりない言葉を漏らしながら、あられもない姿を晒してしまうことは、避けられそうにない。
 真由美は、肛門から広がる熱く淫らな火照りと、膣をかき回すバイブの刺激に、絶望的な思いを余儀なくされていた。
 そして、その思いは希も同じである。
 性器全体に塗りつけられた媚薬と、ヴァギナの奥まで強烈に刺激して回るバイブに翻弄されて、今にもはしたない言葉を口にしてしまいそうになる。
 そんな苦悩を見せる磔の美少女を見詰める男子たちにも、その2人の葛藤は手に取るように理解できているのだった。

「2人ともイキたいのかい?
 もしそうなら、またバイブをブーストで動作させてあげるよ」

 そんな男子のからかいの声に、目をそらし反意を示す真由美と希。
 しかし、男子たちはそんな2人の態度をむしろ喜んだような目で見ており、教卓の引出しからいろいろと道具を持ち寄って、2人の周りに陣取り始めた。

「じゃあ、まずは希ちゃんからね。
 希ちゃんは、オマンコに媚薬を塗られたんだよね」

「それじゃあ、オマンコが疼いて仕方がないでしょう。
 僕らが、助けてあげるよ」

 そう言いながら、2人の男子生徒が各々刷毛を手にしているのを希の目が捉えた。

「や、やめろっ!
 そんなものでっ!」

 とっさに出る言葉に、男子たちはあからさまに不満の表情を見せる。

「あれ〜、希ちゃん、もしかして『やめろ』って言ったの?
 っていうことは、先生に報告しなくちゃいけないかな」

「あっ! そ、それはっ!
 い、いや……そ、それを……使っていい…いいから、先生には………」

 先生に反意を示したことを報告されれば、それはすなわち、クラスメイトの他の女子たちに恥辱の罠が降りかかることを意味する。
 それだけは、絶対に避けなければならなかった。

「使って『いい』?」

 男子生徒は確認するように希に促した。
 その意味を希も認識させられてしまう。
 そして、言葉を言い直したのだった。

「い……いえ……それ…を、使って……ください………」

 わずかな言葉遣いの乱れさえも、先生に伝えられれば、即座にペナルティとなってしまう。
 希は、屈辱に唇を噛み締めながらも、嘆願の言葉を口にしなければならなかった。

「それじゃあ、遠慮なく使わせてもらおうかな」

 刷毛を手にした男子生徒は、ひとりは希の胸元に、もうひとりは希の股間の位置に目と手を伸ばしてきた。
 刷毛の繊毛が希の乳首を撫で上げる。

「ひっ…ぅ……」

 それだけで全身を強ばらせてしまう希。
 しかし、乳首を撫でた男子は不服そうに、希に約束の言葉を告げるように促す。

「……の、希の…ち、乳首を…撫でてくださり……ありがとう…ございます」

 希のお礼の言葉を聞いた男子は、満足そうに、再び希の乳首を刷毛で擦り上げ始めた。
 そして、それに前後してもうひとりの男子生徒が、刷毛の先を糸に緊縛されて剥き出しになっている希の最も敏感な器官、クリトリスに当てて、撫で上げた。

「きひぃぃぃっっっ!!!!!」

 ただでさえ敏感な肉芽を、糸で緊縛され、さらに強力な媚薬を刷り込まれているのである。
 並大抵の刺激ではなかった。
 しかし、その男子生徒は、クリトリスに当てた刷毛の動きを止めることなく動かしながら、

「こっちにはお礼はないの?」

 と言ってきた。
 希には、既に声を出す余裕すらもない状況だったが、礼を言わなければ、他のクラスメイトがひどい目にあわされる。
 希は、絞るような声で、

「あ…ひ……の、希のっ…ク…クリトリ…スをぉぉぉっっっ…………撫でてくださり…くぁっ…あ、ありがとう…ございま…すっ!!」

 と息も絶え絶えになりながら辛うじてつむぎ出した。
 その言葉に満足したその男子生徒も、さらに刷毛を躍らせ、クリトリスだけではなく、その下のピンクの粘膜に穿たれた尿道口から膣前提に至るまでの、あらゆる部分を、刷毛の餌食にしていくのだった。
 その刷毛の動きに合わせて、希の嗚咽と喘ぎ声が、教室内にこだまする。
 しかし、その2人の男子の刷毛使いは、どこまでもソフトタッチで、希の官能を昂ぶらせるだけ昂ぶらせながらも、昇り詰めさせはしない……そんなもどかしい刺激である。
 次第に、希にも男子たちの思惑がわかってきた。
 わかってしまった……自らの欲求によって……。

 希への刷毛責めは、刺激はソフトだが、効果はハードだった。
 媚薬によって、どこまでも刺激を求めるようにされた性器が、もどかしい限りの刺激に晒され、性欲だけが高まっていく。
 刷毛で撫でられ始めてから、既に20分が経過している。
 その間、希はただ焦らされるだけ焦らされていた。
 もう、何度絶頂の直前まで昇り詰めたかわからない。
 しかし、決して果てさせないように、しかし火照りは鎮まらないように……股間のバイブの動きもそれに合わせるように、じれったい動きを繰り返す。
 希は、そのたびに、悲鳴を上げるようになっていた。

「いやぁぁっっっ!!
 もう、やめてっ!
 もうこれ以上焦らさないでぇっっっ!!!」

 気が狂わんばかりに声を張り上げる希だったが、男子はペースを乱すことなく、いつまでも何度でも焦らしつづける。
 もう、これ以上いじられつづけたら、狂ってしまう……もはや思考がかすんできた希にも、その思いが駆け巡る。

「お…おねがい…お願いしますっ!!
 い…イカせて……イカせてくださいぃぃぃっっっ!!!」

 とうとう、屈服の言葉を希が発した。
 3年生でさえ、ひとときもオナニーを止めることができなかったという強力な媚薬を塗りつけられ、散々刺激を受け続けた希には、もはや我慢することは不可能だった。
 プライドが性欲に負けた瞬間だった。
 その希の言葉を聞いて、得意顔の男子たち。
 あの生意気な希が、プライドを捨てて自分たちにはしたない哀願してきたのである。
 しかし、そんな希の思いを打ち砕くかのような事実が突きつけられた。
 何と、もうひとりの男子生徒が刷毛を持ち出して、今度は希のお尻の穴をソフトタッチで撫で始めたのである。

「そ、そんなっ、何で!
 何でぇぇっっ!!
 言ったのに……お願いしたのに!」

「別に、お願いしたらイカせてあげるとは言っていないよ。
 玲子先生も言っていたでしょ。
 罰っていうのは、してほしくないことをしてこそ、意味があるんだって。
 それより、ほら。
 お尻の穴を撫でているんだよ、言うことがあるでしょ」

「そ…そん……な…。
 うぐっ……の、希の……お尻の…あ…なを撫でてくだ…さり…ありがとう……ございます……。
 ありがとうございます……だ、だからっ!
 だからイカせてっ!
 お願い!!」

 もはや、希はプライドをかなぐり捨てて、イカせてもらうよう、懇願する。
 しかし、男子たちは、なおも希の身体を焦らすようにイタズラするのみだった。
 これまででさえ耐え難い官能に悩まされていた希だったが、それにお尻の穴への刺激まで加わって、もう前も後ろも訳がわからなくなっていた。

「もう、お尻でもどこでもいいから、イカせてっ…あぁぅぅ…イカせてぇぇっ……。
 ん…ひぃっっっ…そ、そんな…ふうに、弄らないで……やぁ……んぁぁぁっっっ!!!」

 さっき、男子たちにすごい剣幕で挑みかかってきた希の面影は、もうそこにはない。
 泣きながら絶頂を哀願するその姿は、どこまでもか弱く、力ないものだった。



 一方、それと前後して真由美にも男子たちの毒牙が伸びていた。
 真由美の周りに集まった男子たちは、おのおの、思い思いのバイブやローターを手にしていた。

「さーて、真由美ちゃんはどんなふうに泣いてくれるかなぁ〜」

 笑みを浮かべながら、男子のひとりがアナルバイブを真由美のお尻の穴に近づけた。

「よ、よせっ!
 い…今、そんなこと……ん……されたらっ!!」

 思わず拒否の言葉を発する真由美に、男子たちの無言の視線が応える。
 その瞬間、真由美は、自分の言葉の意味することを悟ってしまった。
 自分が刃向かえば、この恥辱はクラスの女子に広げられてしまう……。

「くっ……」

 真由美は、唇を噛み締めながら、

「そ…そのバイブ…を……使って…ください…………」

 と、うめくような声で言ったのだった。
 自分の身体の中でも特に敏感で、そして今、特製媚薬を大量に注ぎ込まれた尻穴に、バイブを突き込まれてかき回されたら、自分の身体が一体どうなってしまうか想像すらできない。
 しかし、それでも、クラスのみんなを人質に取られては、抵抗する術はないのだった。

「そうか、真由美ちゃんも使ってほしいんだね。
 それじゃあ、お言葉に甘えていくよ」

 幾つもの節がついたアナルバイブを、真由美のお尻の穴へとゆっくりと挿入していく。

「うぅぅぅあぁぁぁぁっっっっっ!!!!!」

 バイブの侵入深度に合わせて高くなる声を上げながら、真由美は仰け反った。
 しかし、真由美にはただ喘ぐだけの自由もない。

「あぅぁ……ま…ま…真由美の……お尻のあ…なに…バイブを入れてくださり……あ、ありがとう………ござい…ひぃぃぃぃっっっ!!!」

 真由美は、その言葉を最後まで言い終えることができなかった。
 アナルに入れられたバイブレーターのスイッチを、入れられてしまったのである。
 一瞬全身が緊張したように強ばった後、一気に全身の気力を奪われたように身体が弛緩する。
 散々性欲を昂ぶらされ、そして今、最も鋭敏な器官を無慈悲にかき回された真由美は、一気に絶頂を迎えさせられてしまった。

「あ…ぁ……ぁ…………」

 全身を震わせながら、声を出せずに喘ぐ真由美。
 しかし、真由美の受難はまだ始まったばかりだった。

 まだ、アクメの余韻が残っている真由美の乳首に、鋭い振動があてがわれた。
 ほかの男子が、ローターを真由美の胸に押し付けてきたのである。

「やっ…やぁぁぁぁぁっっっ!!!!」

 ヴァギナとアナル、そして乳首から襲い掛かる無慈悲な機械振動が、なおも真由美の身体を昂ぶらせる。
 その刺激に息をつく暇もなく、今度は、股間から電気のような痺れが襲い掛かった。

「ひゃぁぁっっっ!!!!!」

 もうひとりの男子生徒が、真由美の股座の前にしゃがみこんで、剥き身のクリトリスに、電動歯ブラシの先をあてがったのである。
 前も後ろも、上も下も、身体のありとあらゆる性感帯が理不尽な淫具によって責め立てられる。

「あ…がっ……ぁ…………」

 真由美は喉を反らせながら、息を詰まらせ、襲いくる快感の渦を受け止めさせられていた。
 しかし、そんな真由美に対して、

「ほら、真由美ちゃんお礼は?」

 と澄ました声で促す男子生徒。
 とても声を出せるような状況ではないのだが、真由美は今にも途切れそうになる理性を振り絞った。

「あ……ま…まゆみ…の、乳首に…ロ、ローターを当ててくださり………ひぃぃっっっ!!
 ありが…ありがとう……ございます……。
 クリ……トリスに、ブラシを…あて…当ててくださり………ありが…………とう………ございま……す…あぁぁぁぁっっっっっ!!!!」

 全身がバラバラに砕けてしまいそうなほどに暴力的な快感。
 その言葉が終わるか終わらないかのうちに、またしても気を果てさせたのだった。
 それでも、責める手を緩めようとはしない男子たち。

「…ぁ…も、もう…やめ……くひぃぃっっっ!!」

 これ以上されたら身が持たないと思い口に出した真由美だったが、その最中にも、アナルバイブが、新たな振動パターンを見せ、真由美の直腸を右に左に捻りまわすような動きをした。
 最大のウィークポイントであり、かつ媚薬によって既に陥落してしまっているお尻の穴を縦横無尽にいじりまわされると、真由美はもはや声を出すこともできない。

「……こ、これ……い、以上…………だ、ダメ………………はぁぁぁんっっっ!!」

 媚薬に昂ぶらされ、バイブに翻弄された肛門が、真由美のまともな思考力を奪い去り、普段ではとても聞けないような色艶の声が口から漏れ聞こえる。
 真由美はもはやひとときたりとも身体の震えを止めることはできない状態になっていた。
 性感を暴力的な快感でいたぶられ、今にも全身を拘束する縄を引きちぎらんばかりに身体を身悶えさせる。
 しかし、どれだけ真由美が暴れようとも、がっちりと拘束した戒めはわずかも緩むことはなく、真由美により一層の不自由さを強いてくる。
 両腕は背中で縛り付けられ、両膝も大きく開かれている。
 そして、開かれた股間からは、途切れることのない愛汁がとめどなく流れ落ちている。
 もう、全身を駆け巡る痙攣を止めることができない。

「フフフ、どう、真由美ちゃん。
 僕たちを疑うから、こういうことになるんだよ。
 ほら、このお尻の穴……、指で突付くだけでこんなにキュッて窄まって♪
 あれ? 
 もしかして、またイッた?」

「いつも、ことあるごとに楯突いて……、随分大目に見てきたけど、行き過ぎるとダメだよね〜。
 生意気なのは、このクリトリスの勃起だけにしておいた方がいいんじゃない?
 ほら、ブラシで磨いてあげたら、こんなにツヤツヤになったよ♪
 今度は、尿道をきれいにしてあげようか?」

 男子生徒たちの執拗な責め手は、とどまるところを知らない。
 わずかの暇もなく、真由美の身体を連続的に弄びつづけている。

「何か、僕たちに言いたいことでもあるかな?」

 男子生徒のひとりが、真由美をからかうような口調で問い掛ける。
 今回の騒動で、真由美が初めに食って掛かっていった男子生徒である。

「………っ………………」

 真由美の曇っていた瞳に、一瞬だけ輝きが宿り、震える唇を噛み締めて無言の反抗を見せた。
 しかし、次の瞬間真由美の瞳が大きく開かれ、口が震えて中途半端に開かれる。

「……ぁ……………ぁぁぁぁっっっっ………」

 真由美の後ろの座り込んでいた男子生徒が、真由美の尻穴深くに刺し込まれた節くれだったアナルバイブを、先が抜けるギリギリまで、一気に引き抜き、そして再度根元までズッポシと刺し入れたのである。
 真由美は本能的に背を仰け反らせて尻を逃がそうとするが、不自由な身体で男子の手から尻穴を守ることは不可能である。
 その男子生徒がまたバイブを引き抜き、そして差し込む。
 今度は、ひねりを加えて腸壁をえぐるように。
 真由美は、背筋から頭の中までがかき回されたかのような感覚に、意識を飛ばしそうになっていた。

「……どうかな?
 何か、言いたくない?」

 真由美の正面に立つ男子生徒が、余裕の笑みを浮かべながら真由美を見下す。
 対する真由美には、もはや余裕のかけらも残ってはいなかった。

「あっ…が…も…ダメ……お…お願い……んぁぁぁっっっ!!!
 もう…やめっ………。
 もう、疑い…ません……刃向かい…ませ……ん…。
 …だから……、あぁぁんっっ!!!
 …も…もう………やめてっ……許してぇぇぇぇぇっっっ!!!!」

 あの気丈で男勝りな真由美さえも、この媚薬&バイブ責めには耐えられなかった。
 泣きながら、許しを請う惨めな姿を晒したのである。
 しかし、男子たちの手は止まることはなかった。

「真由美ちゃん、少しは反省できたかな?」

「……した…したっ…反省…したっ!!
 したから、もうっ……」

 真由美はなりふり構わずに男子に懇願した。
 もう、これ以上は絶対に耐えることができない。

「もう、やめてほしいの?」

「やめっっ……やめて…………あぁぁぁぁぁんんんんっっ!!」

 ヴァギナに入れられたバイブレーターが、ブーストモードで起動した。
 股間から潮を吹き上げ、きょう何度目かもわからない絶頂を迎えてしまう。

「……そ、そん…な……やめて………って………た……の……に……」

 呼吸すらままならない様子で、真由美が喘ぐ。
 そんな真由美に対して、男子たちの声は無慈悲に響いた。

「真由美ちゃんも、まだわかっていないみたいだね。
 されたくないことをされて、初めて反省できるんだよ。
 やめてって言われて、やめていたら反省にならないでしょ♪」
 
「これで、もっと反省できたでしょ。
 まだまだ、反省させてあげるからね」

 男子たちは、そう言いながら、ドリル型アナル振動棒と、回転ブラシ内臓クリキャップを手に取ったのだった。 

   ・
   ・
   ・

 延々と焦らし責めを受ける希。
 絶え間ない絶頂地獄の中の真由美。

 互いに対極の責めを受けている2人だったが、ともに淫らの恥獄の海に溺れているという点では全く同じだった。
 そして、そんな責めが1時間も続いた頃、その責めは逆転した。
 希には連続絶頂責めを。
 そして真由美には徹底した焦らし責めが施されたのである。
 またしても泣きながら男子たちに許しを請う2人の少女。
 しかし、その声が聞き入れられることは、なかったのだった。

   ・
   ・
   ・



第7幕
 ウナギとの饗宴


 夜10時過ぎ……男子寮。
 そこには、大きな水槽と、その中に溜められたぬるま湯の中に、教室にいたときと同じ格好で緊縛されている真由美と希の姿があった。
 しかも、その水槽の中には、何匹ものウナギが泳ぎまわっている。
 このウナギたちは、全て聖女学園の研究所で飼育された、女性を辱めるための特殊な習性を植え付けられたウナギたちである。
 その好物は、女性の体液や排出物……主に愛液、そしておしっこやウンチといった排泄物を好んで食し、そして女性の粘膜の穴の中に潜り込もうとする習性と、乳首やクリトリスといった小さな突起に多大なる興味を示す習性を持っている。
 すなわち、少女たちを辱めるために改良された品種である。
 そんなウナギが何十匹と泳ぎ回る水槽の中に、2人の少女たちは、全裸で、両脚を大きく開いた状態で拘束されるという無防備極まりない姿で浸けられているのだった。
 亜紀子の言ったとおり、バイブレーターは抜かれているが、それも少女たちの身体を思いやってのことではない。
 せっかくのウナギたちの遊び場となる真由美と希の膣穴を、バイブで塞いではウナギたちがかわいそうだからという配慮のもとである。
 その証拠に、バイブを抜き取られた2人のヴァギナの中には、バイブの代わりに、激しく振動を続けている小さなイボつきローターが埋め込まれており、今も少女たちの身体と官能をくすぶらせている。
 しかも、今度はヴァギナだけではなく、アナルにも同じくイボつきのローターがうねりを上げており、前も後ろも、恥ずかしい快感に粘膜を震わせている。
 その刺激によって、水槽内のお湯の中に少女たちの愛液が染み出しはじめ、ウナギたちがその好物の源泉を見つけるのも、時間の問題となっていた。

「真由美ちゃん、希ちゃん、きょうはずっと立ちっぱなしでお疲れだったね。
 それとも、立つことじゃなくてイクことでお疲れだったのかな?
 まあいいや。
 あとは、この水槽の中で休んでいいよ。
 お湯だから寒くはないでしょ。
 それに、浮力でほとんど脚にも負担がかからないから、楽になったでしょ。
 それじゃあ、あとはこのウナギたちと遊んでもらおうね。
 僕たちは、ここで見ていてあげるから、思う存分ウナギたちと戯れていていいよ。
 それじゃあ、このローターはランダムモードにしておくからね」

 寮には、全学年の男子生徒がおり、真由美と希の周りに、たくさんの男子生徒が集まっている。
 前からも後ろからも、全裸の素肌を水槽越しに晒すだけでも少女たちにとって恥辱の極みだが、これから身に起こることは、その恥辱をはるかに超える恥辱と屈辱の陵辱である。
 しかし、2人の少女にはそれから逃れる術もなく、拒む言葉を発することさえも許されないのだった。 

「ホントに、エッチな姿ですね、希先輩、真由美先輩。
 この速報に書かれている記事って、やっぱり全部本当だったんだ!」

 男子生徒のひとりが1枚の紙を持ちながら言った。
 同じ紙を、その場にいる男子生徒の半数以上が手にしていた。
 そこには、「速報! 希ちゃん&真由美ちゃん 2人そろって全裸拘束バイブお仕置き♪ 」と大きな見出しを載せた学校新聞風の記事が書かれているのだった。
 それは、希と真由美がお仕置きを受けていて、明日まで男子生徒が自由に扱ってもいいということを全校生徒に知らせるために、2年の男子生徒たちが即席で作った号外報である。
 2人の罪、そして恥態を写真つきで記したその速報は100枚ほど印刷され、男子たちの手によって全校生徒に広まった。
 放課後の教室では、その速報を見て集まってきた他学年の男子生徒たちによってさらなる辱めを受けて、希と真由美は何度も泣かされてしまったのである。
 特に上級生である3年生男子の責めは同級生や下級生の男子生徒よりも凄烈で、気丈で知られる希と真由美でさえも耐えられないほどの恥辱責めが繰り広げられたのだった。

 それは、この男子寮に移動させられてからも同じだった。
 いや、寮に移ってからの方が取り囲む男子生徒の数が増え、さらに苛烈さを増したといってもいい。
 各種取り揃えられた女の子を責めるためのおもちゃの数々。
 寮についてからの2人の扱いは、責められるというよりおもちゃとして扱われるという類のものになっていた。
 中でも男子たちに人気があったのは、媚薬入りの水鉄砲による射的ゲームだった。
 2人の身体を標的にして、前から後ろから無数の水撃が希と真由美に襲い掛かった。
 途中から2人の前に騒音計つきのマイクを置き、悲鳴の大きさで点数を競い合うという競技に変わっていった。
 当然、乳首やクリトリス、肛門などが高得点ポイントである。
 特に希のクリトリスと真由美の肛門は高得点が狙いやすく、みな連続して集中攻撃したため、寮内に2人の悲鳴が鳴り響き続け、希の淫核は充血して硬くしこり、真由美の肛門も柔らかく膨らみ、注ぎ込まれた媚薬を垂れ流す羽目になった。

 そして、散々身体中の至るところをいじり回され、弄ばれてから、夜10時になったところで、この水槽の中に入れられたのである。


 ……そして30分後……

「あ…うっ……う…動か…ないで……んぅぅぅ……」

「やっ…そんな………かき回され…る…………」

 真由美と希の穴という穴には、幾匹ものウナギが潜り込んでいた。
 ひとつの穴に、同時に2匹3匹と入り込もうとし、そしてその中で暴れまわるのである。
 膣や肛門は当然として、尿道の中にまでも潜り込もうとするウナギもいる。
 さらに、胸の膨らみを撫で回されたかと思えば、乳首に吸い付き、そしてクリトリスの皮を剥いて肉豆をついばみ回す。
 2人の美少女の身体の全ては、完全にウナギたちのおもちゃと化していた。
 ウナギたちのほうが、身体の持ち主である真由美と希よりも、その身体を自由自在に蹂躙しているのである。
 この水槽に入れられるまでは、2人の身体の所有権は男子生徒に与えられていた。
 そして、今、2人の身体を自由にする権利を有しているのは、紛れもなく、この水槽の中のウナギたちであった。
 我が物顔で少女たちの身体の胎内で遊びまわるウナギたちの遊び相手は、その穴の中の先住民であるイボつきローターである。
 ウナギは、膣の中で、肛門の中で、遭遇したローターに刺激されて暴れまわり、そしてその暴れた身体でローターをかき乱すのである。
 この機械と生体の波状攻撃に、真由美も希も、もはや耐え得る術はないのだった。

(やぁ…ア、アソコの中でウナギが暴れてる……そんなに、暴れ…ないでっ…あぁぁぁっっっ!
 そ、それにお尻の方でも………これ以上入ってこないで…もう…耐えられない……あっ、ロ、ローターをそんなに叩いちゃダメっ!!
 一体何匹のウナギが…ク…クリトリス…に、ついているの……そこを、そんなに………胸も……もうダメ……)

 真由美は、身体の中と外を駆け巡るウナギの刺激に、半ば朦朧として、耐え続けていた。

(わ…わたしのアソコは…あんたたちの遊び場なんかじゃ……んぅぅぅ…3匹もなんて…無理…無理よ…。
 無理だから、そんなに…………あぁぁぁっっっ!
 お…お尻の中で、そんなに暴れたら………。
 やだっ!
 わたし、ク、クリトリスはダメなんだから…そんなに…したら………どうして、このウナギたち…こんなに…変態……やぁぁぁっっっっ!!)

 希も、人一倍敏感なクリトリスを責められ、穴をかき回されて、思考が霞みがかってしまうのを止められない。

 そんな2人の恥態の全てを、水槽を取り囲んだ男子生徒が楽しそうに眺めては、口々にはやし立てる。
 水槽に入れられてから、まだ30分しかたっていないにもかかわらず、既に少女たちの様子は切羽詰ったものになっていた。
 しかし、この水槽責めは明日の朝まで継続されるのである。

 夜もふけ、2人を鑑賞していた男子生徒も、ひとり、またひとりと就寝のために部屋へと帰っていく。
 そして、非常灯の薄暗い明かりの中、2人の少女たちの喘ぎ悶える声だけが、男子寮内に淫らにこだましていくのだった。

   ・
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   ・



第8幕
 二日目

 朝日が寮の中にも差し込み、すがすがしい光が満ちていく。
 そんな中、朝のすがすがしさとは正反対の淫蕩な吐息が、男子寮に漏れ聞こえている。

「…あぁ……うぅ……ふぁっ……ん……」

「んくっ………くぁ………………あぅ……んぁっ………」

 その声の主は、一晩中ウナギとともに水槽に入れられ、熱く濡れた夜を過ごさせられていた希と真由美である。
 今もなお、2人の少女の身体は、ウナギたちの遊び場と化しており、膣の中にも肛門にも数匹のウナギが、我が物顔で泳ぎ回り、かき回し続けている。
 身体の中だけではなく外でも、乳首やクリトリスといった敏感な突起には幾匹ものウナギが群がり、休むことなく豆粒を突き回したり噛み回したりと、飽きることなく少女たちの未完の女体をまさぐっているのである。
 この夜中、希と真由美が眠っている間に、2人が何度絶頂を迎えたかわからない。
 しかし、その様子を見る限り1度や2度ではないことは、誰の目にも明らかだった。
 希も真由美も、今なお半覚醒状態のうつろいたゆたう意識の元、淫夢の熱病にうなされるように、喘ぎ悶えているのだった。
 水槽の中のぬるま湯が、わずかにぬめり気を帯びているのも、もしかしたら気のせいではないかもしれない。
 それほど、2人の少女とウナギの群は濃密な夜を過ごしていたのだった。

「へへー、朝から随分気持ちよさそうだな〜」

「ホント、ホント、寝ているのに、腰が揺れてクイックイッて動いているぜ」

 目を覚ました男子生徒たちが、きのうと同じように希と真由美が入れられた水槽の周りに集まってきた。
 しかし2人の少女は、いまだ浅く淫らな眠りの中でまどろんでおり、艶かしい吐息を吐くだけで、その境遇には気がついてなかった。

「さて、そろそろ起きてもらわないと、遅刻しちゃうかな?」

「そうだな、そろそろ起きてもらおうか」

 男子たちはそう言うと、手元に小さな粒を取り出し、それを水槽の中に放り入れた。

―――パチッ、パチパチッ―――

 その粒は、水に入ると小さな破裂音とともに、水中に溶けていった。
 何も変わったようには見えない。
 しかし、その粒が水に溶け出した途端、水中のウナギたちが一斉に希と真由美の身体へと泳ぎ出した。
 いや、正確には、2人の下半身に向かって。
 男子生徒が入れた粒は、ウナギの嫌がる成分が含まれており、それを水の中ではじけさせると、一時的にウナギたちを興奮させ、手近な穴へと潜り込もうとさせることができるのである。
 そして、その手近な穴というのは、まぎれもなく、希と真由美の女穴、すなわち膣と肛門であり、そして尿道さえもその餌食になってしまうのであった。

 大量のウナギたちに女の2穴、いや3穴を責め込まれた希と真由美は、これまで以上に激しく揺さぶられる性感に、たまらず声を張り上げる。

「あっ……あぁっっっ…………やっ、だめっ…激し……あぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」

「んくぅっ……くぁっ……あっ……やっ、やめっ…………んぁっ…んんんぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁっっっ!!」

 少女の穴のキャパシティを超えて侵入しようとするウナギの群に、覚醒させられ悶えさせられる希と真由美。
 2人の緊縛乙女は、朝日に照らされた水槽の中で絶頂を迎ええながらの目覚めを余儀なくされたのだった。

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 朝のホームルーム前の喧騒の中、希と真由美は教室の後ろで磔にされていた。
 しかし、縛り方がきのうの状態とは異なっている。
 両脚を棒に縛り付けられて開脚を強いられていることは同じなのだが、きのうはそのまま床に下ろされていた両脚が、きょうは頭より高く持ち上げられて、宙吊りにされているのである。
 両腕は背中で括られて縛られているため、剥き出しの身体は、余すところなくさらけ出されてしまっている。
 特に股間は、両脚を上げることにより前面に持ち上げられ、乙女の割れ目も、そしてお尻の穴までもが、正面から丸見えにされてしまっていた。
 少女にとって最も恥ずかしく惨めな姿のひとつである。
 13歳の乙女が絶対に他人に見せてはいけない部分のすべてを晒してしまっている。

 そんな2人の少女を見詰めているのは、担任の玲子である。

「どう、2人とも。
 もう、随分反省できたかしら?
 きょうの格好はね、男子のみんなからの要望で、きのうとはちょっと変えることになったの。
 この体勢の方が、あなた方のいやらしいところが見やすいし、反省もしやすいでしょうっていうことでね」

 玲子は、そう言いながら、真由美の股間の割れ目に指先を当てて、人差し指と中指でV字型に開いて中を覗き込む。

「さ〜て、きちんと反省できているかしら?」

「なっ、せ、先生っ!
 やめっ……あっ……」

 玲子の指先によって、ピンクの粘膜を剥き出しにされてしまう真由美。
 しかし、両手両脚が完全に拘束されているこの状況では、言葉以上の抵抗は不可能である。
 さらに、追い討ちをかけるように亜紀子の吐息が、膣穴の粘膜をくすぐる。

「あらあら、こんなにとろとろにしてしまって……。
 これは、よっぽどウナギたちと親睦を深めることができたみたいね」

「う……あぁ…………」

 まるで口付けでもするかのような至近距離で、蜜穴の中を覗き込まれている真由美は、この状況に対する羞恥心と、玲子の指先や吐息による官能の刺激に声を押し殺すのがやっとだった。

―――にゅぽっ―――

 水っぽい音とともに真由美の膣穴から指を抜き出した玲子は、そのままその指先を希の割れ目に差し入れ、同じように陰唇を開いて中を覗き込んだ。

「や、やめてっ、センセっ!
 やだぁっっ!!」

「佐藤さんの反省具合はどうかしら?
 どれどれ……」

 希は、顔だけではなく全身を真っ赤に染め上げて、亜紀子の恥辱の膣内検査に耐えている。

「あら…、少し充血しているみたいね……。
 火照っているのかしら?」

 玲子はそう言うと、

―――フーーーーッ……―――

 と、希のその火照った柔壁に、熱を冷ますかのように、すぼめた息を吹きかけた。

「んひゃぁぁぁっっ!!!!」

 無防備に開かれた粘膜に、直接息を吹きかけられた希は、普段であれば決して発しないような声を上げて、身体を悶え震わせた。

「あらっ、佐藤さん、随分かわいい声が出せるじゃないの。
 これは、かなり反省の効果があったと見るべきかしらね?」

 玲子は、冷ややかにそう評してようやく希の膣から指先を抜いた。

―――にゅるん―――

 玲子の指先は、真由美と希のブレンドジュースで、雫を垂らすほどになっていた。

「さて、それでは、きょうの反省分よ。
 きょう1日、しっかり頑張って反省しなさい」

 そう言いながら、玲子は手にしていた極太バイブを、再び真由美と希のヴァギナへと埋めていった。
 きのう、散々2人の蜜壷を責め上げていたバイブである。
 しかも、きのうと同様、最低振動レベルは「中」で固定されている。

「くぅぁぁっっっ……」

「んぅぅぁぁぁっっっ……」

 再び襲い掛かる耐え難い刺激に、喘ぎ声を漏らしてしまう真由美と希。
 さらに玲子は、きのうと同様ふたりのクリトリスに糸を結びつけると、その糸を天井をから吊るして、自由にふたりの肉芽を刺激できるように施した。
 これで、真由美と希の反省体勢は完成……となるはずであった。
 しかし、玲子の手には、まだ何かが握られていた。



 希と真由美を空中に開脚拘束してバイブレーターを入れた玲子は、まだふたりの前に立っていた。
 ふたりの両手両脚を縄で縛り、空中に磔にした挙句に、きのうよりもさらに無残な姿になるようにと、両脚を頭上高くに持ち上げて恥部のすべてを剥き出しにし、大きく広げられた女性器にバイブレーターを挿入するという恥辱の限りを尽くした姿。
 本来、反省の姿はこれで完成となるはずであったが、玲子はふたりの前に立って、さらに言葉を続けた。

「それから……、きのう、あなたたちに反省を促そうとしたときに、抵抗とまでは言えないまでも、拒むような仕草があったという訴えが、男子生徒からありました。
 あなた方に、まだまだ反省する気持ちが足りないのではないかという意見が寄せられたので、急遽、男子生徒を交えて職員会議を開いたのですが、確かに、実際に授業中にあなたたちの様子を見ていた私の目から見ても、やはり謙虚に反省する態度がまだまだ薄いと言わざるを得なかったわ。
 その他さまざまな証言から、客観的に見て男子生徒の訴えが事実を伝えていると、判断しました。
 ただし、明確な拒否を示したとまでは言えないということで、反省室入りと連帯責任を問うとまではしないことになりましたが、反省の罰則を追加する必要性はあるとの結論になったわ。
 したがって、きょうの解放時間までの間、このアナルブラシバイブをあなた方のお尻の穴に施すことにします。
 すごく柔らかい毛先のブラシですから、入れるのはそれほど苦しくはないはずよ。
 でも、このブラシは各部がそれぞれ独立に回転、ぜん動する仕組みになっているから、直腸の中の至るところを満遍なく刺激し回してくれるわ。
 私たち教師でも、これはちょっと耐えられないって言っている人がいるぐらい……。
 紺野先生も、このブラシバイブには耐えられずに泣きついてきたことがあるのよ……。
 職員の中でも、このブラシバイブを使うのはやりすぎではないかという意見もありましたが、今回の件は無実の男子生徒に濡れ衣を着せようとしたという重大な過失を犯したこと、それをしっかりと反省させなければならないとの判断から、このブラシバイブを用いることを決定しました。
 佐藤さん、このバイブブラシで、あなたきっと泣き出すことになるわ。
 そして高瀬さん……、人一倍お尻の穴が敏感なあなたには、これはとても耐えられるようなものではないでしょうね。
 恐らく、以前反省室で受けたアナルバイブよりも、よっぽど強力なブラシバイブよ。
 ですが、今回は敢えてその耐え難い刺激を受けて、クラスのみんなに、そして罪をなすりつけようとした男子のみんなに、あなた方の無様に緩みきったイキ顔を見てもらうことで、許しを請うのよ。
 特に、あなた方は普段から男子のみんなに対して、反抗的な態度と言動が目立っているわ。
 この際、そんな殻を破り去って、女の子としての恥をすべてさらけ出すつもりで、しっかりと反省しなさい!」

 玲子のあまりに理不尽極まりない言い分に言葉を失い、バイブの刺激に耐えているふたりのお尻の穴に、玲子は手にしていたアナルブラシバイブを突き刺していった。

「あひぃぃぃぁぁぁぁぁっっっっ!!!」

「くひゃっっぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」

 全身を内側から撫で上げられるような電撃が、ふたりの身体を駆け巡った。
 それは、粘膜をくすぐるとか撫で上げるとかいう刺激さえも生ぬるい、腸内のあらゆる箇所に絡みつき、愛撫するような感触だった。
 それだけで、脳髄まで痺れさせられ、全身に鳥肌が立ってしまうほどの淫らな刺激である。
 しかし、それだけでは終わらない。
 玲子の指先が弾けたかと思うと、アナルブラシが、駆動し始めた。
 それは、単純な動きではなかった。
 ブラシの部分が数センチずつの関節に分かれており、それぞれの関節部分で独立に回転するのである。
 回転速度どころか、回転方向までも完全独立のため、肛門の入り口のところが右回転だったかと思うと、そのすぐ奥は左回転、さらに次の関節は右にゆっくり回っているところで、そのとなりの関節は左に高速回転している……という具合である。
 直腸の中で互いに逆回転している部分があるため、その動きは互いに強めあうように腸壁にかみ合い、ウナギなどでは決してなしえない複雑で淫猥な官能を呼び起こす。
 さらに、ブラシ全体がぜん動運動をするようにくねり捻られるため、常に変化に富んだ刺激が繰り広げられる。

「ぐぁっっっ……あぁぁぁぁっっっっっ…ひ……ひゃっっっ!!!!!!!」

 いち早く悶え出したのは、アナルが弱点である真由美だった。
 いつもの冷たく男子を見据えるような表情からは想像もできない乱れ振りである。

「あっ……やっ…やぁぁぁっっっっ……んぁぁぁっっっ!!!!!」

 そしてそれに続いて、希もまた悲鳴を上げた。
 女性教師陣でさえも耐えられないと言われるアナルブラシの刺激に、未熟な13歳の少女の性感が耐えられるわけもない。
 2人の生贄は、極太バイブとアナルブラシとの2重の刺激に、もはや体裁を取り繕う余裕もなく、淫らに全身を震えさせ、腰を振って何とか刺激から逃れようと身悶えていた。
 しかし、両手を背中でまとめられ、両脚は開いた形で頭上に持ち上げられたこの体勢では、股間の刺激から逃れることも、緩めることもできはしない。
 淫らな下半身で、そのすべてを受け止めるだけである。
 玲子が見守るわずか1分ほどの間に、ふたりは全身から汗を噴き出し、そしておびただしい量の愛液を垂れ流しながら、アンアン言ってよがり出していたのだった。

「それから、このアナルブラシバイブには、リモコンとかはありません。
 電池が切れるまで、何度も回転やうねりを繰り返しますから、気を抜いたらひどい目にあうわよ。
 気をしっかり持って、刺激に耐えていなさい。
 でないと、本当におかしくなってしまうわ。
 さっきも言いましたけど、これは、かなりきつい責め具なんですからね。
 心しておくように」

 玲子の忠告は、もうふたりの耳に届いてはいなかった……。

「あら…もう余裕ない表情をしているわね……。
 まさか、もうイキそうなのかしら……?
 今からそんなのだと、とても持たないわよ。 
 ……それに、あなた方は今、反省をしているんですからね。
 勝手に気持ちよくなったりして、いいとでも思っているのかしら?
 いいこと?
 せめて、1時間ぐらいは我慢…………っ!」

 玲子が「1時間ぐらいは我慢しないと……」と言いかけたところで、真由美と希は、大きな嬌声とともに盛大に潮を吹き上げ、絶頂を迎えたのだった。
 潮の飛沫が、玲子の顔に降り注ぐ。

「まぁ…………」

 玲子は、目を見開いて、ふたりの乱れ飛沫を上げる様を見詰めた。

「……言っているそばから……、仕方のない子たちだわ……」

 玲子は、手にしたハンカチで顔にかかったふたり分の潮飛沫を拭き取りながら、呆れたような、そして戒めるような声を漏らす。

「仕方ないわねぇ……ちょっと、男子のみんな……、少しこのいけない子たちの『躾』をお願いできるかしら?
 どうやらふたりとも、気をやるなって言ってもきかないぐらい、潮を吹きたいらしいわ。
 そういうお行儀の悪い子たちには、思う存分潮を吹いてもらって、次の授業に集中できるようにしてあげるといいわ。
 高瀬さんと佐藤さんの乳首もクリトリスもオマンコもアナルも、どこをどうしても構わないわ。
 たっぷりイカせてあげなさい。
 朝のホームルームが始まるまでの間……そうねぇ、あと20分ぐらいかしら、その間に5回は潮吹きさせてあげれば、少しは反省できるのではなくて?
 高瀬さんはお尻の穴、佐藤さんはクリトリスをかわいがってあげれば、すぐにイッてしまうわよ。
 いい、手加減はなしよ。
 これは、私の忠告に従おうとせずに勝手に果てて、私の顔に潮を吹きかけた罰ですからね。
 それじゃあ、始めなさい!」

 玲子の呼びかけに呼応して、男子生徒たちがふたりの周りに集まってきた。
 しかし、希も真由美も自らの身体を駆け巡る暴力的な快感に耐えるのに精一杯で、身体の準備はおろか、心の準備をすることもできないのだった。



 ホームルーム前にしでかした粗相で玲子を怒らせてしまった希と真由美は、男子たちに「躾」を受けさせられることになった。
 ホームルームが始まるまでの20分の間、この不自由で過敏になった身体を自由自在に弄ばれるのである。
 しかも、そのノルマは潮吹き5回。
 玲子のその指示に、集まってきた男子生徒たちが笑みを浮かべる。 

「へへへ、真由美ちゃん、玲子先生のお墨付きだ。
 ここで、たっぷり泣いてもらうよ」

 男子のひとりがそう言いながら、指先で真由美のクリトリスを弾いた。

「ひ、ひぃぃぃっっぅぅ!!」

「あらら、真由美ちゃんともあろう者が、『ひぃぃっっぅぅ!』だって。
 このアナルブラシ、そんなにいいの?」

 だったら…と、男子生徒のひとりが、真由美のお尻の穴から生えているアナルブラシの柄を握り締めた。

「ひぅっ…や、やめっ……ろ……やめ……………んぁぁぁぁっっっっ!!!」

「ん? 今、何て言おうとしたのかな?」

 アナルブラシを握る男子生徒は、その手のひらにブラシが回転蠕動する振動を感じながら、抽挿したのだった。
 途端に、言葉を詰まらせて喘いでしまうことを避けられない真由美。

「…んっ……あっ…………ひゃっっ!……やっ……あぅぁっ!
 んひっ……や、やめっ……ん……くぁぁぁぁああああああっっっっ!!!」

「どう? 真由美ちゃん、気持ちいいかな?」

「き……気持ち……よく……なん…か……んぅぅぁぁぁっっっ!!」

 真由美は、飛びそうになる理性を総動員して抵抗の意思を貫こうとするが、それすらアナルブラシの刺激に途切れ途切れになる。

「気持ちよくないんだぁ。
 それじゃあ、こんなことしても大丈夫だよね」

 真由美の反応を見ながら、アナルブラシの柄を持つ男子生徒は、さらに動きを激しくする。

「ひぃぁぁっっっ………あぁぁ……ぁっっ!!!!!」

 男子生徒は、息を詰まらせて喘ぐ真由美の様子を見ながらも、アナルブラシの動きを止めようとはしない。
 そして、そのブラシの刺激は、真由美の過敏すぎる腸壁を隅々まで、その柔らかい毛先に捉えながら、くすぐるように撫で上げるように愛撫していく。
 その抽挿の動きに加えて、挿入から止められることのないブラシの回転が、真由美のアナルに狂おしいほどの官能を呼び起こしてくる。
 ブラシは、節目ごとに逆回転しており、互いに強め合うようにツイストしながら、気丈な娘の尻穴を刺激している。
 それは、玲子が言ったように、とても大人の女性であっても耐えられない、痺れるような性感だった。
 柄を持つ男子生徒の手首がわずかに捻られるだけで、股間から脳天まで電気が流れるようである。

「あ……お……ね…がい………も、もう……やめっ……やめ……あぁぁぁぁうぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!」

 先ほどの絶頂から、わずか2分ほどしか経っていない、連続絶頂を迎えてしまった真由美は、またしても激しく潮を吹き上げながら仰け反り喘いだのだった。
 

「さぁ、希ちゃん、しっかり『躾』をしようね」

「や…やめ……よせ…………今…は…………んんぅぅぅっっっ!!!」

 今まさにイッたばかりで、身体中が敏感に震えている。
 そんな状態で、責められたら……希は、痺れる意識の中で精一杯の理性を奮い起こそうと試みる。
 しかし、絶えず強烈な振動を与えてくるヴァギナのバイブと、もはやくすぐるなどという生易しいものではないほどに腸内をかき回すアナルブラシに、身体が勝手に反応し、淫らな喘ぎ声を漏らしてしまう。

「はぁ、はぁ……と、止めて…………もう…ダメ……」

 かすれる意識の中で、辛うじて声を絞り出す。

「そう、希ちゃん止めてほしいんだ。
 それじゃあ……」

 男子生徒はそう言うと、希の膣に入れられているバイブレーターのボリュームを、ブーストモードで動作させた。

「…んぐぁぁぁっっっっ!!!!!
 やめっ、やめっ……そ、そん…………な……あぁぁぁひぃぃぃぃぃっっっっ!!!」

 希は、襲い来る強過ぎる刺激に耐えようと身体を強ばらせるが、両手両脚を束縛され、股さえも閉じることのできない希には、最も無防備な体勢でその刺激の中に取り込まれる以外の術はない。
 両脚を広げて頭上に掲げるという体勢は、膣と肛門の2重の責め苦に耐え忍ぶには、余りに不利で、余りに無防備な格好であった。
 それだけでも、13歳の少女には耐え難い仕打ちであるというのに、新たな刺激が加わった。

「あぁぁっっっ……やあああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!
 ダメ、ダメッ……ダメェェェッッッ!!」

 クリトリスに結ばれた糸が震わされたのである。
 男子生徒のひとりが豆吊りの糸に指を添えて、リズミカルに弾き爪弾く。
 そのたびに、希の腰は跳ね上がり、はしたない恥蜜を撒き散らす。
 ヴァギナ、アナル、クリトリス……女の最大の急所、恥所を同時に3箇所責められた希には、もはや身体の官能を抑え込むことなど不可能だった。

「くぁっ……ぁぁ……、も、もう……だ……め……ダメッ…ダメェェェッッッッ!!!!
 あぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」

 真由美に遅れること数秒…、希もまた噴水のように潮を吹き上げて絶頂を迎えたのだった。
 

「や……だめぇ……お…お尻……もう……あぁぁぁぁっっっっ!!!!!!
 お、お願い……ゆ、許して……もう、やめっ………ひぃぃっっっ!!
 おね……が……あ、あやま…る……か、んくぅぅぅっっっ!! か…から……も、もう……あ…あぁぁぁっっっっ!!!!
 こ、これ…以上……む、ムリ……よ……ちょっ…ダ…メ……ぇぇぇぇぇあああああああああっっっ!!!」

「あぐっ……も、もう……ダメ………おね……くぁぁぁぁぅぅぅぅっっっ!!
 そ、そん……な……こ、こん……な……やっ……ひ、引っ張らないでぇぇぇっっっ!!!!
 あひぃぃぃっっっ!!!!
 あ…………やっ……ゴ、ゴメ……あぁぁうぅぅぅっっっ!!……な…さ……も、もう……しなっ……か…ら……ゆるし…あぁぁぁぁっっっっ!!!」

 真由美と希は、もう息も絶え絶えの様子で、男子たちの思うがまま、なすがままに快感を叩き込まれて、絶頂と潮吹きを繰り返し、とうとう泣きながら許しを請う言葉を漏らしていた。
 それは、きのうのように強要された言葉ではなく、もはや限界を超えたふたりの心が紡いだ、屈服の言葉だった。
 ふたりは、瞳を白黒させながら、何度も何度も喘ぎ悶えて、高みに果てていく。
 その様子は、とても普段の気高い真由美と希の姿からは想像もできないほどに、無様で惨めな姿だった。
 女のあらゆる恥をかかされたような2人は、目を大きく見開き、焦点の合わない瞳に涙を浮かべて、 普段表情を崩すことのない真由美が涎まで垂らしてよがりつづける。
 既に、玲子が課したノルマである5回の絶頂など、とっくにクリアしていた。
 しかし、ホームルーム開始時刻まではまだ、3分を残しているのだった。

   ・
   ・
   ・

「はい、それではホームルームを始めます」

 玲子の号令とともに朝のホームルームが始まる。
 しかし、教室は既に1日淫らな授業を受けた後のように、少女の甘い蜜の匂いが充満しているようだった。 
 実際、教室の後ろには小さいとはいえない水溜まり……いや、蜜溜まりが広がっている。
 そして、その蜜溜まりには、今もなおポタポタと雫が落ち、粘度の高い波紋を広げているのだった。

   ・
   ・
   ・ 



第9幕
 授業中の罰則

 1時間目は、玲子がホームルームから引き続いて授業を受け持った。
 玲子は、希と真由美のことなど、まったく無視するかのように、普通に授業を進める。
 しかし、クラスの生徒たちは皆、教室の後ろで荒い吐息を漏らして喘いでいるふたりの少女たちに意識を向けていた。
 ホームルーム前の「惨事」が尾を引いて、ふたりの少女はまだ回復していない。
 しかし、そんな少女たちの股間では、常に暴力的なまでのバイブが2本、うねり続けているのである。
 そしてその刺激に反応するように、全身を震わせ、ときに痙攣させたりしている。
 女子生徒たちは、心配するようなまなざしでふたりを気遣っていた。
 一方、男子生徒たちは露骨に後ろを向いては、バイブに秘部をえぐられて悶えている少女たちの恥態を楽しげに見つめていた。
 特にバイブのリモコンを手にしている男子生徒は、まったくの気まぐれでバイブのボリュームを操作して、思い思いにふたりの虜囚を身悶えさせて愉しんでいるのだった。

   ・
   ・
   ・

 そうして、授業も半ばにさしかかったころ、授業は演習問題に入り、玲子がひとりずつ生徒を指名しては、黒板で問題を解かせていた。
 何人もの生徒が入れ替わり立ち替わり、黒板の前に出ては板書し、問題に回答していく。
 そして、何人かの生徒を指名して問題を解かせたところで、玲子は次の生徒を指名した。

「それじゃあ、次は佐藤さんね。
 さぁ、この問題を解いてみなさい」

 なんと、玲子はあろうことか希を指名し、問題に答えさせようとした。 
 確かに、順番どおりにいけば、次に指名されるのは希であることは間違いはなかった。
 しかし、教室の後ろで空中磔にされ、バイブ責めの辱めを受けている希に、問題に答えることなどできるはずもない。
 それでも玲子は、今の希の状態などまったく気にすることなく、あくまで機械的に順番どおりに希を指名したのだった。

「どうしたの?
 教室の後ろでバイブを咥えているからって、授業を受けていることには変わりがないのよ。
 罰を受けているからって、授業中に気を抜いて楽をしようなんて許しませんからね。
 さぁ、早く答えなさい」

 玲子の理不尽かつ容赦のない言葉に、気を抜けば緩みそうになる口元をキュッと噛み締め、玲子の方に目を向ける。
 しかし、この状況にある希に問題を解くことなどできるはずもない。
 希は、気力を振り絞って、一言「わかりません」と答えたのだった。
 だが、それで玲子がすぐに希を解放するわけもない。

「そう……わからないのね。
 それじゃあ、ペナルティを受けてもらわないといけませんね」

 玲子が受け持つ授業では、女子生徒が問題に答えられなかった場合には、その女子生徒にペナルティを与えることにしている。
 通常玲子は、答えを間違えたり答えられなかったりした女子生徒には、教卓のところでクラスメイトの方を向いた状態でスカートをめくらせるというペナルティを課している。
 そして、女子生徒が答えられなかった場合には、別の女子生徒を代わりに指名するのである。
 代わりに指名された女子生徒が正しい解答を答えるまで、ずっとその状態のままにする。
 代わりの女子生徒がまた間違えたりした場合には、その子もペナルティとしてスカートをめくらせ、さらに次の女子生徒を指名する。
 誰かが正しい答を答えられるまで、その連鎖は続いていくのである。
 そうして、最終的に、何人もの女子生徒が教卓の上にスカートをめくりながら並ぶ姿が晒されることも少なくはない。
 ちなみに、女子生徒が5人全員正しい解答を答えられなかった場合には、5人の少女たちを教壇の上でスカートをめくらせた状態で立たせた上で、玲子が自分で解答を示す。
 当然、玲子が解答を板書したり説明したりしている間は、女子生徒たちは皆、スカートをめくった格好のままである。
 そうして、一通り説明が終わったところで、5人の少女の股間の割れ目を教鞭で鞭打ちして罰を与えてから、席に戻すということになっている。
 少女たちは、大事な部分を鞭打ちされている間も、スカートをめくり上げ羞恥と屈辱に耐えなければならない。
 普段からそのようなペナルティを女子生徒に対して課している玲子だったが、今の希の状況に対しても、その例外を認めなかった。
 しかし、今、回答できなかった希は、既に全裸で緊縛されて股を開いて女の恥部をすべて晒しているという状態にある。
 そのため、いつもと同様のペナルティを課すというわけにはいかない。
 そこで、玲子は、わずかに思案したところで、ひとつのペナルティを希に課した。

 玲子が希に命じたペナルティは、「その状態での膝屈伸10回」というものだった。
 それは、辱めの緊縛を受けている希にとって、さらなる恥辱となって降り注ぐことになる。
 なにしろ、今、希は両脚を広げて頭上に戒められているのである。
 今は膝を伸ばした状態で宙吊りにされているが、その状態で膝を曲げるということは、脚の固定位置が動かない以上、お尻を高く持ち上げなければならない。
 しかも、朝からの再三にわたる絶頂責めと、今もなお耐え難い振動を続けている膣と肛門のバイブの刺激に耐えながら……である。
 希の身体は、もはやまともに力が入るような状態ではなくなっている。

「ほら、どうしたの佐藤さん。
 問題に答えられなかったら、『スカートをめくってバカな女の子のアソコを晒しものにする』というのが、決まりなのよ。
 あなたはもう素っ裸でお尻の穴まで晒しているんだから、そのバイブを突っ込んで緩みきった恥ずかしいお尻を高く掲げて、反省をしなさい」

 問題に答えられなかった希は、玲子の叱責に急かされ、その羞恥の尻上げを行うしかなかった。
 震える脚と腰になけなしの力を込めて、ゆっくりと尻を上げていく。
 下半身に力を入れたせいで、バイブをくわえ込んでいる2穴がギュッと締まって、「ブシュッ」という音を上げながら、膣穴や尻穴とバイブの隙間から、愛液が噴き出される。
 また、そのせいでバイブの刺激をさらに敏感に粘膜で感じ取ってしまう。
 希は、下半身を襲うもろもろの恥ずかしい官能に耐えつつ、尻をガクガクと震わせながら持ち上げる。
 おまけに、股間の位置が動くたびに、クリトリスに結ばれた糸が引き絞られ、希の最も敏感で恥ずかしい器官に、耐え難い痺れを催させる。
 しかも、両手両脚を縛られて空中に吊るされているために、バランスをとることも難しい。
 無理な体勢をとろうとしてもがけばもがくほど、身体が揺れ、予期せぬ刺激に苛まれる。
 そして、それは同じ棒で両脚を連結されている真由美にも影響を及ぼすのである。
 希の身体の揺れが、棒を介して真由美に伝わり、真由美の官能を呼び覚まさせる。
 何度か失敗を繰り替えした後、希は、息も絶え絶えになりながら、膝を曲げ、お尻を高く掲げるという無様極まりない体勢をとることができた。
 しぶき上がる愛液が、顔に降りかかったが、それをぬぐうこともできない。
 曲げた膝を伸ばすために、力を抜いて腰を下ろそうとすると、クリトリスに結びこまれた糸が、まるで吊り上げるように肉豆を緊縛する。
 そうして、ゆうに1分ほどもかけて、ようやく1回の膝屈伸を終えたのだった。
 これをあと9回繰り返さなければならない……。
 希には、それは不可能とも思えるほどの道のりに感じるのだった。
 希は、2回目の膝屈伸に挑戦していった……。 

   ・
   ・
   ・



「佐藤さん、そのまま10回お尻を持ち上げるんですよ。
 さて……、それじゃあ佐藤さんが答えられなかったんですから、代わりの女子を指名しましょうね。
 まあ、佐藤さんの代わりといえば、すぐ隣にいる高瀬さんがいいかしらね。
 高瀬さん、佐藤さんの代わりにこの問題に答えなさい」

 希が問題に答えられなかったということで、さも当然のように隣にいた真由美が次に指名された。
 しかし、希とまったく同じ境遇にある真由美にも、その問題を考えるだけの余裕があるわけがない。
 しかも、今の真由美はひたすらお尻の穴の中のブラシの刺激に耐えるのに精一杯で、返事をすることさえ困難な状態にあった。

「どうしたんですか、高瀬さん?
 当てられたんですから、まず返事ぐらいはしたらどうなの?」

「……ぅ……ぁ……ぁぁああっっ……」

 とても返事とは言えないような喘ぎ声が真由美の口から漏れた。

「それじゃあ、この問題に答えて。
 どうしたのかしら?
 そんな特等席で授業を聞いていたのに、あなたもわからないの?
 まったく……授業中にただ腰を振って喘いでいるだけなんて、それで反省しているなんて言えるのかしらねぇ……。
 反省は反省、授業は授業。
 きちんとメリハリをつけなくちゃダメよっ!」

 このお仕置き自体が、反省と授業とを混同させたものとなっているにもかかわらず、玲子は理不尽にもそう言い放った。

「で、どうなの?
 わかるの? わからないの?
 これ以上、授業の進行を妨げるようなら、新たに罰を加えることになるわよ」

「……ぁ……わ……わかりま……せ…ん…………んぅぅぅっっっ!!」

 真由美は、絞るような声で何とかそう答えた。
 今も、お尻の穴がヒクヒクと震え、ブラシバイブの刺激に耐えるので精一杯の真由美は、黒板の問題を見ることすらできない状態だった。

「そう……高瀬さんも答えられないのね。
 それじゃあ、あなたも佐藤さんと同じように膝屈伸10回のペナルティとします。
 頭の悪いあなたのその緩んだお尻を、もっとみんなに見てもらえるように高く掲げなさい!」

 こうして、真由美もまた希と同じく、その場で膝屈伸10回のペナルティを受けることになったのだった。
 それは、希と同じくお知りを高く掲げるという破廉恥で屈辱的な姿を晒すということである。
 ただでさえ耐え難い屈辱的なポーズをとらされているのに、さらにそんな無残な姿を晒すなど、真由美には耐えられなかった。

「……そ、そんなっ……、こ、こんな…んっ……じょ、状態で……答えられ……んぁぁぁっっ……る、わけ…が、ありませ……ん!
 こ、んなの、横暴すぎ……ですっ!!
 い……いい……加減に……お、おろし……んぅぅっっっ………てぇ…………」

 真由美は、飛びそうになる理性の狭間で、思わず心からの本音を漏らしてしまった。
 それは、あまりにも当然の訴えである。
 しかし、この聖女学園においてお仕置きを受けている少女が、決して言ってはならない言葉でもあった。

「どうしたのかしら、高瀬さん。
 問題に答えられなかったからって、随分反抗的な態度ね……。
 答えられなかったのは、あなた自身の問題ですよ。
 あなたが反省のお仕置きを受けているのは、あなた自身に責任があることでしょう。
 そして、それと授業の進み具合とは何の関係もないのよ。
 たとえ反省中であろうとも……いえ、反省中だからこそ、より真剣に授業に集中するのが本来の姿ではないのかしら?
 それを、オマンコが疼くとか、アナルが痺れるとか言って授業に集中しないでおきながら、問題に答えられなかったらペナルティを受けるのが横暴ですって?
 八つ当たりもいいところね。
 一体何様のつもりかしら?」

 玲子はそう言いながら教室の真ん中まで来ると、天井からぶら下がっている糸を指に取り、クッと引き下げた。
 天井のフックに吊られているその糸の反対側は、真由美のクリトリスへと直結している。

「ひゃぅっっっ!!!」

 突然クリトリスに襲い掛かったその強烈な刺激に、真由美は全身を強張らせて腰を痙攣させた。

「ほら、無駄話をする暇があるなら、さっさと屈伸を始めたらどうなの?」

 玲子は、真由美のクリトリスに結ばれた糸を、何度も何度も引き上げては、敏感な肉芽に淫虐な刺激を与えていく。

「やっ……やめっ……くひっ……ぐっ!」

 真由美の口からは、もはや言葉にならない呻き声が漏れてくる。
 そうして、何度も何度もクリ糸を引き絞って、真由美の股間を思うままに乱れさせた。
 それを何度か繰り返したところで、とうとう真由美が自ら尻を持ち上げ、膝屈伸を始めたのだった。
 しかし、真由美が膝屈伸を始めてからも、玲子は真由美の腰が下に落ちないように、真由美の腰の動きに合わせてクリトリスに結ばれた糸を引き上げていき、決して、糸に余裕を作らないように調整する。
 さらに、真由美がお尻を持ち上げようとしている最中にも、クリトリスの糸をピンッピンッと引っ張るといういたずらまで加えている。
 真由美は、ただでさえ力が抜けきっている下半身に力を振り絞っているにもかかわらず、クリトリスにまでランダムに刺激が加えられると、蜜壷から「チュパッ」と多量の愛液を噴き出し、下の口からだらしなく涎を垂らして、腰から力が抜けてしまい、お尻が落ちようとしてしまう。
 しかし、玲子クリ糸をギリギリの長さで掴んでいるため、股を落とすことは許されないのだった。

「ほら、どうしたの?
 まだ膝が十分に曲がっていないわよ。
 ほら、こうやってあなたがお尻を持ち上げるのを引き上げて手伝ってあげているんですから、さっさとしたらどうなの?」

 なおも、真由美のクリトリスを刺激しながら、玲子は少しずつ真由美の尻を上げさせていった。
 真由美は、何度も失敗しながらも、何とか腰を持ち上げ、しばらくして膝を曲げる体勢をとることができた。
  その姿は、空中にお尻を真正面に持ち上げて晒すという、女の子にとって、想像もできないほどに恥ずかしく無様な姿である。
 それを、普段男子生徒と気丈に対立し合っている真由美がしているのだから、クラスの男子生徒たちは、その真由美の情けない姿をしっかりと焼き付けようと、凝視しているのだった。
 玲子も、そんな男子生徒たちの心を知ってか知らずか、引き上げたクリ糸をそのままの長さで保持している。
 真由美は、玲子が握る糸を緩めてもらわなければ、腰を下ろすことができない。
 そのため、玲子がその糸をきつく握っている限り、どんなに辛くとも、どんなに屈辱的であろうとも、真由美はその破廉恥体勢を崩すことができないのだった。
 と、そんなマングリ返しよりも恥ずかしい屈曲姿勢の状態のときに、突然アナルブラシバイブの回転数が上がった。
 そして、それに呼応するように、男子生徒の誰かが持つリモコンによって、蜜壷に入っているバイブレーターの動作レベルが上がった。
 真由美は、悲鳴を上げながら窮屈な姿勢のままで腰をガクガクと振り立て、その予想外の刺激をやり過ごそうと試みるが、何ひとつ自由の利かない身体では、それもかなわず、大量の愛液を床と、そして自分の顔に滝のように垂らすという姿を全クラスメイトの前で披露することになったのだった。 

   ・
   ・
   ・



「それじゃあ、高瀬さんの次は誰にしましょうか……。
 そうねぇ……柏原さん、あなた答えなさい」

 ようやく真由美のクリトリス吊り糸から手を離して教壇へと戻った玲子は、次の回答者として瑞穂を指名した。
 女子生徒が答えられなかった場合は、別の女子生徒を指名するというのが、玲子のスタイルである。

「は……はいっ……」

 今の今まで信じられない光景を目の当たりにしていた瑞穂は、突然の指名に動揺を隠せない。
 何とか席を立ち、黒板の方へと進むのだが、後ろから聞こえてくる希と真由美の呻き声が耳から離れない。
 そして、黒板の前に立った瑞穂だったが、たった今目の前で繰り広げられたクラスメイトの淫ら極まりないペナルティーショーに当てられて、まともに考える余裕がなくなっていた。
 黒板の前に立っても頭の中がまとまらず、そして、今もなお続いている希と真由美の破廉恥尻上げスクワットが気になって、答までたどり着くことができない。

(……だ、だめ……黒板に書いてある問題の中身が、頭に入ってこない……)

 うぶな瑞穂には、あまりにも刺激が強すぎるお仕置き責めに、思考回路がショートしてしまっていた。
 散々迷いつつ、かなり長い時間をかけて散り乱れる気を制するようにして黒板に答えを導いた瑞穂だったが、玲子から間違えている旨を言い渡された。
 自分でも自信があって書いた答ではないのだから、当然といえば当然である。

「まったく……柏原さん、あなたまでこんな問題が解けないの?
 さっきまで、一体何を聞いていたというの!
 ……まあいいわ。
 とにかく、あなたも答を間違えたんですからね。
 どうしなければいけないのかは、当然わかっているはずよね」

「……は……はい……」

 瑞穂は、教壇の端まできてクラスメイトたちの方を向くと、耳まで真っ赤に染め上げながら、うつむきスカートに手をかけ、そしておなかの辺りまでその手を持ち上げたのだった。
 そうすると、当然下着を身に着けることが許されない瑞穂の淡い陰毛に飾られた股間の割れ目が、クラスメイトの前にさらけ出される。 
 間違った答えを板書してしまった瑞穂は、いつもの玲子の授業でのルールどおり、ペナルティとして自分の席に戻る前に教卓の上にとどまり、自らの手でスカートをめくり上げて股間を晒す罰を受けることになったのである。
 このスカートめくりの罰は、誰かが正しい回答を答えるまで続くものである。
 すなわち、だれか別の女子生徒が指名され、正しく答えるまで、このまま恥部をクラスの男子たちに見せ続けなければならない。
 今、教室の後ろで吊るされている希や真由美と比べればかなり軽いものではあるが、羞恥心の強い瑞穂にとっては、これも、死にたくなるほどに恥ずかしい罰のひとつであった。
 先ほどまで自分の席でバイブを咥え込んでいた瑞穂の股間は、既に恥ずかしい汁で濡れている。
 その濡れた股間を、自分の手でむき出しにして男子生徒たちに向かって晒さなければならないのである。
 早くスカートを下ろして恥部を隠してしまいたい思いでいっぱいの瑞穂だが、そうすることは許されない。
 この聖女学園において教師の指示に従わないということがどのような意味を持つのか、瑞穂も希や真由美ほどではないまでも、既に何度も経験している。
 そして、そのたびに思い出したくもないほどの辱めを受けた。
 瑞穂は、恥ずかしい思いを押し殺して、震える手でスカートをめくり続けるのだった。
 こうして、クラスの男子たちは、前を向けば瑞穂の割れ目を、後ろを向けば希と真由美の全裸バイブ付き尻上げスクワットを鑑賞できるという、至極の時を過ごすことができたのだった。

 しかし、その後さらに男子たちにとって極上のときが訪れた。
 続いて指名された綾、そして由紀もまた、黒板の問題に答えられなかったのである。
 かなり難しい問題であることは確かであったが、普段の彼女たちであれば何とか答にたどり着くことができたであろう。
 少なくとも、3人とも間違えるなどということはありえない。
 にもかかわらず、希と真由美はともかくとして、女子生徒全員が答えられなかったのは、ひとえに教室の後ろから聞こえてくる喘ぎ声に気を乱してしまったためである。
 クラスメイトの女の子が、想像することすらはばかられるような辱めを実際に目の前で受けているのである。
 そして、由紀と綾には、後ろで恥辱の罰を受けている2人が、そうなるに至る原因を自分が作ってしまったという負い目もあり、余計に2人の身体を気遣い、気にかけてしまう。
 そんな中で、まともに問題に答えられるわけもなく、黒板の前で必死に考えたにもかかわらず、正しい答えにたどり着くことができなかった。
 そうして、教壇の上で瑞穂、綾、由紀、3人の少女がスカートをめくって割れ目を男子生徒全員に晒すという、女子たちにとって最悪の、そして男子生徒にとっては至福のシチュエーションに至ることになったのだった。
 瑞穂の産毛に彩られた股間、そして綾と由紀の無毛の割れ目がそろって教室の前に並んでいる。
 聖女学園では当然のことだが、どの子の股間も、恥じらいの蜜で濡れそぼっている。
 黒板の前に立つまでの間、細いとはいえ常にヴァギナとアナルにバイブを挿入していたのだから無理もない。
 しかし、それも思春期の少女たちにとっては我慢できないほどの恥ずかしさを催す一因となってしまう。
 教室の前には、そんな3人の少女の初々しくもいやらしい光景が広がり、そして教室の後ろでは、なおも恥辱のスクワットを課せられている希と真由美の恥態が繰り広げられているのだった。
 男子生徒たちは、完全に授業そっちのけで少女たちの恥ずかしい姿を堪能していた。
 一方、玲子は女子生徒たちの散々たる結果に呆れ顔である。

「あなたたち、一体どういうつもりなのかしら?
 佐藤さんと高瀬さんに続いて、柏原さん、川上さんに、そして水野さんまで。
 確かに簡単な問題ではないですが、授業に集中していれば答えられない問題ではないはずよ!
 そんなに後ろのふたりのことが気になって、私の授業に集中できないのかしら?」

 玲子はそう言いながら一番近くに立っている由紀の剥き出しの股間に向けて教鞭を下ろした。
 股間を鞭打たれると思った由紀は、身体を強張らせて目をつぶったが、玲子の教鞭は由紀を叩くのではなく、恥丘の辺りにその先を添えて、ぐっと割れ目の中に教鞭の先を潜り込ませた。

「ひうっ……!」

 思いがけない感覚に、思わず声を詰まらせる由紀。
 しかし、玲子はそれには構わず言葉を続けた。

「……それとも、あなたたちもあのふたりと同じ目にあってみる?
 授業に集中できないんだったら、席に座っているのも後ろで喘いでいるのも同じことなのよ。
 ほら、授業をきちんと聞いていなかった女の子の割れ目がどんなものなのか、もっとよくクラスのみんなに見てもらいなさい」

 玲子は、由紀の隣に立っている綾のパイパンの割れ目に教鞭の先を当て、そのままグッと割れ目の肉を開くように押した。

「ひゃっ!」

 綾の口から小さな声が漏れる。
 そして、綾の股間は今玲子が言ったとおりに、中の肉真珠に至るまで男子生徒の目に晒された。
 しかし、綾にはその教鞭を逃れることは許されない。
 授業中に教師の言うことに逆らうことは、聖女学園の女子生徒にとっては最大のタブーといってもいい。
 綾は、幼い秘部を剥き出しにされる感覚に必死に耐えていた。

「それにしても川上さん、本当にやわらかい割れ目のお肉ね……。
 いつも思っていましたが、あなたのココ、本当に小学生みたいに未熟なつくりだわ。
 そんなオマンコだから、こんな問題も解けないのよ」

 1分ほどの間そうやって綾の淫裂を教鞭で弄り回したところで、ようやく綾の秘裂から教鞭を離す。

「……さて、それじゃあまずはこの問題の解答を示すわね。
 あなたたちは、その間そこで恥ずかしい姿を見てもらっていなさい」

 玲子は、そう言うと黒板に向き直って問題の解答を板書した。
 さらに、3分ほど解き方の説明や細かな注意点などを続けた。
 その間、3人の少女たちはずっとスカートをめくって秘部を晒したままである。
 授業中に女子生徒全員が問題に解答できなかった場合は、玲子が説明を終えるまでの間、ずっとスカートをめくった状態で晒しものにするというのが、玲子が自分の授業の中で決めたルールであった。

「さぁ、最後にこの問題を解けなかったあなたたちに罰を与えましょうね。
 ほら、今から頭の悪いあなたたちの女の子の部分を罰してあげるから、アソコを前に突き出しなさい」

 少女たちは、震えながらも言うとおりにスカートをめくって露にした股間を前に突き出すようにする。

「まずは柏原さんね。
 いつも真面目なあなたが、こんな問題も解けないなんて、たるんでいるわね。
 これで、少し気合を入れてあげるわ」

 玲子は、振り上げた教鞭を、そのまま瑞穂の割れ目に食い込ませるようにスナップをきかせて瑞穂の股間に叩き込んだ。

――― ピシィィッッッ!! ―――

「ひやぁぁぁぁっっっっ!!!!」

 形容しがたい刺激が、瑞穂の股間に襲い掛かった。
 音の響きの割には痛みは少ないが、身体中でもっとも敏感な箇所にとっては、痺れるほどの痛みを伴う。
 それと同時に、正確に叩きつけられたクリトリスが、痺れて脈打っているのである。
 瑞穂は、涙を流しながら膝をついてしまった。

「あら、柏原さん、そんなに効いたかしら?
 これに懲りたら、今度からしっかり授業には集中するのよ」

 これが、玲子が女子生徒たち全員が答えられなかったときに少女たちに与える罰である。
 クラスメイトが見つめる中で、女子生徒の女性器を鞭で打ちつける。
 心理的にも、肉体的にも、そして性感的にも少女たちに大きなダメージを与える罰であった。
 
 次に玲子は綾の方に教鞭を向けた。
 綾もまた、スカートをめくって恥部を突き出した格好をしている。
 よほど怖いのか、目をしっかりとつぶって震えながらその瞬間を待っていた。

――― パシィィィンッッ! ―――

「きゃぅぅぁぁぁっっっ!!」

 綾もまた股間を鞭打たれた衝撃で膝をつく。
 直前まで玲子に教鞭で割れ目の中を弄り回されていたために、かなり敏感になっていたところに襲い掛かった強烈な刺激に、綾の思考も一瞬白くなる。

「さぁ、次は水野さんよ。
 ほら、もっと股間を前に突き出すのよ」

 由紀は、おびえた瞳で玲子を見つめながら、言われたとおりに腰を突き出した。
 無毛の割れ目が玲子の前に差し出される。
 その無垢な割れ目に向かって、玲子は教鞭を振り下ろした。

――― パァァァンッッ!! ―――

「あひぃぃっっっっ!!」

 由紀の割れ目に潜むクリトリスを正確に打ちつけたその衝撃は、耐え難い刺激となって由紀に襲い掛かった。
 仰け反りながら腰を落としてしまった由紀の股間は、熱を帯びたように熱く痺れていたのだった。

「さ、あなたたち3人は席に戻っていいわよ。
 これに懲りたら、もっと授業に集中することね」

 玲子は、教壇の上に立たせていた3人の少女たちを席に戻させる。
 そして、こう言ったのだった。

「さて、最後は後ろのふたりね」



「さて、最後は後ろのふたりね」

 玲子は、希と真由美のほうに向かって歩き出した。
 そう、この鞭打ちのペナルティは、5人の女子生徒全員が答えられなかったときに、5人全員に施すことにしている。
 それは、今、教室の後ろで一生懸命尻上げ屈伸を続けている2人も含んでいるのだった。
 2人が尻上げのペナルティを言い渡されてから、既に10分ほどが経過していた。
 その間に、希は9回、真由美は8回の膝屈伸を終わらせていた。
 玲子は、2人を見ていた男子生徒に、これまでの回数を確認したところで、残り1回となっている希の前に立った。
 いまや、度重なる刺激と陵辱によって、希の股間からは滝のような愛液が滴り落ちている。
 そして、少しでも気を抜けば溶けてしまいそうなほどになっている下半身に力を振り絞っていた希は、自分の前に立った玲子の姿に恐れを抱いていた。
 今、教壇の上で繰り広げられていた少女たちへの鞭打ち懲罰は、かすむ視線の中に捉えていた。
 今から自分がされようとしていることも、希は理解していた。
 しかし、それは耐えられるものではない。

「……や、やめ……」

 希の口から恐れの言葉が漏れる。
 何しろ、今、希の陰部は既にありとあらゆる淫らな刺激にさいなまれていて、常に果てる直前の状態のように張り詰めているのである。
 今、その部分に新たな刺激が襲い掛かってくることなど、想像もできない。
 しかしその被虐の運命から逃れることはできないのだった。

「問題に答えられなかったんですから、罰を受けるのは当然よ。
 さぁ、この張り詰めたクリトリスを打ってあげますからね……覚悟しなさい」

 玲子は教鞭の先を希の剥き出しで緊縛されたクリトリスにあてがった。

「ひうぅぅっっっ!!」

 もはや神経が剥き出しになっているのではないかというほどに敏感に充血したクリトリスへの刺激に、それだけで希の背が仰け反る。

「ほら、まだ最後の1回が残っているんでしょ。
 早くお尻を持ち上げなさい」

 玲子は急かすように希のクリトリスにグリグリと教鞭を押し付けた。

「……んぁっっ、だ、ダメ……そんな、されたら……ち、力が………はぁんっっっ!!」

「ほら、いつもの反抗的な態度はどこへいったの?
 こんなに鞭に糸が引くぐらいおツユを漏らしてないで、さっさとしなさい!」

 鞭の先に愛液をまとわりつかせながら、希のクリトリスをくすぐるように鞭先で弄ぶ。

「んぅぅぅ……」

 希は、歯を食いしばり、脱力し切った下半身を持ち上げた。

「……う……ぐっ…………」

 震えながら希の下半身が持ち上がっていく。

「……じゅ……じゅっ………回……っ!」

 ノルマの10回目の尻上げを達成した瞬間だった。

「よくできました……佐藤さん。
 それでは、ノルマ達成の御褒美に、罰を与えてあげますね」

――― パァァァンッッッ!! ―――

 玲子は、希が10回目の屈伸で股間を高く持ち上げたところで、目の前に持ち上げられた剥き出しの女性器に向かって、教鞭を振り下ろしたのだった。
 玲子の教鞭は、希のクリトリスを正確に打ち抜き、そのまま膣に入ったバイブと、肛門に突き刺さったブラシバイブの柄を弾かせた。

「ひぐぅぅぁぁぁっっっああああぁぁぁぁぁっっっ!!!」

 今までよりもひときわ大きな希の悲鳴が、教室に響き渡った。
 そして、今まで持ち上げていた以上に高く腰を突き上げ、仰け反る希。
 それと同時に、強烈な力で締め付けられた双穴から、愛液が噴水のように噴き上がった。
 その後、崩れ落ちるようにガクッと希の腰が落ちた。

「あら、そんなに痛かったかしら?
 それとも、そんなに汁を噴き上げるほど気持ちよかった?」

 玲子は脱力して震えている希を見据えると、次にその隣に吊られている真由美の方へと身体を移した。


「あら、タイミングがいいわね。
 高瀬さん、あなたもあと1回でノルマ達成のようね。
 フフフ、さぁ、私の前で最後の尻上げを見せてみなさい」

「……わ、わたしにも……む、鞭……を……?」

「当たり前です。
 あなたも、問題に答えられなかったんですからね。
 身体を縛られてバイブを入れられているからといって、ペナルティを軽くするつもりはありませんよ。
 たった今、佐藤さんが受けた罰を見ていたでしょう。
 あなたにも、同じ鞭打ちの罰を受けてもらいます。
 わかったら、さっさと私の前にあなたのその恥ずかしい股間を持ち上げてごらんなさい」

「……くっ……んっ……」

 真由美は、悔しさと恥辱に唇を噛み締めながらも、最後の膝屈伸を始めた。
 震える真由美の腰が、少しずつ上に上がっていく。
 そうして、玲子の目の前に緊縛されたクリトリス、常に振動を続ける極太バイブを挿入したヴァギナ、そしてこちらも常時刺激を続けているアナルブラシバイブが入れられたアナルが掲げられた。

「はい、10回目ね……ノルマ達成ご苦労様。
 それにしても、どうしようもないほど濡れた股間ね。
 もう、愛液を垂れ流すのを我慢することもできないの?
 もう少し慎み深さを覚えたほうがいいのではなくて?」

 真由美が恥辱の空中スクワットで、あられもない状態の股間を持ち上げるという無様な姿を晒しているのを見て、玲子が侮蔑の言葉を向けた。
 真由美は、その言葉を無視してすぐさま腰を下ろそうとする。
 希と同じようにこの状態で鞭など打たれては、どうなってしまうかわかったものではない。

「……くっ!!」

 と、腰を下ろそうとしたところで、真由美はクリトリスにきつい戒めの刺激を受けた。

「何、急いで腰を下ろそうとしているのかしら?
 言ったでしょ、佐藤さんと同じように鞭打ちを受けてもらうって」

 玲子が、真由美のクリトリスに直結している糸を掴み上げていた。
 股間を高く突き上げた状態で、真由美のもっとも敏感な淫豆に結び付けられた糸を押さえられてしまうと、もはやその糸を離してもらわない限り、真由美は腰を下ろすことができない。
 真由美は、玲子が鞭を振るう前に腰を下ろそうとしたのだが、その糸を掴んでいる玲子は、鞭を打つまでその糸を離すつもりがないことは、さきの言葉から明らかだった。

「そうよ、せっかく鞭を打ちやすい格好になったんですから、そのままでいるのよ。
 もっとも、私がこの糸を持っている限り、あなたは腰を下ろすことができないでしょうけど……。
 まったく……きのう私が言ったことが、まだわかっていないみたいね」

 玲子は、真由美の下半身を空中につなぎとめているクリトリスに、鞭の先をあてがう。

「はっ……くっ…………」

 一瞬漏れそうになる声を、必死に噛み締める真由美。

「嫌なこと、されたくないことを自ら進んでされてこその反省だって説明したでしょ。
 それをあなたは、少しでも楽をしようと……。
 そんなことで、きちんと反省しているなんて言えると思っているの?
 まったく、呆れてものも言えないわ……。
 少し、鞭で打つ前にそのあたりを指導してあげたほうがいいかもしれないわね」

 玲子は、教鞭の先で真由美のクリトリスを再度こねくり回す。

「……ぁ……ぅ……んっ…………」

 唇を噛み締めた真由美の表情がゆがむ。
 玲子の鞭先から逃れようにも、クリトリスの緊縛糸を掴まれているため、どうすることもできない。
 さらに、真由美のクリトリスをこね尽くした鞭先は、すぐ下の尿道口にあてがわれ、そのままクルクルと回し込まれる。

「やっ……やぁぁっっっ!!!」

 今までほとんど刺激を受けてこなかった性感帯への刺激に、身体を震えさせる真由美。

「あら……なかなかいい反応ね……。
 ひょっとして、あなた……ココも?
 …………フフフ」

 真由美は、ぎゅっと目をつぶって玲子の鞭技に耐えていた。
 さらに、玲子の鞭先はバイブが埋まっている膣口に沿って動き、そしてブラシバイブが突き刺さっているアナルのあたりをくすぐるように動き回る。
 その動きの一つ一つに反応して、真由美の身体がビクッビクッと動く様を、玲子はつぶさに観察していた。

(……も……もう……これ以上は…………くっ…んっ…………)

 真由美は、この状況に限界が来ていた。
 空中に吊るされた格好で脚の力だけで腰を高く掲げるこの格好は、普通の状態であっても数分も耐えられるものではない。
 にもかかわらず、今の真由美は普通の状態ですらなく、クリトリスを吊られ、性感帯を弄り回されるたびに、全身の力が抜けてしまうという性感地獄のまっただ中である。
 あまりにも不自然な体勢の強要と、絶え間ない性感責めのために、それを支える脚の力に限界が近づいていた。

「あら……どうしたの?
 随分震えているわよ。
 もう、お尻を上げ続けるのに疲れたのかしら?
 かれこれ、3分ぐらいこの体勢だものね……さすがの高瀬さんも限界かしら?
 でも、まだよ。
 しっかり脚に力を込めて、腰が落ちないように頑張りなさい。
 これぐらいで疲れたなんていって甘やかしたら、あなた、またつけ上がるでしょ?」

「ぐ……くっ…………」

 真由美は残りわずかの体力をすり減らす思いで腰の高さを維持する。
 それでも、体力の限界を超えている真由美は、思わず腰を下ろしかけては、クリトリスに響く刺激にさらに腰を突き上げるという無様な姿を晒していた。
 と、そのとき、あまりにも不意な刺激が真由美の股間を襲った。

――― ヴイイイイイィィィィィィンンンン!!!! ―――

「はっ……がっ…………は、はぁぁぁっっっっ!!!!」

 途端、真由美の声にならない悲鳴がほとばしった。
 なんと、この状況にあって、真由美のヴァギナのバイブの振動レベルが、「強」に強められたのである。
 
「フフフ、男子も気が利いているわね。
 私の思ったとおりのタイミングでバイブを操作してくれるわ。
 さぁ、これでまたあなたのクリちゃんをいじめたらどうなるかしら?」

 玲子は、再び鞭の先で真由美のクリトリスをこね始めた。
 糸に根元を縛られて勃起したクリトリスを右に左に、まるで団子をこねるかのように突き動かす。

「……は……んっ………あぁっ……ダ、ダメ……そ、そこっ!
 ひっ……い…………ぁ………」

 空中で真由美の尻が跳ね回る。
 既に限界を超えていた体力の中で、どこにそんな力が残っているのかというほどの乱れ振りである。
 だが、その動きがとうとう臨界点を迎えた。

「……ぁ……んっ……あ……ああああぁぁぁぁひぃぃぃぃぃぃぃぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」

 真由美の尻が絶叫とともに今までで一番高いところまで持ち上がり、そして淫孔のバイブとの隙間から、絞られたような潮が真上に吹き上がる。
 その瞬間を見計らったかのように、玲子の鞭がしなり、真由美の絶頂中の性器を打ちつけた。

「がっあああぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」

 気を果てさせ絶頂を迎えた真っ最中の股間を鞭打たれた真由美は、動物のような悲鳴とともに、股を跳ね上げた。
 真由美はそのまま意識を失い、力なく崩れ落ちる。
 そのまま一番下まで真由美の腰が落ちた。
 その落下の勢いで、真由美の身体は振り子のように前後に揺れている。

「よかったわね、高瀬さん。
 鞭を打つときに私が糸を離していて。
 でなかったら、今ごろあなたの大事なお豆が千切れていたかもよ。
 もうすこし、根性があるのかと思っていたんですけどね……」

 玲子は、そう言いながらなおも真由美のクリトリスを教鞭の先で突き回していた。
 鞭の淫撫を受けるその股間は、まるで壊れた蛇口のように潮と愛液とが交じり合った淫水を垂れ流し、床との間に太い糸をつむいでいる。
 その淫ら汁を教鞭にまとわりつかせて絡みとった玲子は、その鞭先を真由美の口にあてがい、自分の粘液をしゃぶらせ唇に塗りつけた。
 気を失い、荒い吐息を漏らして喘いでいる真由美は、抵抗することもなく玲子の口辱にされるがままだった。

「どうだったかしら、高瀬さん。
 普段反抗的なあなたでも、これで少しは反省できたのではなくて?
 これに懲りたら、もう少し素直にお仕置きを受ける心を養っておくべきね。
 ほら、目を覚ましなさい。
 まだ授業中よ。
 授業中に居眠りなんかして、またお仕置きされたいのかしら?」

 玲子は、鞭で真由美の頬を軽くつついた。

「……ん……ぅぅ……」

 わずかに意識を覚醒させた真由美が薄目を開ける。
 それを確認した玲子は、

「さぁ、余計なことで時間をとってしまったわ。
 残りの時間、急いで問題を片付けるわよ」

 と言って、教壇へと戻っていったのだった。



第10幕
 午睡の罰

 2時間目は亜紀子が担当する英語の授業だった。
 授業自体は、2人の女子生徒が後ろで磔にされて喘いでいることを除けば、通常どおりに進んでいた。
 しかし、教科書の朗読を終えて顔を上げた亜紀子の目に入ったのは、教室の後ろに吊るされた真由美と希が脱力したように目を閉じている姿だった。
 1時間目の授業で玲子の手により体力をすり減らした2人の少女は、2時間目が始まってから10分ほどで意識を薄れさせてしまったのである。
 ゆっくりと上下する胸元……しかし、開脚の磔状態で、股間では今も動き続けている2本のバイブレーターが恥じらいの穴に収まり震えている。
 それに反応するように2人の腰も震え、ひくついているが、眠りについた真由美と希は、目を覚ます気配はないのだった。
 それも当然であろう。
 昨夜は、男子寮の真ん中でウナギとともに水槽に入れられ、浅い眠りと淫らな覚醒を繰り返させられてしまい、十分な睡眠が取れたとは言えない。
 それに加えて、朝から何度も絶頂を迎えさせられ、前の授業では破廉恥な尻上げ屈伸をさせられた上に、鞭打ちの罰まで受けさせられたのである。
 体力が限界に達しているのも無理のないことだった。

「あらあら、2人とも居眠りしちゃったわね♪
 よっぽど疲れているのかしら?」

 亜紀子は、そう言って優しい目で微笑んだ。

「う〜ん、このまま休ませてあげたいのは山々なんだけど……やっぱり、授業中に居眠りを許すっていうのは、よくないわよねぇ……。
 こーら、ふたりとも、起きなさい。
 希ちゃーん、真由美ちゃーん、朝ですよー!
 そんなところで居眠りしちゃ、ダメですよー!」

 亜紀子は、う〜ん困ったわねぇ……とはにかみながら、2人の方へと歩いていく。
 …と、その途中で、目の前にぶら下がる糸に目を留めた。

「ほらっ、2人とも、早く起きないとこうしちゃうわよ」

 亜紀子は、目の前にぶら下がる糸を摘んで、ちょんちょんっと揺すった。
 その刺激に反応するように、2人の豆粒がピクッピクッと震える。
 しかし、2人とも目を覚ます様子はなかった。

「ほ・ら、お・き・な・さ・いっ!」

 亜紀子は、言葉に合わせて糸をピンッピンッと7回引っ張った。

「んぁ……ん……」

「ふぁっ……みゅっ……」

 しかし、真由美も希も寝言のような喘ぎ声を漏らすだけで、一向に目覚める様子はない。

「こらー、2人ともーっ!
 授業中に居眠りしちゃ、ダメですよー!」

 亜紀子は、まるで呼び鈴でも鳴らすかのように、糸を何度も引き上げた。
 そのたびに、2人の身体は敏感に反応する。
 眠って意識がない分、素直な反応になっているのかもしれない。

 ……と、何度かクリトリスの糸を引き上げていたときに、突然、水のほとばしる音が響いた。

―――ジョジョ〜〜〜〜〜〜―――

 それは、眠れる2人の美少女の股間から湧き出したオシッコの音だった。
 眠って弛緩した身体に、バイブの刺激、そしてクリトリスの刺激が加わって、脱力した下半身が無意識に放尿してしまったのである。
 これには、亜紀子も唖然としてしまった。

「まぁっ!
 真由美ちゃんも、希ちゃんもはしたない!
 こらっ、なにおもらししているの!
 早く止めなさいっ……ほらっ、ほらっ!」

 亜紀子はそう言いながら、糸をピンピン引っ張ったが、その動きに呼応して琥珀色の放物線が揺れるだけで、一向に止まることはない。
 完全に弛緩しきった2人の股間からあふれ出た尿水は、ようやくその勢いを弱め、バイブと性器を汚しながら収束を迎えた。
 2人のお尻から、尿雫がポタポタと落ちている。

「はぁ……、いくらさっきの授業が北島先生の授業できつかったからって、私の授業になった途端にそんなだらけちゃうなんて……。
 そりゃぁ、確かに威厳とか立ち居振舞いとかじゃ、かないませんし、いろいろ大目に見てきたこともありましたけど、これでも私だって聖女学園の教師なんですからね。
 あなたたちのそんな態度を見過ごすわけにもいかないし、周りの生徒たちへの示しもつかないわ」

 亜紀子は、2人の方へと歩み寄る。

「確か、きのうは特製媚薬で北島先生にご指導いただいたらしいわね。
 私も、指導用の媚薬は持ち歩いているけど、きのうと同じじゃ芸がないわよね。
 だ・か・ら……」

 亜紀子は、ちょっと身をかがめると、2人の股間に深々と埋め込まれたバイブレーターの端に手をかけると、ちょっといじるそぶりを見せた後に、また離れた。
 
「フフッ♪
 真由美ちゃん、希ちゃん、あなたたちのバイブレーターのリミッタを解除したわ。
 きのう男子のみんなに渡したリモコンだと、ブーストモードでの起動ができるようにしていたけど、これで、さらに高出力を出せるオーバードライブモードが使えるようになったわよ。
 あんまり使うと、バイブが壊れちゃうんだけど、もう残り時間も少ないから大丈夫よね。
 ウフッ、これを知ったら、今までのお仕置きがずっと手加減してもらえていたっていうことがわかるわよ。
 覚悟しなさいね♪
 ……といっても、眠っているんだから言っても無駄かしら
 まぁいいわ。
 さぁ、真由美ちゃん、希ちゃん……目を覚ましなさい!」

 亜紀子は、手にしたリモコンのスイッチを入れた。

―――ブイイイイイィィィィィィ……ヴォン……ヴォォォォォォォォォオオオオオオオオオオ―――

 明らかに、これまでとは違う動作音で、2人の股間に埋められた4つのバイブレーターが暴れ出した。

「…んぁっ……やっ…やぁぁぁぁぁああああああああああああぁぁぁぁっっっっ!!!」

「んにゃっ!……ひぃぃぃぁぁぁぁっっっっ……あああああぁぁぁぁぁぁんんんんぅぅぅぅぅっっっ!!!」

 その瞬間、眠りに落ちていた真由美と希の悲鳴が教室に響き渡った。
 2人は、余りに強烈なバイブの動きに、一瞬にして意識を覚醒させられたのである。
 だが、目覚めた直後で今の状況がうまく把握できていない。

「あぁぁっっっ、な、なにっ?!
 なんな……んぁぁぁぁっっっ!!
 やめ、ちょっ……と…ま……って…やぁぁぁっっっ!!!」

「やぁぁっ!……ど、どうなって……くひぃぃっっっ!……あっ、やっ……お、おか…し……ぃ……く……と、止めてぇぇぇぇっっっ!!!」

 真由美と希の頭の中がまとまる前に、脳髄まで淫蕩な電撃が駆け抜けるようにして、思考がかき混ぜられる。

「うふふっ♪
 私の授業中に、居眠りしておねしょまでした子猫ちゃんたちに、お仕置きよ。
 どうかしら? リミッタ―カットしたバイブのお味は?
 もうたまらないでしょ?
 これに比べたら、今までの動きなんて、そよ風に吹かれたぐらいにしか感じないんじゃない?
 それが、そのバイブの本当の実力なのよ。
 どう? 気持ちいいでしょ?」

 亜紀子の声など聞こえないかのように、悲鳴と喘ぎ声を上げて悶える真由美と希。
 その股間からは、今までとは比べ物にならないほどの愛液が噴き出し、溢れ流れている。
 その様子を見守る亜紀子。
 
「あぁぁっっっ、も、もうダメッ!
 ダメッ……せ、先生……お、お願いっ!
 と、止めて……止めて……が、我慢……で、でき……な……んぅぅぅぅっっっっ!!」

「やぁぁっっっ、や、やだっ、もう……こ、これ以上…はっ!!
 た、耐え……ら、られ…せ…センセ……せ、せめて……よ、よわ…弱…く……し…て……んぁぁぁぁっっっ!!」

「あらあら、2人ともどうしちゃったのかしら?
 いつもは、そんな弱気なことを言う子じゃないでしょ。
 でも、気持ちはわかるわ。
 私も、そのリミッタ―解除のバイブ、やられたことあるもの。
 今思い出しても、恥ずかしくて死んじゃいそうな目にあったんだから……。
 だから、あなたたちも頑張ってね」

 亜紀子は、一瞬頬を染めながらも、2人の嘆願を聞き流した。

「やっ、やぁぁぁぁぁあああああああああぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!」

「あっ…ぁ…も、もうダメッ、い……いっちゃうぅぅぅぅっっっっっ!!!」

 真由美と希の悲鳴にも似たよがり声とともに、2人の股間が激しく痙攣し、バイブレーターを強く咥ええ込んだかと思うと、一気におびただしい量の愛液が蜜穴から溢れ出す。
 ぬめる愛液をほとばしらせた次の瞬間、「プシャァッ」という音とともに、きょう何度目になるかわからない、潮吹きを披露してしまった。
 しかし、イッた後でもバイブレーターの動きが止まるどころか、弱まる気配もない。
 真由美も希も、もはや気持ちよすぎて、何も考えることができないほどに頭の中が白濁している。

「どう? 私の授業で居眠りしたらどういう目にあうか、わかってくれたかしら?
 もう、居眠りしたり、おねしょしたりしない?」

「わ、わかり……まし…た……だ、だか……ら……も、もう…………」

「……は、はいぃっ!……し、しない……しません…から……は、はや…く、と、とめ……」

「そう、わかってくれた?
 それじゃあ、もう許してあげるわ。
 …でもね、そのオーバードライブモードには、ひとつ欠点があるの。
 リミッタを解除した関係で、一時的に制御不能になっちゃって操作できなくなっちゃうのよね。
 だから、弱めることもできないの。
 大丈夫、10分もしたら通常モードに復帰するから。
 それまでは、もうしばらく我慢していてね♪」

「そ、そん……なっ………ぁぁぁぁぁあああああっっっ!!」

「…お、おね……がいっ…と、とめ……てぇぇぇっっっ!!」

   ・
   ・
   ・

 10分後、ようやくバイブが通常モードに復帰して制御可能になったところで、振動レベルを「中」に落としてもらうことができた。
 しかしその間、真由美と希は、クラスじゅうに悲鳴と愛液と恥を撒き散らすことになったのだった。

   ・
   ・
   ・

 そして、昼休み……。



エピローグ
  

 ようやく、懲罰時間が終了する昼休みになった。
 きのうの昼休みから24時間、たっぷりとお仕置きされつづけた2人の少女は、もはや言葉を発することもできず、ただ身悶えて呻き声を上げるだけである。
 そんな2人の前に、亜紀子がやってきた。

「どうかしら、2人とも、十分に反省することはできた?」

「ん……は…はい……」

「は、反省……し、しまし…た……」

 真由美と希は、もう朦朧とする意識の中で何とか答える。

「そう、それじゃあ今回の罰はこのぐらいで許してあげることにするわ。
 ただし、今回の件は反省室送りになってもおかしくないほどの重大事件よ。
 何しろ、男子のみんなに濡れ衣を着せようとしたのですから。
 今まで、そんなこと聞いたこともないわ。
 これぐらいの罰ですんで、よかったと思うべきところなのよ。
 そのことを、よーく肝に銘じておくように。
 それじゃあ、まずはバイブを抜いてあげるわね……」

 亜紀子は、もう何時間にも渡って2人の性感を弄んでいたバイブを、2人の膣と肛門から抜き取った。

「んあぁぁぁっっっ!!」

「くぅぅぁぁぁぁっっっ!!」

 バイブを抜かれる感覚に、もう感度が際限なく高められた性感帯が悲鳴を上げる。

「うっわ〜、ドロドロね……。
 こんなに濡れちゃって、これは洗うのが大変だわ。
 このブラシも、もうすごいことになっているわ。
 まだ使えるのかな?
 あ、そうそう、2人の穴は大丈夫?
 ちょっと見てあげるわね……どれどれ……あら、真由美ちゃんったら、もう指で開かなくてもパックリ開いちゃっているじゃない。
 見やすいわね。
 う〜ん、かなり充血しているけど、特に問題はないみたいね。
 ん、こっちの襞のところは……あ、大丈夫ね。
 希ちゃんの方はどうかな?
 やだ、奥の方から、まだお汁が染み出てきているわ。
 少しかき出してあげるわね……。
 ……だめねぇ……、いくらやってもきりがないわ。
 でも、これは大丈夫な証拠よね♪」

 もはや、気力も体力も限界を超えている2人は、自らの恥ずかしい穴を亜紀子のなすがままにされている。
 亜紀子は、真由美と希の淫裂を指先でクニッと開き、中の奥まで覗き込みながら、2人の蜜壷の具合を確かめる。
 これまでのバイブレーターのような荒々しい刺激とは違う柔らかく繊細な刺激に、2人の股間は新たな性感を呼び覚まされて、さらなる潤いを滴らせてしまう。
 十分に真由美と希の恥穴を確認した亜紀子は、ようやく2人の縄の拘束を解いたのだった。
 そうして、ようやく2人は縄を解かれて自由を取り戻した。
 2人とも、もはや立ち上がる気力もなく床にへたり込んでいる。

「……あ…制服……」

 真由美がポツリとつぶやいた。
 それを聞いた亜紀子は、

「あ、そうそう、2人の制服はきちんと寮の部屋まで届けてあげておきましたよ。
 寮に帰ったら、確認しておいてね♪」

 と笑顔で答えた。

「えっ……そ、それじゃあ、制服は……ここには……?」

 希がはっと顔を上げて亜紀子の顔を見る。

「あ、そういえば昼休みに解放される予定だったんだから、学校で返してもよかったのね。
 うっかりしていたわ。
 でも、まあ今までずっと裸でいたんだし。
 放課後まであと2時間ぐらいだから、そのぐらい我慢しなさい。
 それじゃあ、先生はこの後予定があるから、もう職員室に戻るわね。
 もう、2度と問題を起こしちゃダメよ!
 もし、きょうまた何か問題を起こすようだったら、そのときは理由の如何にかかわらず、即時、1週間の反省室入りを命じますからね」

 そう告げた後に、はっと思い出したように付け加えた。

「そうそう、それから北島先生から言付けを預かっていたのを忘れるところだったわ。
 明日の朝のホームルームの時間に、特別に時間を取ってあげますから、あなたたち2人、改めて男子のみんなに謝罪をするように……ですって。
 もちろん正式な謝罪ですから、一切の着衣はなしで全裸で教壇に上って謝罪すること。
 いいですね」

 亜紀子は、そう言って教室を後にした。
 残された全裸の真由美と希は、その亜紀子の後ろ姿をただ見送ることしかできなかった。
 2人とも、2日間に及ぶ責め苦により足腰が全く立たなくなっており、脚に力が入らず、いまだに女の子座りで床に腰を落としている。
 床と接吻している淫裂からは、今もジュクジュクと愛液が溢れ垂れ、恥ずかしい汁溜りを作っていた。
 しかし真由美も希も、今もなお裸で放置されているという羞恥よりも、ようやくあの地獄から解放されたという安堵感が勝っていた。
 いまだ息は荒く、身体の疼きも完全には鎮まっていない。
 それでも、今までの24時間に比べれば、雲泥の差だった。

 そんな2人に、今まで触れることを禁じられていたクラスメイトの少女たちが駆け寄ってきた。

「希ちゃん、大丈夫!」

「まゆちゃん、平気?」

「お2人とも、大丈夫ですか……」

 口々に、今までいたぶられつづけていた2人をいたわる声。
 由紀と綾と瑞穂である。
 3人の少女たちは、素肌を晒す2人の身体を庇うように寄り添い、少しでも男子生徒の目線を遮ろうとした。
 しかし、昼休み……正確には給食の時間には、少女たちにはしなければならない仕事がある。
 それは、全裸で座り込んでいる希と真由美も例外ではない。
 2人は、震える脚になんとか力を込めてフラフラと立ち上がると、心配する少女たちを促しながら、給食室へと向かっていった。

 そうして、制服を取り上げられた真由美と希は、放課後までの間、給食時間に身に着けた小さなエプロン以外は衣類を身に着けることができず、午後の授業を素っ裸で過ごすことを余儀なくされたのだった。
 しかし、目の前に素っ裸の美少女が2人もいて、クラスの男子生徒たちが何もしてこない訳がない。
 昼休みから放課後までの、たった2時間の間に、真由美と希は何度も男子たちのイタズラを受けた。
 解放される際に、亜紀子が言った「問題を起こしたら即反省室入り」という言葉も、男子生徒たちを後押しした理由のひとつである。
 この言葉のせいで、真由美と希はいつものような反抗ができない。
 きのう、きょうと、アレだけ散々な目にあわされた2人には、この後連続して反省室に入れられるなど、到底耐えられるわけがない。
 そのため、イタズラに対する2人の抵抗はささやかなものにならざるを得ず、普段犬猿の仲の男子生徒たちにとっては、格好の標的となったのだった。

 散々な目に遭わされた恥辱の2日間を過ごした真由美と希は、寮にたどり着くなりベッドに倒れ込み、翌日まで目を覚ますことはなかった。



エンディング 1
  


 2人の拘束が解かれた翌日……、真由美と希は、教室の真ん中で硬い表情で立ち尽くしていた。
 きのう、2人が帰寮すると部屋にはきれいにクリーニングされたばかりの制服が置いてあったため、きょうは、そのセーラー服を身にまとって登校することができた。
 しかし、2人の心が穏やかになることはない。
 それはきのう、最後に亜紀子が言い残していった言葉のためである。
 そして、その時がやってきた。

 朝のチャイムが教室に鳴り響く。
 そのチャイムとともに、教室に玲子と亜紀子がそろって入ってきた。

「さぁ、みんな席に着きなさい!」

 玲子の声でクラスの生徒たちが、それぞれ着席していく。
 そんな中、2人の女子生徒の名前が呼ばれた。

「佐藤さん、高瀬さん。
 あなたたちは、することがあるのでしょう」

 玲子の言葉に、2人の表情が硬くなり、そしてそろって教卓の方へと進み出た。
 教室の黒板の前、教壇の中央に立つ玲子、その横に真由美と希が生徒たちの方を向いて立たされている。
 そしてそれを脇から見つめる亜紀子。

 しばらく沈黙が続いた。

 その沈黙を玲子の声が破る。

「みなさんご存知のように、先日、非常に嘆かわしい事態が発生しました。
 宿題のノートをなくした挙句に、その非が自分にあることも省みず、あまつさえ男子生徒にその罪を被せようとして口論した女子生徒が2名いたのです。
 今、みなさんの前に立っている高瀬真由美と佐藤希の2名です。
 女子生徒が男子生徒に心ない言葉を向けることだけでも一大事であるにもかかわらず、それが全くのでたらめで完全な濡れ衣だったというのは、これまでに聞いたこともない不祥事です。
 きのう、おとといと、この2人には日ごろの態度も含めて『反省』をしてもらいました。
 しかし、そのときの反省の態度も決して模範的ということはできず、何度か刃向かうような言動が見られたのは否めません。
 せっかくの反省でそのような態度をとられては、罪を着せられそうになった男子生徒にとっても、甚だ不本意だったことでしょう。
 ですから、この朝のホームルームに特別に時間を割いて、この場で改めてこの2人から心からの謝罪の言葉を述べてもらい、反省の締めくくりとしようと思います」

 静かな教室に玲子の冷淡な声が流れ、そして言い終わるとともに2人の少女の方へと視線が向けられた。
 真由美と希は無言で立ち尽くしている。
 
「さぁ、真由美ちゃん、希ちゃん、なにを突っ立っているの?
 きのう言ったでしょ、きちんと謝罪しなさい……って。
 あなたたちは悪いことをしたんだから、謝るのは当然のことなのよ。
 それに、反省の最中だって、たくさんたくさん粗相をしたでしょう。
 ほら、きちんと謝らないと……ね」

 亜紀子の言葉に、真由美と希が小さな声で言葉を告げる。

「……疑ってすみませんでした……」

「……ごめんなさい……」

 明らかに心から納得はしていないような口調だが、2人の口から謝罪の言葉が漏れた。
 しかし、そんな謝罪で許されるわけがなかった。

「2人とも……きのう紺野先生に言われませんでしたか?
 これは『正式な謝罪』だと。
 うちの学校で、女子生徒が正式な謝罪をするときに、そんな格好で、そんな態度で謝っていいとでも思っているのかしら?」

 玲子は教鞭を取り出し、その先で隣に立つ真由美のセーラー服の襟をつついたり、リボンを跳ね上げたり、スカートをひらめかせたりする。

「……こんなに、上から下まで制服を着込んで、これじゃあ、どっちが謝る方で、どっちが謝られる方か、わかったものではないわ。
 制服を……いえ、衣服を身に着けているということは、まだまだ相手と対等の立場でいることの証拠。
 反省の色が足りないのではなくて?」

 真由美と希はうつむき、そして小さく返事をし、行動に移った。

 セーラー服のリボンをほどき、わずかな躊躇の後にセーラー服を脱ぎ去る。
 そして、そのまま迷いを振り切るように、スカートを下ろした。
 そして、ためらいがちに胸元と下腹部を隠していた両手を、グッと力を込めて下に降ろす。
 下着を身に着けることが許されない美少女たちの裸体が露になった。
 この2日間、クラス全員が見続けた裸身だが、いま目の前で制服を脱ぎ去った少女たちの姿は、これまで以上の刺激をもたらしてくれる。
 それは2人の少女にとっても同様で、一度服を着てリセットされた羞恥心は、改めて晒す裸に新たな恥じらいを植えつけるのだった。

「そうね……ここ聖女学園では、女子生徒が謝罪をするときには、衣類を脱いで素っ裸の身体を晒しものにしてから謝罪するのが決まりよ。
 自分たちのもっとも恥ずかしい部分を剥き出しにして、自分の非と弱さをさらけ出すの。
 そして、自分が相手以下の存在であることを名実ともに明らかにする。
 それでこそ、相手に謝罪の気持ちが伝わるというものよ。
 服を着たまま……、相手と同じ対等の立場で謝罪するなんて、聖女学園の女子としてあるまじき行為です」

 玲子は、そう言いながら真由美と希の方へと歩み寄り、2人の間に立つと、左右の手をすばやくそれぞれの少女の股間へと伸ばし、一気に中指と人差し指を2人の蜜壷へと滑り込ませる。

「んぁっ!」

「やっ!」

 2人の少女の口から小さな悲鳴が漏れたが、辛うじて2人とも身体を動かさずに耐えることができた。
 玲子が自分たちの正面に立ったとき、ある程度こういう展開にあることを予想できていたためである。
 しかし、予想していたとはいえ、できるのは心構えぐらいのもので、対抗手段は皆無だった。
 少女たちの胎内で白魚のような指先が踊り回る。

「一晩休んで、ココの具合は戻ったかしら?
 反省中、ずっと極太バイブを入れっぱなしだったんですものね……。
 ……あら……でも、このGスポットのざらつき具合……もしかしたら、さらに開発されたんじゃないの?
 この分だと、しばらくの間はかなりイキやすいオマンコになってしまうわね……覚悟しておきなさい」

 玲子が、ニュポッという音とともに指先を2人の股間から抜き出すと、既にそこにはうっすらと透明な汁がまとわりついていた。

「さて、そろそろ謝罪をしてもらいましょうか。
 でも、今回の謝罪はしっかりと形に残しておいたほうがよさそうね……。
 何しろ事がこれだけ大きくなったんですから……。
 そうね……あなたたち、黒板に謝罪の言葉を書きなさい。
 そして証拠写真を撮ってもらいましょう。
 紺野先生、カメラの準備をしてくれるかしら?」

「はい、わかりました」

 亜紀子がクラスの備品の中からカメラを取り出す。
 そしてカメラのレンズを2人の少女たちに向けると、

「ほら2人とも、北島先生が言ったように、黒板に謝罪の言葉を書きなさい。
 カメラにしっかり写るように、大きな字で書くのよ」

 と、2人に板書を促す。
 真由美と希は、互いに視線を交じらせながら困ったような表情をする。
 そして、黒板の方を向き、チョークで文字を書き始めた。

<申し訳ありませんでした>

 一言、謝罪の文句を板書し亜紀子の方に向き直るが、そんな簡単な謝罪文がこの聖女学園で通用するはずもない。

「真由美ちゃん、希ちゃん……それじゃあ、全然謝罪になっていないわよ。
 仕方ないわね……それじゃあ、わたしが言うとおりに謝罪文を板書してちょうだい」

 そうして、黒板に謝罪文が記された。

<男子のみなさん、きのうは疑ってすみません。
 お詫びに、裸になって反省いたします。
 心ゆくまで、私たちの割れ目をご覧ください。
                from希&真由美>

 真由美も希も、顔を羞恥に染めながら、その文句を黒板に書いた。

「さぁ、書き終わったらこっちを向いて!
 そして、男子生徒のみんなに、謝罪の言葉を言うのよ」

 亜紀子の言葉に、再び正面を向いた真由美と希は、声をそろえて謝罪の言葉を口にさせられた。

「「男子のみなさん、きのうは疑ってすみません。
 お詫びに、裸になって反省いたします。
 心ゆくまで、私たちの割れ目をご覧ください」」

 明らかに心がこもっていないことがわかるような棒読みで、板書の文字をなぞった謝罪文句……その言葉に亜紀子は難色を示した。
 そして、細かく内容を指導する。
 数分後、真由美と希は、謝罪の言葉を改めて告げさせられた。

「「男子の皆さん、きのうはわたしたちの勘違いで、あらぬ疑いをかけてしまい、申し訳ありませんでした。
 その責は、すべてこの無様に恥ずかしい身体を見せております、高瀬真由美と佐藤希の2名にあります。
 きのうまでの間、その責をこの身体で償うべく、オマンコ、アナルの中からクリトリスの先に至るまで、誠心誠意の反省を示したつもりでおりますが、まだまだ罪を補うには足りないと思います。
 つきましては、わたしたち2人がお詫びと償いの意を込めて、今この場で、裸になって改めて反省の意を示させていただきます。
 未熟で貧相な身体ではございますが、わたしたちは、女の恥ずかしい部分のあらゆる部分を包み隠さずお披露目し、女の恥を晒すことで謝罪いたします。
 どうか心ゆくまで、真由美と希のおっぱいを、お尻を、割れ目を、そしてあらゆる穴をご覧ください」」

 どこまでも破廉恥で屈辱的な謝罪の言葉に、真由美も希も声を震わせながら言葉をつむぐ。
 その羞恥と恥辱に震える声が、まるで本当に心から謝罪しているかのような錯覚をもたらすのが、両方の意味で男子生徒たちを喜ばせていた。
 そしてその謝罪の言葉を告げ終わったところで、亜紀子は黒板の謝罪文をバックに、真由美と希の全裸謝罪の様子をカメラで写したのだった。
 おそらく、この写真はきょうのうちに全校生徒の目に映ることになるだろうことは、真由美と希にも予想できた。
 しかし、それを止める術はない。
 こんな惨めな姿を晒した写真など、一刻も早くこの世から消し去ってしまいたい思いでいっぱいだが、どうすることもできないのだった。

「さ、それじゃあ謝罪の言葉通りに、男子生徒のみんなは愚かな2人の恥ずかしいところを、存分に鑑賞してあげましょう。
 きょうの朝のホームルームは、特別に1時間用意しています。
 その間、高瀬さんと佐藤さんは、その格好……素っ裸のまま教壇の上に立っていること。
 そして、いま自分が言ったとおりに、おっぱいもお尻も割れ目も、あらゆる穴も、たっぷりと男子のみんなに見てもらうように。
 きのうまで散々いろんなものを入れたり出したりさせられた穴がどうなったか、きょうはじっくりと見てもらいなさい。
 ですが、反省の最後の締めくくりということで、言葉通り鑑賞のみとします。
 男子はこの教壇には上がらないこと。
 ただし、男子は2人にとってもらいたい格好を好きなように指示してもかまいません。
 もちろん、2人にはそのとおりの格好を披露してもらいます。
 これも謝罪の一環ですからね。
 しっかりと、自分たちの無様な姿を見てもらって、どれだけ反省したかを示しなさい」

 それから1時間、2人はあらゆる破廉恥で惨めな格好を晒すことになり、その全裸の身体を余すところなく男子生徒たちに鑑賞され、視姦されたのだった。


エンディング 2
  


 その日の昼休み……、2年生の女子生徒たちが教室の後ろの方で談笑しているところに、亜紀子がやってきた。

「そういえば、いま学校でこんなのが出回っているみたいよ。
 みんな、おとといの夕食後のデザートは美味しかったかしら?」

 笑いながら一枚のプリントを少女たちに手渡し、そして立ち去っていく亜紀子。
 そのプリントを見つめた少女たちは、皆、表情を引きつらせた。

 そこには、「速報!第2弾 真由美ちゃん&希ちゃん 寮でも恥態を第披露! お尻の穴であんなコトやこんなコトを♪ 入れたり出したりもう大変!」という見出しとともに、紙面に大きく写し出された2人のあられもない恥姿が載っていた。
 それは、由紀、瑞穂、綾の3人が知らない、おとといの夜に男子寮の中で真由美と希が受けた恥辱の記録である。
 写真に写し出された2人の少女のあまりの淫らさに、3人の少女たちは目を紙面から背け、そして2人の少女たちは屈辱と恥辱に表情をゆがませる。
 すぐにでも破り捨てようとして、その学校新聞に手をかけた希だったが、真由美がハッとしたように目を見開いて、その希の手を止めた。

「ちょっと待って!
 いま亜紀子先生、夜のデザートが……って言っていたわ。
 それって…………まさか…………」

 真由美は、希の手から少ししわになった新聞を取り戻し、改めて紙面に目を通す。
 そこには、おとといの晩に男子寮で繰り広げられた2人の恥態が記されている。
 お尻の穴でバナナを何本も食べさせられてしまった真由美。
 同じくお尻の穴をコーヒーサーバーにされ、カフェ・オ・レを作らされた希。
 そして、自分たちが不浄の穴から出してしまったそのバナナとカフェ・オ・レを無理やり飲食させられたこと……。
 あのときの恥辱と惨めさは、今もなお心の奥で渦巻いている。
 そのときの様子を、まるで2人の心情をまったく無視して面白おかしく記事にされているのだ。
 文字を追う真由美の両手からは、震えが止まることはない。
 しかし、本当の意味で心の底から悔しさと怒りがこみ上げたのは、記事の最後の記述だった。
 なんと、あのとき真由美が排泄したバナナ、そして希が排泄したカフェ・オ・レが、その日の夕食時に女子寮でデザートとして出されたと書いているのである。
 そして、女子生徒が皆、そのデザートを口にしたと……。
 自分たちが口にさせられたあの惨めな食事が、あろうことか、クラスメイトの女の子たち、そして学園の女の子たちも同じように食べさせられていた……その事実に、真由美は目の前が真っ暗になる思いだった。
 そんな真由美の様子を不審に思った残りの4人が、その新聞を覗き込み、そしてその核心の部分を目にして、皆、絶句した。
 確かに、主成分のほとんどはチョコバナナとカフェ・オ・レであり、味にしてみればちょっと苦味や酸味が混じる程度の差があるかないかかもしれない。
 しかし、少女たちの心に与えたショックは、計り知れないものであった。
 クラスメイトの女の子が、自分たちの知らないところで受けていた恥ずかしい仕打ちの数々。
 なす術もなくバナナやコーヒーを入れられ、出させられた恥ずかしさと惨めさ。
 その排泄されたバナナとコーヒーを、それと知って食べさせられた2人の少女。
 そして、そんな経緯を知る由もなく、同じ女子生徒の肛門からひり出されたものであるとは知らずに、夕食後に美味しそうにそれらを食べさせられた幾多の少女たち。
 自分たちが出したものをそんなふうに扱われていたことを事後になって知らされた2人の少女……。
 それらが少女たちの胸に、もはや既に取り返しがつかない事実となって降りかかる。

 知らなければよかった……知りたくなかった事実が、この学校新聞によってすべて明るみに晒され、当の少女たちの心を打ちのめす。
 おそらく、この新聞はほかの学年の女子生徒たちの目にも触れるだろう。
 いや、もう既に広まっているかもしれない。
 この新聞自体、きのうには既に発行されていたらしい。
 おそらく、瞬く間に男子生徒の間に広まったことは疑いない。
 そしてきょうの朝には、それを面白がって女子生徒に見せた者もいることだろう。
 今まで自分たちの目に入らなかったのは、このクラスの男子たちがわざと見せないようにしていたためだ。
 あえて平静になったときに見せることで、少女たちを打ちのめそうという考えだったのだろう。
 そして、その策略は見事に功を奏することになった。

 真由美と希は怒りと屈辱に、由紀と瑞穂と綾は悲しみと羞恥に身を震わせていたのだった。


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