ELN(Erotic Light Novel)Review
〜ナポレオン文庫〜

注意:ネタばれを含みます。ご注意ください。



 
新任女中尉☆絵理子

小説:石野雷太(鈴木忍)
挿絵:一烈条二
 宇宙艦隊のプライドの高いエリート仕官である絵理子中尉が、外宇宙艦隊で繰り広げるスペースファンタジーです。

 お気に入りのシーンは幾つかありますが、まずは、上官であり恋人でもある古賀准将の命により、ノーパンで古賀の同僚とその秘書とともにリムジンに乗せられたところで、レズビアンの秘書官グレンダによって、責められるシーンがそそられました。
 しかも、車中の15分間で、絶頂を10回させることができるかどうか……。
 上官の手前抵抗することのできない絵理子は、グレンダの手によってクリトリスを責められ続け、何度も何度も絶頂を迎えさせられた挙句に、Gスポットを責められて、車の中で3人の男女に観察される中、潮吹きまで晒してしまいます。

 その後、外宇宙艦隊という部隊に出向するさせられた絵理子。
 エリート艦隊である内宇宙艦隊とは全く違う、愚連隊のような集まりの中に、中隊長として赴きます。
 しかしそこは、女性隊員はスカートを脱ぎ、スキャンティ一枚になって男性隊員の目を喜ばせることが隊員の総意で決められている特殊環境でした。
 副隊長のマリアも、自ら同意の上でスカートを脱いで下着姿を隊員の前に晒す中、絵理子はそんな環境に耐えられず、隊員からも隊長として認めてもらえない状況に陥ります。

 隊長として認めさせるために、自らの身体を賭けて、他中隊長とのドッグファイト勝負を挑みますが、外宇宙の常識を覆す実戦的な戦い方の前に、教科書エリートの絵理子は敗北を喫してしまいます。
 隊員が取り囲む中、絵理子のSEXショーが行われ、絵理子は2mもの潮吹きを晒すという恥をかかされてしまいます。

 そうして落ち込む絵理子のもとにやってきた副隊長のマリアが絵理子を説得し、エリートのプライドを捨て、隊員たちと打ち解けてもらおうと、スキャンティを渡すところの絵理子の葛藤はなかなかいい感じでした。
 隊員に認めてもらうために意を決して、スカートを脱ぎ、下半身は透けたスキャンティとストッキングだけをはいた姿で、隊員たちの前に現れた絵理子は、魅力的な肢体を晒し、ストリップショー、SEXショーを経て、ようやく隊員たちに心を開き、そして心を開いてもらうことができます。
 絵理子の献身的な女体提供により、互いに打ち解け合っていく絵理子と隊員たち……この辺のシーンは、絵理子の羞恥心と心を開こうとする努力の葛藤がなかなか読み応えがあります。

 その後、敵に捕えられた絵理子は、上官である古賀准将やグレンダたちが裏切り者であることを知らされ、そして淫らな拷問にかけられます。
 このシーンもなかなか圧巻です。
 脳に直接性的刺激を受けさせられる機械に乗せられた絵理子は、脳から直接性欲を昂ぶらされ、その挙句に理性も呼び起こさせられて、絶頂寸前の生殺しで女の地獄を味わわされます。
 快感に悶えのたうち回る絵理子に追い討ちをかけるように、脳に快感パルスを送り込んでくる電極爪でクリトリスの何倍も快感を感じる乳首をつままれ、挙句にクリトリスをつままれて黄金水の放尿を晒します。
 ヴァギナとアヌスへの二穴バイブ責めが終わったところで、絵理子は救出されますが、こういった機械に頼った快感責めは大好きです。

 ラストは、内宇宙艦隊から外宇宙艦隊に自らの意思によって正式に籍を移した絵理子が、上半身を制服に包み、下半身をスキャンティ一枚という外宇宙艦隊の標準装備で隊員たちの前に現れるというところで幕を閉じます。

 要所に、羞恥と恥辱のシーンがちりばめられ、プライドの高いエリート仕官が、心揺さぶられながら敵と戦い、仲間に打ち解けてもらうために身を焦がすストーリーが、微妙にマッチしています。
 かなり昔の作品ですが、エッチな展開、ストーリー構成ともに、かなりの良作だと思います。

評価:★★★★★

2万4千光年の黄昏 救世の女神リゼア <NEW>
小説:景浦掠
カバー:うるし原智志
挿絵:Kinzy
 殖民惑星エロームから、性奴隷として太陽系帝国に送られることになった16歳の少女リゼア(処女)。
 アカデミーの学生にして研究助手を務めていたリゼアは、自らの子宮内に恒星系を壊滅させることができるほどの威力を持つ、不可視の超強力爆弾を携え、帝国打倒の使命を帯びて間爆弾として太陽系へと赴くことを決意する。

 各地から集められた少女たちは、まず奴隷としての肉体検査を受ける。
 はじめは、領事官たちを前に全裸での自己申告。
 名前・身長・スリーサイズ・元の職業、そして処女膜の有無を宣言させられて、両手を頭の後ろに組んで胸をそらしての一回転。
 さらに、床に腰を下ろして開脚し、両手でプッシーを大きく広げながらの奴隷宣言。
「私は、この淫乱な身体を地球人のみなさまにご使用していただきたくて、志願してまいりました。私のオマンコは、皆様のお気に召したでしょうか。どんな恥ずかしいことでも、心から喜んでご奉仕申し上げます。お好きなように、扱ってくださいませ」
 こういった心にもないセリフを、感情を押し殺して言わされてしまいます。
 逆らうと、「神経鞭」という身体を傷つけずに痛覚のみを刺激する鞭を使われて、全身を痙攣させながら苦悶し、失禁するという地獄を味わわされる始末。
 こういう、女の子をモノとして客観的に扱い、無慈悲な視線に晒すのって結構好きです。

 そしてリゼアは、催淫剤を飲まされて強制的に発情させられた身体で破瓜させられた後、ファームと呼ばれる調教場へと送られる。
 首から下の毛をすべて脱毛させられて、幼女のようなツルツルの身体になったところで、通過儀礼として従順に身を任せているはずのリゼアのクリトリスに、神経鞭の洗礼が与えられることに。
 失禁して泣きながら悶えるリゼア。
 どんなに従順でも見せしめとしてのお仕置きを受けてしまう…嫌でも自分の身分を思い知らされてしまいます。
 そして、本格的な奴隷調教が始まる。

 奴隷への説明会では、バイブつきの椅子に座らされる。
 トイレは通路の中央オープンスペースにあって、そこに立ち入ると床がせり上がり、排泄の様子が目線の高さで見えるようにされたところでの公開排泄が義務付けられる。
 リゼアは、はじめ放尿だけで許されましたが、いずれ大便をするところまでみせなければならないことに、強い羞恥を感じてしまいます。
 しかも、リゼアを含む奴隷たちの行動は、シャワーからトイレに至るまで、すべてモニタで監視され、違反者にはきつい罰が与えられることが言い渡され、トイレをごまかしていた娘は、T字型に両脚広げて逆さ吊りにされた挙句に、浣腸をされて火山噴火のように汚物を噴き上げさせられてしまう。
 羞恥心を失うことができないながらも、自らの使命感と明晰な頭脳とで、奴隷としての成長を遂げるリゼア。
 それは、優秀な奴隷として選ばれて太陽系まで送ってもらわなければ、当初の目的である太陽系の破壊ができないから。

 そして、最上ランクに上がったリゼアは、ファームの最上階へと上っていく。
 そこでは、これまでは許されていたワンピースすら着ることは許されない。
 そして、これまで以上の変態的な趣向に対面しなければならなかった。
 Y字バランスで、不安定に立たされた状態で局部を舐められた挙句に放尿させられる。
 両脚を開いて縛られたリゼアの蜜壷を的に見立てて、針を抜いたダーツを投げられる。
 ダーツの矢は、クリトリスや粘膜に何度も当てられ、ようやくヴァギナに命中すれば、羽根を股間から生やしているような無様な姿を笑われる。

 途中リゼアは、太陽系に行く方法を探るために、監査官に接近したがそれを逆手にとられて、罰を受ける。
 その罰は、透明なビニル地のパンティをはくことだったが、それは非常によく伸びる素材でできていて、排泄するたびにそれを中に溜めて風船のように膨らんでいくという屈辱的な代物だった。
 前後の袋は仕分けられていて、それぞれオシッコとウンチを溜め込むようになっている。
 それを5日間つけさせられて、さらに通じのよくなる薬入りの食事をとらされる。
 2日目には、股にバレーボールとソフトボールを挟んでいるような無様な姿に成り果て、前袋の大きな薄黄色の液体風船と、後ろの小さな茶色い半固形ボールをぶら下げて歩くことを余儀なくされた。
 あまりの恥辱にヒステリーを起こしつつも、目的のためには自殺することすら許されないリゼアは、ただ惨めな思いを募らせていく。
 ただ、それが功を奏して、スカトロ趣味の司祭に気に入られ、太陽系行きの資格を得ることになる。

 ようやく地球に行き着いたリゼアは、爆弾を起動させようとするが……。
 最後には、かなり意外な結末が用意されていますのでお楽しみに。

 とにかく、性奴隷の調教と玩具のように少女を扱う娯楽シーンは、非常に楽しめる内容になっています。
 リゼアの、気丈に振る舞いながらも使命のために従順なふりをする仕草と、要所要所で入れられる羞恥を煽る仕掛けや仕打ちが、羞恥心と屈辱感を盛り上げています。
 この小説もまた、私が聖女学園を考えるときにいろいろと参考にさせていただきました。
 椅子バイブや廊下に面したトイレなどは、ここからパクらせてもらったものです(汗)
 そんなわけで、かなり古い作品ですが古本屋さんなどで見かけたら、手にとってみてはいかがでしょうか。

評価:★★★★★


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