ELN(Erotic Light Novel)Review
〜一迅社文庫〜

注意:ネタばれを含みます。ご注意ください。



 
五年二組の吸血鬼

小説:糸緒思惟
挿絵:小路あゆむ
 はじめに断っておきますが、正確には、この小説は成年向けではなく、全年齢向け小説です。
 しかし、内容的には間違いなくエロライトノベルと言って差し支えないほどの内容となっていますので、ここで掲載することにしました。

 主人公の男の子が目覚めさせてしまった吸血鬼の女の子、桃子は、とってもエッチな性格で恥ずかしい姿を見るのも見せるのも大好きという、とってもすばらしい性癖の持ち主です。
 この吸血鬼の桃子は、学校中の人を吸血鬼にしてしまい、自分の思い通りの学校を作り上げてしまいます。
 とってもエッチで、しかも女の子大好きっ娘の桃子が作り上げた学校は、まさに肌色楽園(パラダイス)。

 エッチな吸血鬼真祖の桃子(表紙右側)と一番下僕の紗理(さり)(表紙左側)、そして主人公と淡い両想い関係にある万里衣(まりい)(表紙中央)を中心に、学校全体でエッチな遊びが繰り広げられていきます。
 しかも、女の子大好きの桃子の趣味で、遊びに参加するのは女の子だけ。
 男子は主人公ひとりという状況です。
 そんな中で、桃子に操られて自然と言いなりになる女の子たちが繰り広げるエッチイベントの数々。
 プールでの全裸水中騎馬戦では、一糸まとわぬ女の子たちが水の中ではしゃぎ回ります。
 裸絆創膏でのヌードデッサンでは、万里衣が乳首と割れ目に絆創膏を貼っただけの格好で、背中合わせで背筋を伸ばすストレッチ運動の格好になって、ツルペタおっぱいから股下までを女の子たちに見られます。
 さらに、万里衣がそのままの格好で、マスターである桃子に操られて、みんなの前でお漏らししてしまった挙句に、桃子におしっこで濡れたアソコの絆創膏を貼り替えられるという展開に。
 露出&おもらしの羞恥心に打ちのめされる万里衣がかわいすぎでした。
 さらには夜の公園で、裸マント姿(表紙の左右ふたりの格好)になって、女の子3人そろって野外露出をしたり、野原での野外放尿を楽しんだり(主に楽しんでいるのは桃子で、紗理と万里衣は恥ずかしがっています)、裸マント姿で「だるまさんがころんだ」をしたり(金縛り中に風でマントがめくれたり、桃子がふたりのマントをめくったり)……。
 とにかく、小学生女の子のツルペタ裸とエッチな遊びが満載の作品です。
 挿絵も、すべて全裸or半裸or絆創膏という徹底ぶりです。
 もっとも、一応は「全年齢向け」らしく直接的な言葉や局部の描写もありませんが、それでもこれはエロ小説と言っていいでしょう。

 ラストにかけてシリアスな場面へと進んでいきますが、最後までロリヌードを忘れず、明るいエッチで心温まるエンディングへと導かれます。
 本当に、この小説を一般小説として売っていいのか、疑問を感じないでもないですが、ある意味全年齢向けになったことで、本番行為などが入ることなく、徹底して女の子の羞恥とエッチな遊びを楽しむのに徹することができているという点が、私としてはいい方向い働きました。

 なお、この小説はかの有名な18禁ロリ同人ソフト制作サークルのsol-fa-softさんのところで発表された「となりのヴァンパイア」を原案として書かれたもので、挿絵のかわいらしさ、ロリロリさ、エロエロさはまさに原作そのままです。
 絵師の小路あゆむ氏のサイトでは、「絵を描くよりどう隠すかで一番悩みました」と評するほど。
 sol-fa-softさんのゲームは、どれも元気でかわいらしい女の子が明るいエッチ遊びに興じる作品で、私もファンのひとりです。
 欲を言うのであれば、「本番行為なし」はそのままで、さらに女の子同士のエッチな遊びをエスカレートさせた18禁版が出るといいなぁ〜というところです。
 ちなみに、アキバBlogさんでも、話題作として取り上げられています。

評価:★★★★★


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