あいさつ強化週間(前日)



【あいさつ強化週間(前日) 第1話】

 突然の理事長の命により、午後の一部の授業が臨時の職員会議に変更されたその日、帰りのホームルームに教室に現れたのは、23歳の副担任教師、紺野亜紀 子ひとりだった。
 亜紀子は教室で待機させられていた生徒たちに、会議はまだ継続中で担任の北島玲子はそちらが忙しく、ホームルームには出られそうもないことを伝えた。
 珍しく表情が硬い。
 生徒たちに厳格な態度で接する玲子とは対象的に、にこやかで優しげな印象の亜紀子は、男子にも女子にも人気があった。
 亜紀子はチョークを握り、黒板中央に大きく書いた。

 
女子生徒 < 女性教師 < 男子生徒


「最近、校紀が乱れていると、理事長からお叱りを受けました」

 特に女子――と、亜紀子は5人の女子生徒、水野由紀、佐藤希、柏原瑞穂、高瀬真由美、川上綾の顔を順に見ていった。

「勘違いをしていませんか?
 うぬぼれていませんか?
 平等なんてありません。
 それはただの概念です。
 特に当学園においては存在しません。
 学園の各々の存在には当然上下があります。
 身分、階級と呼んでもいいでしょう。
 にもかかわらずです。
 最近の女子の言動は目に余るものがあります」

 いいですか――と、亜紀子はプラスチック製の指し棒で黒板の文字を指し、言葉を続けた。

「これは絶対です。
 個性や役割り等で左右されるものでもありません。
 例えば私たち教師は、教育や指導という観点で男子生徒に指示、ときには注意を与えたりもしますが、それはあくまでも役割りとしての話です。
 この聖女学園において、女性教師より男子生徒が上位の存在であるのは明らかであり当然なのです。
 その女性教師よりも低い存在である女子生徒が男子生徒に対し、対等、ときには下に見ているような態度はあり得ません。
 当学園として、絶対にそれは容認できません!」

 さらに亜紀子は、今現在も続いている職員会議は、理事長と男子生徒特別委員のメンバーと女性教師からなる三者の対策会議であり、時間も遅くなったため、 とりあえず決定している部分だけを各クラスの副担任が生徒たちに伝えるのだ――と話した。

「人間関係の基本は『あいさつ』にあります。
 とりあえず明日からの一週間、学園の上下関係をはっきりさせるための新しい『あいさつ』をしてもらい、様子を見ることになりました」

 そして亜紀子はサバイバルゲームのときのことに触れ、あの「あいさつ」は理事長にも好評で、それに手を加えたものをしてもらう――と告げた。
 サバイバルゲームのときの「あいさつ」とは、敗北した女子たちが受け入れた降伏条約によるもので、ゲームの翌日から女子は、あいさつをされるたびにスカート をめくり上げ、女の割れ目を10秒間晒さねばならない、というものだった。
 生徒会長の三条院結衣香を筆頭に、多くの女子が辱しめられた屈辱の「あいさつ」である。
 あれをまた――という思いで5人の女子は陰鬱な面持ちになった。
 まずは――と、亜紀子がプリントを配ろうとしたとき、教室の後方に座っていた男子が手を挙げた。

「先生、それは後でもいいんじゃありません?
 各自持って帰って読めばいいんですから。
 それよりも先生が率先して新しい『あいさつ』の見本を示してもらわないと。
 さっきの対策会議でも、まず各クラスの副担任が身をもって伝えること、と決まりましたよね」

 発言したのはMという男子生徒で、2ヶ月前に転校して来たばかりだが、ひと月もたたないうちに男子生徒の代表たる男子生徒特別委員会の委員に就任してい る。
 しかも、それには理事長直々の強力な推薦があったとの噂まである生徒だった。

「そ、そうねM君、プリントは後でもいいわね。
 それで、もしよかったらあいさつの実演の相手役をしてくれないかしら?
 M君なら会議にも参加していたことだし、いろいろと事情もわかっているだろうから協力して欲しいの」

 「ええ、もちろん。
 僕もそのつもりでしたよ」

 まるでスカートの布地を射抜くような鋭いMの視線が、自分の股間に注がれているのを亜紀子は感じていた。

「はい、全員注目してください。
 今から私とM君とで、明日からやってもらう新しい『あいさつ』の実演を行います。
 特に女子は覚えることが多いので、しっかり見ていてください」

  では――と、亜紀子はMと向き合うと一呼吸分見つめ合い、おもむろに履いているグレーのタイトスカートを、さっとめくり上げた。
 学園の女性は教師といえども下着の着用は禁止されている。
 亜紀子の裸の下半身がMの眼前で、そしてクラス中の男子と女子が見守る中、露になっていた。
 亜紀子にだけわかる程度の小さな音で、間近で見ているMが鼻で笑う。
 Mの視線の先には亜紀子のふっくらとした恥丘と、その下部中央を走る大人らしい肉の割れ目と陰唇、それに本来なら若草のごとくふわりとした質感のはずの 陰毛が、なぜかペットリと柔肌に貼りついていた。
 5人の女子の息を呑む音を、興奮した男子の歓声が押し潰す。
 亜紀子はスカートをめくったまま恥部を晒し、男子たちの好奇の視線に耐えた。



【あいさつ強化週間(前日) 第2話】

「はい、みなさん、静かに!
 注目してください。
 聞いてください。
 サバイバルゲームのときは、あいさつを受けてからスカートをめくる――でしたね。
 明日からの『あいさつ強化週間』では、このようにスカートをめくってからの『あいさつ』です。
 注意しなくてはならないのは、必ず下位の者から上位の者に『あいさつ』をする、ということです。
 黒板にも上下関係を書きましたが、最上位である男子は『あいさつ』を受けるだけになります。
 自分からは行わないでください。
 逆に最下位の女子は『あいさつ』をする専門になります。
 そ、そして私たち女性教師ですが……教師にも今回の『あいさつ強化週間』に参加が命じられました。
 女子のみなさんの生きた手本となるように、とのことです。
 男子のみなさんには我々教師の『あいさつ』も受けていただくようお願いいたします」

 と、スカートをめくったまま説明する亜紀子。
 それを聞いてさらに男子がどよめき、拍手まで起こった。

「やったー。
 ほら、あれ以来じゃない?
 教師指導強化週間」

「俺、あれ好きだったんだー」

 対策会議の席上で、女性教師もこの「あいさつ」に組み入れるべき。
 そして副担任に生徒の見本役をするよう提案したのは、今、亜紀子の目の前で薄ら笑いを浮かべているM本人であった。
 もちろん教師たちは反対意見を出したが、男子の委員のみならず理事長にも却下され、従わざるを得なかったのである。
 そのMの目と鼻の先で亜紀子はスカートをめくって、羞恥の部分を晒しているのだ。

「女子も目をそらさずにちゃんと見てね。
 明日の朝から施行されるんですから。
 いい、スカートをめくるときはモタモタしないこと。
 前も後ろも完全に露出していること。
 シャツの裾などがはみ出して隠してしまわないように気をつけて。
 めくったスカートは今、先生がしているように、身体に巻きつけておくといいわ。
 目安はおへそから下に何もないこと。
 姿勢にも気をつけて。
 内股になったり、腰を引いたりしてはダメ。
 背筋はピンと伸ばして、腰は軽く突き出すぐらいでもいいわ。
 ただやるのではなく、自分の割れ目がきちんと相手に見えているかを意識してやってください」

 きょう、寮に帰ったら各自必ず鏡の前で、入念にこのスカートめくりの練習をしておくこと――と、亜紀子は付け加えた。

「ははっ、聞いた? 綾ちゃーん。
 しっかり練習しとくんだよ。
 僕が見てあげるからね」

「由紀ちゃんもねー」

 男子からヤジが飛んだ。
 寮の鏡はマジックミラーなので、男子寮から丸見えになるのだ。
 頬をわずかに染めながら、亜紀子は下半身丸出しのままで説明を続けた。

「このままゆっくり10数えるくらいは、わ、割れ目を晒してください。
 しっかり見てもらわなければダメよ。
 逆に『あいさつ』を受ける男子はジロジロ見てあげて。
 顔を近づけてみたり、色や形を言葉にして笑ってあげるのもいいでしょう。
 やり方は個人にお任せしますが、自らノーパンのスカートめくりをして割れ目を晒している女子や女教師を思い切りバカにして笑ってあげてください。
 ただし、この時点でのボディータッチは、まだ控えてもらいます」

 さらに亜紀子は、男子に逆らう傾向の強い佐藤希と高瀬真由美の両名を名指しし、決して逆らわないよう、口答えも論外であると釘を刺した。

「他の女子もいい?
 恥ずかしいのはわかるわ。
 先生も同じよ。
 女性器やお尻を男子の目に晒すなんて、決して馴れたりしないし、恥ずかしくて逃げたくなるわ。
 でも規則は規則よ。
 羞恥心を捨てろとは言いません。
 むしろ大事にしてください。
 健全な羞恥心は女性の大きな魅力のひとつであり財産です。
 うんと恥ずかしがってください。
 そしてそれを言い訳にはせず、規則は完璧に、そして従順に従うこと。
 いいですね」

 ふうん――と、亜紀子の裸の股間と顔を交互に見て、Mが笑った。

「こ、ここまではいいかしら?
 質問がなければ次へいきます。
 あいさつの言葉は、これは言うまでもないわね。
 『おはようございます』、『こんにちは』、『さようなら』の3種類ね。
 棒読みにならず、きちんと敬意を込めること。
 最敬礼をしながら言うのよ。
 腰の角度は90度。
 直角に折ってください。
 フラフラしないように両膝は肩幅程度に開くこと。
 これも寮でしっかり練習しておいてください」

 そうして亜紀子は目の前のMに「おはようございます」と丁寧に言いながら、腰を90度に曲げていった。
 新鮮な果物を想わせる亜紀子の整った尻が、後ろに突き出された。
 さらに脚がスッと開かれる。
 背後からは隠しておきたい羞恥の部分が丸見えで、「どこでもお好きにしてください」と言わんばかりの恥態である。

「『あいさつ』をする者は基本、この姿勢を保ったままで、受け手側の『教育』を受けてもらいます。
 『あいさつ』の完了は時間ではなく、受け手側に一任されます。
 『あいさつ』をする者、この場合は私ですが、受け手側のM君に、頭をポンポンと2度叩いてもらうの が、『あいさつ』を確かに受け取ったという『あいさつ承認』の合図になります。
 『あいさつ』をする者は、この『あいさつ承認』をもらえるまで何があってもこの姿勢を崩さずに保持してください。
 いいですか、何があっても、何をされても、ですよ。
 受け手側の男子はしっかり『教育』を行い、上下の関係が明瞭になったと判断できたときのみ『あいさつ承認』を与えてください」

 はーい、先生、質問――と、Mが手を挙げた。

「僕ら受け手側がする、その『教育』って何ですか?
 何をすればいいの?」

 知っているくせに――と、思いながら亜紀子は答える。

「ぐ、具体的には……性的ないじめ行為をお願いします」

「そんなー」
 という女子の嘆きは、圧倒的な男子の拍手と歓声に消されてゆく。

「その際、女子は言うまでもないことですが完全に無抵抗。
 むしろ男子の行為に協力してください。
 非協力的と判断されると懲罰の対象になりますよ。
 『あいさつ』を受けた男子は、どこをどう触ろうと自由です。
 た、例えばクリトリスを摘まみ、しごく等の行為、膣やアナルへの指の挿入、全く問題ありません。
 この『教育』の目的は性的屈辱を通して上下関係をはっきりさせることにあります。
 『あいさつ』をする側、つまり女子生徒と女性教師は、可能な限りの性的辱めを受け、それでも無抵抗で協力的でなくてはならないというみじめさと無力感、敗北 感から下位の存在であることを強く再認識することでしょう。
 反対に男子生徒は、頭を下げてスカートめくりしている者を好きなように気のすむまでオモチャにできるという健全な喜びを通じ、自分は上位であるという認 識を強めてください」

 さらに亜紀子は続ける。

「いいですか、女子の皆さん。
 皆さんの思い上がりや勘違いを是正させるために、男子に協力してもらい、わざわざ指を使ってもらうんですから、その立場をよく理解して感謝の念を持っ て接してください。
 男子は申し訳ありませんが心を鬼にしてもらい、たっぷり辱めてください。
 いじめてください」

 つまり男子は、「あいさつ」をしてきた女子や女教師を好きにイタズラでき、その方法も時間も自由にできるということである。



【あいさつ強化週間(前日)第3話】

 ふう――と、亜紀子は大きく息をつくと、
「この『教育』のときの注意点はまだあるけど……それはとりあえず後回しにします」
 と、言った。

 亜紀子はMに「あいさつ承認」の合図を要請し、ポンポンと頭を2度叩いてもらってから身体を起こした。
 めくっていたスカートも下ろす。

「『あいさつ承認』の後は、行ったあいさつに採点をしてもらいます」

 亜紀子はスカートのポケットから油性のマジックペンを取り出すと、正面のMに手渡した。

「採点の基準は各自に任されています。
 言葉使い、姿勢、従順度、印象、雰囲気、何でも構いません。
 100点満点で記入してください」

 それで記入する場所ですが――と、亜紀子はシャツのボタンをひとつ外し、
「『あいさつ』をしてきた者の上半身にお願いします」
 と、シャツを頭からスッポリと 抜いた。

 そこにも下着の存在はない。
 豊かでありながらも大きすぎず、形の整っている2つの美乳が露になっていた。
 両の袖から先には、まるで拘束着であるかのように、頭から抜いたシャツが丸まっている。
 亜紀子は、舐めるような男子たちの熱い視線に耐えようと静かに目を閉じ、努めて平静を装って見せたが、フルフルと揺れ動くふたつの乳首が内心の羞恥を物 語っていた。

 そのままの姿で亜紀子は
「背中でも胸でも構いません、点数と名前を記入してください」
 と言い、この点数に関わるあいさつのルールを説明していった。


「女子は積極的にあいさつをしてください。
 懲罰の内容等についてはまだ協議中ですが、軽いものにはならないでしょう」

 そして亜紀子は、マジックペンは女子全員に支給されるので、忘れずに持ち歩くことと、つけ加えた。

「ではM君、実際に点数と名前を私に記入してもらえますか」

「はい、おっぱいに書いちゃってもいいんですか?」
 と、M。

 亜紀子は黙って胸を差し出す。
 嫌と言うわけにはいかないのだ。
 左の乳輪を囲むようにゼロが書かれた。

「名前は、そうだな……失礼します」

 いきなり乳首が摘ままれていた。
 亜紀子は声をこらえる。
 乳首がヒョイと引き上げられ、伸びた乳房下部に平仮名で「てん」。
 さらにその下に「M」と書かれた。

「ひどい」
 と、水野由紀。

「なんだよ、それ……しかも0点って」
 と、佐藤希。

「いいじゃん、別に。
 ただの見本だよ」

 亜紀子は、つけられた点数に不満を言ってはいけない。
 理由を聞いてもいけない、と希をたしなめた。

「あのうセンセー、質問があるんですが」
 と、男子生徒の1人が手を挙げた。

「僕ら男子は『あいさつ』を受けるだけってことですけど、何て言うか、リクエストっていうか……。
 例えば亜紀子先生にどうしても『あいさつ』して欲しいってなったら、どうすればいいんですか?」

「普通に『あいさつください』って言えば?」
 と、別の男子生徒。

「いいえ、その場合は目で合図をしてください。
 気配で要請してください」
 と、亜紀子は答えた。

「ええー、それって難しくないですか?」

「それを察知できなければ、できなかった者の責任になります。
 目で合図したのに『あいさつ』してくれなかった、という苦情を寮長の神埼恵理子さんに訴えてもらえれば、その察知できなかった者は何らかの仕置きを受け た後で、必ず『あいさつ』に伺うことになります。
 そのときにたっぷりと『教育』を施して、反省させてやってください」

 質問してきた男子生徒が
「わかりましたー」
 と、ニヤニヤ笑った。

 視線で亜紀子の乳房を撫でている。

「女子は男子が発するサインを見逃さないようにね。
 常に集中しておくように」

 言いながら亜紀子自身が無理だと思っていた。
 積極的に「あいさつ」をさせる方策であるのだが、それは形を変えたリクエストにすぎない。

「せっかく目で合図していただいたのに感じ取ることができず、申し訳ありませんでした。
 どうぞ徹底的に『教育』をお願いします」

 そう言いながら全裸で土下座し、男子生徒の靴を舌で舐める自分の姿が亜紀子には容易に想像できた。
 そして、その程度で済みますようにと、願わずにはいられなかった。



【あいさつ強化週間(前日) 第4話】

 亜紀子は肘から先に絡ませていたシャツを頭から被り、露出させていた胸を隠した。
 これで上半身、下半身とも着衣している通常の状態に戻ったことになる。

 男子生徒たちから失望のため息が上がるのを無視して亜紀子は、説明を続けた。

「今回の『あいさつ強化週間』では私も含めて教師も当事者として参加するので、管理する者は、寮長の神埼恵理子さんになります。
 男子は、あいさつ時における女子や教師に対する不平、不満をどんなささいなことでも構いませんので伝えてください。
 『なんとなく態度が気に喰わない』とか『期待外れだった』『つまらなかった』程度のことでも結構です。
 『教育』をしてくれる男子にそういった感想を持たれることは、『あいさつ』を行った者の失敗であり、その責任を取らねばなりません。
 彼女はすでに幾つかのお仕置きの案をとても楽しそうに検討中です。
 例えば、24時間の衣類着用禁止、これはまだ軽い方ですね。
 例えば、全裸、目隠し、後ろ手に拘束、糸付きのクリトリスリングを装着の上で、不満を訴えてくれた男子に引いてもらって登校。
 例えば、全裸、膣にローター挿入、スイッチを入れたままリモコン部を引きずりながら四つ足で登校。
 例えば、全裸で男子寮のオブジェとして設置され、自力で複数回、さらに男子の手によって複数回昇り詰めるまで放置。
 ……などなど辛いものばかりですし、私も受けたくありません」

 しかし亜紀子は、自分も含めて多くの女子と女教師が罰せられることになるだろうと思っていた。
 なんと言っても男子は何の根拠もない言いがかりや、ただの難癖だけで、恥ずかしい罰を与えることができるのだ。
 立場の弱い女子や女教師の抗弁は、この学園ではまったく通らない。
 それどころか反省の色なしと断罪され、よけいに罰を重くしてしまうことになるのは、亜紀子にはわかりすぎるほどよくわかっていた。
 反論は無駄どころか、火に油を注ぐ行為にしかならない。
 亜紀子自身も学園の意向で、女子生徒にはそのように接してきた。
 今回は自分が責められる立場になったというわけだ。
 逃げるわけにはいかない。
 「あいさつ」であっても、罰を受ける姿勢においても、女子生徒たちの模範となることが亜紀子たち教師に求められているのである。

「いいですか、女子の皆さん。
 普段から男子とコミュニケーションをしっかりとって、正常で良好な関係を保っていれば恐れることはないはずです」

 その言葉が嘘であることは亜紀子自身もよくわかっていた。
 自分を見る男子たちの眼、特に罰の一例を挙げて説明したときの彼らの眼は、楽しいショーを待ちわびるそれであり、まだ中学生ながらに淫らな想像で口元を だらしなく緩めていた。
 彼ら男子が、いつもは教壇で偉そうにしているように見える自分たち女教師を、この「あいさつ」を通じて性的なオモチャにし、さらには文句をつけて、罰という 名の淫猥なショーの舞台に立たせることのできる楽しいイベントを見逃すはずがないのだ。

「それから、女子と私たち女教師には、『あいさつ』に関するレポートの提出が義務づけられています。
 忘れずに毎晩9時までに寮長の神埼さんに提出してください。
 そのレポートの書き方ですが、生徒の代表として生徒会長の三条院結衣香さんの自発的な協力のもと、見本のプリントを作成してあります。
 資料として写真も添付されていますが、実際のレポートには必要ありません。
 それと、男子にはレポート等の義務的なものは一切ありませんが、今回の『あいさつ』についての流れやルールもよくわかると思うので、目を通しておいて損はな いと思います。
 ……では、配ります」

 レポートには、いつ、どこで、誰に、「あいさつ」を行い、「教育」という名の性的虐待をどのように受けたか、そのときの身体の反応、感想、反省点などが事細 かに記入されていた。

「……こんな……ひどい……」

 プリントを受け取った柏原瑞穂が、そう漏らすのも無理からぬことだった。
 添付されている二十数枚の写真には、生徒会長の結衣香が「あいさつ」に名を借りた性的虐待を受けている姿が克明に写し出されているのである。
 そして彼女、三条院結衣香の表情からも、それが決して自発的なものなのではなく、何かの圧力や脅迫によってほぼ強制的に参加させられているのが推察でき るのだ。

 写真の下に自筆でのキャプション、つまり説明文が屈辱的な文言で載せられていた。


 レポートの本文も同様にひどいものであり、それを男子たちが楽しそうに読んでいる。

――男子二人の指で弄っていただいて、とてもあっさりと、しかもすごく感じてしまい、自分の淫らさを再認識させていただきました。
――毎晩のオナニーのときの自分の細い指では得られない快感。
――実はスカートをめくる前から期待に胸を膨らませて、オマンコをじくじく濡らしていました。 それを隠すために恐い顔になっていたと思います。 猛省しま す。
――この「あいさつ」の「教育」を通じて、いかに自分がちっぽけで、スケベなだけのバカな牝だったかというのを思い知らせていただきました。 感謝します。 そし て「教育」してくださった男子には心からの敬意を持つことができました。
――明日からもこの素晴らしい「あいさつ」に積極的に参加したいと思います。

「この三条院さんのレポートを見習って、適切な語句、適切な表現を使用すること。
 あなた方ももう2年生だから、わかるわね」
 と、亜紀子は結んだ。



【あいさつ強化週間(前日) 第5話】

「それでは次に」
 と亜紀子はMと向き直り、
「M君に協力をしてもらって、あいさつにおける『教育』の実演を行いたいと思います」
 と、言った。

 やっと下ろしたばかりのスカートを再度亜紀子はめくり上げ、頭の中でゆっくり10を数える。
 何度やっても生徒たちの見ている前で、ノーパンの下半身を晒す恥辱は薄れてくれない。
 みじめだった。しかも、今度は見せるだけでは済まないのだ――。

「で、では……始めます」

 亜紀子は「こんにちは」と、声を上げながら、Mに対して頭を下げ、腰を90度に曲げる最敬礼の格好で、両脚を肩幅よりも大きめに開いた。
 背後からはすべてが見えていることだろう。

「本当に『教育』、やっちゃっていいんですか? 先生」
 と、M。

「……ええ、お願いします。
 女子のみんなも……ちゃんと見ててね」

「でも『教育』って性的イジメのことでしたよね?
 ここで先生の、その丸出しにしているお尻やオマンコをいじっていいの?」

「……はい……」

 席に着いて見ている男子生徒たちから
「いーなー、替わってよ、M君」
 と、声が上がった。

 フフッ――と、Mは鼻で笑い、亜紀子の斜め後ろにつくと、ペチペチと尻を叩いた。
 そして、「じゃあ、始めますか」とつぶやくと、右手を亜紀子の股間に差し入れた。
 そのまま剥き出しの肉裂をまさぐる。

「……んっ! ……っ!」

 覚悟はしていたつもりだった……が、想像以上のみじめさが亜紀子を襲う。
 しかも、いじられている恥肉は亜紀子の期待を裏切り、残酷な快楽を発生させていた。

「あれっ! あれ、あれー?
 何です、これ?
 亜紀子先生すっごい濡らしてる!
 あ、こっちも。
 クリもこれ、ピンピンだ」

 Mは、教室にいる全員に聞こえるように、ことさら大きな声を出した。

「うっ……ご、ごめんなさい……」

「フンッ……、『教育』の実演まで時間を稼いで、身体を落ち着かせるつもりだったでしょう」
 と、Mが亜紀子の耳もとで囁いた。

「残念、ムダなあがきでしたね。
 あの薬はそれほど強力でもない代わりに、持続力があるんでね。
 かえって逆効果だったんじゃないかな?
 もう、たまらなくなってるでしょう?
 バカだなー。
 ヘタな小細工をした罰です。
 たっぷり恥をかいてもらうよ。
 亜紀子センセー」

 亜紀子の身体状態には訳があった。
 ホームルームの直前まで行われていた職員会議のことである。
 亜紀子たち副担任たちは「あいさつ強化週間」の生きた見本役となることが決定された後、その際、身体を絶頂寸前の状態にして臨むよう言い渡されたのであ る。
 教師は、「あいさつ」における姿勢の手本だけでなく、厳しい「教育」を受けながらも耐え忍ぶありようや、そのときの正しい絶頂の陥り方など、身をもって 示すべき……と、男子生徒の委員から提案されたのだ。
 女子生徒の模範たれ――と、理事長によって快諾されたその残酷な提案は、即座に実行されることになった。
 まずは現在の身体状態の確認ということで、亜紀子たち副担任は、職員室の一角でまんぐり返しのポーズで並ばされ、自分の両手で肉裂を目いっぱいに開いて 見せることを強いられた。
 そのまま男子生徒委員たちと担任教師による厳しいチェックの結果、全員が発情不足と判断され、亜紀子たち副担任らはクリトリス、膣内、アナルの3ヵ所に 適量の催淫剤が塗り込められ、自慰をさせられることになった。
 果てることが目的ではなく、その直前状態になることが求められたのである。
 ジャッジを下す役は男子生徒委員に任せられ、クリトリスを摘まんだときの反応と勃起度、並びに膣内に小指1本を挿入したときの反応と温度などから判断 された。
 公正を期すため……と言われ、副担任たちは全員が一律に同時に高レベルの発情状態に達することを求められ、何度となく自慰や中断を繰り返させられたのであ る。
 その状態――つまり、あとほんの一歩で逝ってしまいかねない危険な身体状態で、やっと亜紀子らは合格判定を受け、すぐさまホームルームを行うために各教 室へと向かわされたのである。

 今、亜紀子の身体状態について驚いている振りをしているMも、男子生徒の委員として職員会議に参加していたので当然理由は知っている。
 知っていながらわざと言葉で辱めているのだ。

 亜紀子から弁明はできない。
 職員会議の内容は原則非公開で、伝えるように言われたこと以外は口外してはならない決まりである。
 たとえ淫乱というそしりを受けても、反論の術はなかった。

「これってアレですか?」
 と、亜紀子の性器をまさぐりながらMは
「汗でもオシッコでもないですよね。
 なんか妙に粘っこいし……これまさか本気汁ってヤ ツ?」
 と、笑う。

 Mは、亜紀子の淫肉をわざと音が出るようにまさぐり、その指を全員に良く見えるように掲げ、亜紀子の目と鼻の先に差し出した。

「くっ……そ、そうだと思います」
 と、亜紀子。

「えー!マジですかー。
 それって先生、発情してるってことじゃないですかー。
 だって、まだ僕ほんのちょっとしか触ってませんよ。
 あ、先生、もしかしたら僕たちに『あいさつ』の説明しながら興奮してたとか?
 どうなんです、亜紀子先生」

「……そ、それは……」

 Mの意図は明らかだった。
 亜紀子の早すぎる性的興奮状態をあげつらい、変態の淫乱女だという烙印を押して、辱めたいのだ。
 それがわかっていても口を閉ざしている訳にはいかない。
 逆らうことも許されない。
 今の亜紀子には、新しい「あいさつ」における女子生徒たちの手本となるべく責任が課せられているのだ。
 「教育」を施してくれる相手に対し、口答えはもとより、無視も許されない。

「そ、そうかもしれません……」

「ええっ! それってドMっぽいですね。
 だってあれでしょ。
 性的虐待を受けるこのあいさつや、うまくいかなかったときに受けるお仕置き想像しながら濡らしてたってことじゃないですか。
 ねえ、先生」

 そこでMは一拍おいて、フッと笑う。
 指は少しも止まることなく、亜紀子の性感を刺激し続けていた。

「ご自分がクリトリスにリング着けられて、素っ裸で引き回しにかけられたり、男子寮で見世物みたいに放置されて逝かされたりするのが好きなんですか?
 すごいですねー。
 あははははっ」

「じゃあ、こんなのはどうです?」
 と、Mは亜紀子の陰部をいじり続けていた右手を上げ、パチーンと尻に振り下ろした。

「ううっ……」

 2度、3度、4度、5度……10回を越えてから数はわからなくなった。
 亜紀子は教室で自ら尻をまくり、性器までも露出した格好で、生徒にお尻をぶたれる屈辱に涙ぐんだ。
 ぶたれる物理的な痛みよりも数十倍もの屈辱が亜紀子を襲っていた。
 そして恐ろしいことに、さっきまでMの指でいじられていた部分が、女の肉がズキズキ疼いていた。

「どう? 亜紀子センセー。
 気持ちいい?
 感じる?」

「………………は……い…………」

 小さな小さな声で亜紀子は答えた。
 聞かれたくなかった。
 知られたくなかった。
 認めたくなかった。
 亜紀子は催淫剤のせいだと自分に強く言い聞かせた。



【あいさつ強化週間(前日) 第6話】

「あのう……先生」
 と、ひとりの男子がたまらず手を挙げた。

「僕らは、その……参加できないんですか?
 『教育』ができるのは『あいさつ』を受けた人、ひとりだけなんですか?
 だってほら、このプリントの生徒会長さんには複数の手が……」

「……か、構いません。
 ……『あいさつ』を受けた人が……許可を与えれば……な、何人でも……同時に」

 と、亜紀子。

 亜紀子の答えに男子たちは色めき立った。
 僕も、俺も……と次々に手が挙がる。
 Mは、じゃんけんをさせて勝ったふたりを「教育」に参加させた。

「やったー!亜紀子先生、失礼しまーす」
「あっ!ほんとに濡れてる」
「おい、中、中に指入れてみ。
 熱くてヒクヒク締め付けてきて、おもしろいから」
「ははっ、クリ、ピンピン。
 オマンコ汁塗ってしごいてあげますからねー」

 新しく参加したふたりは、夢中で亜紀子の恥肉をいじり回す。

「亜紀子先生ってアレですね。
 見かけによらず感じやすい……っていうか、淫乱っていうんですか?
 ひょっとしたら欲求不満とか?
 毎日ちゃんとオナニーしてます?
 はははっ」

 その男子生徒の軽口を聞こえなかった振りをし、亜紀子は思い出したように、「あいさつ」の説明を付け加えた。

 それは、これが「あいさつ行為」であることを忘れずに、登下校の際、野外でも恐れずに行うこと。
 そして、野外の方がより羞恥心と屈辱感が高められることによって効果的であるとし、学園は推奨している――ということだった。

「……遅刻に気をつけて……あっ……じょ、女子は早目に……寮を……」

 説明している間も男子たちの指は止まらない。
 亜紀子は、恥ずかしい喘ぎをこらえながら、男子だけは「教育」熱心によるものとして、遅刻の罰則が免除されるが、女子は理由の有無や内容に関わらず厳格 に罰則が適用される……と説明し、男子たちを喜ばせ、女子たちを落胆させた。

 女子生徒たちよりもさらに大変なのは、亜紀子ら教師たちである。
 登校してしまえば授業の準備等の通常業務に忙殺されてしまい、校内だけで1日7回以上のノルマを果たすのは困難だろう。
 どうしても校外、つまり野外でスカートをめくり、「教育」という名の性的虐待を求めねばならない。
 それに、教師は率先して女子生徒の模範になるようにと、理事長からきつく厳命を受けていた。

「ねえ先生」
 と、「教育」に加わっている男子のひとりが
「僕、ちょっとアナルもやっちゃっていい?」
 と、亜紀子にきいた。

 亜紀子は本心とは真逆であったが「はい」と答え、両手を後ろに伸ばして尻たぶを開き、自分のアナルを男子に晒して見せた。
 「教育」には協力をしなければならないし、その姿を手本として女子たちに見せねばならないのだ。

「あ、ちょっと待って」
 と、M。
 ついでに、こいつの説明も――と、ポケットからある器具を取り出し、亜紀子の眼前にぶら下げた。

「……はい……そ、そうですね」
 と、亜紀子。

「これは……鼻フックと……呼ばれるもので……つ、使い方は――」

「実際に使えばわかるよ」
 と、Mが亜紀子の鼻の穴にフックを入れ、ついている紐を引いて、うつむいていた顔を引き上げた。

「……くぅっ! ……使い方は……見てのとおりで……女というものは……か、隠れて舌を……出してたりするので……確認を……。
 男子全員に支給……されますので……せ、積極的に使ってください……ヒッ!」

 いじられながらも、やっとの思いで説明を終えた亜紀子のアナルに、男子の指が無造作に挿入されていた。
 「嫌っ!」と、言いそうになるのを必死にこらえた。
 その顔を鼻フックで引き上げられ、晒される。
 膣に入れられてる指は、かき回されている。
 アナルの指は、出し入れされている。
 クリトリスは摘ままれ、転がされている。

「あっ……あぁっ……ふっ……ふひっ……」

 みじめだった。
 が、その感情は性感を鎮める役にはたってくれず、ともすればそれは背徳の悦楽に転化されてしまい、亜紀子をより崖っぷちへと追い詰めてしまうのだ。

「ふっ……あっ、くっ……あっ、あっ、あぁっ……」

 遠慮のかけらもない3人の男子たちによる淫らな3ヵ所責めに、亜紀子の両膝がブルブルと震えた。
 もはや腰を90度に折り曲げた開脚姿勢はを維持するのが困難になりつつある。
 いつの間に亜紀子の顔が下を向いていた。
 ……が、それを許さず、Mの左手が鼻フックで引き上げさせる。
 右手はクリトリスをいじったままだ。

「ほら、ダメじゃない、先生。
 下なんか向いてないで、ちゃんと見本の役を果たしてよ」

「なー、なー」
 と、参加している男子のひとり。

「先生にアレやってもらっていいかな?
 ほら、プリントで生徒会長がやってたヤツ」

「あー、はい、はい、アレね。
 もちろんだよ、やってもらおう」
 と、M。

 亜紀子のアナルから指が抜かれていた。
 そして――

「はい、先生。
 汚れちゃったからキレイにしてよ。
 口で」

 亜紀子の口元に、さっきまで彼女のアナルを蹂躙していた男子の人差し指がつき出された。

「そっ! …………」

「まさか嫌だなんて言わないよねー。
 あの生徒会長さんだって喜んでやったんだから。
 喜んで、ね。
 ふふっ」

 亜紀子はその指から目を逸らし、
「……わかり……ました」
 と、答えた。

 どのみち拒否する自由はない。
 躊躇しても苦しみが増すだけなのだ。
 亜紀子は化粧っけのない薄紅色の唇を開き、差し出されている自分の汚れが付着した指を咥えた。

「スッゲー!マジでやったよー!」
 と、もう1人の男子が騒ぐ。

「ただ咥えただけじゃダメだよ。
 わかってるでしょ、センセー」
 と、Mが薄ら笑いを浮かべた。

 亜紀子は軽く頷き、口中の指に舌を使った。
 キレイにしなくてはならないのだ。
 首を前後させて唇でしごく。
 さらにチュウチュウと、吸い付いた。

「うひー、何これ、気持ちいいー。
 ヤミツキになりそう」

「うそ、そんなに?
 じゃ、次、僕も」

 今度は膣をいじっていた指が抜かれ、口元につき出されていた。
 亜紀子は自身の愛液にまみれているその指を口に含んだ。

「んんっ!」

 愛液まみれの指の清拭をしている最中に、再びアナルに指が挿入されていた。
 さっきキレイにしたばかりの指である。

 何かが動いた気がして亜紀子は横目で見る。
 そこには窓ガラスに哀れな女が映っていた。
 スカートをめくって尻を差し出し、アナルに指を出し入れされながら、膣をいじられていた指をしゃぶる最低のバカ女だ。
 悲しいのは、それでも淫らな疼きも飢えも一向に引いてくれないことだった。
 ベトベトに濡らしているのは見るまでもない。
 もし今、誰の目もなかったら確実に指を使い、メチャクチャに自分を慰めるだろう。

「ほら、先生」
 と、Mが鼻フックを使って亜紀子を女子生徒たちに向けさせた。

 まるで家畜のようだと思う。
 私は世界一はしたない牝の家畜なのだ。

「女子たちみんな、先生から目を背けているじゃない。
 これじゃあ見本になってないよ」

 女子生徒たちがそうするのは当然だと思った。
 淫ら過ぎるのだ。
 あさまし過ぎて正視に絶えないのだ。
 それでも亜紀子には指導しなくてはならない責任がある。

「……み、みんな……しっかり見て……く、ください……あっ、あっ、あっ……」



【ある日の懲罰】

「ほら、早く歩いてよ、先生、もう……。
 裸で目隠ししてるっていっても、僕がちゃんと、この糸を引いてあげてるんだから平気でしょ。
 手を縛られてても、靴だって履かせてあげてるんだしさー。
 今朝は暖かいし、風もないのになんでそんなに震えてるの?
 モタモタしてるとまたお尻叩いたり、乳首ねじっちゃうよ。
 嫌でしょ、痛いでしょ、アレ。
 え……なに? ……クリトリスが痛いって、何さ!
 僕、ちゃんとしてあげてるでしょ。
 まっすぐ引っ張ったら痛いかなって思って、犬の首輪つけて、そこを通して引いてるんだから。
 ちょっと上に引っ張られるだけじゃない。
 先生だって、ありがとうって言ってたじゃない。
 僕ちゃんと昨日3年生の先輩たちに聞いたんだから。
 『明日、僕が先生に罰を与えることができるんですけど、こんなやり方でいいですか』って。
 偉いなぁ、すごいなぁ、よく考えてあるな……ってみんな褒めてくれたよ。
 クリトリスリングのはめ方や、リングの内側に塗るお薬だって、ちゃんと聞いたとおりにやってるんだから。
 痛いだなんて嘘ついて僕を騙そうとしてもダメだよ。
 先輩たち、言ってたよ。
 罰を受ける人はみんな嘘をつくって、ごまかそうとするんだって。
 特に先生が相手のときは言いくるめられないように気をつけろって。
 このローターだってすごいでしょ。
 絶対に外れないように、真ん中にカッターで切れ目を入れて、そこに糸を巻きつけてるんだよ。
 場所だっていいでしょ。
 先生のおへそあたりでブラブラするようにしてるんだ。
 糸電話を見て思いついたの。
 ずっと超弱い振動がクリにいくんだよ。
 寝ないで考えたんだー。
 あ……ほらー……先生がモタモタしてるからみんな集まってきちゃったじゃない。
 みんなに見られてるよー。
 だいたい先生は僕をバカにしてるでしょ。
 さっきだって勝手に逝っちゃったじゃない。
 『見たいから逝きそうなときは言って』って言ったのにさ。
 僕もう1年生なんだからねー。
 小学生じゃないんだからね。
 いいよ、僕のことバカにしてないっていうなら命令だよ、先生。
 僕には先生に命令する権利があるんだからね。
 そこで立ちションして見せてよ。
 そこでだよ。
 今、そこで。
 僕、女の人が、どんなふうに立ちションするのか見たいんだ。
 ごまかそうとしたってダメだからね。
 先輩はできるって言ってたよ。
 ……そうだ!
 立ちションしてる間にこの糸をクイクイ引っ張って先生を逝かせてあげる。
 絶対逝かなきゃダメだからね。
 逝かなかったら、浣腸の刑だよ。
 立ちウンコさせるからね。
 あははははっ、先生がお外で立ちウンコ……おもしろいよねー。
 立ちウンコの間も糸を引いてあげる。
 それでも逝かなかったら、もう知らないからね。
 置いていっちゃうから。
 あの木の枝に、この糸を結んで僕、行っちゃうから。
 うんと引っ張って、先生がつま先立ちになるようにして行っちゃうから。
 僕が学校終わってここに戻ってくるまで、クリトリスを吊られながら反省してればいいさ。
 先生はきょう学校に行けなくなるけど、そういうお仕置きを与えてもいいって言われてるからね。
 ほらっ、早く立ちション始めてよ。
 ――玲子先生」



【あいさつ強化週間(前日) 第7話】

「も、もう、いいでしょ。
 あんたたち、いいかげんにやめなよ」

 見るに見かねて声を上げたのは、女子生徒のひとり、佐藤希である。

「そうよ」
 と、高瀬真由美もそれに続いた。

「何、言ってんの? 君たち」
 と、M。

「僕たちは先生の指導してくれたとおりにやってるだけじゃない。
 それにね――」

 Mは面白半分に鼻フックをクイクイと引き上げ、眉を寄せて苦痛に耐えるような亜紀子の顔を女子たちに晒すと、

「そもそも亜紀子先生がこんな目にあっているのは誰のせいだと思ってるの?
 君たち女子が普段から生意気な態度を取らず、僕たち男子に敬意を持って従順に接してさえいれば、こんな新しい『あいさつ』なんて話は出なかっただろう さ。
 亜紀子先生にしてみれば、君たちの不遜な態度のせいで、巻添えを喰ってるみたいなもんなんだよ。
 わかってんの?
 文句垂れる暇があったら少しは反省したら」

 と、つけ加えた。

 Mは、反論できずに悔しそうにしているふたりを横目に、膣とアナルの両方に指を出し入れされ、苦しそうな鼻息を漏らしている亜紀子の尻をペチッとひとつ 叩いた。

「ほらー、先生がそこで発情期の牝ブタみたいに鼻を鳴らしてオマンコ汁垂らしてばっかで、肝心の説明をいつまでも始めないから、僕らが悪者みたいに言われ ちゃったじゃない」

 ご、ごめんなさい――と、小声で謝る亜紀子。男子たちの指による望まぬ性的絶頂は、もう間近に迫っていた。

「……くっ……女子のみんな……聞いて……。
 い、今の私のように……ふっ、ふっ……、
 ……『教育』を受けている……最中に……かっ、感じてしまうことは……あると思うの……。
 あっ……わ、わかるわね。
 そ、それはいいの。
 ……感じさせて……もらって……だ、男子に感謝と敬意……自分の……あさましさを……認識……ふうっ!
 で、でもね……」

 Mを含めた3人の男子たちは、亜紀子の説明の間も一向にイタズラの手を緩めず、クチャクチャという恥ずかしい汁音を彼女の股間から奏でさせていた。

「でも……逝、逝ってはダメ。
 ……アクメ……は……こらえて……が、我慢を……あっ、あっ、あっ……」

 快楽に身を任せて手放しで性的絶頂に陥ってしまえば、まるで自己の快楽のために男子たちを仕えさせているような誤解を生む。
 それは今回のあいさつの主旨に著しく反する――ということを亜紀子は、息も絶え絶えの状態で伝えた。

「で、できるだけ我慢を……。
 で、でも……どうしても……無理なら……だ、男子に……うっ、うっ……謝って……必ず……必ず許可を……もらって……
 無許可で……ふっ……絶対ダメ……です」

 さらに亜紀子は男子に向けて、許可を求められても簡単には許さず、何度も焦らして泣かせることで、他者を支配する喜びや征服する楽しみを味わってもらい たい、と告げた。
 もちろんそれは亜紀子の思いからは遠く、学園の方針であった。

「ふーん……。
 で、亜紀子先生は今、どうなの?」
 と、M。

「……ごめんなさい。
 ……も、もう……ダメ……みたいです。
 ……逝、逝っちゃいそう……あっ……きょ、許可を……お願い……」

 それは亜紀子の敗北宣言だった。
 そしてその言葉に嘘はなく、3人の男子たちによる稚拙ながらも無節操な指技は、着実に亜紀子を性的悦楽の淵まで追い詰めており、未だ転落せず、持ちこた えられていることが不思議なほどであった。

「あははっ、何、言ってるの?
 ダメに決まってるじゃない。
 今、先生が『焦らして泣かせろ』って言ったばかりでしょ。
 まだまだ僕たちのオモチャになってもらうよ」

 頑張ってね、先生――と、Mは指の動きを加速させた。

「ひっ! ……で、でも……ふっ、ふっ、ふっ……
 ……でも本当に……もう、もう……あっ、ぁぁぁ」

 なんて情けないことだろう、と思う。
 が、今の亜紀子にできることと言えば、面白半分に指を使っている男子に許しを乞うことだけなのだ。
 職員室で塗られた催淫剤も未だに効力を発揮している。
 もしも……もし無許可で逝ってしまうようなことになれば……。

「ふうん、さすがにがんばるねー、亜紀子先生。
 ま、そりゃそうか。
 さっきの会議で理事長が言ってたもんね。
 『あり得ないとは思うが、無許可で生徒たちの前で逝くような恥知らず、役立たずな教師は、厳正に処分する』ってね。
 亜紀子先生、逝っちゃったら処分だよ、処分。
 どうする?
 しかも連帯責任で担任の玲子先生まで責任負わされるんだから、がんばらないと。
 あははははっ」

「くっ、くぅうぅ……お、お願い……します……も、もう、もう……」

 男子生徒たちは明らかに楽しんでいた。
 自分の指の動かし方と亜紀子の反応を照らし合わせ、学習し、着実に弱点を攻めてゆくのだ。

「もう止めて!」

 あまりにも苦しげな様子を見るに見かねて、再び佐藤希が、声を上げた。

「止めないよ」
 と、Mが鼻で笑った。

「止めてったら」
 と、希。

「亜紀子先生は、このままみんなの見ている前で逝くんだよ。
 それは会議でも決まっている。
 先生は君たちの見本となる役だからね。
 決定事項ってやつさ。
 ただし許可を出すか、出さないかで、その後の結果は大違いになるけど」

「……じゃ、じゃあ、せめて許可を……。
 お願い、M君」
 と、柏原瑞穂。

「本当はね、そうするつもりだったんだ、瑞穂ちゃん。
 でもね、気が変わったよ。
 君たち女子が、特に希ちゃんがうるさくてちょっとムカついたからね。
 ただの八つ当たりだけど、先生には無許可で逝ってもらうよ。
 亜紀子先生も玲子先生も希ちゃんたちのせいで、厳正な処分とやらをくらうといいのさ」

「そんな……」
 と、瑞穂。

「卑怯よ! 私にムカついてるなら私に来なさいよ」
 と、希。

「やーだねー。
 そこで見てなよ」
 と、M。

「さあ、亜紀子先生。
 いつまで我慢できるかなー。
 あははっ」



【あいさつ強化週間(前日) 第8話】

 亜紀子の敗北はすぐそこまで迫っている。
 今や、それは誰の目にも明らかだった。

「……どうしたら……どうしたら先生を許してくれるの?
 許可を出してくれるの?
 私が悪いっていうなら……あ、謝る……から……」

 希が呟くように言った。

「ふん、口だけじゃダメだね。
 本当に謝る気があるなら脱ぎなよ。
 素っ裸になってもらおうか。
 希ちゃんだけじゃない。女子5人とも全員だよ。
 そこに一列に並んで、手は後ろに組んで、脚開いて、腰突き出して、オマンコがよく見えるように立つんだ」

 いいね、いいねー、最高――と、男子たちから歓声が上がった。

「……わかった。やるよ」
 と、希が立ち上がり、
「だけど私ひとりで許して。
 その代わりに何でもするから」
 と、脱ぎ始めた。

 高瀬真由美が続いて立ち、無言で脱ぎ始め、次に、水野由妃、柏原瑞穂、川上綾と続いた。

「みんな……」
 と、希。

 5人の女子たちは頷き、視線を交わした。

「ははっ、いいね。
 うちの女子全員のストリップだ」

「早く並んでよ、割れ目を見比べてあげるからさ」
 と、男子たちが手を叩いた。

「へー、みんな、すごいなー。
 先生思いだねー」
 と、M。

「じゃあ、そうだなー……。
 希ちゃん以外の4人はそっちの壁に並んで。
 脚をうんと広げて立つんだよ。
 自分の足首と隣の人の足首をクロスさせて、脚が閉じていかないようにね。
 そう、そう、両手は後ろに。
 腰ももっと出して。
 それと――」

 Mの指示で4人の女子が全裸の開脚姿で並ばされた。
 クラス中の男子の視線が4人の胸に、割れ目に集中する。

「希ちゃんはまだ生意気な感じが抜けてないようだから、そうだな……机に上がってオマンコ丸出しのM字開脚でオナニーでもしてもらおうか」

「なっ!」
 と、希。

「嫌なら別にいいさ。
 先生は無許可で逝って処分を受けることになるだろうし、そっちの4人は脱ぎ損になるね。
 でも、もしやるんなら……そうだ、競争にしよう。
 希ちゃんが先にオナニーで逝ったら、亜紀子先生に許可を出してあげるよ」

 希が唇を噛んで、Mをにらみつけた。

「ははっ、恐いなー、希ちゃん。
 で、どうするの?
 先生を助けるために公開オナニーする? しない?
 どっちでもいいけど、さすがに先生、もう逝っちゃうよ。
 早く決めて」

 ほかの4人の女子まで巻き添えにしておいて、自分だけ何もしない訳にはいかない。
 心は決まっていた。
 希は机に上がってお尻を降ろし、立てた両膝を開いていった。

「いい覚悟だねー、希ちゃん。
 それにいい眺め。
 どうしたの? 見せてるだけかい?
 早いとこ、そのイヤらしいオマンコいじって逝ったらどう?
 逝ったふりしてもダメだよ。
 ちゃんとチェックするからね」

 希は静かに目をつぶり、自分の恥肉に手を伸ばした。
 クラス中の男子全員、いや、女子すらも見ている中で、本気のオナニーを披露しなければならないのだ。
 ……が、それを迷っている暇はない。
 目の前で男子たちにいじられ続けている亜紀子は、もう、言葉すら出せない様子で、固く目を閉じて、必死にこらえているのだ。

「あっ! 見て、見て。
 希ちゃんが始めたよ」

「スゲーな、マジでやってる」

 希は、男子たちの野次と嘲笑を努めて無視し、ひたすら恥肉を刺激することに没頭した。

「急がないと先生が逝っちゃうよ」

「僕が手伝ってあげようか?」

 独りでやっていると、ここは寮のいつものベッドの中だと自分に言い聞かせ、希はクリトリスを愛撫し続けた。

「へー、あれが希ちゃんのやり方かぁ。
 くふふっ」

「がんばれ、希ちゃん。
 亜紀子先生に負けるな」

 希は、何も聞こえないふりをしながら、自身の股間から湧き起こる快楽に気持ちを集中させた。

「……んぅ……ふぅ……」

 自身の性器を嬲った。
 虐めた。
 音が出ていた。
 みんなが見ている。
 きっと笑われている。
 それでもいいと思った。
 辛くて恥ずかし過ぎてどうにかなってしまいそうだったけど、それでも指の動きは止めない。
 早めた。

「あっ……あ、あっ……」

 快感の波が来ていた。
 希はそれを逃さぬように、集中して指を使う。
 無心で、一心不乱に。
 貪欲な腰が浮きそうになっていた。

「うっ、あっ、いっ、逝く……ぅぅぅぁぁああああっ!」

 希の性器から腰の奥まで、甘くて淫らな電撃が走った。

「おっ! 逝った。
 希ちゃんが逝ったぞ」

「マジか、はえー。
 エッロいなー」

 男子たちの拍手と嘲笑と野次を浴び、無数の好機の視線が刺さる中、希の公開オナニーは終了した。

 その後、希にはさらに屈辱的な検査が待ち構えていた。
 数人の男子が希の膝の間に頭を寄せて注視する中、果てた直後の愛液でまみれた陰唇を両手で開かれ、覗かれ、膣に指を挿入され、クリトリスまでも摘ままれ たのである。
 希はそれに一切逆らわなかった。
 時間がない。
 このアクメ検査の最中にも、男子による亜紀子先生への玩弄は続行しているのだ。

「約束よ……早く」

 検査の結果、公開オナニーによるアクメを認められた希は、Mに約束を果たすよう迫る。

「ん? ああ、そうだったね。
 でも、よくあんな恥知らずなことできるよね。
 クラス全員の見ている前で公開オナニーなんてさ。
 ははっ、普通の女の子だったら死んだって嫌なんじゃない?
 それにしても早かったよなー。
 けっこうドスケベだね、希ちゃんって。
 それにすっごい乱暴にいじるんだね。
 あれ、痛くないの?」

 でも、逝くときの声は可愛かったよ――と、Mはひとしきり希を侮蔑し、笑った。

「ごめんね、先生、待たしちゃって。
 希ちゃんのオナニーがあんまり面白かったもんだから」

 亜紀子は、Mにペチペチとお尻を叩かれながら、アクメの期待に震えた。
 我ながら情けないと思いながらも、忍耐の限界はとうに過ぎていた。

 膣とアナルをいじられ続けている亜紀子のクリトリスに、トドメとばかりにMの手が伸びる。

「じゃあ先生。
 逝ってよし――」

 必死に耐え続けた快楽を亜紀子は一気に解放した。
 爆発する性の喜びに、目の前が白く発光し、腰が喜びにブルブルと震えた。

「あ、あああああっ!」

「――って僕が言ったら逝くんだよ。
 ……ん、あれ? 何で、もうイッちゃってるの?
 まだ、許可してないじゃない」

 Mの言ってる意味を亜紀子が理解するまで、少し時間がかかった。
 待ちに待ったアクメの大きさに腰が抜けて、床にへたりこんでいた。

「な、なんだよ、それ!」
 と、希が怒りをあらわにした。

 亜紀子は未だ立ち上がることができず、呆けたようにMを見上げている。

「ダメじゃない、センセー。
 人の話は最後まで聞かないとね」

 ふざけるな――と、希が叫ぶ。

「ははっ、悪かったね、冗談だよ。
 ただの冗談。
 このことで亜紀子先生が『無許可で逝った』なんて学園に言いつけるつもりはないさ。
 でもね――」

 未だ立てずにいる亜紀子をMが見下ろす。

「どうして座っているのさ、先生。
 僕はまだ『あいさつ承認』を与えてないでしょ。
 先生さっきご自分で説明しましたよね。
 『あいさつ承認』を受けるまでは何があっても、何をされても姿勢を崩すなって」

 亜紀子は、ハッとして、慌てて立ち上がろうとする。

「それはダメだよね、先生。
 亜紀子先生が逝ったのは僕の許可の後だというのは認めるよ。
 まぁ、そこは問題ない。
 だけど1回逝ったくらいで、姿勢を崩して座り込んでしまうってのはどうだろう?
 あいさつ強化週間の見本役の責任をまっとうできたと言える?
 だって考えてごらんよ。
 明日から始まるこの『あいさつ』で、もし希ちゃんたち女子生徒が姿勢を崩したとしても、『先生だってできなかったんだから仕方ないでしょ』なんて開き直られ たらどうするの?」

 そんなこと――と、希が口を出そうとするのを、Mは手で制した。

「『あいさつ承認』を受けるまで動いてはならない――というのはこの『あいさつ』の肝。
 最重要部分なんだよ。
 だって極端な話、いつでも動いていいなんてなったら、みんなお尻だけ出して、後はさっさと逃げ出すに決まってるでしょう。
 先生は、その最も大切な部分の見本を示せなかった。
 女子にも男子にも誤解と混乱を与えるような見本になってしまったこと。
 これはさすがに見過ごせませんね。
 学園側に黙っておく訳にはいきません。
 下手したら、さっきまで先生ががんばって耐えていた『無許可で逝く』なんてことより、もっともっと重い処分を受けるかもしれませんね。
 残念です、亜紀子先生」

「希ちゃんの公開オナニーも、女子たちのストリップも全部先生が無駄にしちゃったね」

 と、Mは楽しそうに笑った。



【あいさつ強化週間(前日) 第9話】

「……うん、こんなもんかな。
 ……みんな準備いーい?
 じゃカメラ回すよー」

 今、亜紀子は教室のほぼ中央で全裸で正座させられていた。
 机も椅子も隅に移動され、さながら即席のステージのようでもある。
 いや、これから始まることを考えれば刑場といったほうが近い。
 特に、亜紀子にとっては――だ。

 「あいさつ承認」を受けてもいないのに、我慢を幾重にも重ねた末のアクメの爆発の衝撃に耐えきれず、腰を落とし、あいさつの姿勢を崩してしまった後、亜 紀子はMからある提案を受けた。

 亜紀子のホームルームにおける不手際を報告しない訳にはいかない。
 が、下される処分の減刑を求める方法ならある――と。

 それが罠だということは亜紀子にはわかりきっていた。

 ……が、
「少なくとも連帯責任によって担任の玲子先生まで被害が及ぶのは、確実に防げる。
 約束するよ」
 というMの一言によって、それを断るという選択肢はな くなっていた。

 自分だけのことで済むなら――と、亜紀子はMの言いなりになることを了解した。

 それは、亜紀子の不手際によって被害を受けた者――つまりクラスの男子生徒たち――が考案した罰を甘んじて受け、それに自主的に協力することで自身への猛省 を促し、さらにその様子を録画したものを学園側に提出することで、処分の減刑の嘆願とする……というものだった。

 男子生徒たちは数分間の協議の末、その罰の内容を亜紀子に伝え、必要な下準備を施し、舞台を整えた。

 普段の授業とは裏腹に、非常に楽しげに、まとまってテキパキと動く彼らを横目に、全裸のままの5人の女子生徒は、互いに寄り添うように教室の隅で呆然と 立ち尽くしていた。
 当の亜紀子が納得し、従順に罰を受ける姿勢を示している以上、抗議のしようもない。

「あなたたちにも迷惑をかけてしまって、ごめんなさい。
 本当に悪かったわ」

 亜紀子は5人の女子生徒たちに本心から謝罪し、特に自分を救うために公開自慰という大恥まで晒すはめになった希をいたわるように強く抱きしめた。
 そして、あと少しで終わるはずだから――と言い、二度と自分のために身を投げ出すようなことはしないでね、と釘を刺した。

 そして――

 教室中央で全裸で正座したまま亜紀子は、三脚の付いたビデオカメラを覗いている撮影係の男子の、さらに斜め後ろにいるMの合図を待った。

 「じゃ、いこー。……ハイッ!」と、Mが2本の指を揃えて亜紀子に差し出した。
 合図だ。

「……副担任をさせてもらっている紺野亜紀子。
 23歳です」

 亜紀子はカメラに顔を向けて名乗り、それから深々と頭を下げた。
 土下座ではなく、ぴたりと両膝を揃えた正座姿で、おでこが膝につくほどである。
 両手は股間に当てられており、綺麗な所作であるだけに、かえって全裸の無惨さが目につく。

 それからゆっくりと亜紀子は上体を起こし、背筋をきちんと伸ばし、カメラを見ながら自分が起こしてしまった不始末についての説明を始めた。
 どれほど多くの生徒に迷惑をかけてしまったのか、ひいてはどれほど学園に損害を与えてしまったのかを、かなりの部分を誇張して話し、さらに不始末を起こ した原因については、自分の度を越した淫乱さと教職員としての責任感の欠如であると断じた。

「昨晩行った日課のオナニーが今ひとつであり、消化不良のままであったことは、もちろん言い訳にもなりません」

 ニヤニヤと笑うMの指示どおりに、亜紀子は話していく。

「私は……罰せられねばなりません。
 ま、まずは……贖罪の証をご覧ください」

 亜紀子は股間に当てていた両手を外し、正座から膝立ちになった。
 そこには、さっきまで確かに存在していたはずの漆黒の繁みはなく、無毛の恥丘と肉の裂け目、大人らしい陰唇が露出している。

「こ、このとおり……オマンコを……丸めました。
 お笑いください……」

 カメラの向こうに集まって、亜紀子のそこを見ている男子たちが声を殺して笑っていた。

 亜紀子は身体の横に垂らしていた両手を背中に回し、まるで囚われの女囚のように高い位置で組むと、膝立ちの膝の間隔を肩幅程度に開いた。

「あいさつ強化週間が終了するまで、こ、この恥ずかしいパイパンオマンコを維持することを誓います」

 腰をもっと突き出せ――と、Mが手で指示を出した。
 亜紀子はそれに従い、カメラに向かって突き上げるように自らの恥ずかしい部分を晒す。

 男子たちの視線が矢のようにそこに刺さり、そして撫で回しているのを亜紀子はハッキリと感じていた。
 彼らにとってはさぞかし面白い見世物なのだろうと思う。
 教師であり23歳にもなる自分が全ての陰毛を剃り落とし、見てくださいとばかりにツルツルのそこを晒しているのだ。

 亜紀子は、しばらくの間そのまま晒し者にされてから、Mの合図を受けて、動き出した。

「それでは……淫乱な能なし教師、紺野亜紀子に対するお仕置きを始めます」

 自分で開始の宣言をさせられた亜紀子は、膝立ちのままでくるりと背を向け、上体を倒した。
 カメラに向けてお尻を掲げるような格好である。

「……ま、まずは……浣腸を……お願いします」

 両手をお尻に当てて、グイと開く。
 カメラと男子たちの眼前に亜紀子のアナルが丸出しになっていた。

 あらかじめ決められていた男子のひとりが、イチジク浣腸を手にして近づく。

「お願いします」
 と、亜紀子は言わなければならなかった。

 浣腸器の先端で突つかれ、イタズラされ、アナルの反応を笑われてから、やっと薬液の注入がなされた。
 さらには、ついでにと言わんばかりに丸出しの無毛のオマンコをイタズラされる。
 それが3人分繰り返された。

「次は……これです……」

 用意されていた淫具を亜紀子はカメラの前に掲げた。
 ひとつはクリトリスリング。
 もうひとつは男性器を模した大振りな黒いバイブレーターだった。

 クリトリスリングは肌に吸いつく丈夫なラバー製でできており、そこから釣りなどにも使われるテグスと呼ばれる糸が1本出ていた。
 この糸を引くと、巾着の口のような仕掛けになっているラバーのリング全体が、ギュッと絞まるようにできている。
 クリトリスに装着させた後で糸を引いて締めつけ、リングに糸を巻きつけて縛ることによって、簡単に固定することができるようになっていた。

 今、そのリングの内側には、ドロッとした黄色の催淫剤がたっぷり塗られている。
 それを亜紀子は、カメラに見せるように自身のクリトリスにはめて見せ、抜けないように強く糸を引いて数度しごき、巻きつけて縛った。
 その上で亜紀子は宙に視線を向けてから薄くまぶたを閉じ、クリトリスをまさぐり始めた。

「……オナって……クリをピンピンにします」

 男子たちがクスクスと笑う中、亜紀子はクリトリスを勃起させるためだけの自慰をカメラの前で晒し、リングから出ている糸をクイクイと3度引っ張って見 せ、さらにはカメラの向こうの男子に糸を渡して引いてもらい、抜けないことをアピールした。

 次に亜紀子は、大振りな黒いバイブレーターに自分で催淫剤を塗り込め、膝立ちのままで膣に挿入した。
 そうしてクリトリスリングから出ている糸を何重にも巻きつけて、糸のたるみが10センチ程度になるように調整した。

「確認……してください」

 亜紀子がバイブレーターとクリトリスリングと糸の状態をMにチェックしてもらうと、立ち上がるように命じられた。

 目の前には、天井のフックから垂れ下がっている鼻フックがある。
 それを亜紀子は自身の鼻の穴に引っ掛けた。
 そうして、あらかじめ床に引かれたチョークの線まで、大きく脚を開いた。
 脚を開いたことにより亜紀子の頭の位置が下がり、固定された鼻フックによって、顔を仰向かせることになる。
 両腕は男子たちによって、背中の高い位置で、罪人のように組まされ、拘束された。

 教室中央に、鼻を吊られた人の字形の全裸パイパン女が出現していた。
 そしてその中心からは黒くて巨大なバイブレーターが生えていた。
 根元が無毛なだけに、より無惨さが増している。

「おい、見ろよ、あれ」
 と、男子が指を指した。

 その指した先では、咥え込まされたバイブレーターの底が、鼓動のように、ヒクンヒクンと、揺れていた。

 カメラの向こうにカンペが出る。

「……準備が完了しました。
 ……これから……お尻百叩き……の刑を……執行します。
 ……お、オマンコにご注目ください。
 ……イヤらしく咥え込んだバイブと……く、クリトリスが……糸で繋いであるのが……おわかりでしょうか。
 ……私が少しでもスケベな気持ちになってしまえば……オマンコ汁でヌルヌルになったバイブは……抜けてしまいます。
 そうしたら……クリトリスが引っ張られ……げ、激痛に泣くことになるでしょう。
 か、浣腸もして頂いたので……う、ウンチもしたいです。
 こ、このままで迷惑をかけてしまった男子生徒のみなさまに……お尻が真っ赤っかになって……な、泣きべそをかいて反省するまで……ぶってもらいます」

 亜紀子は自分の口で、自分への拷問の幕開けを告げさせられた。



【あいさつ強化週間(前日) 第10話】

 パチン――と、肉を打つ音を皮切りに、亜紀子の尻叩きが始まった。
 男子たちは列をなし、ひとりが左右の尻を1発ずつ平手打ちをしていく。
 さらに、ついでとばかりに丸出しの乳房を揉みしだき、乳首を摘まんで捻っていく。
 しかし、事前の打ち合わせで決められているのか、亜紀子の股間やバイブレーターに手を伸ばす者はひとりもいなかった。

「ひっ……あっ……あっ、あっ……くぅ……」

 すでに排泄の欲求は高まっている。
 アナルを締める。
 その尻を教え子たちに叩かれる。
 乳房や乳首はいじられるものの、催淫剤によって疼きを発している部分は、まったく刺激を与えられないままだった。
 亜紀子は尻を打たれながら、咥えさせられているバイブレーターを落とすまいと、必死に女の肉をくい締めた。

「先生、辛い?
 がんばってるね。
 じゃあ少しサービスしてあげようか」

 Mが手の中の、小型のリモコンのスイッチを入れた。

「ふぅっ! ……はっ……」

 落とすまいと必死にくい締めていた亜紀子の膣の中で、バイブレーターがブルブルと振動していた。

「やっ……やめ……あっ……」

 耐えられるはずがなかった。
 落とすまいと、漏らすまいと、そして尻を打たれるたびに、女の肉を締めてしまうのだ。
 そして締めるほどにバイブレーターの振動はハッキリと知覚され、催淫されている肉に淫らな悦びを与えた。

「だっ……ダメ……」

 濡らしてはいけない。
 が、悦びに震える肉は無情にも蜜を吐き出す。
 重量と愛液によって少しずつ、少しずつ、黒いバイブレーターは亜紀子の体内から抜けていく。
 もう、落下は時間の問題だった。

「ははっ、だらしないなー、亜紀子センセー。
 もうダメなんですか?
 ほんとに淫乱なんですねー。
 それとも先生のってユルユルなんですか?
 それとも、その両方?」

「あぁっ!
 ……あっ、あっ、あっ……許し……許してくだ……ひうっ!」

 その表情すら隠すことの許されない鼻吊りの人の字裸体の中心部で、亜紀子の愛液でヌラヌラに濡れ、黒光りしているバイブが震えながら抜けていく。
 笑顔の男子生徒たちは、尻叩きを止めない。

「僕ね」
 とM。

「先生みたいな人、嫌いなんですよねー。
 学園にも男子にも女子にも、いい顔しちゃって。
 八方美人って言うんですか?
 そういう人見るとメッチヤクチャにしてやりたくなるんです、無性に。
 少しは痛い目にあってください」
 亜紀子の耳に囁いた。

「……や、やめろ」

 Mは、その小さな声に反応して女子生徒の方に振り向く。

「今、何か言ったかい? 真由美ちゃん」

「やめろって言ったのよ。
 もう充分でしょ。
 それ以上やって、先生がケガでもしたらどうするのよ」

 ほかの4人の女子も真由美に同調した。

「んー、ケガか、ケガね……。
 クリトリスが千切れかけるか、伸びるか……。
 あ、あとはスッ転ぶかなんかして鼻フックで鼻の穴が裂ける、なんてのもアリかな?」

「あ、あんた……、今すぐ止めて。
 先生を解放して」
 と、真由美。

「ヤダよ、何でこんな楽しいことやめなきゃなんないの?
 それとも……可哀想な亜紀子先生の代わりに、真由美ちゃんがやる?
 アレ」

「……………………」

「だろ。
 なんだかんだ偉そうなこと言っても自分がかわいいもんね。
 口だけ動かしてなんにもしないなんて、……最低だね。真由美ちゃん」

「くっ……ち、ちが――」

「あっ!」
 と、Mが手を叩く。

「いいこと思いついちゃったー。
 身代わりにならなくても先生を助けるいい方法があるよ。
 真由美ちゃんが先生の股の下に入って、あの抜けそうになってるバイブを支えてあげればいいのさ。
 どう? いい考えでしょ。
 だけど、手を使っちゃダメね。
 それじゃあつまらないから。
 使っていいのは口だけにしよう。
 真由美ちゃんがその口をアーンって開けて、あのバイブを歯で噛んで、それで先生のオマンコの奥まで戻してあげればいいよ。
 そうすればとりあえず先生がケガするのだけは防げるでしょう?
 でも――」

 Mが、クククと笑った。

「でも、いくら先生を助けるためと言ってもさ、あんなオマンコ汁まみれのきったないバイブなんて口にできないよねー。
 それに、あー見えて先生、超ドスケベだから、口開けて咥えたりしたらどんどん口の中に汁が垂れてくるかもしれないし。
 そうそう、浣腸だってしてるからヘタしたら……あははははっ。
 想像したら笑えるよね。
 でも……真由美ちゃんには関係ないか。
 真由美ちゃんのそのキレイなお口は、バイブを咥えるより文句を垂れてたほうがお似合いだよ。
 それとも――」

 Mが希を見る。

「さっきみたいに自分以外の誰かが汚れてくれるのを待つのかなー?
 自分は口をつぐんで。
 あははははっ、いいねぇ。
 卑怯も――」

「やるよっ!」
 と、真由美。

「へー、カッコいいねー、真由美ちゃん。
 いいの? ホントに?
 へー……。
 じゃあさ、ズルしないために両手を後ろで縛らせてもらうけど、それでもいいの?」

 真由美は頷いた。
 ほかの女子たちが止めようとするのもきかない。

「ねぇ、みんなー!」
 と、Mが、亜紀子の尻叩きに夢中になっている男子たちに声をかけた。

「今から真由美ちゃんが面白いこと、してくれるんだって。
 ちょっとだけ先生から離れてよ」

 男子たちは、何事か楽しいことを期待する眼差しを真由美の後ろ手に拘束された裸身に向け、亜紀子から距離を取った。

 そんな男子たちを完全に無視して、真由美は亜紀子に近づくと「先生、今、助けるから」と、亜紀子の股の下に潜り込む。

「だ、ダメ、真由美さ……」

 真由美はいかにも苦しげな亜紀子の言葉を聞き流し、彼女の股間の下で仰向けに寝そべり、上半身だけを起こして、首を伸ばした。
 それ以外に口でバイブを咥える方法はなかった。

 真由美は狙いを定めて口を大きく開けた。
 確かにバイブの底は愛液で汚れていた。
 が、構わず咥えて、歯で噛んだ。
 バイブは、あとほんの少しで落ちてしまうところだったのだ。

「すっげー!
 亜紀子先生と真由美ちゃんのレズプレイだー!」

「いいぞ、真由美ちゃーん。
 そのままズボズボして亜紀子先生を逝かしちゃえー」

 真由美は男子たちの野次を無視し、ゆっくり、できるだけ刺激しないように、バイブを亜紀子の胎内へと押し進めた。

 が、目を閉じていたことと、またすぐに抜けてしまわぬようにと、奥へ進め過ぎたことが悲劇を生んだ。

「ふっ! ふぅん……」

 突然亜紀子の身体がビクンと跳ね、硬直するのを真由美は感じた。
 口中のバイブもヒクヒクと悦びの反応を示している。
 バイブの途中から出ている枝のような部分、その先端が亜紀子のクリトリスを直撃していたのだ。
 それを待ち構えていたようなタイミングで、Mはリモコンのスイッチを押した。

「あっ!ぁぁぁあああ!」

 亜紀子のクリトリスに接しているバイブが激しく振動していた。

 そこは亜紀子にとって完全に無防備だった。
 亜紀子の防御のための神経は、排泄をこらえるためのアナルとバイブを落とすまいと締める膣に二分されており、残りの神経は男子たちの手にもみくちゃされ る乳房や乳首、そして屈辱的叩かれるお尻に振り分けられていたのだ。
 かと言ってその存在を忘れた訳ではなかった。
 それどころか催淫剤を内側に塗られたリングを嵌められ、勃起を促すための自慰をさせられ、そこから指一本も触れられずにいたせいで、ズキズキと疼き続け ていた。
 つまり亜紀子の最も性感の集中している敏感な肉芽は、疼きと飢えを最大限に与えられた状態で放置され、しかも、そこに刺激が来るとは予想されていない、 まったくの無防備状態だったのだ。

 それが突然バイブの枝によって突き上げられ、強烈な振動を与えられたのである。
 耐えられるはずもない。

「――っ!!」

 声にならない喘ぎを上げ、亜紀子の裸身がビクンビクンと跳ねる。
 真由美は驚いて口を離し、やっとそこで起きていること、自分が起こしてしまったことを理解した。

「やたっ!
 いいぞー、真由美ちゃん」

「ははっ。亜紀子先生、また逝ってらー」

 真由美の眼前で、真由美が挿入したバイブがヒクヒクと動いた。
 亜紀子の内部が、女の肉の悦びによる締めつけを行っていることを見ている全員に伝えた。

 そして悲劇は直後に起こった。

 亜紀子はアクメに見舞われながら、アナルを熱いものが通過していくのを察知した。

「――!」

 嫌っ、と泣いたのか、ダメっ、と言ったのか、自分でもわからない音が亜紀子の喉から漏れた。

 亜紀子のこらえにこらえたドロドロの排泄物が、下で寝そべっている真由美の裸身に降り注ぐ。
 止まらない。
 止められない。
 泣いた。
 悲鳴を上げた。
 それでも止まらない。

 アクメの悦びも同時に起きていた。
 持続している。
 呪わしかった。
 あさまし過ぎると思った。

 性的絶頂の最中に教え子に排泄してしまいながら涙する亜紀子は、高らかに笑う声をぼんやりと聞いた。

「さいっこう! あははははっ!
 最高だよ、君たち。
 あーはははっ!
 だめだ、笑いすぎて腹痛い。
 ふふふっ、あははははっー。
 僕、僕ほんとにこの学園に転校して来てよかったよ。
 あはははは――」

 Mの笑い声はいつまでも続き、亜紀子はさめざめと泣いた。

  ―完―



文章:むりじさん
修正/挿絵:ロック


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