ご主人様
〜第2章〜


「パパ!パパ!会いたかった・・・」
 最愛の父、和馬の胸に顔を埋めて泣きじゃくるさつき。
「さつき、よく来たな」
 和馬は、さつきが落ち着くまで、小さな身体を抱きしめてやる。
 10分程して、ようやくさつきが落ち着いてくる。
「ぐすん・・・」
「さつき、パパも会いたかったぞ」
 和馬は優しくさつきの髪を撫でてやる。
「本当に、後悔はしてないな?」
「うん・・・さつき、ずっと・・・ずっとパパの奴隷になるって決めてたんだもん」
「そうか・・・、これから、色々大変なことが多いが、しっかり頑張るんだぞ」
「うん!さつき、頑張るよ!」
 さつきの答えに、満足そうな微笑みを返し、和馬はさつきの両肩に手をかける。
「よし、じゃあ、可愛いさつきの裸を見せてもらおうか」
「え・・・ここで・・・?」
 さつきは、ぽっと頬を染めて周囲を見渡す。
「そうだよ、ほら、ここでは奴隷はみんな裸なんだ。
 見てごらん」
 二人がいる場所は、港の玄関口に面したロビーといった風の広い空間で、入り口からはひっきりなしに
 業者風の男達が出入りし、様々な荷物を搬入したり搬出したりしている。
 一見、どこにでもありそうな風景ではあるが、受付にいる若い女性たちは、やはり首輪に手枷、足枷をつけたのみの全裸姿で、乳房やお尻を揺らしながら業務に従事している。
 また、さつきと同様に、この島に新たにやってきたと思われる少女が数人、引率と思われる男のそばで、初々しい裸身を羞恥に染めて立っている。
「だって・・・恥ずかしいよ・・・。
 男の人とかいっぱいいる・・・」
 羞恥に目を潤ませてさつきは呟く。
 この島は、奴隷を育成していくための島ではあるが、多くの人が住む以上、普通に商売をしたり、必要な物品を運び入れたりする者達も多数出入りしている。
 奴隷と、奴隷を育成する者、そして、奴隷を囲う者、それら選ばれた者たちの生活を支える人々も、この島には居住しているのだ。
 その人々は、厳重な審査を通ってこの島の出入りを許されてはいるが、奴隷に手を出すことは出来ない。
 しかし、役得とばかりに、遠慮のない視線を奴隷たちに向け、いやらしい笑みを浮かべている者が多かった。
 この島の生活に慣れている大人の奴隷は、頬を染めながらも、その視線を受け流しているが、初めてこの島に来た少女たちは、無垢な裸身を、見知らぬ男たちに遠慮なく見られ、泣き出しそうになっている者もいた。
「さつき、この島では、それが普通なんだ。
 これくらいで恥ずかしがっていては、この先大変だぞ」
「パパ・・・」
「ほら、みんなにさつきの可愛い裸を見てもらうんだ」
 そう言うと和馬は、さつきの身体にかかっていたショールをするすると取り去ってしまう。
「きゃぁぁっ・・・」
 思わず悲鳴を上げてしまうさつきだが、それは、かえって周囲の視線を集めてしまう結果となってしまう。
 ガラス張りのロビーで、外からの春の日差しに、白い裸身を照らされるさつき。
「ふむ、可愛いぞ、お母さんの面影が残っているな」
「あぁ・・・パパ・・・いやぁ・・・恥ずかしい・・・」
「手で隠してはだめだ!これからこの姿で生活するんだぞ」
「うぅっ・・・、はい・・・」
 恥ずかしさに震えながら、さつきは胸を隠そうとしていた手を下ろす。
 ロビーの真ん中にいるさつきは、様々な方角から、男たちの視線を浴びている。
 男たちは、小声でさつきのことを囁きあっているようで、時折その台詞の端々がさつきの耳にも届いてくる。
「あの子も今日初めて来たんだな。
 ほら、見ろよ、ほんと、ふくらみかけって感じの可愛いおっぱいだな」
「そうだなぁ、お尻もまだちっちゃいし、アソコだってぴったり閉じてるぜ」
 そんな会話を耳にすると、さつきの羞恥心はさらに高まり、ガクガクと震えてしまう。
「うぅ・・・、恥ずかしい・・・、パパ・・・、ぐすっ・・・」
「可愛いぞ、さつき、いい成長ぶりだ」
 和馬は、愛娘の可憐な裸身に手を這わせていく。
「あんっ・・・パパ・・・」
 和馬の手のひらにすっぽり収まってしまう可愛らしい乳房を、ゆっくり、優しく揉んでいく。
 ふにふにと、手の中で形を変えている乳房の頂点では、米粒のような乳首が硬く尖っている。
「んっ・・・パパ・・・さつきのおっぱい・・・パパにさつきのおっぱい揉まれてる・・・」
「痛くはないか?」
「うん・・・大丈夫・・・、でも、さつき・・・おっぱい小さいから恥ずかしいよ・・・」
「ははは、さつきはこれから大人になるんだよ。
 大丈夫、さつきもお母さんみたいに、大きなおっぱいになれるさ」
「ほんと?じゃあ、パパがこれからいっぱい揉んでくれれば大きくなるかな?」
「ああ、これからパパが毎日可愛がってやるぞ」
 そして、和馬の手は、剃毛されたばかりの股間へと伸びていく。
「ふぁぁぁっ!!」
 すっ・・・と和馬の指が割れ目を一撫ですると、さつきは大きな喘ぎ声を漏らす。
「なんだ、さつき、ぐしょぐしょじゃないか。
 皆に裸を見られて感じてしまったのか?」
「いやぁ・・・違うよぉ・・・そんなことないよ・・・」
「そうか?
 後から後から溢れてくるのは、何だ?」
「あぁ・・・はぁん・・・いや・・・パパ・・・そんなこと言わないでぇ・・・」
 衆人環視の下、今まで人に見せたことのない裸身を晒し、あげく、父の手で愛撫されて、さつきは、恥ずかしさと快感が入り混じった、幼い顔に初めて浮かべる淫らな表情で、されるがままに喘いでいる。
 さつきがいくら否定しようとも、幼い官能を刺激された股間の割れ目からは、とめどなく愛液があふれ、和馬の指を濡らし、いつしか、白い太腿にもその雫を垂らしていく。
(あぁ・・・みんな見てるよぅ・・・いや・・・でも・・・気持ちいい・・・)
 さつきの股間から漏れる水音は、二人だけではなく、周囲の人々にも聞こえるくらいはっきりしたもので、幾人もの男たちが、足を止め、ニヤニヤと笑いながら、その光景を覗き込んでいく。
 ようやく和馬が手を離した頃には、さつきは肩で大きな息をし、半ば和馬にもたれかかるように、やっと立っている有様であった。
「こんなに濡らして・・・、いけない子だ」
 うつろな目をしているさつきの目の前に、和馬は愛液で濡れて光り、透明な糸を引いている指を持っていく。
「あ・・・あぁ・・・、ごめんなさい・・・。
 さつきは悪い子です・・・」
「ほら、さつき、私の指を綺麗にするんだ」
「は、はい・・・パパ・・・」
 さつきはそっと和馬の手を取ると、自らの愛液に濡れた指を口に咥え、舐めとってゆく。
「んぐ・・・ちゃぶ・・・ぺちゃ・・・」
「どうだ?
 さつき、それがさつきのいやらしい液の味だ」
「ちゅぷっ・・・やだぁ・・・そんなこと言わないで・・・。
 くちゅ・・・ぐちゅ・・・」
 これ以上ないくらい顔を真っ赤にしながら、さつきは和馬の指をしゃぶり、自らの愛液を舐めて綺麗にしていく。
 
「さて、もう一人来るはずだが・・・」
 しばらく経って、さつきの呼吸が落ち着いてきた頃、和馬は言った。
「はぁ・・・はぁ・・・もう一人・・・?」
 快楽の余韻が抜けきらない顔でさつきは尋ねる。
「ああ、さつきと別に、私が預かることになる奴隷がもう一人いるんだ。
 そろそろ来るはずだが・・・」
「さつきの知らない子?」
「会ってからのお楽しみだ・・・。
 お、来た様だな」
 和馬の言葉に、さつきが振り向くと、先程さつきの受付をした亮子が、ショールを纏った少女を伴って歩いてくるところであった。
「倉沢様、美優さんをお連れしました」
「ご苦労だった」
「さあ、美優さん、あなたをお預かりして下さる倉沢様よ。
 ご挨拶して」
 和馬に深々と礼をし、亮子は少女をそっと和馬の前に立たせると、肩にかかったショールを取り去り、持ち場に戻っていく。
「ひっ・・・、あ・・・、あの・・・、有島美優です・・・。
 よろしくお願いします・・・」
 美優は、羞恥に頬を染めながらも、裸身を隠そうとはせず、しっかりと和馬を見つめて挨拶をする。
 さつきとは違い、まだ所有者の決まっていない印の、赤い首輪と手枷、足枷をつけた美優。
 ショートカットに切りそろえた髪に、少し大人びた顔立ちをした美少女である。
 その裸身は、さつきと同じ年ではあるが、Cカップほどに成長した形の良い乳房に豆粒大の桃色の乳首、なだらかなくびれのできたウエスト、肉付きの良い、まん丸のお尻と、ずっと女らしく育っている。
 しかしその股間は、年齢にふさわしく、ほとんど剃毛の跡も無い、ぴったりと閉じたつるつるの割れ目であり、そして、さつきと同様、小さなお尻の穴を、尻尾によって塞がれている。
 美優の名前を聞いて、さつきははっとした表情を浮かべる。
「えっ・・・、美優?
 ・・・美優ちゃん・・・?」
「・・・?
 あっ・・・!さつきちゃん・・・!」
 驚いたように見つめあう二人の少女。
「美優ちゃんも・・・奴隷になるんだ・・・」
「そう、美優は、選ばれてこの島へやってきたんだ。
 さつきが知らない子より、知っている子の方がこれから一緒に暮らしていきやすいと思ってな」
「さつきちゃんもなんだ・・・。
 よかった・・・さつきちゃんと一緒なら・・・頑張れる・・・」
「美優ちゃん・・・私も・・・」
 さつきと美優は、小学校3年まで、家が隣同士で、仲良くしていた。
 しかし、美優が転校することになり、その後は、お互い手紙のやり取りをして連絡を取り合っていたが、さつきも美優も、恥ずかしかったのか、奴隷になることは教え合っていなかった。
 3年ぶりに、以前の仲良かった少女たちの再会は、お互い、首輪や手枷をつけた裸同士という、別れたときは想像もしなかった再会であった。
「なんか、恥ずかしいね・・・」
「うん・・・、美優ちゃん、これからよろしくね」
 お互い、はにかみ合いながら、二人は微笑み合う。
「よし、じゃあ、外に出るぞ、この街を案内しながら、家に帰ろう」
 そう言うと和馬は、スーツのポケットから、2本のリードを出し、黒い方のリードをさつきの首輪に、赤い方を美優の首輪に繋いでいく。
「では、さつき、美優、お座りの姿勢を取りなさい」
「はい・・・」
 異口同音に二人は返事をし、美優は率先して、さつきは少しためらいながらしゃがみこみ、枷に繋がれた足首をきゅっとお尻に引きつけるようにしてしゃがみ、大きく股を開き、両手を床につける。
 犬のお座りと同じポーズを取った二人の少女は、足を開いたことにより、閉じていた割れ目が開き、ピンク色の肉襞を覗かせた股間を、人々の目に晒すことになる。
 さつきは、あまりの恥ずかしさに顔も上げられないほどだが、美優は、やはり頬は染めているものの、しっかりと背筋を伸ばし、堂々とした姿勢を取っている。
「さつきは少し恥ずかしがりすぎだな。
 美優、さつきのいいお手本になってやってくれ」
「はい。
 さつきちゃん、頑張ろう!」
「うん・・・」
 元気に返事をする美優に励まされ、さつきは泣き出しそうな顔をしつつも、ぎこちない笑みを浮かべる。
「いいか、普段は普通に歩いてもいいが、私が連れて歩くときは、いつも四つんばいになって後について来るんだ。
 そして、私のことは、これからはご主人様と呼ぶように、わかったな」
「は、はい・・・、パ・・・ご主人様・・・」
「はい!ご主人様」
「うむ、では、行くぞ」
 和馬は、2本のリードを右手に持ち、出口へと向かって歩き始める。
 さつきと美優、二人の少女奴隷が、その後ろに続き、犬のような四つんばいの姿勢で歩いていく。
(やだぁ・・・後ろからアソコが丸見え・・・)
 股間に触れる空気を感じ、さつきも美優も真っ赤な顔をする。
 忙しく人々が行きかうロビーを、和馬に遅れまいと頑張って這ってゆく二人。
 一歩ごとに、さつきのお尻が跳ね、美優の乳房が揺れる。
 そして、二人の無垢な白いお尻からは、小さな肛門を割って生えている尻尾が、二人の動きに合わせ、無毛の割れ目の上でふさふさと揺れている。
 その状況は、二人に、奴隷の島、奴隷としての生活を送ることになったのだということを、否応なくわからしめるものであった。


文章:キャスターさん


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