ご主人様
〜第1章〜



 

「さつき、本当にいいんだな?」
 

「うん・・・、私、パパの奴隷になりたいの・・・」
 
 
 
 

【・・・さん・・・さん、検査室へお進み下さい・・・】
 アナウンスが鳴り、名前を呼ばれた少女が係官に案内され別室へと消えていく。
「あの子もか・・・。
 みんな可愛いな・・・。
 私大丈夫かなあ・・・」
 あたりの様子を見て、不安そうに俯いてる少女、倉沢さつき。
 肩までで綺麗に揃えた髪、まだあどけない顔立ち、大人の女性への成長を始めている身体を、白いノースリーブのワンピースに包んでいる。
 室内には、さつきと一緒の船でやってきた数多くの少女たちが、自分の名前が呼ばれる順番を待っている。
 皆、一様に不安や緊張が混ざった表情をしている。
 さつきが窓の外を眺めると、霧笛の音と共に、さつきたちを乗せてきた船が港を離れてゆくところであった。
「ああ・・・、行っちゃった・・・」
 相当の覚悟を決めて、この島へとやってきたが、果たして自分が本当にやっていけるのか、という不安を、さつきは未だ拭い去ることができないでいた。

 この島は、新東京市、と名づけられた島である。
 世の人々からは、通称「奴隷島」と呼ばれている。

 この国では、女性は男性のために尽くす、ということを、小学校から徹底的に教えられる。
 小学校高学年になると、さらに女子には特別なカリキュラムとして、選ばれた存在である「奴隷」について教えられる。
 「奴隷」とは、自らの心と身体の全てを男性に捧げ、奉仕する存在である。
 その生活には様々な制約がつく代わりに、国の宝として扱われ、とても大切にされる。
 学校で、奴隷の生活や、やるべき事、その生活等を、事細かに学んでいくが、それは、思春期を迎え始めた少女たちには、衝撃的であり、また受け入れ難いものではある。
 しかし、奴隷として選ばれるのは、極一部の、様々な資質を認められた少女だけであり、奴隷として選ばれることは、大変名誉な事として認識されていく。
 奴隷についての授業で、少女たちは、様々な身体データを取られたり、実際の奉仕のやり方等を、性教育も兼ねて学んでいく。
 その成績や、容姿などのデータを基に、毎年、卒業を迎える6年生の中から、全国で数十人ほどの、奴隷候補として育てられる少女が選ばれ、この島へとやってくる。
 奴隷島は、厳重な管理、警備体制の下、奴隷となるべき少女を育成し、また、その後の生活をしていくための島なのである。
 ここで、少女たちは、本格的に奴隷としての生活を実践していき、将来は選ばれた男性たちの元に預けられ、仕えていくことになるのである。

 どんどん小さくなっていく船の姿を眺めながら、さつきは軽いためいきをついた。
「パパ・・・、早く会いたいな」
 さつきは、唯一の手荷物である小さなポーチを開け、中に入れてあった手帳を取り出す。
 手帳の中には、2人の人物が写った写真が挟まれていた。
 満面の笑顔のさつきと手をつないで写っている壮年の紳士。
 さつきの父、倉沢和馬である。

 赤ん坊の頃に母を亡くしたさつきは、男手ひとつで和馬に育てられた。
 母は、奴隷であり、身篭っているとき、和馬に仕えることになり、さつきを産んだ。
 しかし、さつきが6歳のとき、急病で母はこの世を去った。
 その後、和馬は、血の繋がらない娘のさつきを、心から愛し、本当の娘のように育ててくれた。
 そんな父を、さつきも愛し、そして、学校で奴隷についてのことを学び、いつしかさつきの中では、和馬の奴隷として、記憶の中にある母と同じように、和馬に仕えていきたいという心が芽生えていった。
 だが、さつきは、本来の奴隷選考過程では、選ばれることはなかった。
 それでも、さつきは和馬に仕える道を諦めることが出来ず、父に奴隷として生きていきたい事を涙ながらに訴えた。
 和馬は、初め驚き、さつきの希望をはねつけたが、今まで見せたことがないさつきの強い熱意に押され、ついに承諾することになる。
 和馬にとっても、母の面影を強く残すさつきの申し出は、心の中に秘めていた欲望を満たすに充分だったからである。
 そして、和馬は、さつきに秘密にしていた自らの職業、奴隷調教師であると言うことを話し、本来ならば、選ばれることのなかったさつきを、特例として、奴隷に推薦し、自らが所有者になり、また調教することとなった。
 小学校卒業後、準備のために和馬は先に島へと来ていて、さつきとは、約1ヶ月ぶりの再会となる。

【・・・倉沢さつきさん・・・倉沢さつきさん・・・検査室へお進み下さい・・・】
 写真を眺めていたさつきは、はっと頭を上げる。
「あっ、私の番だ・・・」
 ぱたぱたと手帳をポーチに収め、さつきは、「検査室」と書かれたプレートのあるドアへと進んでいく。
「・・・、失礼します・・・きゃっ!!」
 軽くノックをし、部屋に入ったところで、さつきは悲鳴を上げる。
 そこは、10畳ほどの狭い部屋で、中には2人の女性が控えていた。
 2人は、その身に一糸も纏うことなく、成熟した大人の裸身をさらけ出していた。
 身に着けているのは、二人が奴隷である証の赤い首輪と、同じ赤色で、30cmほどの銀の鎖で繋がれた手枷と足枷のみであった。
 もちろん、さつきも奴隷の服装は知ってはいたのだが、心の準備もなく、それを見ることになり、あまりの恥ずかしさにすっかり固まってしまっていた。
「えっと、倉沢さつきさんですね?」
「は・・・はい・・・」
 1人の女性が手元の書類を見ながらさつきに尋ねた。
 真っ直ぐな黒髪を腰まで伸ばした、20代後半くらいであろうか、肉付きの良い真っ白な肌で、さつきの顔ほどもある豊かな胸を惜しげもなく揺らしている。
「ああ、あなたが倉沢様の・・・」
 もうひとりの女性が、書類を見て呟く。
 こちらは、少し癖のあるショートカットの女性で、黒髪の女性よりは年下のようであった。
 体つきや胸なども、まだ少女の面影を色濃く残してはいるが、その立ち居振る舞いは、充分に大人の女性としての色気を発散していて、少しきつめの目を好奇心に輝かせ、さつきのことを見ている。
「さつきさん、初めまして、私はこの島に来た皆さんの最初のお手伝いをする係の、高遠亮子です。
 こちらは、桃井悠美、よろしくね」
 黒髪の女性、亮子が優しく微笑みかける。
「さつきちゃん、よろしく」
 もうひとりの女性、悠美も、笑顔でさつきに話しかけた。
「は、はい・・・、よろしくお願いします・・・」
 首筋まで真っ赤に染まったまま、さつきはぎこちなくお辞儀をする。
「ふふ、可愛いわ・・・」
「初々しいわね〜」
 そんなさつきを見て、くすくすと笑い、さつきは益々顔を赤くする。
「さあ、さつきさん、ここは、この島で暮らしていくための準備をする部屋です。
 何をするかは分かっているかしら?」
 亮子の問いかけに、さつきは奴隷として選ばれた後、学校での特別授業で習ったことを思い出す。
「は、はい・・・」
「これから、色々大変なことも多いけど、みんなと一緒に頑張っていきましょうね」
「はい!よ、よろしくお願いします・・・」
 精一杯の声で返事をするさつきに微笑みかけ、亮子は言葉を続ける。
「じゃあ、始めましょうか。
 さつきさん、貴女の首輪を出して」
「はい・・・」
 さつきは亮子に歩み寄ると、ポーチを開ける。
 中には、手帳の他に、黒い首輪と、鎖で繋がれた手枷と足枷が入っている。
「ああ、いいわね・・・、さつきさんは最初から倉沢様の所有物なのね」
 首輪の色を見て、亮子はうらやましそうなため息をつく。
 赤の首輪とは、正式な所有者が決まっていない奴隷のものであり、所有者が決まると、黒の首輪になるのである。
 さつきの首輪には、金のプレートがはまっていて、「倉沢和馬所有 倉沢さつき」と小さく字が彫ってある。
「あ、あの・・・、パパを知ってるんですか・・・?」
「ええ、もちろん。
 私も、悠美も、倉沢様に奴隷としての調教を施されたのよ」
「そうそう、さつきちゃん、倉沢様がご主人様だなんでうらやましいなぁ」
 亮子も悠美も、当時を思い出し、頬を薄く染める。
 さつきは、父が褒められたことが嬉しく、やっとぎこちない微笑を浮かべた。
「さ、それじゃ、さつきさん、まずは、服を脱いでもらえるかしら?」
「・・・!は!はい・・・!」
(ああ・・・ついに・・・私も奴隷になるんだ・・・。恥ずかしい・・・)
 羞恥に震えながら、さつきはワンピースのボタンに手をかけていく。
 奴隷に認められる服装とは、特別な場合を除き、全裸に首輪と手枷、足枷をつけるという姿である。
 これは、大人の奴隷も、さつきのように、この島に来たばかりの少女も同じであった。
 緊張と羞恥のあまり、指先が震え、なかなかボタンを外すことが出来ないさつき。
 見かねて、悠美がさつきを手伝い始めた。
「ほら、さつきちゃん、頑張らないとだめじゃない」
「うぅっ・・・すみません・・・」
 あまりの羞恥に涙ぐみ始めたさつきを優しくなだめながら、悠美はボタンを外していく。
 ふわっと、ワンピースが広がり、さつきは下着姿になる。
「さあ、あとは、自分で頑張ってみて」
「・・・(こくん)」
 悠美に促され、さつきは小さく頷き、まずは靴と靴下を脱ぐ。
 一呼吸置いた後、意を決したのか、お揃いの水色のブラジャーとショーツを一気に脱ぎ去り、胸と股間に手を当てて、二人のほうを向く。
「ぬ・・・脱ぎました・・・・」
「頑張ったわね・・・、じゃあ、首輪をつけるわね・・・」
 亮子は、さつきの首輪を持って歩み寄ると、震えるさつきの首にそっと巻きつけ、鍵を閉める。
「この首輪の鍵は、倉沢様が持っているわ。
 これで、貴女も私達と同じ、奴隷になるのよ。
 おめでとう」
「おめでとう」
「はい・・・・」
 亮子と悠美がさつきの髪を撫でながら祝福してくれる。
 首輪が嵌められたことによる、軽い圧迫感を感じ、さつきは恥ずかしさと共に、ついに奴隷としての第一歩を踏み出したという嬉しさに再び涙ぐむ。
「さ、次は写真を撮るわ、さつきちゃん、きちんと手を横につけて、真っ直ぐに立ってもらえる?」
 悠美がカメラを構えながら言う。
「は、はい・・・」
「ほら、これからもっと色々恥ずかしいこともあるのよ?
 これくらいのことで震えてちゃだめ!」
 身体を隠した手をなかなか下ろすことのできないさつきを、少し強めの口調で悠美がたしなめる。
「はいっ・・・、すみません・・・」
「ふふ、私もすごく恥ずかしかったわ。
 今でも毎日恥ずかしいことばっかり。
 でも、奴隷に選ばれることはとても名誉なことなんだから、さつきさんも、誇りを持って、頑張りましょう」
「頑張ります・・・」
 亮子に励まされ、さつきはゆっくりと手を下ろして気をつけの姿勢になった。
「えらいよ、さつきちゃん、じゃあ、撮るわよ」
 静かな室内に、シャッターの音が響き始める。
 この写真は、さつきの奴隷としてのデータとして保存され、また閲覧されるための書類に使われるのである。
 カメラのレンズには、12歳の幼い裸身が、照明に照らされ、真っ白く輝いて映っている。
 ようやく、ふくらみ、と呼べるくらいに成長した幼い乳房、その頂点では、まだ成長しきっていない、小さな淡い桜色の乳首が、さつきの呼吸に合わせて上下している。
 くびれのでき始めたすべすべのお腹から続く股間のデルタゾーンは、ほんのりと生え揃った若草から、ぴったりとした一筋の割れ目が透けて見え、まだ肉付きの薄い太腿は、羞恥と緊張にふるふると震えている。
 そんな初々しい裸身をカメラに収めると、悠美は次の指示を出す。
「じゃあ、次は後ろを向いて、姿勢はそのままで」
「はい・・・」
 続いて悠美は、さつきの、しみひとつない、産毛の輝く綺麗な背中に、まだ少し固そうな白桃のようなお尻を撮影していく。
「とても綺麗な裸よ、さつきさん。
 貴女ならきっといい奴隷になれるわ」
 亮子はうっとりとさつきの白い裸身を見つめて呟く。
「さ、終わったよ。さつきちゃん」
「ふぅ・・・、はい・・・」
 悠美の声に、さつきは、緊張から多少解放され、大きく息をつく。
 裸身を隠すことはせず、両手を所在なげに胸の辺りで組み合わせている。
「次は、何をするか分かっているかしら?」
「は、はい・・・」
 亮子の問いかけに、再びさつきは顔を真っ赤に染める。
「あ・・・あの・・・、ア・・・アソコのお手入れをお願いします・・・」
「うふふっ、よく出来ました。じゃあ、こっちにいらっしゃい・・・」
 奴隷としての身だしなみの一つとして、陰毛を全て剃り上げておかなければいけないという決まりがある。
 そのため、亮子も悠美も、一本の産毛も無く綺麗に陰毛を剃っている。
「さ、おいで」
 亮子は床に座り、震えるさつきをそっと抱き寄せる。
「ちょっと恥ずかしい格好になるけど、我慢してね・・・」
 そう言うと亮子は、さつきの両膝を抱え、大きく股を割り裂くようにして、腰を前に押し出すようにする。
 すると、さつきはまるで赤ん坊がおしっこをするときのような体勢になり、幼い花芯が、光の中にさらけ出される。
「いやぁぁ・・・、こんな・・・恥ずかしいです・・・」
 さつきは恥ずかしさのあまり両手で顔を多い、いやいやをする。
「ちょっとの間だから、我慢してね。
 みんなやってることだから。
 これから、さつきさんも、しっかりお手入れしていかなきゃだめなのよ?」
「そうだよ、じゃあ始めるから、動かないでね・・・」
 亮子はさつきを少しでも安心させようと優しく抱きしめるようにし、悠美がさつきの前に跪き、大きく割り開かれた股間に手を添え、淡い草むらにクリームを塗っていく。
「綺麗ね・・・」
 悠美は、さつきの割れ目を見て、うっとりと呟く。
 両足を開かされたことにより、さつきの割れ目は僅かに開き、その内部を覗かせている。
 まだ肌色とほとんど変わらないような桃色の裂け目に、小さな花びらのようなラビアが、豆粒のようなクリトリスと、まだ何者の侵入も許していない膣口を囲んでいる。
「さつきさん、動いちゃだめよ・・・」
「は・・・はい・・・、なんか・・・お母さんに抱かれてるみたい・・・」
 さつきが思わず呟いた一言に、亮子は微笑む。
「あら・・・私まだそんな年じゃないわよ・・・。
 ふふふ・・・」
 言葉とは裏腹に、亮子は益々愛しそうにさつきを抱きしめる。
 亮子のふくよかな乳房に抱かれ、さつきはすっかり安心しきったように力を抜き、悠美のされるがままになっている。
 悠美は、長めの繊毛を小さな鋏で刈り揃えると、割れ目に手を添え、一本一本丁寧に剃っていく。
 室内には、さつきの陰毛が剃られる微かな音だけが響いていく。
「や、やだ・・・そんなとこもですか・・・?」
「そうだよ・・・ここもちゃんとお手入れしないとだめだからね?
 ほら、動かないで・・・」
 剃刀の刃が、菊の蕾の周辺にまで差し掛かったのを感じ、さつきは思わず声を上げるが、静かな声で悠美に諭される。
 悠美は、さつきのお尻の谷間を広げ、小さなピンク色の菊の蕾の周辺の産毛も残さず剃りあげていく。
 最後に、蒸しタオルを当てて、クリームをまぶし、さつきの剃毛が終わる。
「はい、終わったよ」
「さつきさん、ほら、見てごらん・・・、綺麗になったわよ」
「いやぁ・・・、恥ずかしい・・・」
 両手の隙間から、さつきはつるつるに剃り上げられた股間を覗き見る。
 元々毛の薄いさつきの股間は、幼女のようにすべすべになり、その可憐な秘芯を余すことなく照明の光に照らされている。
「さ、それじゃ、最後の仕上げよ」
「はい」
 亮子に抱えられたままのさつきに、悠美は黒の手枷と足枷を嵌めていく。
 幼い裸身に、黒い首輪と手枷、足枷をつけた、生まれたての奴隷の姿となったさつき。
「さつきちゃん、次で、最後ね」
 そう言うと、さつきのポーチから、悠美は小さな犬の尾のような房を取り出す。
「これを、さつきちゃんのお尻の穴に入れて、奴隷としての身づくろいはお終いよ」
「・・・はい・・・」
さつきは、緊張の面持ちで悠美を見つめる。
 犬の尾を模した房の先には、直径1cmほどの細長い棒と、3本の細い金の鎖がついている。
「これをつけたら、自分ではもうウンチできなくなるから、したくなったら、倉沢様にちゃんと言うのよ?」
「・・・(こくん)」
 少しいじわるそうな微笑を浮かべた悠美の言葉に、真っ赤になってさつきは頷く。
「さつきちゃん、初めてだから、ちょっと痛いかもしれないけど、奴隷になるための儀式みたいなものだから、我慢してね」
「は、はい・・・」
 震えながら頷くさつきに微笑みかけると、悠美はその細い指先に、潤滑クリームを塗りつけていく。
 そして、そっと指先をさつきのアヌスに添えると、ゆっくりと指先を沈めてゆく。
「うぐっ・・・、痛い・・・痛いです・・・」
「力を抜いて・・・、息を止めないで、ゆっくり深呼吸して・・・」
「はあ・・・・はあ・・・」
 亮子がさつきの耳元で囁き、深呼吸をさせる。
「あうぅ・・・くぅっ・・・いたっ・・・」
 初めての刺激に、さつきは痛さと恥ずかしさが入り混じった表情で悶える。
 悠美は、固い蕾を傷つけぬよう、優しく指先を動かし、クリームをまぶしていく。
 軽く捻りを加えてみたり、指を抜き差ししていくうちに、さつきのアヌスからは次第に力が抜け、徐々にさつきの上げる声の質も変わっていく。
「くぅん・・・あふぅ・・・うっ・・・いたっ・・・はぁ・・・」
 時折痛みはあるようだが、それ以外に、さつきは今まで経験したことのない感覚を、悠美の指先により、肛門から感じていた。
「あら、さつきちゃんはお尻が感じるのかな・・・。
 可愛い声よ・・・」
「そんな・・・違いま・・・あんっ・・・」
 全身を真っ赤に染めてさつきは否定するが、その声には、幼い快楽による甘い響きが混ざっている。
「感じるのは悪いことじゃないわよ・・・。
 ここだって、これからしっかり使えるようにしないとだめなんだからね・・・。
 あらら、可愛い乳首がこんなに固くなって・・・」
 亮子がさつきの耳元で囁きながら、ふくらみかけのさつきの乳房を撫で回す。
「きゅぅん・・・そんな・・・亮子さ・・・んんっ!!」
 ピンピンに尖った小さな乳首を転がされ、肛門からは未知の快感を送り込まれ、さつきは虚ろな表情になりながら、ただただ喘いでいた。
 幼い花芯も徐々に綻び、僅かに花開いて、透明の愛液を滴らせている。
「じゃあ、入れるわよ、力を抜いて、楽にしてね」
「はぁ・・・はぁ・・・はい・・・」
 さつきの肛門から力が抜けてきたのを感じると、指先を抜き、悠美は房の先についている棒にもクリームを塗り、僅かに開いた蕾に添えると、そっと差し込んでいく。
「うぐっ・・・あう!!痛っ・・・!」
 肛門にあてがわれた硬い異物の感触に、さつきは悲鳴を上げる。
「もうちょっとだから、我慢して・・・」
 さつきを励ましながら、悠美はゆっくりと棒を根元まで押し込む。
「はあ・・・はあ・・・うぅ・・・はあ・・・」
「ほら、入ったよ。
 よく頑張ったね」
 根元まで棒が埋まり、痛々しく拡がったさつきの肛門から、可愛らしい尻尾が生えている。
 2人はさつきを優しく立たせると、仕上げに、2本の金の鎖をさつきの腰に巻いていく。
 最後に残った鎖を、股間を通して、腰の鎖に止め、小さな南京錠で鍵をかけると、さつきの可憐な尻尾は、腰の鎖と、無毛の割れ目に食い込んだ鎖によって固定される。
「さつきさん、頑張ったわね・・・。
 これで、さつきさんも、可愛らしい奴隷になれたわよ」
「可愛いよ、さつきちゃん。
 ほんと、よく頑張ったね」
 亮子も悠美も、自らの経験と重ね合わせ、感極まったように涙ぐんでさつきを抱きしめる。
「はい・・・はい・・・、さつき、頑張ります・・・、ありがとうございました・・・」
 3人は、そのまましばらくの間、抱きしめあっていた。

「さ、じゃあ、いよいよ、さつきさん、倉沢様とご対面よ」
「はい・・・パパに・・・会えるんですね・・・」
「そうよ、うんと可愛くなったさつきちゃんの裸をしっかり見てもらうんだよ」
「うん・・・でも、恥ずかしいな・・・」
 照れたような微笑を浮かべるさつき。
「大丈夫、さつきさん、貴女はとっても可愛いわよ。
 自信を持って」
「はい・・・亮子さん、悠美さん、ありがとうございました」
 亮子と悠美は、再びさつきに微笑みかけ、白い大きなショールをさつきの身体に巻きつけていく。
 まるでそれは、和馬への可憐なプレゼントであるかのような姿であった。
「じゃあ、さつきさん、あのドアの向こうに、倉沢様が待ってるわ」
「さつきちゃん、歩けるかい?」
 悠美に言われ、さつきは少し歩を進める。
「んっ・・・ひぁっ!だ、大丈夫です・・・。
 くふぅ・・・」
 歩くたびに、割れ目に食い込んだ鎖が、先ほどの刺激で敏感になったクリトリスを擦り、さつきは甘い快感に身を震わせる。
「私たちの仕事はここまで。
 さつきちゃん、これから、頑張っていくんだよ」
「これから、いっぱい恥ずかしかったり、痛かったりすることがあるけど、倉沢様を信じて、頑張ってね」
「はい・・・頑張ります・・・」
 さつきは小さく、だが力強く頷くと、ゆっくりドアのほうへ進んでいった。
「じゃあね、さつきちゃん・・・」
 亮子がドアを開くと、外からの風が吹き込んで、さつきの身体に巻かれたショールを揺らす。
 その向こうには、愛しい父、和馬が、優しい笑みを浮かべて待っていた。

「さつき、よく来たな」

「パパ・・・・!!!!」

 さつきは、愛しい父の元へ、太陽の光の中、一気に駆け出していった。


文章:キャスターさん


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