「純白の雪、茶に染めて」
第5章 ふたり〜純白の雪の上で〜
水野 由紀(「聖女学園」より)
13歳 中学2年生
体型(推定) 身長:144cm 3サイズ:71-48-72
髪は短めで顔は童顔。目が大きいのが印象的でかわいい少女。身体は、ちょっと小柄で、線が細い感じがする。全般的にまだ発育途上という感じで、胸もわずかにふくらみ始めたという感じ。
中学2年で、親が事故で亡くなったため、容姿試験に合格し、学費無料で聖女学園に転校してきた。元もとの性格は明るいのだが、恥ずかしがりやで、性的な知識はほとんどない。
川上 綾(「聖女学園」より)
13歳 中学2年生
体型(推定) 身長:133cm 3サイズ:64-45-66
一見したところ小学校3〜4年生ぐらいにしか見えないがれっきとした中学生。髪は両側にお下げにしており、顔は至って童顔。身体の方も同様で胸はまだほとんど膨らんでいない。身長も、小さく小柄。
「もしもし、2年生担任の北島です。ええ、はい……バス内での下痢便当てについて、想定外の事態が発生しまして……」
担任の北島先生が、本校に連絡をとっている。本来、弁当の一つに下剤を仕込み、それを食べた生徒を当てるというものだったが、今回は綾と由紀、二人が下痢便を出してしまった。下痢をした生徒には合宿所についた後に罰則が待っているのだが、それをどうするかが問題となった。
「先生! 二人とも罰則を適用するべきだと思います!!」
男子の一人が声を上げる。さすが聖女の男子、それに同調する声がそこかしこであがる。
「せ、先生……綾ちゃんは、朝からおなかこわしてたらしいんです。だから……せめて、私だけに……」
排泄からしばらく経って、ほんの少しだけ落ち着きを取り戻した由紀が、綾をかばった。
そんな議論の結果、教務主任に相談するという形でまとまったのである。
「はい。状況を説明しますと、まず昼過ぎ、13時15分ごろ、川上綾が差し迫った表情で便意を訴えました。おなかを押さえながら、かなり必死に我慢していたようです。そして、2階のおまるで液状の大便を大量に排泄したのです」
「い、言わないでぇっ……」
事実を……当事者にとってはあまりに恥ずかしい事実を、先生の口は次々と紡ぎだす。もちろん、声を小さくすることなどしない。その声は、綾はもちろんクラスの女子、男子にもはっきりと届いていた。
「ええ。ただ、その後に水野由紀も便意を訴えました。おなかがゴロゴロとものすごい音で鳴っていましたから、出す前から下痢だとわかりました。もちろん、ひどいどろどろの下痢で……ええ、今送った映像のとおりです」
「や、やめてぇっ!! やめてくださいっ!!」
綾が終われば次は由紀の番である。あろうことか先生は、携帯電話のカメラを下痢便の詰まったビニール袋に向けていた。そんなものを記録されてはたまったものではない。……もちろん、少女たちには知らせず、普段からの痴態の一切は映像におさめられているのではあるが……。
「水野は、下剤を飲んだのは自分で、川上はもともと下痢だったのだから、罰を受けるのは自分だけでいいと申しておりますが……いかがいたしましょう」
………。
沈黙。特に、綾はこの電話次第で自分の運命が決まるのだ。
「そうですか……ええ。私も、そう思います。では、そのように」
先生がそう言って、通話を切った。
………。
「………この下剤弁当の目的は、各人の危機管理意識の確認にあります。その目的から言えば、何の疑いも持たずに弁当を食べた水野さんはもちろん……」
(何も知らせずにそんなことやる方が悪いんじゃない……)
由紀は心の中でそう思ったが、口には出せなかった。
「川上さんも、特別な行事の日である雪山合宿の当日に、不注意にしろ何にしろ下痢をするというということは、明らかに危機管理意識に欠けているとしか言いようがありません。従って、二人とも罰則を受けていただきます」
「おぉーっ!!」
男子の歓声。そして、沈黙する二人。
瑞穂たち他の女子は、二人に同情を感じながらも、何も助ける術を持たなかった。
「うぅ……」
合宿所の廊下を歩く由紀の姿。その股間は、毛糸のパンツで覆われていた。しかし……そのパンツは、後ろ半分……おしりが丸出しになったOバック仕様のものであった。
「いつ下痢便を催してもパンツが汚れないようにという配慮により……」
そんな宣言とともに手渡されたOバックパンツ。由紀は、ただ恥ずかしがらせるための言葉責めだと思っていた。だが……聖女学園の行事というものは、由紀の想像の一歩上を行っていた。
ギュルルルルルルルルルッ!!
「ひぃっ………!!」
先生の言葉通り……由紀は再び便意をもよおしていた。下剤の効力は、まだ由紀に安らぎを与えてはくれないのだった。さっきの下痢に勝るとも劣らない腹痛……そして、おしりに集まってくる水っぽい圧力。
しかもひどいことに……合宿所には女子トイレがない。女子がもよおした場合、男子の部屋を回って一定数の見学者を集め、「野外排泄見学ツアー」を組まねばならないのである。激しい便意に一分一秒を争う状態の由紀には、それは死活問題だった。
「お、おねがいしますっ……おトイレに行きたいんです……ついてきてくださいっ……」
「いや……さっきも瑞穂ちゃんの見たしなぁ。別にいいよ」
「そ、その……もれそうなんです……おねがいします、もう……」
「そう? じゃあそこでしちゃえば?」
「い、いや……お、おねがいします! ゆ、由紀の恥ずかしい……う、うんちを見にきてくださいっ!!」
「お、うんちなのか? でもなぁ……」
「そんな、あぁぁぁ……おねがいです、またおなか痛くて……さっきよりすごいうんちが、たくさん出ちゃいそうなんです、だからぁぁっ!!」
「そっか、それじゃせっかくだから見るか……」
由紀の限界を推し量りつつ、男子がゆっくりと腰を上げる。
「は、早く、おねがいですっ!!」
………。
「うっ……うぁぁぁ……」
結局、バスの中と同じような格好で我慢を続けながら、外に向かう羽目になってしまった。
「ゆ、由紀ちゃん……」
「あ、綾ちゃん……綾ちゃんも?」
廊下の反対側からは、「川上綾・野外排泄見学ツアー」と書かれた旗を持った綾が、男子を引き連れて苦しげな表情で現れた。
グギュルルルルルルッ……。
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ……。
二人のおなかの音が、何とも言えない奇妙な旋律を奏でる。
「おっ、一度に二人か……こりゃ楽しみだな」
「うぅっ……」
「いやぁ……」
そう言いながらも、おなかの中の老廃物は二人を許してくれない。いや、おそらく「老廃」というほどには栄養を吸収されていないのだが……。
ブッ!! ブビビビビッ!!
「あ……綾、もう……もうだめぇ……!!」
合宿所の外に出た途端、肛門を押さえる手をはねのけて、中から液体が弾け出てくる。「いつ下痢をもよおしてもいいように」というOバックは、その目的を存分に果たしていた。
「んーーーーっ!!」
ビチビチビチビチビチィィィィーッ!!
倒れるように真っ白な雪の上にしゃがみこみ、おなかの中の茶色い液体を解放する。
「あ……綾ちゃん……わたしも……」
もう我慢できない……その言葉を続ける余裕すらなかった。綾のすぐそばに座り込み、肛門の締め付け、外からの押さえつけを解き放つ。
ブビュルーーーーーーッ!!
ブリュビジュルルルッ!! ビシャァァァァァッ!!
由紀のおしりからも、茶色の水流がほとばしる。
一面の銀世界の中で、下痢便をおしりの下に撒き散らす二人の少女。
あらゆる部分が未発達な小さな身体。まるで妖精のような美少女の身体から……果てしなく汚い物体が噴射されていた。
吐き出された下痢便は、湯気を上げながら雪の上に水たまりを作る。綾の、由紀のおしりの下の茶色の水たまりが、その大きさを競うように広がっていく……。
「うぅっ………やぁぁぁぁ………」
ビジュブジュビジュルルルルルルルッ!!
ジュバビリュブビィィィィッ!! ブリュルルルッ!!
ブピブピビュルルルビチビチビチビチビチッ!!
「くっ………あっ…あぁぁ………」
ブリュブリュビチビチッ!! ブビビビビッ!!
ビチィィィッ!! ジュルビチャブジュゥゥゥッ!!
ブリリリビチビチビチブビュルルルルルルルルルルッ!!
雪山合宿は、こうして白と茶色のコントラストで幕を開けた……。
あとがき
いつか書こうと思っていた聖女学園の小説です。由紀や瑞穂の排泄歴など勝手に作ってしまった気もしますが、これだけ世界観と設定がしっかりしていると作る方としても非常に楽しいです。使っても使っても使い尽くせない設定を工夫するのは非常に楽しく、当初の約2倍の分量になってしまいました。ロックさんの書く本編がどんどん長くなっていくのがわかる気がします。
内容的には、やはり自分は性的描写が苦手ですね。つくづく一般の人にとっては役に立たない文章しか書けません。その代わり排泄に関しては今回も盛大ですので、お好きな方はどうぞお楽しみください。
文章:メルティ さん