スバラシイ報酬
〜3年 紀本志穂の場合〜


「…、あう…、や、やめてください…」
 志穂は机に手をついて、弱々しく拒絶の反応を示していた。
「紀本さん、しっかりと読みなさい」
 教師は、志穂が何をされているのかが全く見えていないかのように注意をした。
「は、はい…。
 When I am…、あん…、い、in うぐ…」
 志穂は今、英語の教科書を朗読している。
 そして、まわりの男子によって弄ばれている…と言うと、いつものことのように思えてしまうが、今日の志穂の場合は、いつものこととは言えなかった。
 志穂の後ろの男子は、志穂の股間に極太のバイブレータを突き刺し、緩急をつけて志穂を責め立てている。
 そして前の男子は、志穂のクリトリスに紐付きクリキャップをつけ、引っ張ったり緩めたりしながら、最も敏感な部分に刺激を与え続けている。
 左右の男子は、制服を捲り上げて剥き出しになった志穂の両乳首に紐付きの乳首キャップをとりつけ、幼い左右の突起にいたずらをしている。
 しかも、この朗読は10分以上も続いていた。
 いつもなら、教師によって中断されるはずなのだが、今日はなぜか一向に中断される様子がない。
 10数分ものあいだ、敏感な部分ばかりを刺激され続けた志穂は、目には涙を浮かべ、顔を上気させ、後れ髪を首筋に張りつけるという淫猥な雰囲気をかもし出していた。
 そして、制服をたくし上げられ丸見えとなっている幼い乳房は、紐によっていやらしく左右に開かれては、プルンと震わしながらもとの形に戻るという動きを繰り返していた。
 そして、何度も果てる寸前に追いこまれているにもかかわらず、いまだ一度も果てることを許されない志穂は全身を震わせ、まともに立つこともできずに、手を机の上についている。
「紀本さん、ちゃんと読み終わるまで、座らせないわよ」
「は、はい…」
 志穂は必死になって教科書を読み始めた。

 キーンコ―ンカーンコーン

「あら、時間ね。
 紀本さん、全く進まなかったわね。
 また次回も当てるから、そのときはちゃんと読めるようにね」
「はあ、はあ、はあ、…はい…」
「起立!礼」
「あぐぅ…」
 礼をした瞬間、股間に思いきりバイブが突っ込まれ、志穂は喘ぎ声を上げてしまった。
 こうして、恥ずかしい英語の授業は終わった。
 いつも以上に激しい焦らし責めを受け続けた志穂の身体は、もう限界まできている。
 焦らしはこの英語の授業だけではなかった。
 今日1日、志穂一人に集中している。
 そのため志穂の我慢は限界に達していた。

――― オナニーしたい!! ―――

 志穂の頭の中はそのことしかなくなっていた。
 幸いというべきか、このクラスでは志穂一人が自慰抑制週間で目標を達成することができた。
 そのため、今日からこの教室には志穂専用の自慰室が用意されている。
 ここに入れば、誰から見られることなく自慰をすることができる。
 志穂の足は、自慰室に向かおうとしている。
 しかし、このボックスに入るということは、「自分は今自慰をしています」と言っているようなものだ。
 ためらってしまうのは当然である。
 しかし、今日の男子の責めは志穂一人に集中している。
 もうこれ以上の我慢は無理だった。
 志穂は覚悟を決めると、教室の後ろに向かった。
 にやつく男子の顔を極力見ないようにした。
 でないと、決心が揺らぎそうだったからだ。
 頬を赤く染めながら、教室の後ろにたどり着いた。
 しかし、自慰室になかなか入ることはできない。
 すると男子たちは志穂の周りを取り囲んで、口々に冷やかしを始めた。
「志穂ちゃん、今からオナニーするみたいだぞ」
「いいよなぁ…、毎晩寮でしてるくせに、学校でもできるなんて…」
「ただ、すけべなだけじゃないの?」
 男子たちの冷やかしに、顔中を真っ赤にした志穂は、入るのをためらってしまった。
 しかし、ここで入らなければ、さらに好奇の目にさらされることになる。
 志穂は思いきって扉を開けた。
 その瞬間、
「あ、俺、志穂ちゃんのオナニーの時間はかってあげるよ」
 志穂は固まって動けなくなってしまった。
 体が動かない、前に進めなくなってしまったのだ。
 すると、
「お、な、にー! お、な、にー!」
 男子たちがコールを始めた。
 あまりの羞恥に志穂は全身を震わせている。
 真っ赤になった頬を雫がつたって落ちた。
 志穂は拍手喝さいを受けながら、自慰室の扉を閉めた。


文章:帰ってきた暴走アフラマズダ十三世7(元は) さん


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