「ヨクセイとホウカイ」
〜桐生彩那(1年時)のケース〜


「ピー」
 体育教師の笛が体育館に響き渡る。
 今は1年生が体育の授業を受けている。
 いつも通りの、いやらしく破廉恥極まりない授業であるが、少女たちの様子はいつもとは違っていた。
 少女たちはみな、いつも以上に顔を上気させ、乳首は痛いほど勃起し、バイブの突き刺さった股間からは淫らな液体が糸を引いて垂れ流れている。
 自慰抑制週間3日目、湧き上がる淫らな気持ちを解消できないままでいる少女たちにとって、この体育の授業は地獄であった。
「ピー」
 笛の合図に合わせ、一斉に少女たちが淫らなマット運動を始めたが、みな大きな喘ぎ声を漏らし、まともに前転をすることができない。
「はい、次!」
「んぐ!…きゃん!」
 いつもなら声を堪えながら授業をし続ける友美でさえ、淫らな声をあげマット運動をしていく。
「…あぐぁ!…あうぅ!」
 いつもならなんとか成功する伸膝前転も、今日はうまくいくはずもなく、思いきり尻をマットの上に落とし、悶絶していた。
 バイブの刺激から逃れようと腰をひねろうとした瞬間、友美は突然肩を押さえこまれてしまった。
「浅野さん、今日はどうしちゃったの?」
 なんと体育教師に肩を押さえこまれてしまったのだ。
 体育教師は、友美に親しげに語り掛けるようにマット運動のこつを教えていく。
 しかし、肩を押さえこまれバイブの刺激から逃れられない友美に、その声は全く届いていなかった。
「あう…、ぐ…、あ、あ、…」
 果てる!そう思った瞬間、身体が宙に浮いた。
 先生が立ち上がらせたのだ。
「次はがんばってね、浅野さん」
「…、ま、また…」
 誰にも聞こえない声で友美はつぶやいた。
 この3日間、教師も男子もいつも以上に責めたてるのだが、絶対に逝く寸前で止められてしまう。
 この1週間は自慰でしか果てることができないのである。
 友美は列の最後に戻っていく。
 顔は必死に平静を装おうとしているが、その頬は赤くそまり、汗で透けた体操服に浮かび上がる突起は、恥ずかしい自己主張をしたままである。
 そして、股間からは大量の愛液がふとももを伝って、だらだらと流れ出している。
 もちろん、これは友美だけでない。
 クラスの女子生徒全員がそういう状態である。
「次!桐生さん!」
「は、はい…」
 力なく返事をすると、彩那はマットの前に立った。
 もともと運動が苦手である彩那にとって、体育の授業は苦痛でしかない。
 しかも、「オナニーが大好き」な彩那にとっては、この自慰抑制週間そのものが苦痛の元である。
「…あぁぁ!」
 通常の前転でさえも大きな声を上げてしまい、まともにすることが出来ない。
 かがんで丸見えの股間からは、どんどん淫らな液体が垂れてくる。
 しかも身体の震えも止まらない。
 それでも続けなくてはならないのである。
 彩那は開脚前転をした。
―――ヴィーーーーン!―――
「はん!…うう…」
 体育館に無慈悲な機械音と少女の喘ぎ声が響き続ける。
 開脚前転を失敗した彩那は、尻もちをついたまま動けなくなってしまったのである。
「あん…だめ…、うぐ…いや…」
 彩那自身は、この責めから一刻も早く逃れたかった。
 しかし、この数日間まともに果てることの出来ていない身体は、むさぼるようにこの快楽を受けつづけようとする。
 彩那は上半身を必死に振り、手を床について起き上がろうとするが、彩那とマットの接地点は決して離れようとはしてくれなかった。
 その滑稽な動きに男子たちは大笑いをしていた。
「い、いや…なんで…」
 このあまりにも恥ずかしすぎる状況は数分続いた。
 当然、彩那の身体は多くの快楽を得て、まさに頂点まで上りつめようとしていた。
 しかし、その寸前、彩那の身体が持ち上がった。
 教師が彼女を立ち上がらせたのだ。
 この羞恥地獄から逃れられたという本人の意思とは裏腹に、彩那は一瞬不満そうな表情を浮かべてしまった。
 その原因を作った教師は、彩那を立ちあがらせて元の位置に戻っていくと、再びマットの上には彩那だけになった。
 しかし彩那の様子がおかしかった。
 なかなか伸膝前転をしょうとせず、立ったままでなのである。
 みなに背を向けているため、最初はなにをしているのかわからなかった。
 しかし、ある男子がにやけだすと、すぐに他の男子たちも気がつき始めた。
 焦らされ続けた彩那の身体は、本人の意思を無視し、ついにみんなが見ている前であるにもかかわらず、自慰を始めてしまったのだ。
「いや…、そんな…、うふ…、はう…」
 このあまりにも恥ずかしい自分の行為に彩那は泣き出しそうになった。
 そこに追い討ちをかけるように、教師がしゃべりはじめた。
「みなさん、いま桐生さんはオナニーをはじめてしまいました。
 授業中にオナニーするなんて、許されることなんでしょうか?」
「はい、先生!
 オナニーなんて寮でやれって気がします」
「毎晩寮でやってるじゃん。
 授業中ぐらいがまんしろって感じだよ」
「きっと俺達にオナニーを見せたいんでしょ、変態だな…」
「オナニーを我慢できないなんて、人間としてちょっとどうかと思います」
 男子たちの発言のたびに羞恥心を大きくしていく彩那だが、自分の両手は自分の意思に関係なく自らの身体を慰め続けた。
「みなさん、この桐生さんのオナニーはカウントされるので、何回になるのか数えましょう。
 みなさん、桐生さんの周りに集まってください」
 それを合図に、男子たちは我先にと彩那の周りを取り囲んだ。
 そしてあらゆる角度から至近距離で彩那の自慰を観察しては、ひやかしを口にしていた。
「いや…、ひっく、やめて…、やめてください…ああ、みないで…」
 嗚咽をあげながらも彩那は自慰をやめることは出来なかった。
「こら、女子もちゃんと観察しなさい」
 そう言うと、女子4人を一番前に来させた。
 女子はみな、まともに彩那を見ることができないでいた。
 クラスメイトの恥ずかしい姿を見ないであげたい、もちろんその気持ちはあった。
 しかし、それだけではなかった。
 少女たちはみな、目をつぶったり、泳がせたりしていたが、聞こえてくる彩那の甘い吐息に反応し、乳首を勃起させ、股間からは蜜を垂れ流していた。


文章:帰ってきた暴走アフラマズダ十三世7(元は) さん


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