「運命」


「…、もうやめて…ください…」
 全裸に靴下だけという、あまりにも恥ずかしい格好で奈々とすずは体育館に立たされていた。
 その周りを男子が取り囲んでいる。
 その中心には房総院十三がいた。
 床にはたくさんの道具が置かれている。
 二人の少女の胸は痛いほど張っており、その先の淡いつぼみは、幼いながらもこれ以上はないというまでにいやらしく起き上がり、恥ずかしい自己主張をしていた。
 しかし、二人とも後ろ手に縛られていて、胸も、そして股間すらも、恥ずかしい部分を隠せないでいた。
「も、もう、だめぇ…」
 房総院十三は、クラスメートをさんざん乳首責めし、見事に乳首を開発した経歴がある。
 そのため、今年度の3年女子は「乳首クラス」、そして彼自身は「乳首サーティーン」と呼ばれるようになった。
 そんな彼にとって、乳首が性感帯であるすずと奈々は、ちょっとした遊びには最高の獲物だった。
 こうして気が向くたびに、呼び出しては乳首のみを苛めていくのである。
 十三は床に置かれた道具の中から、小さな筆を二つ取り出した。
「よし、桜井、じゃあお前が1分間、体を動かさずに休めの姿勢をとり続けることができたら、許してやる」
「そ、…そんなぁ…」
 その難しすぎる課題を拒もうとした奈々を一括し、「休め」の姿勢をとらせると、十三は筆を使って優しく、触れるか触れないかほどのタッチで奈々の乳首を責め始めた。
「ん!…んー!」
 敏感になっている乳首を集中的に、しかもこんなソフトタッチをされては身体中の毛がそそり立ってしまう。
 奈々は目を閉じ、歯を食いしばって耐えていた。
 すると、十三は突然、筆を動きを激しくした。
「だ、だめですー!」
 奈々は耐えきれずに体をビクッとさせた。
 しかし、男子2人が奈々の肩を押さえてしまった。
 十三はなおも乳首を責め続けた。
「そ、そんな!お、終わってぇ!」
「我慢できなかった罰だ!5分間やってやる!」
 その後、十三は5分間もの間、抵抗する奈々の乳首を筆で責めつづけた。
 筆による乳首責めが終わると、奈々は、涙を流しながらぐったりとその場に座りこんでしまった。
 そして余韻が残っているのか、ときおり身体をヒクヒクとさせている。
「お願いです!奈々ちゃんを許してあげて!」
 その姿に見かねたすずが、必死に懇願した。
 すると十三は、すずの乳首を触りながら言った。
「なんだ?乳首びんびんに勃ってるじゃないか?
 代わりに自分がやられたいのか?」
「そ、そんなことは…」
 すずは俯いてしまった。
 そんなすずを見て、十三はポケットから塗り薬のようなものを取り出し、すずの乳首に丹念に塗り始めた。
「どうだ?」
 暫くすると、すずは身体をくねらせ、額に油汗を浮かべ始めた。
「どうだ?」
「………」
 すずは苦しそうな表情を浮かべている。
 薬を塗られたすずは、今乳首が熱く、また痒くてたまらなくなってしまったのである。
 数分後、すずは震えた声でつぶやいた。
「お願いです、…乳首を、…、乳首を…」
「はぁ? 乳首をどうするんだ?」
 十三はすずの乳首を軽く引っかいた。
「きゃう!」
 この薬の成分のせいで、すずの乳首は、今驚くほど敏感になっている。
「乳首を触ってください!!」
 すずは叫んだ。
 そんなすずに向かって十三は
「体育館から出て、誰かに触ってもらえ」
「そ、そんな…」
「もちろん、その格好でな。
 とは言っても教室にはもう多分人は残ってないからな。
 職員室か、寮まで戻るしかないかな」
 十三の周りの男子たちが笑った。
「今から10分後に、奈々にもこの薬を塗るからな。
 おまえがいやらしい乳首を慰めてもらって戻ってきたら、奈々の乳首を舐めてやれ。
 早く帰ってこないと、奈々はまた泣き出すかもな…」
 十三のその言葉にすずは観念した。
 十三は一人の男子を指名した。
「おい、お前、不正しないように一緒についていけ。
 あ、そうそう…」
 まだ何か言おうとする十三に、すずは表情をさらに曇らせた。
「相手は女子生徒でもかまわないが、そのときは口で舐めてもらえ、いいな?」
 すずは目に涙を浮かべながらも、奈々には大丈夫そうな表情を見せた。
 そして、全裸のまま体育館を出ていった。
 体育館を出た直後、すずの瞳からは涙があふれ出ていった。


文章:帰ってきた暴走アフラマズダ十三世7(元は) さん


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