「・・どうするかな・・これ」

溜息を付き、目の前で蠢くそれを見る白衣の男

無精髭を生やし、よれよれの格好をした、見るからに怪しい格好だが・・・

「博士、どうか?」

きりっとした風体の、ビジネススーツを着こなす男が問う

カルテをめくる手を止め

「いや・・この仕事拘束時間が長いじゃないですか、機密が多いせいで外にも出られないし・・・で、暇つぶしに造ってみたんですが」

「それも生物兵器ですか?」

・・・バイオテクノロジー、DNA配列の変換による生態の変化

それはあらゆる分野に及び、特に彼はその中でも卓絶した存在だった・・・男が読み進めるカルテはその研究成果の一部、知能を高め、対象を認識し殺傷できる猿や、牙に毒を仕込まれ生物を察知する鼠、情報を記憶し海中に超音波を伝え、情報漏れの存在しない通信を行う海豚など・・・彼がこの世に産み出した生命は多岐に及ぶ

そのせいもあり、実験三昧で拘束されているのだ・・・既に趣味も兼ねているためそれはそれで問題はないのだが

「まぁ・・ね、個体識別機能と毒殺機能を付与した生物なんだけど・・元々生物兵器は一見無害な生物を改造するじゃないか、だからこいつは失敗作とも言えるんだ・・でもねぇ」

だらだらと、珍しく言い淀む男に興味を引かれたのか・・スポンサーとして、白衣の男に報告書の提示を求め・・・苦笑を浮かべる

「なるほど・・これは素晴らしい、是非一度実験してみたいですね」

「そ・・そうかい?」

「ええ、博士にはお世話になってますし、とびきりの実験素材を調達しましょう・・」
 
 
 
 

「ただいまぁ」

大きく息を吸い込み、扉に叫ぶ・・けれど返事は返ってこない

・・・

(もう・・駄目かな)

可愛らしい容姿を悲観に浸らせ、俯く少女

14,5・・幼い故の愛らしさを持つ、将来が楽しみな容姿をしている

艶やかな黒髪は跳ねることなくしっとりと腰まで伸ばされ、整った顔立ちはけれど伏し目がちにされ

まだ少女らしさの残る体躯を緩慢に動かす

小笠原美紀・・・その名も、近々佐藤美紀と変えられる事が決まった、もうその決断は変えられないだろう

美紀の両親が不仲になったのは尽くが互いの浪費癖だと言える、互いが互いに隠れて借金を重ね・・そして同時にそれが明かされたときに家庭は崩壊した

自分にとって両親の離婚は人事のような物だ、浮気を重ねる父とホストに入れ込んだ母・・・いっそ家を出れればどれほど幸せか、何度そう思ったか

・・そして今日も、いつものように、自分一人だけの部屋へ戻り・・・意識は、そこで途絶えた

「確かに・・愛らしいお嬢さんだ、では・・契約はこれで」

「ひ・・一晩だけですね?」

「ええ、もちろん・・彼女の身体に傷1つ付けることなくお返ししますよ、もちろん処女のままで」

「え・・ええ・・」

「これを・・現金です・・・」

・・・そして美紀の意識は闇に閉ざされた
 
 
 
 

「・・あ・・れ?」

目を擦って起きあがる、そこは・・・

「何?・・ここ」

部屋・・何もない・・けれど不思議なことに、四方が鏡張りの

美紀の知る由もない、実験体の独房、監視を目的とした部屋、そこに学校から帰宅したままの格好で寝かされている

「・・ゆ、誘拐?」

怯えるが・・何もない、乱暴された形跡も、拘束された後も

けれど、意識を失う直前・・最後に彼女の耳に漏れ聞こえた会話は

「お父さん・・お母さん・・」

・・・その光景を、マジックミラーとなっている四方から覗き見る白衣の男、他にも数人、この珍妙なショウを見学に老獪した男達が集い

「彼女をこれ以上怯えさせては可哀想だ、早々に実験を開始しよう」

・・天井に穴が開き、二匹のそれが投下される・・・生態兵器と呼ぶことすらおこがましい存在・・・それは、吸盤をくねらせながら自らが欲するフェロモンを嗅ぎつけ

「・・た、蛸?」

美紀に跳びかかった

「な、何?こないで」

美紀の腕に絡みつくと、美紀の身体にまとわりつく蛸、それは吸盤で彼女の身体に吸い付き

「ひっ」

その妙な仕草に震える美紀・・もう一匹は彼女の脚に吸盤を絡め

「きゃああああぁぁぁあぁっ」

脚に巻き付くとそのまま身体を這いずってくる蛸、膝に巻き付き・・太腿をずりずりと、這い上ってくる

「いやっ」

思わず手で掴もうとするが

ぐにゃっぐにゅ

不定形のその身体はぬるぬると滑り掴めない

「ひっ、やだぁぁっ」

ばたばたとスカートをはためかせるが蛸は意に介さない、制服が乱れ、男達が失笑を浮かべる

軟体生物に襲われる美少女、妄想としては面白いが、現実にそれをもせられるとは思わない

そのまま、蛸は顔近くまで這い上がり、もう一匹が太腿に絡みつく、美紀は・・顔近くの蛸を羽交い締めにすると、それを鏡に叩きつけ

ぷっ

痛みを感じたのか、墨を吐く器官から奇妙な液体を吹き出す

「ああ・・あれ、媚薬ですね、吸盤からも分泌する仕組みになってます」

白衣の男の言葉を裏付けるように、腰をくだけふらふらする美紀

その胸元に、蛸の吸盤が滑り込み

「ひっ」

吸盤で張り付いて離れない・・同じように太腿に吸い付く蛸もショーツの内側に吸盤を入れ、吸い付く

「やっ・・やだっ・・このっ」

何とか引き剥がそうとする美紀とは裏腹に、ずりずりと身体の内側に滑り込んでいく蛸・・その吸盤でブラに吸い付くと、脚を絡め、ブラを引き剥がし

「ひっ」

「ナイロンや布地の殻は取るようになっています」

胸に滑り込む蛸、制服の内側でぐにゅうもごと蠢き

「ひっ・・やっ、やだっ」

制服を脱ぎ散らす美紀、白い肌が晒され・・上気する頬の下、ブラを振り回しながら胸に吸い付く蛸・・その脚が右の乳首に絡みつき吸盤を立て、その口が・・左の乳首を吸い立てる

「ひっ・・やっ、ま・・まさか本気でこの蛸たち・・私を」

その行為に、危機感が急いたのか、スカートをめくると

「ひっ・・」

じゅくじゅくと、墨ではない液体を吐き出し、ショーツをぐしょぐしょに濡らす蛸、うっすらと透ける恥毛を求めるようにその脚が蠢き

「ふんっ」

その中で、乳首を吸い立てる蛸・・吸盤の張り付いた乳首はつんつんと引っ張られ、鋭敏化された感覚の中で悶える美紀

「やだってば・・」

ぐっと、その蛸を掴むと引っ張るが・・器用に胸にだけ吸盤を這わせ

「あっんく・・」

引っ張れば引っ張るほど胸に刺激が加わる、そして

「ひゃひっ」

声を上げ、膝をくだける美紀・・ショーツに吸い付く蛸が、その脚を秘裂に貼り付けた

「ひっ・・ひうっ」

ぐにゅうぐにと蠢き、吸盤を振るわせる蛸に・・美紀も身を捩らせ、スカートを脱ぐと、その蛸を引き剥がしにかかる

「はぁっ・・はぁ」

脚を掴んで離そうとするが、胸に吸い付く蛸同様吸盤を秘裂に立て

「んぁっ」

髪を振り乱し、汗に濡れた四肢を投げ出して悶える美紀・・その体躯を蛸の足が這い

「ひっ・・ひぃっ」

蛸が、ショーツの内側に滑り込む・・白いショーツの内側で、極彩色の蛸が不気味に蠢き

「あんっ・・あんぁっ」

嬌声が響き渡る・・蛸は邪魔なショーツを己の好物である少女の愛液から引き剥がすと、ゆっくりショーツを膝まで下げ

「あひ・・んぁ」

くちゅっくちゅちゅっ

少女の薄い恥毛とピンク色の秘裂が晒される、まだ幼いそこは蛸の吸盤の痕を残し、べたべたに汚れ、その秘裂を押し開けるように、蛸の吸盤が秘肉に吸い付く

「はあっ・・んぁあんっ」

喘ぐ少女に、胸に吸い付く蛸はゆっくりとその身を全身に這わせ、吸盤を立てず軟体質の身を擦りつける、全裸に剥かれた美紀は、二匹の蛸の愛撫を受け入れるように身を投げ出し

ぐちゅっくちゅくちゅぐちゅっ

「んっぁぁっ、あひっ」

秘裂を蹂躙する蛸の足、それは入り口にだけ吸盤を立て、膜を破ることなく肉壁をかき回すと

ぐにゅちゅっぐちゅちっぎゅむっ

「あんっ・・あぁっ、あああああぁぁぁぁっっっ」

身を大きく仰け反らし、小刻みに何度も震える少女・・その身から、力が抜かれ
 
 
 
 

「・・いい出来だ、個人的に供与して貰いたいね」

美紀の身にシーツが掛けられる・・・そして

・・・その後、無事に家に戻された美紀が、余り似つかわしくないペットと共に、家族で暮らしたことは・・・まぁ、どうでもいいことではある
 


文章:飽田古町さん


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