7月14日 学級裁判 |
男女対抗リレー勝負に
負けた日から、5年1組の女子は夏休みまでの間、男子たちの言いなりになることを誓わされ、学校では常に下半身裸でいることを義務づけられた。 さらに女子たちは女子トイレの使用を禁止され、用を足すときには男子トイレで、しかも個室のドアを開けたままで用を足すことを義務づけられていた。 しかし、そのあまりに過酷で恥ずかしすぎるルールに、ついに耐えられなくなった女子がいた……。 7月13日、5時間目の授業中に急激な腹痛を覚えた加央里は、男子たちの制止を振り切って女子トイレに向かってしまったのだった。 ……翌日の朝の会において、昨日の加央里の違反行為に対する糾弾とその処置について話し合う場として「学級裁判」が執り行われることになった。 当然、被告人として引き立てられるのは、昨日、違反行為を行った加央里である。 教室を法廷の場と定め、被告人席に引き立てられた加央里。 教卓に座るのは、裁判官と検察官を兼任する男子。 弁護人不在で開廷されたこの学級裁判において、被告人の加央里にどのような処分が下されるのか……。 そして、5年1組の女子たちに下される裁定は……。 |