6月20日 遠足
 男女対抗リレー勝負に負けた日から、5年1組の女子は、夏休みまでの間、男子たちの言いなりになることを誓わされ、学校では常に下半身裸でいることを義務づけられた。
 そんな恥ずかしい毎日を過ごしている彼女たちだが、その受難は校外行事においても、辱めの手を緩めてもらえないのだった。

 山のふもとまでバスで移動し、バスから下車した5年1組の女子たちは、注目の的だった。
 なにしろ、ほかのクラスの女子たちは、ジャージやショートパンツといった服装でバスを降りたのに対して、5年1組の女子だけは、全員がヒラヒラと風に舞うミニスカートを身に着けていたのだから。
 美少女ぞろいと言われる5年1組の女子たちのミニスカート姿は、当然ほかのクラスの児童たちの注目を集めていた。
 そして先生による遠足の注意事項の説明を並んで聞いている間、ほんのわずかな……彼女たちがこれまでに経験してきた辱めに比べれば些細とも言えるほどの羞恥――すなわちパンチラ――を晒す女子も、少なからずいた。
 普段、学校ではパンチラを遥かに超える羞恥を味わっている5年1組の女子たちであるが、何も知らないほかのクラスの人たちを前にして晒すパンチラは、いつも教室で味わっている羞恥とは別種の思いを湧き立たせる。
 しかし、このパンチラは、彼女たちがこれから味わう恥辱遠足において、単なる序の口に過ぎない。
 彼女たちの本当の羞恥は、ミニスカートから覗くパンチラ程度で終わる訳もないのである。

 
集合場所に最後まで残った5年1組の児童たち。
 遠足という校外行事における野外露出の辱めが、今まさに女子たちに襲い掛かろうとしているのだった……。





戻る