6月14日 1時間目
 男女対抗リレー勝負に負けた日から、5年1組の女子は、夏休みまでの間、男子たちの言いなりになることを誓わされ、学校では常に下半身裸でいることを義務づけられた。
 そんな恥ずかしい姿を強要された女子たちだったが、彼女たちに新たな恥辱のルールが定めらえた。
 それは、日直となった女子は、黒板前の教壇の上に椅子を置き、その日一日その場所で授業を受けることとされたのである。
 しかも、ただ席を移動するだけではない。
 日直の女子は、クラスメイトの方に向けて置いた椅子に、両脚を左右に大きく開いた格好で座り、そして両手を背もたれの後ろに回す姿勢でいることを義務づけられた。
 その格好は、普通の状態であっても女の子にとってとても恥ずかしくみっともない格好だったが、5年1組の女子たちは、その格好を下半身裸のままで行わなければならないのである。
 それはすなわち、女の子の恥ずかしい割れ目を一日じゅう男子たちに晒すという、恥辱にまみれた「お当番」となるのだった。
 そして、きょうはそんな辱めのルールが施行されてから2日目……。
 きょうの日直は、クラスでもっとも男子と距離を置いていると言われていた、玲だった。






戻る