とある科学の超電磁砲 H
〜ハイパー超電磁砲 《ハイパー レールガン》〜







■ ハイパー超電磁砲

 御坂美琴の身体の中心となる「丹田」で生み出された電気エネルギーは、その力を指先や前髪 から放たれるときに10億ボルトまで抑えられて しまう。
 しかし、その発電ポイントである丹田(へその下 指4〜5本あたり)近くの体内ではさらに高い電圧を生み出すことができ、かつ導電経路を体内で循環させることによりさらに電圧を高めていくことがで きる。
 そうして限界まで高められた電気エネルギーは、丹田近くのポイントに集めることでより高密度のエネルギを生み出すことが可能になることがわかった。
 美琴は通常、指先に集めた電気エネルギーを用いてコインを加速し超電磁砲 《レールガン》 を放っているが、丹田近くの体内で砲身として用いることができる筒状の発射口から撃 ち出すことができれば、より強力な超電磁砲を撃てる可能性が高いということが、研究により判明した。
 この理論を実践するため、美琴は研究員とともに毎日放課後に能力開発訓練を受けることになった。

 そして2ヶ月に及ぶ過酷で濃密かつ濃厚な開発により、美琴は新たな必殺技「ハイパー超電磁砲 《ハイパー レールガン》」を手に入れることになった。

 これには美琴が女であることの利点を最大限に活かされることとなった。
 美琴の丹田近くの体内にあり、かつ砲身として用いることができる筒状の発射口……それには膣穴が最適との計算結果が得られていた。
 これまで指先にエネルギーを集めてコインを加速させていたが、膣壁を使うことで弾丸を全方位からの電磁力で加速させることができ、かつ丹田に最も近い部 位で あることから10億ボルトをはるかに超える電圧をかけ、電流を流すこともできる。
 もはやその電磁力と加熱、加速はコインで耐えられるものではなく、撃ち出すのは直径2cmの特製金属弾となった。
 膣に挿入され膣壁を使って全方位から加速された金属弾は、美琴の膣口から音速の10倍を超える速度で撃ち出され、その威力は指先から撃ち出されるコイン と は比較にならないものとなる。

 この必殺技「ハイパー超電磁砲」を撃つために、これまでスカートの下にパンツとそして短パンをはいていた美琴だったが、有事の際に即座に「ハイパー超電 磁 砲」を撃てるように……ということで、下着と短パンは着用しないよう指導され、スカートの下は裸でいることが義務づけられた。
 さらに一度この「ハイパー超電磁砲」を撃てば、下半身を覆っているスカートはその威力と熱によって跡形もなく消え去ってしまい、下半身素っ裸の格好に なっ てしまうのだが、それはこの能力の性質上やむを得ないこととされた。



■ 三連ハイパー超電磁砲

 膣壁に電磁エネルギーを集中させ、膣穴から超音速で弾丸を射出する「ハイパー超電磁砲 《ハイパー レールガン》」を撃ち 出すことに成功し、新たな必殺技を手に入れた美琴だったが、この「ハイパー超電磁砲」にも欠点があった。
 それは連射性能が低いことであった。

 その欠点を補うため、さらなる能力開発訓練を受けることになった美琴だったが、1ヶ月の特訓の結果、新たな技を手に入れることとなった。
 身体の中心である丹田に位置する子宮で電気エネルギを高めることにより膣穴に超高電圧をつくり出していた美琴だったが、さらにその範囲を下腹部に広げら れるように特訓 し、膣穴近傍であれば筒状の器官を超電磁砲の砲身とすることができるようになった。
 そして第2、第3の発射口として使われることになったのは、肛門と尿道であった。
 これにより美琴は、膣穴から発射する「第1ハイパー超電磁砲」通称「蜜孔ハイパー超電磁砲 《ハニーホール ハイパー レールガン》」に加えて、直腸壁の周りに電流を集中させ、腸内で金属弾を加速させることで発射する「第2ハイパー超電磁砲」通称「肛孔ハイパー超電磁砲   《アスホール ハイパー レールガン》」、そして尿道に電圧をかけて発射する「第3ハイパー超電磁砲」通称「尿孔ハイパー超電磁砲 《ピーホール  ハイパー レールガン》」を手に入れたのだった。

 肛門から発射する「肛孔ハイパー超電磁砲」には、膣内に入れたものより若干細身となる直径 1cmの特製金属弾が用いられることになった。
 この「肛孔ハイパー超電磁砲」は、直腸を利用して加速させることで膣内よりも長く加速させられるとともに、加速中に電磁場を回転させることで弾丸を高速 回転させることができるという特長がある。
 その特性を利用することで、肛門から発射する「肛孔ハイパー超電磁砲」は、膣穴から放たれる「蜜孔ハイパー超電磁砲」と比べてエネルギ出力は劣るもの の、 高い貫通力で対象物を突き抜けて撃破することができる貫通弾を発射できるのだった。

 一方、尿道から発射する「尿孔ハイパー超電磁砲」には、パチンコ玉サイズの金属弾が用いられることになった。
 弾丸のサイズは小さいが、普段から放尿時に狙いをつける経験があることから命中精度が高く、精密砲撃に適しているという特長が見られた。
 弾丸のサイズおよび尿道の加速距離という点で、膣穴を使った「蜜孔ハイパー超電磁砲」や直腸を使った「肛孔ハイパー超電磁砲」よりも威力は下がるが、細 い とはいえ体内の筒状砲身を用いるという利点があるため、従来の指先から射出する「超電磁砲」の3倍の威力を得ることができる。

 最大の威力を誇る「蜜孔ハイパー超電磁砲」、貫通力に特化した「肛孔ハイパー超電磁砲」、精密砲撃に適した「尿孔ハイパー超電磁砲」という3種類の「ハ イ パー超電磁砲」を身に着け、それぞれ独立して連続的に発射することにより、美琴は「ハイパー超電磁砲」の欠点であった連射性能を補うことができるように なった。
 それに加えて、これら3つの「ハイパー超電磁砲」を一斉発射する「三連ハイパー超電磁砲 《トリプル ハイパー レールガン》」は、発射した弾丸が相互干渉することで相乗的に威力が上がり、その破壊力は単独発射した「ハイパー超電磁砲」の10倍以上に高まるため、そ の威力を遮ることはほぼ不可能であり、一撃必殺の攻撃となる。

 しかし、この「三連ハイパー超電磁砲」には美琴自身の限界を超えた発電能力を体内でつくり出すことが必要であるため、意図的に一種の暴走状態を引き起こ し た上で、精緻な演算能力で強引に下半身にエネルギーを収束させるという荒業をこなしながら、撃ち出さなければならない。
 そのため、撃ち出した瞬間に演算から解き放たれて制御を失った電撃が美琴の身体を駆け巡ることになる。
 その暴走電撃は、避雷針に落ちる雷のように、電気エネルギーを収束させた下腹部に位置する突起状の器官であるクリトリスに集中することになり、実に 100億 ボルトもの電撃が美琴のクリトリス一点に襲い掛かってしまう。
 いかにレベル5の電撃使い 《エレクトロマスター》 の美琴といえども、制御を失って暴走する100億ボルトもの電撃を抑えることはできず、「三連ハイパー超 電磁砲」を撃った後には、10分近くもの間、クリトリスに襲い掛かる雷撃の衝撃に晒されることになる。
 そのため、「三連ハイパー超電磁砲」を撃ったときには、美琴は10分に渡ってうずくまったり身を仰け反らせたりして、クリトリスに襲い掛かる衝撃に耐え な ければならないのだった。



■ 超荷電モード三連ハイパー超電磁砲

 美琴の能力開発の過程において、事前に電気エネルギーを貯めておき、そのエネルギーを一気 に 放出することで、限界を超えた高エネルギー攻撃を実現する技術が開発された。
 電気エネルギーを貯めておく場所としては、生体リズムをつくり出している心臓に近い胸部が最適であり、特に女性の場合は胸の膨らみによって、より多くの 電力を貯 めることができることが調査の結果判明した。
 一方、美琴の胸の膨らみは平均よりも小さいということで、蓄えられる電力の不足が懸念された。
 しかし、体内を巡る電気導通性と、性感における神経感度には高い類似性が認められ、美琴自身の身体を用いた実証実験の結果、オッパイの性的感度を高める ことにより、蓄電効率を上げられることがわかった。
 そこで美琴は日々、胸の性的感度向上訓練を行うことにより、オッパイの体積不足による蓄電容量不足を補うこととなった。
 これは美琴が毎日、胸――特に乳首を使った自慰行為によってオッパイの性的感度を鋭敏化させることで実現させている。
 なお、許容容量いっぱいまで蓄電した場合、胸部を駆け巡る電気エネルギーによって常にオッパイが内側から刺激され、常時乳首が固く大きく勃起し続けて痺 れを伴う掻 痒感に苛まれることになるが、それは蓄電時の副作用としてやむを得ない能力の代償である。
 
 胸の膨らみを利用して蓄電した電力を使った「超荷電モード 《ハイパー チャージ モード》」で「三連ハイパー超電磁砲 《トリプル ハイパーレールガン》」を撃ち出すと、暴走した電気エネルギーがクリトリスだけではなく乳首にも集中し、耐えられない威力の電撃が3つの突起に襲いかかってしま う。
 その衝撃で着ている衣服は上半身も下半身も弾け飛び、素っ裸になってしまうとともに、クリトリスと乳首といった3つの敏感な突起で繰り返される荷電と放 電によって 全身の力が抜けてしまい、30分近くもの間、身悶えのた打ち回ることになってしまうことを避けられない。
 特に敏感な性感帯である乳首とクリトリスを痺れさせる電撃に晒され続けるため、電撃を受けている間、美琴は3つの突起をより固く勃起させ、おびただしい 量の愛液を漏ら しながら、絶頂を繰り返すことになる。
 そして暴走電撃が収まるまでのおよそ30分の間に、実に10回以上の潮吹き絶頂を迎えることになり、あたりは美琴の愛液と潮で水浸しとなってしまうのだった。

 美琴にとって、この「超荷電モード」での「三連ハイパー超電磁砲」は、必殺の威力と引き換えに無防備な裸体と恥態を晒すことになる諸刃の剣であ るとともに、背水の陣で臨む最後の切り札となる。


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